引き続き螺旋シリーズでございます。
時代と作者が変わっておっても
話の設定は決まっておるけん
最初から肩に力が入らんでスルリと読み始められるとです。
物語は19世紀末、日露戦争開戦前
ある小さな村で育った新太郎と鈴の兄妹は同じ村に住む老人から拾われた
捨て子で「灯」と名付けれた少年から新太郎の妹の鈴の命ば救われたとです。
ばってん兄の新太郎は灯の蒼い瞳に嫌悪感ば覚えたとです。
その後、話はいつもの設定通り山族の新太郎が海軍に入隊し
海族の灯は海族となって瀬戸内海ば舞台にして二人の闘いが始まったばってん
灯ば慕って鈴も瀬戸内の島に住む灯ば追いかけて来たとです。
さぁ3人の幼馴染の運命はどげんなるとか・・・・・。
刑事小説が多か薬丸さんの作風が垣間見られる
男気がにじみ出た螺旋シリーズやったです。