1月15日(火)
退院翌日より出勤します。出社すると、会う人会う人、目を丸くして「出てきて大丈夫なんですか?」と声をかけてくれます。その度に「大丈夫です!ご心配かけました。」と明るく返事しますが、内心<オレってほんまに、大丈夫なんかな?>と健康面で不安な気持ちも多少あったりします。そんな様子を見ていた、営業チームのM田サンとN田女史が「すっかり良くなったみたいですから、全快のお祝いに食事会を開きましょう。」と提案してきました。私は、「もう少し後にして欲しいんですが・・・」と言うと、「見た目、元気そうやから、大丈夫。」と主治医でもない2人が、私の健康を診断してくれます。「健康の事を考えてお寿司にしたから。」との事。何故か、2人の欲望実現のダシにされたような・・・・。という訳で、退院3日目にして、外食する事に。
1月16日(水)
以前よりM田サンとN田女史に、寿司をおごると無理矢理約束させられていた、同僚K村氏を加えて、海陽町内の直鮨へ向かいます。私は3年もの間、この地で暮らしていたのに、この店に入ったのは、これが始めて。K村氏の方は、支払いがいくらになるか、見当が付かないので少し緊張しています。
やがて、握り寿司4人前が運ばれてきます。綺麗に皿に盛られた寿司を眺めていると、ここ10日程は、全く食欲が無かった自分(実際、食べれなかった)でありますが、自然と食欲が湧いてきます。一種類づつ、舌鼓を打ちます。ネタが素晴らしく、トロは、口の中でとろけ、数の子は、しゃきっと口の中で自己主張します。ウニは、口に含むと海の味が広がります。烏賊は、鮮度抜群であることを、舌で感じる事が出来ます。とにかく箸で寿司を口に放り込む毎に、感動が広がります。幸福感はMAXに!
そして、天ぷらが出されました。揚げたてですから、サクサクして、ものすごくおいしいはずですが・・・・。入院中の食事制限で胃が小さくなっている私はこれ以上食べる事は出来ません。残念ではあります。
そこで、天ぷらは折り詰めに入れてもらい、翌日食べることに。ここで自称料理研究家N田女史のアドバイスが出ました。「海老の天ぷらをご飯に載せてエビ天丼を作りなよ。ダシとみりんでつゆを作り、熱いご飯にかければ出来上がり!玉子でとじてもおいしいから・・・」翌日の夕方、だまされたと思いながら言われた通り作ると、予想以上に上手かった。さすが自称料理研究家であります。見直しました!
退院直後ではありましたが、素晴らしい御馳走を頂きました。
K村氏がお勘定を終え、私の方にこっそりきます。少々カンパお願いします。という訳で自分の分プラスαを支払います。私の快気祝いという事でありましたが、結局営業チームの女性2人にたかられた様な気が少し・・・・。やられた様な・・・・。
とは言え、急な入院でみんなに迷惑かけていますから・・・。
正直、予想したより御愛想はかなり安かったので、また来ようと思っています。
←デザートのリンゴがまた上手かった。今シーズン最高の歯ごたえと上品な味!