8月12日(土)
昨夜は先日買ってきたばかりのカメラを箱から取り出し、ストラップを取り付け、レンズに保護フィルターを装着し、電池に充電を行い、マニュアルにあわてて目を通し、前のカメラとの操作の違いに戸惑いつつ、本番に備えました。遠足の前夜といったところです。
今日は、琴電琴平線で315形のさよなら運転が行われます。いよいよEOSKissDXのデビュー戦がやって来ました!天気は快晴!いざ、高松に出発します!
大阪から早朝のレールスターでやって来たA木氏を仏生山駅前で拾い、一宮~円座の香東川鉄橋で待機します。さよなら列車通過1時間前ですが、すでにビデオを三脚にセットした先客が一名スタンばっています。私は、ビデオの方の少し後ろで、電車の側面ねらいで河原の中央で待機。後から来た人が、私の右側に一列に並んでいきます。やがて電車のモーター音が遠くから聞こえてきて緊張感がいやが上にも高まります。と、右側のカメラマン達が口々に悲鳴のように叫び出します。「ちょっと!そこから離れて・・・」「そこ、はいる~!」「何考えてるの~」
私は、その声に反応して、片目でファインダーを覗きつつ、もう一方の目で信じられない光景を目撃してしまいました。これぞ、まさにアンビリーバル状態!一人の若者がコンパクトカメラを構えて電車の走行にシンクロして我々の前を横切って行きます!手持ちで構えていた私は、とっさにカメラを動かし、闖入者のフレームinを回避出来ましたが、三脚で固定していたカメラマン達は、悲惨にも<カメラを構えたランナー>がバッチリ写り込んでしまった様子で、ため息と悲鳴を上げていました。そしてそこにいた全員の非難の叫びが闖入者にあびせられます。が、彼は自分がなぜ非難されているか理解出来ていない様でした。このような状況を一言で言うと「勘弁してよ!」となるのでしょう。
しかし、後ろで被害に遭ったカメラマン達以上に可哀想だったのが、1時間以上前から、誰よりも早く炎天下で待機していたビデオカメラマンです。画像はものすごくOKでも音声には、電車のつり掛けモーター音に被さる様に、悲鳴と罵声が録音されているに違いないですから・・・・。彼の本日の星座占いは最悪に違いありません!
さて、当鉄橋で都合3本のさよなら列車を撮影してから滝宮駅に向かいます。
折り返し待ちの電車を撮影。ここから315のみ切り離します。この後に単行で仏生山に向かう回送列車を撮影するため、車で先回り。ナビのA木氏は運転手の私に、思いつきで細い脇道に入るよう指示してきます。いけるんか?と思いつつ細い道を行ったり来たり・・・。何回か試行錯誤の後に、これぞ田園風景というシチュエーションに出くわします。そこで1ショット!
さてお昼はもちろんさぬきうどん。仏生山近くのセルフ<まるいち>へ・・・。別行動していた大学鉄研のM地先輩と合流します。
ここでA木氏が驚くべき事を言います。「琴電撮影しに3回来ているけど、さぬきうどん食べたの初めてでんねん!なかなかに、おいしいやん!」おいおい。こんなに有名なのに、今まで香川に来て何食っとったんや!
仏生山の車庫での撮影会に向かいます。なにやら工場の奥で500形を直しています。10月にお披露目する様です。また、秋に香川に行くことになりそうです。
皆さん思い思いに撮影しています。いつの間にかお二方とはぐれてしまい、さよならも言うこと無しにお別れとなりました。
本日は、夕方までに徳島に戻らなくてはなりません。