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新潟公演2018・羽生選手の心のこもった「春よ、来い」演技動画と感想、インタビュー内容

2018-07-16 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

7月15日: 一部、判明した部分を書き換え、感想を追加しました。

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ファンタジーオンアイス2018の「新潟公演」の映像とインタビューです。

神戸公演の演技と一緒のページに載せていたものは、新潟のものだけを、こちらに移しました。

BSフジで放送された新潟公演のものは、新潟総合テレビで放送されたものと、全く同じ演技、映像でしたね!

解説によれば、新潟公演3日間分の中から、厳選して1時間にまとめて放送されたようですので、初日、2日目、3日目のものが色々と混ざっていると思われますが、羽生選手の出ていた映像のほとんどは、3日目のものだったようです。

 

さすがに3時間半のものが1時間にまとめられると、あっと言う間に終わってしまいますね。

それでも羽生選手の演技は、何度見ても、改めて見惚れる素晴らしさでした。

放送された「春よ、来い」の演技は、新潟3日目のものと確定。 ( 理由は下の感想部分に書きました。)

新潟2日目のものがまだ映像で全然公開されてないと思うので、 そこは残念でしたが…

 

 

新潟総合テレビ(NST)の放送で流された映像より (BSフジも同じ映像)

羽生選手へのインタビュー

 

Q: 「春よ、来い」を選んだ理由ーーー

「あのー、季節だけじゃなくて、日本語では「春」ってすごく色んな意味があって すごくきれいな言葉だと自分は思っているので」

「辛い過去とか または楽しいこととか そういったものを含めて なんか自分なりに解釈して それが皆さんの中でも 何か… なんだろう、前を向くきっかけというか、春が来るきっかけになっていたらいいなって思います。」

Q: 新潟公演に込める思いーーー

「僕のプログラムに関しては、生のピアノ演奏で弾いていただけるので、そういった意味でも、その時その時 僕と清塚さんが思っているものが出来たらな、とは思ってやっています。」

「僕が最後に滑ることになるので ある意味皆さんが『やっときた!』っていうような気持ちになりながら僕の演技を見ることになると思います。 

そういう意味でもその期待を裏切らない、素晴らしいものにしたいなと自分自身思っているので、しっかりと気持ちを込めて、日々滑りたいなと思います。」

 

さわやかな笑顔で答えてくれました。(笑)

確かに、羽生選手目当ての人は圧倒的に多いとは思いますし、実際、「やっときた!」と思っている人も多かったことでしょう。

でも、それをしっかり分かったうえで、期待に応えようとしているところが、さすが羽生選手というか…

実際 かなり素晴らしかったので、何も言うことはありません。(笑) 

 

羽生選手の「春よ、来い」の演技時間は、2分とちょっと(8秒くらい?)。

https://www.youtube.com/watch?v=ODch5CvgspA

 

この映像のオープニングは、会場上に、赤い数字で時計の時刻が表記されていて、

「13:05」となっていたので、13:00開演だった、日曜日(新潟3日目)の映像と判明しました。

羽生選手は、元気いっぱいでしたね。(笑)

 

フィナーレは、新潟公演の 2日目と3日目のものが混じっているものと思われます。フィナーレで羽生選手が客席に突っ込んで転倒したのは2日目だけど、フィナーレで5人が同時にバックフリップをやったのは3日目のみだったということなので。

ただ、フィナーレメインの「ダイアモンド」の映像は、「16:35」との時計がまた見えるので、これも3日目の日曜日の映像とわかります。

このインタビューは、内容から、確実に3日目(新潟最終日)のものでしょう。

今回放送された「春よ、来い」の演技も、同じ3日目(最終日)のものと確定。理由は、やはり 羽生選手の演技中に、背後で時計が映っていたのを見つけ、「16:27」と赤い数字で表示されていたので、3時間半の公演でトリを務めている羽生選手がこの時刻に演技するということは、13:00開演だった日曜日のものと断定できるからです!(笑)

 

この新潟公演の演技(3日目の演技と確定)はまた全然違って、ピアノの音色も素晴らしかったし、丁寧で、その一つ一つの音にあわせて、羽生選手の動きも技も表情も、スピードの強弱も緩急もしっかりと同調させてあって、さらに一つ一つが滑らかで柔らかく優しく、全てのあまりの美しさに、最初に見た時は鳥肌がずっと立ちました!

ラストのほうの、滑らかな着氷にアレンジされたディレイド・アクセルから、一気にレイバック・イナバウアーで弧を描いてスピードを上げて滑り切るところ、この映像では途中レイバックになるところから上半身しか映っていないのが勿体ないですが、それでもスピードがわかるほど。本当に心のこもった凄い演技でした!何も言うことなしです…!

 

また神戸とも、この後に続く静岡での演技とも全然違っていて、これはこれで本当に「史上最高」という言葉がパッと浮かぶような素晴らしさでした!! 

ものすご~~く美しかったですね!(羽生選手の演技も、ピアノの音色も) 全てが滑らかでした。特に圧巻だったのは、ハイドロの後、最後までの一連の滑らかさとダイナミックさとラストのものすごいスピード感、それでいて演技がとても優しくて美しい。

足元が映っていない時があるのが残念でしたけど、上半身だけでも、そのものすごいスピードと高い技術力がよくわかり、なおかつ、上半身をしなやかに反らせて美しく魅せながら、大きな弧を描いてダーッと滑り抜けるラストのレイバック・イナバウアーが特に、今までになく大変素晴らしいと思いました!

 

 

演技終了後の、羽生選手へのインタビュー (最終日のものと思われます)

Q:新潟のスケートのファンの印象はいかがでしたか

「すごく温かくみていただけるんで、すごい自分自身も、滑っていてすごく心地よいですし、皆さんがすごく気持ちを込めて 見て下さっているのがすごく伝わってて

とても…滑っていて… 自分自身も 気持ちを込めたものになれたと思っています。」

Q:新潟公演を終えて

「まあ、まだまだ… 発展途上だなって自分の中では思いましたし、あのー皆さんも、多分、もっと出来るんじゃないかって、改めて期待して頂けたんじゃないかなって思っているので

これからさらに いろんなことを吸収して 色々と沢山学んで さらに強くなっていきたいなって思っています。」

Q: ファンに一言メッセージを

「いつも応援ありがとうございます。まだまだ足りないところも沢山ありますし、自分がこれから目指していくものも まだ遠いものがあります。

これからさらに努力して みなさんがいつ見ても 笑顔になっていただけるように、いつ見ても、素晴らしかったなって思って頂けるような演技を目指して、これからも頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします。

本当にありがとうございました。」

 

 

 

こちらは、羽生選手の、新潟公演の演技の一部とインタビューの入った、別のニュース動画です。

https://www.weibo.com/tv/v/GmTweBtuC?fid=1034:4254565898336787

 

 この演技も、3日目のもののカットなのかどうか…

羽生選手の表情が、輝いていますね。

私が思うに、これは清塚さんのピアノの素晴らしさと相乗効果をあげていて、互いの良さをさらに引き上げているように思います。羽生選手のキラキラと輝いている感も凄いけど、清塚さんのピアノのきめ細やかさや、華やかさ、しっとり感、そしてキラキラ感もかなり凄いですよね…!

羽生選手と清塚さんが、お互いにこだわり抜いて、何度も直しに直して作り上げたそうで、現時点では音源のない、その時限りのピアノ演奏を行っているそうで、羽生選手と互いに合わせて作り上げているようなので、なんといっても、お二方の、互いの「本気度」が最高に素晴らしいと私は思います…!!

