2015年6月9日(火)
長万部の宿をでて高速道路で東へ向かいます。今日の目的地は北海道ブルトレ撮影の定番中の定番、北入江信号所―有珠にある通称<有珠S字カーブ>に向かいます。虻田洞爺湖ICを降り、国道37号線を室蘭方面に。有珠駅の手前にあるラーメン店<宇宙軒>を山側に入り踏切を渡ったら、左にある細い道に入ります。轍が深く削られ、車の底がこすりそうな急坂を恐る恐る上ります。上方にある広場に車を置いて少し歩くと、一般紙や旅行会社のパンフレットでも見た事がある北海道らしい雄大な景色が視界に拡がります。とは言え、実際は林の向こう数百メートル先は国道沿いの市街があり、時折、走行するトラッの音が聞こえてきます。ここに実際に来るまでは、人里離れた場所で、到達するのは難しいと長い間思っていましたが、実際にはJR有珠駅からでも歩いて来れます。火曜日で曇天という事で、線路を見下ろす広いお立ち台には同業者は3人。静かに<北斗星>の通過を待ちます。



<北斗星>が通過した頃から、雨が激しくなり始めます。これ以上の撮影は今日は無理だと判断します。この旅行も4日目に入り、そろそろ疲れも感じています。温泉にでも入り、しばし身体を休める事にします。向かったのは、このお立ち台から程近い洞爺湖温泉の湖畔の宿<かわなみ>です。ウィークデイの午前中とあって、大浴場は私一人。貸切状態です。湯船に浸かり何も考えない時間を過ごします。が、
あることに気がつきました。
<この旅行で、初めてくつろいでいる自分がいる!>
<今日までの追われるような強行スケジュールは、休暇の使い方として正しいのだろうか?>という根本的な疑問が頭から離れなくなります。

風呂から出て、伊達市内の蕎麦屋で遅い昼飯を食べながら、人生の残り時間をこのように浪費することが良いものか考えます。蕎麦湯を啜りながら、<蕎麦を食べながら悩むのも人生。とどまるのも進むのも人生・・・>と考えますが、結局、何の結論も出さずに先に進む事にしました。店を出る自分には、天候は嵐の様相になっていました。
今日は苫小牧に泊まります。
長万部の宿をでて高速道路で東へ向かいます。今日の目的地は北海道ブルトレ撮影の定番中の定番、北入江信号所―有珠にある通称<有珠S字カーブ>に向かいます。虻田洞爺湖ICを降り、国道37号線を室蘭方面に。有珠駅の手前にあるラーメン店<宇宙軒>を山側に入り踏切を渡ったら、左にある細い道に入ります。轍が深く削られ、車の底がこすりそうな急坂を恐る恐る上ります。上方にある広場に車を置いて少し歩くと、一般紙や旅行会社のパンフレットでも見た事がある北海道らしい雄大な景色が視界に拡がります。とは言え、実際は林の向こう数百メートル先は国道沿いの市街があり、時折、走行するトラッの音が聞こえてきます。ここに実際に来るまでは、人里離れた場所で、到達するのは難しいと長い間思っていましたが、実際にはJR有珠駅からでも歩いて来れます。火曜日で曇天という事で、線路を見下ろす広いお立ち台には同業者は3人。静かに<北斗星>の通過を待ちます。



<北斗星>が通過した頃から、雨が激しくなり始めます。これ以上の撮影は今日は無理だと判断します。この旅行も4日目に入り、そろそろ疲れも感じています。温泉にでも入り、しばし身体を休める事にします。向かったのは、このお立ち台から程近い洞爺湖温泉の湖畔の宿<かわなみ>です。ウィークデイの午前中とあって、大浴場は私一人。貸切状態です。湯船に浸かり何も考えない時間を過ごします。が、
あることに気がつきました。
<この旅行で、初めてくつろいでいる自分がいる!>
<今日までの追われるような強行スケジュールは、休暇の使い方として正しいのだろうか?>という根本的な疑問が頭から離れなくなります。

風呂から出て、伊達市内の蕎麦屋で遅い昼飯を食べながら、人生の残り時間をこのように浪費することが良いものか考えます。蕎麦湯を啜りながら、<蕎麦を食べながら悩むのも人生。とどまるのも進むのも人生・・・>と考えますが、結局、何の結論も出さずに先に進む事にしました。店を出る自分には、天候は嵐の様相になっていました。
今日は苫小牧に泊まります。