3月16日(土)
こんな私でも、時に日本の将来について考えたくなります。そんなわけで、前々政権下で大臣を務めていた竹中平蔵氏の講演を聴きに行きました。
会場のアスティ徳島は、結構人が入っています。新聞報道では2000名ほど来場したそうです。1時間ほどの講演は手慣れたもので、上手かったです。当たり前でしょうが・・・・。
内容は、後日地元紙に要約が掲載されていましたが、何故か2点が抜け落ちていました。
1つ目は、最近この国の人々は、何か起きると必ず誰かのせいにしようとして思考停止に陥っている事が多いのではという指摘。私も、ここは同感です。
2つ目は、マスコミについて。「何か事件が起きると小泉・竹中の時代から日本がおかしくなったと言って強引に結びつけようとする人がいることで、最近も、比内地鶏偽装事件発覚時に、小泉・竹中政権下で日本人の倫理観が無茶苦茶になってしまった。困ったモノだとコメンテーターがしたり顔で発言しているのを聞いて思わず椅子からずり落ちたそうな・・・。というのも、偽装は遙か昔の村山内閣の時に始まっていたのに・・・。」マスコミに対する恨み節が、最後に出て、お開きとなりました。
さて、昼飯時になりましたので、会場近くのラーメン店、「古家」に入ります。肉入りを注文しました。
昔からある標準的な徳島中華そば。雑味は無くあっさりしています。濃厚系の味が幅を効かせている昨今、この味は貴重だと思います。とは言え、店の人が「濃いめが好きでしたら、<たれ>(カウンターに置いている)を入れてください」と言われた事から、最近のお客の嗜好を店側も認識しているのでしょう。でもすべての中華そばが、こってりになってしまうのは困ります・・・・。
結局、日本の将来の事より、徳島の中華そばの将来を考えてしまう、春の休日でありました。