 

私としては、毎回の、全部の演技を見てみたいですね。(笑)

神戸公演、新潟公演、静岡公演の、それぞれ3日間の、全部で9つ分を。

(もちろん、映像があれば、ですけど。(笑))

 

上のニュースの中で、新潟公演の演技終了後のインタビューで羽生選手が答えた内容はこちら。

(内容や雰囲気から、初日か2日目のインタビューかな?と思いますけど…着替えた後なので、いつのか不明です)

Q:どういう想いを込めて、日本のファンの皆さんに演技されていたんですか?

「日本人が、思っているその『春』という意味について、色々と考えながら滑っていて、よく失恋した後に『春が来ないかな』みたいなこととか言ったり、または本当に季節的な春、桜が散って卒業の季節だったり入学だったりだとか、そういった色んな節目であったり、そういう前向きな言葉であったり、色んな意味の『春』を、なんか皆さんの中で、思ってもらいたいなっていうのが、このプログラムの大きな趣旨です。」

Q:アイスショーっていう存在は、羽生選手にとってはどんな存在?

「やはりアイスショーとなるとすごく(客席との)距離感が近くて、また顔の表情とか、一つ一つ、テレビじゃなくても、あのー、一つ一つの細かいところまで見て頂けるっていうのが、すごくアイスショーの良いところだと思うので、やっぱり皆さんに届けたい、そしてそのきっかけで、何か前向きな気持ちだったり、色んな・・・なんか人生の節目とか、人生の転換点みたいな感じになってくれれば嬉しいなって思いながら滑っています。」

Q:4回転ジャンプの調子はいかがですか?

「まだはっきり言って精度は高くないです。オリンピック直後に関しては特に、全くジャンプを跳ばないで、スケートにも上らないでっていう時間がものすごく沢山あったので、まだブランクは感じているところですね。あの徐々に人前でも4回転を跳べるところを見て頂いて、やっぱり4回転跳んだってなると、皆さんも嬉しくなると思いますし、やっぱり見てて、すごく他のジャンプとは違うなっていう感触は色んな方でもあると思うので、是非見て頂きたいなと思ってやっています。」

 

 

 こちらも、新潟のローカル局が流したニュース動画。

 

 

上のニュース動画1:30~から、羽生選手の「春よ、来い」の演技が一部だけ映っています。 こちらはどうやら、新潟公演初日のものだったようです。

 

新潟公演の放送で流された、プルシェンコさんの「ニジンスキーに捧ぐ」は、時計の時刻が「17:27」と表示されていたので、プルシェンコさんの演技は、2日目の土曜日の映像が使われたとわかりました。

確かに迫力のある、良い演技でしたね…! 放送する側は、土曜日の演技が良いと思って、選んだのでしょうか。

 

安藤美姫さんの「ジュリアン」は、かなり安藤さんが嬉しそうな表情で滑っていましたし、「You raise me up」を演じた、アイスダンスの金メダリスト、テッサ&スコット組は、テッサ選手の演技中の様子がとても素敵でした…!

無良さんも、美女と野獣の曲で滑りましたけど、無良さんは、この曲の演技は本当に良いですね…!「Continues with Wings 」の時から思っていましたけど、とても似合っています。

 

羽生選手は、「これからは自分の滑りたい曲を滑っていく」と事前に発言していたので、「春よ、来い」はデビッド・ウィルソンさん振付だそうですし、ご自分で選んで、わざわざ振付てもらった曲だろうと思っていましたが、

清塚さんが別の番組で、羽生選手が清塚さんの「春よ、来い」のピアノのアレンジ版を聴いて、清塚さんに頼んできて、さらに二人でアレンジを加えて、このショーのために練り上げて作り上げたと語っていました。

羽生選手と一緒にアレンジしたことで、清塚さんにとっても「宝物」になった、と。

今シーズンの試合後のEXになるのかどうかは、ピアノの清塚さんが「現時点で 音源はない」と語っていたし、特別仕様だと語っていただけに、まだちょっと不明ですけれども…

 

いずれにしても、羽生選手の演技の今後が、楽しみですね…!

 

羽生選手、新プログラムに向けて、一歩一歩、無理なく頑張って下さい…♪

 

 


ファンタジーオンアイス神戸特別番組と羽生選手の「春よ、来い」 in 神戸公演2018

2018-06-28 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

 

 

こちらは、神戸公演の特別番組を、関西ローカル局ABCテレビが放送して下さったものを、羽生選手の出てくるところを中心に、40分に編集して下さった動画。 (←クリック)

 

そのうちの、一部のインタビュー部分の動画

 

 

 

喜多アナと織田さんの激しい関西のノリに、東北人の羽生選手が全くついていけていないですが、(笑)私はこの喜多アナの底抜けに明るいところと、豪快なリアクションは、いちいち面白くて本当に好きですし、爆笑してしまいます。 

メダルが、ソチと平昌では平昌のほうが「重い」と語っていますけど、これは本当の重さの話ですよね? ソチ五輪の金メダルって、確か半分くらいが透明になっているような感じのデザインだったように思うので、その分が絶対に軽いのではないかと。

コラボの「春よ、来い」について羽生選手はここでは次のように語っています。

「今回はピアノの曲と一緒にコラボさせていただくんですけど、本当にしっとりとした曲で、自分の人生だったり、またはなんか、皆さんの人生、一人一人の人生、そういった、なんか背景とか、そういったものに、ちょっとでも触れられる、思い出せるようなきっかけになったらな…とは思っています。」

「僕、結構、プログラムをやっている時って、わりと辛い表情とか、何かを出すような表情をしていることが多いんですけれど、今回は最後ら辺、笑ったりとか、そういった楽しいところとか喜びとか、そういったものも表せたらいいなという風に思っているので、手の振りだけじゃなくて、表情とか、雰囲気とか、そういったものでも味わってほしいなと思っています。」

また、幕張・金沢公演で、ご自分で振付たといっていたケミストリーの曲の群舞の部分は、なんと、一緒に滑っていた織田さんの分も、羽生選手が振り付けていたと判明!! しかも、織田さんによれば、羽生選手はかなり指導が厳しかったそうです。…なんかわかりますね。(笑)

ショー自体をプロデュースしたというのは、「Continues~」のことでしょうけれども、ここで、CMだったり、スポンサー関係だったりにも、自分の意見を入れて頂けるようになった、と語っていますね。

最新の西川のキャンペーンは、デザインが羽生選手なんじゃないかと思ったんですけど、(Continues~ や、Wings of Words の衣装とも連動しているように見えるので) やはり、この発言を聴くと、合っているかもしれませんね。

「ゆずれないポイント」としては、「音のこだわりとか表現とか、音のはまりとかは、絶対にゆずれないポイント」だと答えています。

そこを外すと、「ゆづ れない」演技になっちゃうからでしょうね…!(笑)

また、「春よ、来い」については、ここでは次のように語っています。

「どちらかというと僕は日本語で言う「春」という意味において、新しい命とか芽吹きとか、また新しく殻を破るとか、そういう意味をすごく強く思っていて、自分の中でもあまり難しいジャンプを入れている構成ではないんですけれども、ある意味、その表現力とか、また、スピンだとか、ピアノの一つ一つの音に対して凄く真摯に向き合えているプログラムなので、自分自身も新たな殻を破りたいなと思っていますし、また自分がこのプログラムを滑ることによって、なんか、皆さんの思い出とか沢山ある曲だと思うので、そういったものも思い出すきっかけになったらなと思っています。」

「これから、色んなプログラムを滑っていくことになると思うんですけれども、一つ一つ意味のあるものにしたいなと思っていますし、もちろん、毎回同じ気持ちで演技しているわけではないので、色んな、沢山の想いが皆さんに届くと思います。その一つ一つの想い、そして皆さんが感じとった、何か気持ちとか背景とか、そういったものを大切にして頂けるような演技をしていきたいと思っています。いつも応援ありがとうございます。」

 

 

こちらは、神戸公演の羽生選手の演技「春よ、来い」

ほんと、何度見ても激しく素晴らしい! それしか言えないですね。

途中、清塚さんのピアノの指と羽生選手の演技が重なる映像が入るところも、すごく素敵ですね…!!

