しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

そして北海道へ そして神戸へ 天国と地獄 

2014-07-20 00:00:36 | インポート

2014年7月9日(水)

Dsc_0574 青森駅のスターバックスでこれからのスケジュールを検討します。天気予報では台風8号は明日の朝には九州に上陸し、そのまま東進する様な予報となっています。進路が北寄りの場合は明後日に北海道に来ます。帰りは明後日の新千歳からの飛行機を予約しています。ここで旅行を中止して新青森から東京経由で新幹線を使って帰る事も考えましたが、東海地方も台風の予報進路に入っています。東海道新幹線の車中に何時間も足止めされるリスクもあり得ます。ここは、とりあえず北海道入りして飛行機で帰る事にします。そういう思案に明け暮れているうちに店は閉店となり、駅に向かいます。はまなすのチケットを購入します。窓配置がユニーク(中はもっとユニーク)で以前より気になっていたカーペット車を希望しました。が、車両検査の為、不連結との事。そういえば朝Img_1305 撮影した<はまなす>にはカーペット車は連結されていなかった事を思い出します。

私もよくよく運のない男だな。

ここでもシャア少佐のように呟きます・・・

それなら自由席でも良いかと思いましたが、今回は念のため指定席<ドリームカー>を取りました。幾度となく<はまなす>を利用してきましたが、自由席ばかりでした。

入線してきた<はまなす>のドリームカーに乗り込んで

Img_1339 実際座ってみると、乗り心地は自由席とは雲泥の差です。元キハ183系のグリーン車の座席を流用していて深い角度までリクライニングしますし、シートピッチも広い。指定料金520円以上の価値はあります。

やるな!JR北海道・・・

シャア大佐がブライトを称えたように呟きます。先ほどのカーペット車に乗れなかった落胆が、喜びに変わります。現金なものです・・・。

客車列車独特の癖のある乗り心地に身を委ねます。2年前に<はまなす>に乗車した時が最後の乗車になるものだと思っていましたが、今Img_1312 回、もう一度乗車する事が出来ました(当初は白鳥で北海道入りの計画)。次に青函トンネルを使うときは新幹線開業後となるでしょうから、<はまなす>に乗るのはこれが本当に最後になる事でしょう。今夜は最後の夜行定期急行列車の旅を心置きなく味わうつもりでしたが、列車が青函トンネルに入って5分も立たないうちに深い眠りに落ちてしまいました。夢なぞ見ることなく、ただただ泥の様な眠りにつきます。





2014年7月10日(木)

眠りから覚めたのは苫小牧を過ぎてから。もうすぐ南千歳です。外は薄暗いですが強い雨が降っています。

これから札幌に出て丸1日かけて<北斗星、カシオペア、トワイライト>や貨物を撮影しようと計画していましたが、悪天候下で撮影しても得られる成果は少ないであろう事は容易に想像できます。雨に濡れながら、列車を待つのが辛いこともあります。また買ったばかりのカメラを濡らすのはもっと気が進みません。もう今日の撮影には未練はありません。そんな事より、明日予約した飛行機が欠航になり自宅に帰れなくなる事が問題です。ここは腹を決め南千歳で下車し新千歳に向かいます。

<もし今日の午前の神戸便に変更できるなら、それに乗って帰ろう・・・。>

空港には7時前に到着。早い時間ですが早朝から各地に出発する乗客たちでターミナルは活気があります。待合室にあるTV画面は台風情報一色です。スカイマークのカウンターで搭乗便の変更を申し出ます。あすの便をキャンセルして新たに予約するので、キャンセル料1500円と通常料金でチケット購入するので(割安)事前購入との差額9000円の10500円が追加で発生するとの事。航空運賃の規則は複雑なようでよくわかりませんが、意外と出費が増えます。それでも、台風で足止めされた場合は航空運賃以外の費用がそれ以上掛かりそうです。10時25分初の便で神戸に戻ります。

今回の旅行の北海道滞在時間<はまなす>乗車時間を入れると10時間ほどですが、実質は新千歳空港ターミナルにいた3時間余りです。

実に短い北海道の旅でした・・・。

12時半には神戸空港に到着。雨もやみ、風も吹いていません。台風接近というのが信じられません。

空港ターミナル外のバスターミナルで徳島行きのバスを待ちますが、出発時間が来てもバスはやって来ない。

スマホでバス会社のHPを見てみると、大鳴門橋が強風で通行止めの為運休中と出ています。

「これではなんにもならんじゃないか、ブライト君」

ファーストガンダムでのリード中尉のようにヒステリックに叫びます・・・。

私もよくよく運のない男だな。

そして今回の旅行で何度目かの台詞が口から出ました。今回ばかりは心からそう思いました・・・。