2月13日(土)
先週、久しぶりの鉄道撮影にのめり込んだ余韻がそうさせたのか?あるいは、珍しく晴れの予報が出ていたのが理由なのかは、定かではありませんが、本日も写真撮影のため高松方面に車を走らせます。本当は、瀬戸大橋を渡って新幹線500系のぞみ最期の活躍を撮影するプランを立てていましたが、ちょっとばかり出発に手間取り、このプランは断念・・・・。中途半端でありますが、高松付近に出入りする貨物列車を撮影するつもりです。
まずは、国分駅西側にある国道11号の立体交差上より、10時24分に高松貨物タを出たばかりの、新居浜行き3071貨物列車を撮影。この日は桃太郎ことEF210の試作車901号機が先頭に立ちます。
すこし早めに昼食を摂った後は、高松貨物ターミナルへ。13時22分発の3079貨物列車を撮影する予定ですが、出発まで時間があるため、カマを確認にやって来ました。ところが出発の20分前だというのにターミナルの扇の要に当たるポイントで、荷役線、発着線方向を見渡しても肝心のカマが見当たりません。引き上げ線にもいません。とりあえず駅の周囲を車で一周してみましたが、カマの姿を見つけることは出来ませんでした。
「今日も*、運休<ウヤ>みたい・・・・。残念」と判断しました。
*実は昨年末も13時22分前に当地に来て、機関車が居なかったので帰ったことがありました。→http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20091230
そうと分かれば、15時過ぎの高松到着列車にターゲットを切り替え、撮影ポイントを探すため坂出方面に車を走らせます。国分を過ぎたあたりでしょうか。少し離れたところを走る予讃線方向に目をやると、何かが移動していきます。さらに目を凝らすと、建物と建物の間を紫色したJRコンテナの列が移動していくのが視界に入ります。一瞬自分が目撃している光景を信じることが出来ませんでした。
『この列車を引張っている機関車はどこから来たの?』
よくよく思い返してみると貨物駅北側の荷役線の方は確認できていないことに気がつきました。どうやらうず高く積まれたコンテナの陰に隠れて、機関車の姿を見落としていたようです。
腹が立ちます。自分にです。己の浅はかさに。
『認めたくないものだな・・・。自分自身の足りなさ*故の過ちというものを・・・・』
とシャア少佐の様に呟いてみますが、後の祭りです。
*若さでないところが悲しい・・・。
こうなれば、追いかけてやる。私の目を眩ましたカマの正体をつかんでやるぞ!といきり立ちます。おそらく多度津で後続の旅客列車に抜かれる為、長時間停車するだろうから追いつけるだろうと推測し、車を西に走らせます。
←今度は私の勘が当たりました。多度津駅でいわゆるバカ停状態3079貨物列車。カマはEF65-0番台でも原型の姿を色濃く残している87号機です。感激・・・・!
このとき、決意しました。
伊予三島まで追いかけると!
少し先回りして、高瀬駅西方の小さな丘に陣取り、待ちます。やがて、遠くから低いモーター音をうならせ87号機に牽かれた貨物列車がやってきました。何とか順光状態で撮影できました。と言っても、電柱やケーブルが少々うるさいですが、贅沢は言ってられません。事前のリサーチなしの、ぶっつけ本番ですから。
もう1カット撮れるかもと、淡い期待を抱いてさらに追いかけます。何度か追いつ板と思えば、そのたびに、右折車や信号に行くてを阻まれます。どうやら、観音寺駅付近で引き離されてしまいました。
←観音寺市内で、愛車の走行距離がついに10万kmに到達・・・・!八年かかりました。まだまだ乗り続けるつもりです。
国道を、海沿いに走って愛媛県に入ります。この時点で、貨物列車は終着駅の伊予三島駅に着いています。貨物列車は、小休止の後貨物荷役のため大王製紙専用線に入るはずです。先回りする事にします。伊予三島から少し川之江方に戻ったところに貨物駅はありました。
まずは、伊予三島方向からコンテナ列車が到着。直後に黄色のスイッチャーが、コンテナ列車の編成を2分割して荷役ホームに押し込みます。分割するのは、引き上げ線の長さが短いため。最期にJRの機関車が翌日の仕事に備えるため、荷役線にいるコンテナ車直前で停車し、今夜9時過ぎの出発に備えます。一連の入れ替え作業に思わず見入ってしまいます。
入れ替えの終わる頃、新居浜発の上り貨物が、目の前を通過していきます。よく見ると、朝一番初めに撮影した桃太郎901号機でした。
陽も落ち、辺りは薄暗くなり始めました。
今日は、思いもよらずに、遠くに来てしまいました。
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