 

羽生選手のこの「春よ、来い」の演技は、毎回かなり違っているようなので、出来れば全部録画して放送してほしいくらいですね。(笑) 

 

 


ファンタジーオンアイス神戸2018で、EX「春よ、来い」ピアノ版を初披露した羽生選手!

2018-06-24 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

6月23日   他の出演者の感想を文中に一部追加しました。

***

今回の羽生選手の「春よ、来い」の演技について、ピアノを担当した清塚信也さんから、貴重な情報が入りました!清塚さんのツイッターより

「ご質問が多いのでお答え致します。今回の羽生結弦せんしゅとのコラボ曲の「春よ、来い」は今回の特別アレンジでお届けしております。なので、音源など、世の中には今は一切ございません。ゆづちゃんと、製作段階から直しに直しつつ、本番の二人のパフォーマンスを考慮し、作り上げたものです。」

うわ~、凄いですね! 特別アレンジだったんですって! だから、今は音源などは一切ないと。製作段階から直しに直したということです。すごいこだわり方ですね…! 本気度も違うわけですね…! 今後も楽しみにしています…♪

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ファンタジーオンアイス2018の神戸公演が終わり、2日目の演技が、

BS朝日で放送されました。

 

放送された数時間後には、大阪を中心として震度6弱の大地震があり、

羽生選手の凄い演技を見た衝撃の数時間後には、全く別の衝撃でテレビのニュースは一杯に…。

 

まだまだ困難な状況にある方々が沢山いらっしゃると思うので、なかなか演技の感想を…という状況でもなかったのですが、

ちょっとだけ落ち着いてきたようなので、やはりこの衝撃は忘れないうちに書いておこう、と思いました。

 

オープニング動画 https://www.youtube.com/watch?v=-eVEEO4Uzyw

 

(今回、カメラワークがちょっとイマイチでしたかね…特にオープニングは。)

 

まず、オープニングは、いつもの音楽ですが、羽生選手は4回転トウループを決め、着氷と同時に片足振り上げ、五輪以来のテレビでの4回転披露となりました!

順調に一歩ずつ、戻ってきているようで本当に良かったですね!!

続く群舞も、元プリンセス・プリンセスのボーカルだった岸谷香さん(旧・奥井香さん)の大ヒット曲、「世界でいちばん熱い夏」で「熱く」滑る羽生選手が見られましたね。(笑)

この曲のタイトルは、「暑い」夏ではなくて、あえて「熱い」が使われています! 観客席に松岡修造さんが登場すれば、誰も間違えなくなると思われる方の、「熱さ」ですね!

 ちょっと関係ないですが、この曲の「駆け抜けるゼブラのストライプ!」という歌詞で、ゼブラ(白黒)のストライプを着たスケーターさんが誰かいないかな…と思ったのですが、やはりいなかったですね…!(笑)

 

羽生選手は、オープニングの衣装は、かなり派手な色合いですけど、とても似合っていましたね。この曲だと知れば、あのカラフルで華やかな衣装も納得です。

この「世界でいちばん熱い夏」と、フィナーレで使われた「ダイアモンド」は、今まで最も「目の前で熱唱された回数が多い」曲ではないかと思うほど、私の周囲には岸谷香さん(プリンセスプリンセス)ファンが多かったので、

時を経て、羽生選手までもが熱唱しながら滑っているのを観て、不思議な気持ちです!(笑)

羽生選手なんかは、それなりに似合っててノリも良く、全く違和感ないですけど、

ランビエールさんあたりは…(笑)何かこういう曲調とはイメージがちょっと違う感じで… 見ていて、なんか笑えました…!(笑)

 

さて、いきなりですが、大トリで出てきた羽生選手の新演技「春よ、来い」のピアノバージョンの感想から。

 

羽生選手の新演技 「春よ、来い」

https://www.youtube.com/watch?v=HP1e9hpQhB0 

  

もう、何といって良いのかわからなかったですね…!!

ただただ、

絶句した、衝撃的だった、圧倒された、素晴しかった…!! 

そして、

ついに、羽生選手の、本当の才能による、正真正銘の本気を見た!! 

と私は思いました!

 

もう、感想を書かない方が良いのでは… と私は思いました。

国民栄誉賞の議論も、どこかのつまらないダジャレも、もうどうでもええよ~!(笑)

 

 

私は確信しました!!

やはり 羽生選手は、フィギュアスケートにおける、

「世界の 人間国宝」になれますね…!! 

(世界にそんなものがあれば、ですが、どちらにしろ、事実上そういう存在になれるでしょう…!)

 

…羽生選手は表現を究めていけば絶対にそうなるだろうと思いますし、ついに 羽生選手は、その域に入って来たんじゃないかと私は感じました…!!

 

本当に すごい衝撃だったし、ものすごく感動しました…!!

 

衣装… あれはどういっていいのかわかりませんけれども…

見れば見るほど、本当に手の込んだ衣装ですね!! 

思わず細部にまで目を見張ります… 何より、あれが似合うこと自体が、本物の奇跡!!

 

もう、すごく綺麗で、素晴らしすぎて何も言えない状態でした…!!  

 

私は、特に松任谷由実さんのファンというわけではなかったのですが、

それでも、この「春よ、来い」は、滅多にない名曲だと思っていたし、

個人的には松任谷由実さんの人気のある曲の中でも、圧倒的に一番といえる曲では、と感じていました。

 

 

まさに 「天国から降ってきた曲」 だとずっと思っていましたので、

これで羽生選手が滑る、ということそのものが、私にはまず衝撃的でした…。

 

ピアノのアレンジは、色々なものがありますけど、清塚信也さんの今回の編曲も演奏も、とてもとても美しかったですね…

それに羽生選手の高い技術と、想いが加わり、そして羽生選手のこの衣装…

振付も良かったですね…!!

全てが相まって、素晴らしい演技となって見えました。

 

 

鳥のようだけど鳥ではない、風のようだけど風でもない、羽のようでありながら羽でもない、

地上の花のようでいて花でもない、

人間なんだけど 決して ただの人間ではない… 

 

羽生選手は天国世界に存在する、この地上の世界にはない、

まさしく「生きた花」になったのだと… 

そしてその「花」は、自在に天国と地上とを゛舞っている”し、

また、「春という名の」 天国を ゛待っている”… 

そんな凄い演技だったと私は思いました。

 

このブログのタイトルを、「花になろうよ!」から、

「花になっちゃったよ!!」 に変更しようかと… 

本気でちょっとだけ考えました。 (笑)

 

「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の白鳥の初見の衝撃も、もの凄かったんですが、

今回の衝撃は、それをさらに上回った感じでした。

 

ちょっとこの衝撃は、全ては 言葉に出来ないですね…!!

 

あの袖の、白っぽくも透明な感じのフワフワ… 羽のようでありながら、花びらのように私には見えましたけど… 動くたびに、すごい効果を放っていましたね。

 

ピンクと白で、キラキラしていて、

それでいて あそこまで似合う羽生選手… 似合うだけでもう尊敬ですね、

本当に凄いですね…!!

