しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

2000系まつり?

2007-03-12 00:41:14 | 鉄道

 まず、西鉄2000系と私との出会いについて述べさせてください。小学校5年の春(S50の秋ごろ)に父親に連れられ長崎・島原地方を旅行しました。ブルートレインに始めて乗るといった、すばらしい思いで満載の旅行でした。

 旅も終盤にかかり、北原白秋生誕の地である柳川を訪ねる事になりました。父親の趣味が短歌であったためでしたが、正直なところ短歌の短の字も分かりかねる子供にとっては、歌壇の巨人の生家や歌碑などはどうでもよく、はっきりいって柳川探訪は退屈でした。そんな父親大満足の文学の旅も終わり、福岡方面へもどる事に。当初の予定では、久留米に出て国鉄鹿児島線で博多に出るつもりだったようです。ところが、乗り合わせたタクシーの運転手さんが西鉄の方が便利だからとアドバイスしてくれ、急遽西鉄の筑後柳川駅に行き先を変更する事になりました。当時の私にとっては、国鉄の方が、本で知っていた特急電車や赤い機関車が見えて楽しいのにと考え、西鉄への変更はむしろ迷惑な事だと思い、運転手さんの親切に内心腹を立てていた事を今でも憶えています。当時の四国の片田舎に住んでいる小学生にとっては、九州の私鉄の雄「にしてつ」の名前など知るわけもなく、琴電に毛の生えた電車が来るものと思っていました・・・。。やがて柳川駅のホームで待っていると大牟田方向から黄色い電車が静かに滑り込んできました。ひと目見てその斬新なスタイルに驚きました!見たことが無い大きな正面窓!鮮やかな赤い帯!そして室内に入ってびっくり!転換クロスシートは初めての経験でした。とにかくしびれました!そして特別料金が要らないという事を知ってさらにびっくり。それからの西鉄福岡までの40分は夢のような体験だったと、今でも感じています。もう30年も昔の事です。

それから月日がながれ私も歳を重ねました。2000系も同じく歳を重ねました。もう一度あの時の感動を確かめたい。というわけで九州に来ました。H19年3月4日の出来事です。

2000系まつりへGo!

地元在住の大学鉄研のK先輩にJR原田駅で合流。西鉄撮影のガイドをお願いしました。後部座席をみると、かわいい娘さんが乗っています。大好きな、お父さんについて来たとのこと。独り身の私にとってはうらやましい限りです。ただ、これから始める電車撮影におとなしくついてきてくれるかどうか少し不安・・・

西鉄を撮影したいと言ったら、味坂駅付近に連れて行ってくれました。

次から次へ電車が来ます・・・・

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でも、黄色い電車「2000系」は来ない!

1時間ほど待ち続けましたが、なぜか来ない・・・。先輩の娘さんは、私が喜々として撮影している間じゅう、畦道に生えた「つくしんぼ」を摘んでいましたが、さすがに飽きてきたみたい。いままでよくおじさんのわがままに我慢してくれました。ありがとう。

これ以上、この地にとどまる事はあきらめ、本日の2000系再会は断念することに・・・・。

残念!