久しぶりの浅田さんの本やったです。
「地下鉄に乗って」「月のしずく」「椿山課長の七日間 」・・・・のお話しが甦ってくる
浅田さんの世界です。
集中治療室で生死の境ばさまよう主人公の物語です。
主人公の名前は「竹脇正一」、養護施設で名付けられた名前です。
彼は捨てられた赤ちゃんだったとです。
65才になった彼の退職送別会の日、帰りの地下鉄車両で
彼は倒れ意識ば失ったとです。
ばってん病床の彼は目覚めていたとです
記憶の世界で彼は甦っていたとです。
忘れる事が出来ない大切な人たちのおもかげと一緒に・・・・。
いつもの浅田節と言われる方もおられるばってん
それも否めんとばってんオイは好いとるです。
現実にはあり得んとばってん
本当にあり得たらよかねぇと思う本ば好いとるとです。
あり得んとがファンタジーやけん・・・・・。
御同輩には特におすすめの本です(笑)。