 

本当に、ただただ美しく、そして同時にとても力強く、ものすごくメリハリがあって、音にもいちいちピッタリで、

時にフワフワと舞い、クルクルと変化し、しなやかに動き、優雅に滑り、そして切なくて、それでいて甘くて、郷愁があって、

それでいて 強い希望がある…

1回転半のディレイド・アクセル(あれは本当のディレイド・アクセルですね!)は見事でしたし、すごくカッコ良かったですね…! 

着氷の時の衝撃音までもが、音楽や演技の一部になっていましたね!

この1回転半アクセルと、さらに、あの3回転ループ、どちらもこの演技の世界観を表現しているのがわかり、普通のジャンプではなくて、ただただ凄かったです。

レイバック・イナバウアーも、今までにない感じのアレンジで素晴しかったですし、衣装の袖のひらひらが、透き通って 美しく映えた瞬間でした…

ハイドロは、見たことのない低さにまで下がり、氷すれすれで弧を描き、非常に力強くありながらも、とても印象深かったですね… 

「想い」を表現していたのでしょうか…

 

ハイドロで、あれだけのバリエーションを作ることの出来る人って、

本当にスケート界でも、羽生選手ただ一人だけですよね… 

(まずハイドロがカッコよく出来る人自体が、本当に少ないですし…)

 

さらに、ハイドロ一つで、あそこまで様々な形のものが出来て、ここまで多様にアレンジすることが出来て、さらに表現の一部にできる人…

技術的にも圧巻ですが、精神的な表現力として見ても、見事でした…!!

 

色んな意味で、羽生選手は、ついに私の「非常に高かった期待」も、「理想」をも、

完全に超えてきたな…という感じで、

もう何も言えないです。 感無量。(笑)

 

本当に、さらに 羽生選手が どこまで飛翔していけるのか、楽しみです…!!

 

 

リンクの去り方、最後の腕の一振りの振り方まで、そして袖のヒラリと舞う様子まで、完璧でした!!

もはやおそろしいレベルだけど、 

本当に、「これは、今まで見た中でも最高では?」と思うほど素晴らしかったですね…!!(笑)

 

 

これは、デヴィッド・ウィルソンさんの振り付けだそうで…今季のエキシビションになるのでしょうか…?

ただ、今回のアイスショーでは、清塚さんのピアノの生演奏とのコラボでしたからね…!!

普段のEXだと、生演奏にはなかなかできないと思うので… 

 

この「春よ、来い」は、NHKのドラマの主題歌だった曲でした。

 

それも、羽生選手が生まれた年月、1994年の12月にも、流れていた曲ですよね。

私は、このドラマは見ていなかったので、内容は知らないのだけど、曲だけは本当に美しくて、ものすご~~~~く印象的で、「曲だけは知っている」人が大勢いたと思います。

そして、羽生選手が生まれた直後の 年明け(1995年)1月には、阪神大震災が起き、その数か月後の3月には、

オウム真理教による地下鉄サリン事件があり、日本はもちろん、世界を震撼させた、そんな「特別な1年間」に、ずっとNHKと、日本の街中に 流れていた曲です。

 

さらに、東日本大震災の後にも、「復興応援ソング」として使われていました。

 

だけど、今回のこの羽生選手の「春よ、来い」の演技は、希望が強く感じられて、とても良かったです!!

「天と地のレクイエム」とは、確かに似た要素がありましたが、明らかに違いもあり、あの時からの 明らかな成長も感じられて、本当にとても素晴らしかったですね…!!

 

羽生選手は、「祈りに近いプログラム」だと語られたそうです。

…そもそも、作詞作曲者の松任谷由実(ユーミン)さんご本人が、この曲は「祈り」だと語っていたかと思います。

 

この演技を、いつもの黒い練習着で同じようにやってもらったら、どう違って見えるのか、それともあまり違わないのかを、観てみたい気もしてきました。(笑)

 

しかし、本当に美しかったですね…!!

今後の演技も、ますます楽しみにしています…!!

 

以下、羽生選手がインタビューで語っていた内容です。

Q.関西のファンの熱い思いは届きましたか?

 「本当に最後まで熱い熱い声援を送って下さり、本当に多くの拍手を送って下さり、本当に僕たちスケーター一同、そしてゲストの方々も、胸が一杯になるようなショーに出来たのではないかな、と思っています。」

Q.コラボも魅力の一つですが、「春よ、来い」どんな思いで演じられましたか?

「まあ、春よ来い、というタイトルなんですけれども、あの、まだ梅雨ですし…最初、『世界でいちばん熱い夏』から始まり、冬になって春なのかな、とかって、若干ぐちゃぐちゃしていますけれども、あの、どちらかというと僕は、その日本語で言う「春」という意味において、なんかその、

『新しい命』とか、『芽吹き』とか、『また新しい殻を破る』とか、そういう意味をすごく強く思っていて、自分の中でも、あまり難しいジャンプを入れている構成ではないんですけれども、ある意味、その表現力とか、スピンだとか、ピアノの一つ一つの音に対してすごく真摯に向き合えているプログラムなので、自分自身も新たな殻を破りたいなと思っていますし、また自分がこのプログラムを滑ることによって、なんか皆さんの思い出とか多分、沢山いっぱいある曲だと思うので、そういうものも思い出すようなきっかけになってたらな、とかって思っています。」

Q.神戸で殻は破けましたか?

「本当にこのプログラムまだ滑って2日目なので、まあ自分でも、まだなんか心地悪いところとか、どうしたらいいのかなって迷いながらやっているところはあるんですけれども、毎日、それぞれの全力が尽くせていると思いますし、またなんか、一つ一つ、気持ちを込めて滑らせて頂いています。」

Q.4回転の瞬間、会場がまた一つになりましたね?

「オープニングで4回転跳んでいますけれども、やっぱり自分自身、練習も積まなくてはいけないですし、ツアーということでなかなかしっかりとした練習時間をとることができていないのですけれども、やっぱり、ここに来てくださる方は一期一会で、ずっと一緒だとは限らないので、その方々に、素晴らしい良い演技を、オープニングのスタートとして見せられたらいいなと思いました。」

Q.フィナーレ、プルシェンコさんと息子のサーシャ君の3ショットがたまりませんでした…!

「本当に、なんか、サーシャ君が僕のことを憧れていてくれているみたいなので、それもまた自分にとっては嬉しいですし、やっぱり自分が憧れていた方の息子さんというだけあって、オーラとか、そういうのがあるな、と思っています。」

Q.これから、どんな演技が観られるのか、カメラ目線でお願いします

「これから、色んなプログラムを滑っていくことになると思うんですけれども、一つ一つ意味のあるものにしたいなという風に思っていますし、もちろん、毎回同じ気持ちで演技しているわけではないので、色んな沢山の想いが、皆さんに届くと思います。その一つ一つの想い、そして皆さんが感じ取った、何か気持ちとか背景とか、そういったものを大切にしていただけるような演技をしていきたいと思っています。いつも応援ありがとうございます。」

最後に、敬礼ポーズをお願いされてやる羽生選手。

「これは自分の中ではウルトラマンなんですけど。ちっちゃいころに、すごいやっていました。」 「ありがとうございます。また来ます。」

 

さて、他の選手やスケーターさんたちの演技の感想です。 (まだ今後、書き加えます。)

 

今年シニアデビューが決まったという、女子の紀平選手は、新フリーを披露。 これは印象的で素晴らしかったですね…!

