2011年10月29日(土)
幡生を出てから3度の乗り継ぎで、次の目的地の最寄り駅、直方に到着しました。時刻は14時19分。これから駅の反対側にあるJR九州直方運輸センターにダッシュします。本日開催中の<福北ゆたか線フェスタin直方>が終了する15時まで、もうほとんど時間が残されていません。長い袴線橋を渡り、ようやく辿りつくや、施設の見学に取りかかります。が、展示してある車両は、もと四国にいたキハ185系を改装した<九州横断特急>のみ・・・・。あとは、検修庫内の一部に入れたり、架線作業車が1台展示してあるくらい。先ほど見てきた下関総合車両所があまり にも豪華?な展示でしたので、少々寂しく感じたりします(比較する方が間違っているのですが)。鉄道関係の展示より駅弁等の飲食販売の方が賑わっています。もっともこちらの方も撤収準備にかかっていましたが・・・。あたりをよく見渡すと一隅で、鉄道部品を販売していました。終了間際でしたが885系<かもめ>号の鼻が6万円で売れ残っていました。6万円という値段が適正なのか、疑問ではありますが珍品に違いありません。奥にサボ(行き先表示板)が大量に山積みされており、1000円という値札を見て、思わず身を乗り出し、それを手にした瞬間、がっかりしました。マジ ックで板に直接手書きしてある品物ばかりでした。これは半額でも売れ残ります。部品購入に関しては、早めの訪問が鉄則だと思います。とは言え終了間際に値を下げて来る事もあり、悩ましい。一番いいのは、買わないと決めることかもしれませんが・・・。
展示物が少なくてがっかりしたのか?、と言えば、本当のところはそうではありません。正直、短時間で済みほっとしていました。このまま黒崎に戻れば、当初予定していた筑豊電鉄の<ちくてつ電車まつり>にギリギリ間に合うかも知れません。
慌てて開場をあとにし、JRの駅に向かいます。すると長い袴線橋の上で人だかりが・・・・。行きは気がつきませんでしたが、古い直方駅を重機で解体している最中でした。その光景を見ているうちにスケジュールに追われてあたふたする自分が馬鹿らしく思えてきました。慌ててイベント巡りするより、目の前の光景をよく観察して、目に焼き付ける方が大切ではないかと・・・。そこで<ちくてつ電車まつり>は、今回は諦め、直方運輸センターをもう少しウオッチングします。多数の電車、気動車を管理するだけあって活気があります。常時、構内を車両が行き来しています。今日はそん な日常風景をしっかり記憶しておこうと思います。
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