笑い三年 泣き三月 木内 昇
いい本やったです。
オイの村の例の小さな図書館で無差別に選んだ本です。
こんないい本にめぐり会えて本当に良かったです。
戦後の浅草が舞台です、自分の笑いの道を花咲かせようと
仲間を捨て上京してきた三河万歳師の善造(九州出身)。
その善造を上野駅で見つけカモにしようと道案内する戦災孤児の武雄と善造の二人は
浅草六区を目指し歩き始める・・・・・。
途中
まわりに当り散らすだけの元映画監督志望現在屑拾いの復員兵「みっちゃん」と出会い
みっちゃんの知人で「たもっちゃん」が立ち上げた小屋ミリオン座で働く事になる。
そのミリオン座の募集で踊り子になった自称元華族のお嬢様「ふうこ」が住むアパートで
3人+ふうこの4人の生活が始まり戦後の混乱期を支えあいながら生きて行く。
やがて家族を失い心をがすさんでいた武雄の胸に善造がいつしか父親の姿に・・・
すんません何かあんまし 上手に言えんとばってん
善造の言葉のひとつひとつに心が浄化され失われていた大事なものが見えてくるとです。
良かなら 読んで下さい 。
以上。
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