去年までと表現力が格段に上がった気がしましたね。解説の宮本さんも言っていましたけど。

練習では4回転サルコウも跳べているという紀平選手、日本女子に新風をまた吹き込むのか、楽しみですね!

 

デニス・バシリエフス選手は、見違えるほど動きが素晴らしくなりましたよね!確かに今後、人気が出るだろうと思いました!

 

アクロバットのお二人は、コミカルな演技が得意ですけど、今年の演技は新鮮な、可愛い面白さで良かったです!

エアリアルのお二人も、いつも大迫力で、この時だけは本当にサーカスもビックリのパフォーマンスで、この練習って、命懸けなんじゃないかと思わされる凄さがあり、私はいつもいろんなことを思い出したり考えたりしてしまいます。ご夫婦の信頼関係が深くあってこそ可能な技なのかな、と。

 

「ジュリアン」を安藤美姫さんが、そして「M」を鈴木明子さんが滑りました。

鈴木明子さんの「M」は、ご自分で振り付けたのだそうで、これはとても良かったです…! かなり歌詞に忠実な印象でしたけど、鈴木さん本人もすごく情感を込めて、嬉しそうに、そしてとても楽しそうに滑っていました。

 

プルシェンコさんの息子さんのサーシャ君の、「マイケルジャクソン・メドレー」は、本当によくあれだけの大勢の人の前で堂々と… と思うほどの演技でした。

終わった後、リンクの端で嬉しそうに待ち構えているプルシェンコさんが、完全に「息子を溺愛している 父の顔」になっていて、笑えました…!!

しかし、父親がある分野であまりに偉大過ぎると、その子供は、どんなに才能があっても、本人は苦しんだり、苦労することも多いので… 温かく見守りたいなと思いますね!

 

初披露となった、ランビエールさんとデニス選手の2人によるプログラムは、凄かったですね…!!

さすがに並んでしまうと、ランビエールさんがコーチだとわかってしまう感じがありましたけど、一人でデニス選手が演技している間は、まるでランビエールさんを見ているかのような錯覚に陥る感じがしました!

 

 

 

フィナーレとインタビュー動画 https://www.youtube.com/watch?v=2zIXKA6UliI

 

フィナーレは、岸谷香さんだけでなく、藤澤さんまでもが加わって歌う、「ダイアモンド」でした! 2人で歌って下さったのは、迫力が出てよかったですね!

羽生選手は、楽しそうに、そして幸せそうに滑っていましたね…!!

 

ラストで、プルシェンコさんの息子さんの「サーシャ君」がなんと、たった一人で、

羽生選手得意の、「へ型の変形ランジ」を大披露!!(←あれはもう、何か技の正式名称を付けて頂きたいですね!!)

…あのポーズ、あの真剣な表情… もう、見ていて死ぬかと思うほど、可愛かったですね!!(笑)

そして極め付けが、「こっちにおいで~!」って、しゃがんでサーシャ君を待ち構えていた羽生選手に全く気が付かずに、ひたすら一目散にお父様(=プルシェンコさん)のところに戻っていくサーシャ君!! 

見事に振られて、がっくりと氷に膝をつく羽生選手!(笑)

 

しかし、さすがは皇帝、きちんと「王者」のところに、「王子」がご挨拶に行くように、誘導して促して下さいました。

羽生選手は、もう一度、深い深い、見たこともないほど深いハイドロの技術を披露!!

 

今回は、プルシェンコさんを、愛息子のサーシャ君にとられてしまった羽生選手、ハビエル選手とも手をつないで、楽しそうに周回していましたね! 

 

何はともあれ、羽生選手がとても明るくて、幸せそうで良かったですし、

サーシャ君は神戸公演にしか出てきませんけれども、今後の演技も、非常に楽しみにしています…!!

 

( ※ 時間が出来たら、またこのページを追加で書き加えていきます…!) 

 


「ファンタジーオンアイス幕張」2018で、怪我の回復が順調な様子を見せた羽生選手と、現状についてのインタビュー・一問一答

2018-06-05 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

 5月30日:初日に羽生選手が答えた、インタビューの一問一答の全文が明らかになったので、追加・修正を加えました!

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ファンタジーオンアイスの2018が始まり、最初の幕張公演ということで、

羽生選手が「Continues with Wings」のアイスショー以来の演技を見せたニュースが沢山入ってきました!

スポーツナビが掲載して下さった写真群はこちらからどうぞ。

こちらは、スポニチ写真部公式インスタグラムの写真群。

 

そしてこちらは、オリンピックチャンネルが公開した、今回の羽生選手の演技「Wings of Words」の一部と、ショー終了後に答えたインタビューの一部を合わせた映像です。 羽生選手は、すごく落ち着いてしっかりと丁寧に答えていますね!

 

写真からも、凄い感情を込めて滑っているのがわかりますね! これらの上の写真を見ると衣装の詳細が良くわかります。 

オープニングの衣装は、片方が長袖でもう片方が半袖! 他の部分も、左右がアシンメトリーの、なかなかすごいデザインの衣装ですね。

Chemistry の「Wings of Words」の衣装は、これで見ると、夜空のような濃青にカラフルな星のようなデザインに、白地に黄色の配色のかかった羽のようなものが肩回りについています。

肩のところが、宝石を細かく散りばめたみたいになっている、凝ったデザイン。

写真は、スポーツナビの坂本清カメラマン。

 

オープニングでトリプルアクセルを跳び、その後、Chemistry の「Pieces of a dream」に合わせて、他の出演者たちと優雅な滑りを見せたそうです。こちらの記事より

そして、トリでChemistry とのコラボ「Wings of Words 」の曲で、新演技を披露されたとのこと。(複数記事より)

こちらの記事で写真をどうぞ → デイリー記事 

日刊スポーツ記事(写真つき)  スポニチ記事(フィナーレの衣装写真つき)

朝日新聞デジタル記事

この上記朝日記事によれば、「アクセル、サルコー、トーループは3回転まではできるようになりました」と笑顔で話したそうです!

 

 

さらに、アイスショー終了後のインタビューで、新シーズンのショートとフリーの曲をそれぞれ、既に決めてあることを告白。まだ秘密だそうですけど、楽しみですね!

こちらのスポニチアネックスの記事によれば、

「(SPもフリーも)曲は決まっています。まだコメントは控えたい」と語り、

ジャンプは トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2回と3回転トーループの計3本を跳び、右足首に負担のかかるルッツ、フリップ、ループはまだ練習していないとのこと。

「(他のジャンプは)痛みは感じない。3回転まではできるようになりました」と。

 

こちらの毎日新聞記事も同様。 曲名は「コメントを控えさせていただきたい」と明かさなかったそうです。

さらにこちらの記事によれば、

「ジャンプはまだ制限してやっています。アクセルとトーループとサルコーをリハビリとして練習させてもらってる。高難度のものはまだ目処が立っていない」

それぞれ3回転まで跳んでいることを明かし、まだ右足首に負担の大きいルッツ、フリップは跳んでおらず、ループも1回転まで、が現状のようです。

 6月に決まる新ルールでは、GOE(出来栄え点)がこれまでの7段階(マイナス3~プラス3)から、11段階(マイナス5~プラス5)、4回転ジャンプは1種類1回という変更が予定されていることについては、

「実際決まっているわけではないので、明確なコメントはできない」とし、

「勝負の世界にいる以上、トップになりたい。どんなルールでも適応して、勝てる自信をつけていきたい」と、力を込めたそうです!

