7月15日: 一部、判明した部分を書き換え、感想を追加しました。
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ファンタジーオンアイス2018の「新潟公演」の映像とインタビューです。
神戸公演の演技と一緒のページに載せていたものは、新潟のものだけを、こちらに移しました。
BSフジで放送された新潟公演のものは、新潟総合テレビで放送されたものと、全く同じ演技、映像でしたね!
解説によれば、新潟公演3日間分の中から、厳選して1時間にまとめて放送されたようですので、初日、2日目、3日目のものが色々と混ざっていると思われますが、羽生選手の出ていた映像のほとんどは、3日目のものだったようです。
さすがに3時間半のものが1時間にまとめられると、あっと言う間に終わってしまいますね。
それでも羽生選手の演技は、何度見ても、改めて見惚れる素晴らしさでした。
放送された「春よ、来い」の演技は、新潟3日目のものと確定。 ( 理由は下の感想部分に書きました。)
新潟2日目のものがまだ映像で全然公開されてないと思うので、 そこは残念でしたが…
新潟総合テレビ(NST)の放送で流された映像より (BSフジも同じ映像)
羽生選手へのインタビュー
Q: 「春よ、来い」を選んだ理由ーーー
「あのー、季節だけじゃなくて、日本語では「春」ってすごく色んな意味があって すごくきれいな言葉だと自分は思っているので」
「辛い過去とか または楽しいこととか そういったものを含めて なんか自分なりに解釈して それが皆さんの中でも 何か… なんだろう、前を向くきっかけというか、春が来るきっかけになっていたらいいなって思います。」
Q: 新潟公演に込める思いーーー
「僕のプログラムに関しては、生のピアノ演奏で弾いていただけるので、そういった意味でも、その時その時 僕と清塚さんが思っているものが出来たらな、とは思ってやっています。」
「僕が最後に滑ることになるので ある意味皆さんが『やっときた!』っていうような気持ちになりながら僕の演技を見ることになると思います。
そういう意味でもその期待を裏切らない、素晴らしいものにしたいなと自分自身思っているので、しっかりと気持ちを込めて、日々滑りたいなと思います。」
さわやかな笑顔で答えてくれました。(笑)
確かに、羽生選手目当ての人は圧倒的に多いとは思いますし、実際、「やっときた!」と思っている人も多かったことでしょう。
でも、それをしっかり分かったうえで、期待に応えようとしているところが、さすが羽生選手というか…
実際 かなり素晴らしかったので、何も言うことはありません。(笑)
羽生選手の「春よ、来い」の演技時間は、2分とちょっと(8秒くらい?)。
https://www.youtube.com/watch?v=ODch5CvgspA
この映像のオープニングは、会場上に、赤い数字で時計の時刻が表記されていて、
「13:05」となっていたので、13:00開演だった、日曜日(新潟3日目)の映像と判明しました。
羽生選手は、元気いっぱいでしたね。(笑)
フィナーレは、新潟公演の 2日目と3日目のものが混じっているものと思われます。フィナーレで羽生選手が客席に突っ込んで転倒したのは2日目だけど、フィナーレで5人が同時にバックフリップをやったのは3日目のみだったということなので。
ただ、フィナーレメインの「ダイアモンド」の映像は、「16:35」との時計がまた見えるので、これも3日目の日曜日の映像とわかります。
このインタビューは、内容から、確実に3日目(新潟最終日)のものでしょう。
今回放送された「春よ、来い」の演技も、同じ3日目(最終日)のものと確定。理由は、やはり 羽生選手の演技中に、背後で時計が映っていたのを見つけ、「16:27」と赤い数字で表示されていたので、3時間半の公演でトリを務めている羽生選手がこの時刻に演技するということは、13:00開演だった日曜日のものと断定できるからです!(笑)
この新潟公演の演技(3日目の演技と確定)はまた全然違って、ピアノの音色も素晴らしかったし、丁寧で、その一つ一つの音にあわせて、羽生選手の動きも技も表情も、スピードの強弱も緩急もしっかりと同調させてあって、さらに一つ一つが滑らかで柔らかく優しく、全てのあまりの美しさに、最初に見た時は鳥肌がずっと立ちました!
ラストのほうの、滑らかな着氷にアレンジされたディレイド・アクセルから、一気にレイバック・イナバウアーで弧を描いてスピードを上げて滑り切るところ、この映像では途中レイバックになるところから上半身しか映っていないのが勿体ないですが、それでもスピードがわかるほど。本当に心のこもった凄い演技でした!何も言うことなしです…!
また神戸とも、この後に続く静岡での演技とも全然違っていて、これはこれで本当に「史上最高」という言葉がパッと浮かぶような素晴らしさでした!!
ものすご~~く美しかったですね!(羽生選手の演技も、ピアノの音色も) 全てが滑らかでした。特に圧巻だったのは、ハイドロの後、最後までの一連の滑らかさとダイナミックさとラストのものすごいスピード感、それでいて演技がとても優しくて美しい。
足元が映っていない時があるのが残念でしたけど、上半身だけでも、そのものすごいスピードと高い技術力がよくわかり、なおかつ、上半身をしなやかに反らせて美しく魅せながら、大きな弧を描いてダーッと滑り抜けるラストのレイバック・イナバウアーが特に、今までになく大変素晴らしいと思いました!
