オイ思うとです
近頃は認知症ばテーマにした本がやたら多くなってきばいと・・・
それは高齢化社会やけん時代の流れとして当然の事ではあるとばってん
問題はオイ自身にも関わるお話やけんものすごく身につまされるとです。
今回はそげな本ば紹介させてもらいます。
もと刑事の藤巻は医者から今は軽度ばってん5年後くらいには
認知症になってしまうと宣言されショックば受けるとです。
そげなある日、養護施設に実習生として通う一人娘の裕美から
施設の門前に捨てられていた身元不明の老人の身元調査ば頼まれたとです。
頼みば断る藤巻は施設の職員から「門前さん」と名付けられた老人の姿が自分に重なってしまい
不本意に終わった刑事時代の最後の仕上げとして門前さんの複雑な謎に迫るとです。
ばってん 門前さんの過去には予期せぬ黒幕が・・・・
藤巻がガバイ良かったです。
記憶が薄れる日常に怯え苦しみながらも調査ば妨害する何者かば
追い詰めて行く姿に「認知症がなんぼのもんじゃい!!」と応援ばし続けたとです。
記憶に残る本やったです。