スポーツ報知記事によれば、

右足首に負担がかかるルッツ、フリップは「1回転も跳んでいない」状態で、4回転はいずれの種類も跳んでいない、さらに、「高難度のジャンプのめどはまだ立っていない」、

 新ルールについては、

「まだ実際完璧に決まっているわけではないので、明確なコメントは控えたい。ただ、どんなルールになってもフィギュアスケートが好きだし、トップに立ちたい」

 

…羽生選手らしいコメントですね。(笑)

しかし、ルッツ、フリップはまだ跳んでいないのは、良かったですね。慎重にリハビリを頑張っているようです。

もともとリハビリ期間は3か月とのことでしたものね。(まだ丸3か月は経過していませんし。)

新ルールについては、まだ本決定ではないですので賢明な対応をされたと思いますが、試合には非常に意欲的でいるみたいで、良かったですね!

羽生選手なら、どんなルールでも適応できるとは思います。まずは、何よりも完治ですね! 

 

 

 

そして、最近、羽生選手を利用した「ゲスの極みコンテスト」状態だった、複数の雑誌や週刊誌の報道についても、自ら次のようにコメントされたそうです。

こちら、デイリー記事によれば、報道陣の質問が終わった後、立ち止まって、自ら切り出したそうで、

「変な報道もありますけど、僕は関与してません。ビックリしました。別の世界の 僕が知らない羽生結弦っていう人がいるんだなって」

熱愛を疑う報道を否定して笑顔で立ち去った、そうです。

同じく、 スポーツ報知の記事によれば、

公演後、報道陣の囲み取材が終わると羽生選手は自ら切り出して、

「変な報道がありますけど、僕は関与していません。ビックリしました。羽生結弦って、知らない(別の)世界の人もいるんだなって思いました」と笑顔で話して去っていった、のだそうです。

こちらのスポニチアネックス記事では、

「変な報道があってビックリしました。僕は全然関与していない。羽生結弦っていう、(別の)知らない世界の人もいるんだなと思いました。」

となっていて、「全然関与していない」「全然」がついて強く否定していて、最後が「苦笑い」したと表現されています。

(追記: 羽生選手は実際には「全然関与していないですし、びっくりしました」と強く否定した表現を使っていたと判明しました。下に掲載したKiss&Cryの記事を参考にどうぞ。)

羽生選手がクリケットを紹介しただの、「問題ない」と語って了承したかのように書かれた報道もありましたので、「全然関与していない」、「知らない世界の羽生結弦」、というこの答え方を見ると、それらをも完全否定しているということではないかな、と思います。

 

うーん、しかしこれは凄い、見事なコメント力ですね! 

羽生選手は、やはり頭いいですね。

「僕は関与していません」「ビックリしました」だけでなく、

「別の世界の 僕が知らない羽生結弦っていう人がいるんだなって 思いました」の表現には、さすがに私も笑ってしまいました。

 

羽生選手、強くなりましたね!(笑)

このコメントを聴く限り、憶測記事だというだけでなく、完全に「ねつ造」状態だった羽生結弦さんの言動に関する報道記事もあったということでしょうね。

「全然関与していません」は、「(メドベデワ選手の)移籍には全然関与していません」の意味でしょうね。

 

※ このインタビューの全体像が以下です。

こちらの日刊スポーツの一問一答に、より詳しく掲載された、こちらのKiss&Cry さんの全文掲載一問一答から修正と追加を加えました。

 

Q: 久々に公の場でジャンプを跳んだ。今の足の状態は

 ジャンプは今、種類を制限したて、アクセルとトーループと、サルコージャンプをリハビリとして練習しています。なので、難しい入り方だったり降り方は、まだ着手できていない状況です。

我の具合としては、ループ、ルッツ、フリップが、オリンピックの時に一番痛みを感じていたジャンプだったので、そのジャンプをやっていない限りは痛みを感じていない状況ではあります。

Q: 新たに挑戦するとしている4回転アクセルは

 4回転アクセルは、後々できればいいなと、自分の中で位置づけています。自分もまだリハビリの段階で、きちんとした練習ができているわけでもないですし、ショーやイベント等で練習がしっかりやれている状況ではないので、まだ高難易度のジャンプのめどに関しては立っていないです。

Q: 6月にルールが変更される

 まだ実際に決まっているわけではないので、あまり明確なコメントは控えたいなと思っています。ただ、僕はどんなルールにおいても、フィギュアスケートが好きという気持ちは変わりません。フィギュアスケートをやってその勝負の世界にいる限りでは、やっぱり勝ちたい、トップに立ちたいという気持ちがあるので、どんなルールであれ、自分が適応し、その中で勝てる自信をつけながら練習していきたいです。

Q: 現在どの程度ジャンプができているか詳しく

 アクセル、サルコウ、トウループに関しては、まだアクセルもそんなに安定しているわけではないんですけど、とりあえず3回転までは跳べるようになりました。そして、特にルッツ、フリップは1回転もやっておらず…、というか、右足でつま先をついてその衝撃でジャンプするものに関しては、1回転だけでなく、上がるだけのジャンプもやっていない状況です。ループは軸を取る練習とか、1回転だったり上がるだけのジャンプなどを、少しずつ、毎日1回か2回、やるようになってきたところです。

Q: 新しいプログラムは

 曲は、決まっています。ただ、その曲のことについては まだコメントを控えさせていただきたいなと思います。

Q: SP、フリーも

 はい。

 (質問終了後に自ら切り出し)

 …あの、なんか変な報道がありますけど…(苦笑)(メドベージェワの移籍や、親密さを報じる一部記事について)僕は全然関与していないですし、びっくりしました。 羽生結弦って 知らない世界の人もいるんだなって 思いました。

 

 

 

幕張公演は、土曜日のものが収録されて、28日(月)の夜9時から、BS朝日で放送される予定です!

 

 

羽生選手も、色々と大変と思いますけど、足の状態も守られながら無事に1か月と少しの残りのリハビリ期間をも乗り切れますよう、少しでも良い状態に戻って試合に支障なきようになれますように… そして新ルールも、羽生選手はもちろん、本当に多くの選手にとって善きものとなっていきますよう、心よりお祈りしております!

主イエス様の御名によって。アーメン。

 

 

 


ファンタジーオンアイス2017幕張で、「新・バラード第一番」を新・最高難度ジャンプ構成で成功させた羽生選手!

2017-06-02 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

6月2日追記:テレビ朝日が、幕張公演3日目の「新・バラード第一番」のノーミス完璧演技動画をUPして下さったので、追加しました!

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ファンタジー・オン・アイス2017の幕張公演が終了しました。

 

羽生選手は最終日となるこの日、五輪シーズンに選んだ新ショート「バラード第一番」(グレードアップ版)を、

「レッツゴー・クレイジー!」の時の難易度を上回る、さらなる史上最高難度で、(毎年史上最高難度になっていますね)

早くもジャンプノーミスで成功させるという快挙を、ショーの暗い照明の中で成し遂げました!!

 

 

 

こちらは、テレビ朝日さんが公開して下さった、同じく3日目の羽生選手の完璧「新・バラード第一番」動画

 

新たに公開された、「テレビ朝日・グランプリシリーズ2017」の公式HP の真ん中あたりです。←クリックどうぞ

 

 

ガッツポーズが出ていますし、自分で自分に拍手しています。(笑)

羽生選手も、自分の演技に満足した証拠ですね!

この狭いショー用のリンクで、この暗い中でこれだけの高難度を成し遂げたのは、本当に凄いと思います!