演技終了後の、羽生選手へのインタビュー (最終日のものと思われます)
Q:新潟のスケートのファンの印象はいかがでしたか
「すごく温かくみていただけるんで、すごい自分自身も、滑っていてすごく心地よいですし、皆さんがすごく気持ちを込めて 見て下さっているのがすごく伝わってて
とても…滑っていて… 自分自身も 気持ちを込めたものになれたと思っています。」
Q:新潟公演を終えて
「まあ、まだまだ… 発展途上だなって自分の中では思いましたし、あのー皆さんも、多分、もっと出来るんじゃないかって、改めて期待して頂けたんじゃないかなって思っているので
これからさらに いろんなことを吸収して 色々と沢山学んで さらに強くなっていきたいなって思っています。」
Q: ファンに一言メッセージを
「いつも応援ありがとうございます。まだまだ足りないところも沢山ありますし、自分がこれから目指していくものも まだ遠いものがあります。
これからさらに努力して みなさんがいつ見ても 笑顔になっていただけるように、いつ見ても、素晴らしかったなって思って頂けるような演技を目指して、これからも頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。」
こちらは、羽生選手の、新潟公演の演技の一部とインタビューの入った、別のニュース動画です。
https://www.weibo.com/tv/v/GmTweBtuC?fid=1034:4254565898336787
この演技も、3日目のもののカットなのかどうか…
羽生選手の表情が、輝いていますね。
私が思うに、これは清塚さんのピアノの素晴らしさと相乗効果をあげていて、互いの良さをさらに引き上げているように思います。羽生選手のキラキラと輝いている感も凄いけど、清塚さんのピアノのきめ細やかさや、華やかさ、しっとり感、そしてキラキラ感もかなり凄いですよね…!
羽生選手と清塚さんが、お互いにこだわり抜いて、何度も直しに直して作り上げたそうで、現時点では音源のない、その時限りのピアノ演奏を行っているそうで、羽生選手と互いに合わせて作り上げているようなので、なんといっても、お二方の、互いの「本気度」が最高に素晴らしいと私は思います…!!
私としては、毎回の、全部の演技を見てみたいですね。(笑)
神戸公演、新潟公演、静岡公演の、それぞれ3日間の、全部で9つ分を。
(もちろん、映像があれば、ですけど。(笑))
上のニュースの中で、新潟公演の演技終了後のインタビューで羽生選手が答えた内容はこちら。
(内容や雰囲気から、初日か2日目のインタビューかな?と思いますけど…着替えた後なので、いつのか不明です)
Q:どういう想いを込めて、日本のファンの皆さんに演技されていたんですか?
「日本人が、思っているその『春』という意味について、色々と考えながら滑っていて、よく失恋した後に『春が来ないかな』みたいなこととか言ったり、または本当に季節的な春、桜が散って卒業の季節だったり入学だったりだとか、そういった色んな節目であったり、そういう前向きな言葉であったり、色んな意味の『春』を、なんか皆さんの中で、思ってもらいたいなっていうのが、このプログラムの大きな趣旨です。」
Q:アイスショーっていう存在は、羽生選手にとってはどんな存在?
「やはりアイスショーとなるとすごく(客席との)距離感が近くて、また顔の表情とか、一つ一つ、テレビじゃなくても、あのー、一つ一つの細かいところまで見て頂けるっていうのが、すごくアイスショーの良いところだと思うので、やっぱり皆さんに届けたい、そしてそのきっかけで、何か前向きな気持ちだったり、色んな・・・なんか人生の節目とか、人生の転換点みたいな感じになってくれれば嬉しいなって思いながら滑っています。」
Q:4回転ジャンプの調子はいかがですか?
「まだはっきり言って精度は高くないです。オリンピック直後に関しては特に、全くジャンプを跳ばないで、スケートにも上らないでっていう時間がものすごく沢山あったので、まだブランクは感じているところですね。あの徐々に人前でも4回転を跳べるところを見て頂いて、やっぱり4回転跳んだってなると、皆さんも嬉しくなると思いますし、やっぱり見てて、すごく他のジャンプとは違うなっていう感触は色んな方でもあると思うので、是非見て頂きたいなと思ってやっています。」
こちらも、新潟のローカル局が流したニュース動画。
上のニュース動画1:30~から、羽生選手の「春よ、来い」の演技が一部だけ映っています。 こちらはどうやら、新潟公演初日のものだったようです。
新潟公演の放送で流された、プルシェンコさんの「ニジンスキーに捧ぐ」は、時計の時刻が「17:27」と表示されていたので、プルシェンコさんの演技は、2日目の土曜日の映像が使われたとわかりました。
確かに迫力のある、良い演技でしたね…! 放送する側は、土曜日の演技が良いと思って、選んだのでしょうか。
安藤美姫さんの「ジュリアン」は、かなり安藤さんが嬉しそうな表情で滑っていましたし、「You raise me up」を演じた、アイスダンスの金メダリスト、テッサ&スコット組は、テッサ選手の演技中の様子がとても素敵でした…!
無良さんも、美女と野獣の曲で滑りましたけど、無良さんは、この曲の演技は本当に良いですね…!「Continues with Wings 」の時から思っていましたけど、とても似合っています。
羽生選手は、「これからは自分の滑りたい曲を滑っていく」と事前に発言していたので、「春よ、来い」はデビッド・ウィルソンさん振付だそうですし、ご自分で選んで、わざわざ振付てもらった曲だろうと思っていましたが、
清塚さんが別の番組で、羽生選手が清塚さんの「春よ、来い」のピアノのアレンジ版を聴いて、清塚さんに頼んできて、さらに二人でアレンジを加えて、このショーのために練り上げて作り上げたと語っていました。
羽生選手と一緒にアレンジしたことで、清塚さんにとっても「宝物」になった、と。
今シーズンの試合後のEXになるのかどうかは、ピアノの清塚さんが「現時点で 音源はない」と語っていたし、特別仕様だと語っていただけに、まだちょっと不明ですけれども…
いずれにしても、羽生選手の演技の今後が、楽しみですね…!
羽生選手、新プログラムに向けて、一歩一歩、無理なく頑張って下さい…♪