この演技は、過去のものや2日目のものとも結構違いますけど、本当に素晴らしかったと思います!!

 

 

その演技のジャンプの入ったニュース動画はこちら。 ←クリック (公演終了後のインタビューつき)

 

羽生選手のインタビュー部分

 質問: 今日ガッツポーズが出ましたね?

「はい。初めて… あの初めて、この後半4回転構成で、ショートでノーミスしたのが初めてだったので、素直に嬉しかったです。 まあ、自分自身を超えなくてはいけないというようなプレッシャーもありますし、

日々進化して、常に強い、そして新しいショートプログラムをやっていけたらなと思います。

常に勝ちにこだわって… えー … まあ、勝ちに行きます。(笑)」

 

 

幕張公演3日目、ノーミスのバラード第一番、羽生選手の演技全体を、出演者の方が映して下さった動画はこちら。(←クリック 画像は悪いですが、こちらは演技中ずっと全身が映っています。)

 

 

これは本当に素晴らしかったですね~!!

 

イーグルで挟んだ「4回転ループ」を前半に入れ、後半に、バック・アウト・カウンターからの「トリプル・アクセル」、そしてなんと最後に、「4回転トウループ+3回転トウループ」のコンビネーションを入れるという、怖いもの知らずな構成で、早くもそれを成功させるという快挙で、幕張公演を終えました!!

これにより、過去の同じプログラムとは、かなり振付も、もちろん、ジャンプやスピンの位置も異なってくるプログラムになっていくようです。

振付では、今までになかったもので、とても素敵だと思うものが新しく入っていました。

細かい部分ではまだ色々と詰められていない点があるようですけど、これからどんどん、さらに素晴らしいプログラムに仕上がっていくのではないかと思います!!

 

以前の演技を強烈に記憶にとどめていると、ちょっと戸惑うかもしれませんけれども、

私は、音楽の表現として、音のイメージに合うかどうかだけで演技をその都度観ているので、それほどこだわりもなく…。

特に幕張公演3日目のものは、本当にとても素晴らしかったと思いました!!

 

 

2年前シーズンと比べて、今の羽生選手が以前よりも明らかにグレードアップした点は、やはりステップがかなり良くなっている点と、新ジャンプの技術力だと思うので、そこを加えていくことで、また新しい魅力のプログラムになっていくでしょうね。

 

こちらはその前日の、幕張公演2日目の演技の映像・動画(新バラード第一番 + アンコールのレッツゴー・クレイジー!のラストのステップ)です。 最後にインタビューもついています。 (動画主様、UPありがとうございます!)

 

2日目の演技と最終日(3日目)の演技とでも、ちょっと振付が異なっていますね。 少しずつ変えているところなのでしょう。 違いを見てみると面白いです。

 

こちらは、バラード第一番(幕張公演2日目の演技・BS朝日でTV放送)のみの動画

 

インタビューでは、

「まず皆さんの前でこうやって滑れて、沢山いい経験をさせて頂いているなーと思うのと、やはりこのプログラム自体… 振付は全然違いますけれども、すごく感情をこめて、そして自分が…あの…ほんと、呼吸をするかのように、曲を感じることが出来るので、非常に表現しながら、滑れているかな、というふうに思います。」

質問: 想い出深い、特別なプログラムなのでは?

「そうですね、もちろん特別感はありますけれども、それよりもまず、今挑戦していること、構成をとりあえず上げてみて、自分の中では、あのー、かなり、ショートプログラムの後半に、しかも最後の最後に4回転トウループと3回転トウループのコンビネーションを入れるというのは、今シーズンの新たな攻めだと思いますし、かなり自分の中でも気合を入れてやっているので、そういった意味では、本当に全く違った感覚で、新たに攻める気持ちで出来ていると思います。」


質問: 自分超えという新しい戦いになりますけど、楽しみか?

「もちろん楽しみです。ただ、やはりこのプログラムにするからには、もっともっとしっかり仕上げていきたいなと思っていますし、また皆さんの前で良い演技が出来るように、しっかりこれからも頑張っていきます。」

 

 

この曲に初めて取り組み始めたころや、2シーズン前までは、それなりにピアノだけの曲の表現に困難を感じていたようでしたが、

今では、すっかりお気に入りになっていたようですね?

このバラード第一番を、「呼吸をするかのように曲を感じることが出来る」と語っています。

気に入っている曲で滑るのが一番良いとは思うので、そう感じられているのなら良かったと思うし、だからこそ選んだのでしょうね。

 

 

羽生選手は、近年はピアノ曲にこだわっていたようで、天と地のレクイエムもそうですけど、「Hope &Legacy」もピアノ曲だから選んだという発言があって、さらに、今年の韓国での4大陸選手権の時も、

会場での「ピアノの音」の響きの聞こえ方について気にしていた発言があったので、

(ピアノ曲を五輪でやりたいのかな…?)とは思っていたのですが。

 

前の時の演技より、ステップで、激しさだけでなく、時折 柔らかさというか、しなやかさが加わっていて、音の強弱や「溜め」の感じが出てきていて、とても良いのではないかと思いました。 

より「音に忠実な」表現を目指しているように思いました。

まだまだこれから詰めていくつもりのようですし、楽しみですね!! 

羽生選手、頑張って下さいね!!

 

昨シーズン、明らかに良くなったのはステップだったと思うので、その良さがさらに加えられていって、全体の質もアップしていったら、以前とはまた違った、別の味をもった、とても素晴らしいものになるでしょう…!!

 

 

アンコールの「レッツゴー・クレイジー!」については、やはりステップ部分は迫力がありますね。

試合じゃないから、羽生選手ものびのびしているように見えるし。

衣装がバラード第一番のものだというのが、かなり新鮮です。 イメージが全然違いますけど、やっていることは同じなんですよね…。

 

アンコール・レッツゴー・クレイジーの動画 (幕張公演 2日目 BS朝日でTV放送)

 

やり方を変えながら、全方位に投げキスをしていますね。 最後の挨拶も含めると、全部で4回くらい?

大サービス状態で、 昔のプルシェンコ選手を思い出しました。(笑)

 

 

こちらは、ショーのオープニングの映像と、最初の中西さんとのコラボ曲での群舞の映像です。

羽生選手が超がつくほどノリノリです。

 

オープニングではラストに出てきて 4回転トウループを、着氷直後に片足振り上げで見せてくれています。

このオープニング曲はいつも同じですが、なかなかカッコイイ曲ですし、羽生選手もすっかり慣れているようで、もう軽々と跳びはねていますね。

 

次の中西さんとのコラボ「チューチュートレイン」では、羽生選手は、

やはりラストの方で出てきて、とても「氷の上」とは思えない、まるで陸上で踊っているかのような激しいダンスを見せてくれました!

うーん、これを氷の上で出来ちゃう羽生選手はやはり… 「氷上の生き物」なんでしょうね…!

いまだかつて見たことのない謎の生き物を見ちゃったような… なんかすごくあり得ないものを発見したかのような気分でした。(笑)

 

「滑る」はずの氷の上で、「足を滑らないように止めながら」、陸上並みに踊っているのですから…信じられないわ!

本当に、バランス感覚が凄いのでしょうね…!!

 

羽生選手、とても楽しそうに嬉しそうにノリまくってましたね。

陸上で同じ動きをするのと、どっちが楽しいのか聞いてみたいですね。(多分氷でしょう。)

氷の上だと、色んな所に余計な負荷がかかって、大変だろうと思うのですけど…!

 

 こちらはフィナーレと羽生選手の挨拶の動画です。

 

他のスケーターや選手たちの演技については、動画が揃ったら、また別ページで特集してみたいと思います。

 


「天と地のレクイエム」 ファンタジー・オン・アイス神戸2015での羽生選手の演技とインタビュー

2015-07-21 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

ファンタジー・オン・アイスin 神戸の様子が放送され,初めてテレビで、エキシビションの「天と地のレクイエム」が公開となりました。

 

まずは先に、今シーズンのフリーの一部(短縮バージョン)である、「SEIMEI」の演技をどうぞ。

 

 

えー、今回の映像は、カメラさんがフィギュアスケート慣れしていないのか、あまりカメラワークが良くなくて、ちょっと見にくいですね。

でも、放送して下さっただけ、ありがたいということで…(笑)

 

最初の方は、 一つ一つの動作が、前よりもハッキリとして、印象的になっています。

最初に跳んでいるのは、3回転サルコウ。 

解説は4回転だと言ってますが、4回転はしていません。おそらく、意図的に3回転にしたのでしょう。 練習映像でも3回転サルコウを羽生選手は跳んでいたので。 試合の時には、ここは必ず4回転になるはずですが。

(この一週間後の関西での放送では、ここの解説がきちんとカットされていて、4回転との説明はなくなりました。)

ショーですし、やはり見た目には、転ばないほうがずっと良いし美しいですね!

次の4回転トーループは、成功しています。 次に跳んでいるのは、3回転フリップです。

真ん中の静かな曲調の時が、少し振り付けがさびしい印象ですが、多分、まだ細部が詰められていないのかなと思います。

曲は清流のようなイメージでキレイなんですけど、ここも振り付けが入ると激変するでしょうし、この前後のどこかに公開されていない「速いテンポのパート」が来るのだと思われるので、それとつなげると印象も変わるのでしょう。

後半の4回転トーループはちょっと手を付きましたが、その後の3回転アクセル+3回転トーループは余裕そうです。

試合だと、ジャンプの成否が相当結果に影響してくると思うので、お身体をどうぞお大事に…。  

前にも書きましたが、「旧ロミオ」はジャンプの種類と音楽の相性までもが考えられて作られているように見えるので、羽生ファンで阿部コーチプログラムがとても好きな方々は、そういう総合的な作品性が優れている点にも、強く惹かれているのではないかとも思います。

前回の「オペラ座の怪人」の時、振付をシェイリーンさんがやって、ジャンプはここのところに入る、と決めるだけで、そのジャンプを何にするのか等は羽生選手とオーサーコーチで決めていると語っていたかと思います。

クリケットは分業制なので、専門性が高まればそこは利点となるであろう一方で、日本の「縦割り行政の弊害」と同じで、横のつながりと総合判断が上手くいかないと、作品としての総合機能性で、そういうものに劣ることになるんじゃないかな、と私は思っています。 

ショートともども、より良くなった演技を、楽しみにしています!

 

 

さて、エキシビション「天と地のレクイエム 3.11」 については、1週間後の関西での放送を待ってみた甲斐がありました!

1週間前にBSで放送された演技とは、明らかに別の回の時の演技が放送されました。そして、こちらのほうがずっと素晴らしい演技でした!!

 

今のところ、おススメできる演技は、こちらの、関西で放送されたものの動画です。

1週間前のBS報道の演技で多少なりともショックを受けて落ち込まれてしまった方や、東日本の方で、特に震度5強以上の場所にいた方々や、被災地にボランティアに行ったことがあり、現場を見たことがあるような方々には、私としては、絶対的にこちらの演技をおススメします。

→デイリーモーション動画はこちら http://www.dailymotion.com/video/x2yfznb_150718-faoi-in-kobe-%E7%89%B9%E7%95%AA%E2%91%A3-requiem-of-heaven-and-earth_sport

 

 

先に言いますと、1週間先に放送されていたBSの演技は、色の出方によって(見た動画によって)、印象がかなり違ってきて、私個人の印象としては、特に被災地域の方々や繊細な感受性をお持ちの方々には、場合によっては非常に「苦しくなる」可能性があるように思えました。

しかし、上の1週間後の関西放送の回の演技は、非常に丁寧に一つ一つが心を込めて表現されているだけでなく、その「苦しくなる」イメージを想起させた部分の演技も柔らかく変更されており、細部の細かい点に、絶望や怒りよりも「希望」を感じさせる演技になっています。 

一つ一つの動作も音楽にピッタリと合っていますし、ジャンプの失敗もないですし、特にラストのほうが素晴らしく良くなっています。

コンビネーションスピンでも、やる順序を変えてあり、悲しみだけでなく、同時に慈しみや希望も伝わってきます。

曲は何も変わらないはずなのに、「天と地ほど」 違う印象になりました。

 

(追記: どうやら、BS放送のものは、土曜日の昼公演、関西での放送(ABCテレビ)のものは、土曜日の夜公演のものだったようです。)

 

先にBSで放送された、激しい印象のほうの演技を見たいという方に、動画を複数確認した結果、私が一番おススメできる動画は、 一番、青色がキレイに見え、衣装が明るくて美しく見え、それゆえ他の動画よりも気持ちも落ち込まず、希望が少しは感じられた動画である、これです→ http://www.dailymotion.com/video/x2xnmb0_faoi2015-kobe-yuzuru-hanyu_sport

こちらの動画主様の動画が、一番発色がキレイで、よって一番印象も良く、感じ方に個人差はあるだろうとは思いますが、私から見ると、少しは明るいイメージが残ります。

衣装の色や細部の作りの美しさを確認したいなら、この動画はかなりおススメです。↑

 

その他の動画で見ると、衣装が、より「緑色」に見えました。

「緑の衣装」だの、「謎の衣装」だのと言う感想を抱く方々が多く出た理由がわかった気がしました。 

正直言って、これらの動画で見た場合———— 私には、観終わった後、悲しみしか残りませんでした。

観終わってからも、あとからじわじわと、悲しみがどんどん大きくなってしまい、辛くなってドーンと落ち込んだ・・・  それが最初の感想でした。

羽生選手の苦しそうな様子が、必要以上に増幅されてこちらまで伝わってきて、時間が経つほど打ちのめされるような感じでした。  

 

実際の色合いは、こちらの写真の色が一番近いのだと思われます。

(スポルティーバ掲載の、能登直さんの写真。 さらに1週間前の金沢での演技のもので、衣装に、波のようなヒラヒラが沢山ついている状態。 

神戸ではかなりヒラヒラがなくなっていました。衣装だけを見ると、非常に美しいです。)→ http://sportiva.shueisha.co.jp/photogallery/2015/06/29/post_131/index2.php

 

 関西放送での演技の映像は、衣装の色に関係なく、演技自体からきちんと、悲しみの表現だけでなく、様々な思いや祈り、前へ進む希望が感じられる演技になっていました。

「ああ、なるほど、レクイエムだな」と、思える演技でした。

 

しかし、BS放送で流された演技のほうは、衣装の「緑」が強く見え、その緑色は日本の自然の緑とも違い、また、日本近海の色でもないため(沖縄を除く)、何を意味しているのかわからず、見ていて多少の混乱が起こるので、演技で表現されていた怒りや絶望、苦悩、悲しみの表現がより強調されて見え、ラストの羽生選手の表情が、非常に苦悶の表情のため、それがさらに強く印象に残ってしまいます。

現地会場で見ると、多くの人には羽生選手の表情までは見えないため、また、角度によって見え方も変わるため、少しずつ印象が異なったかもしれませんが…。 

途中の、ジャンプやスピンが連続するところは一番良い感じですが、その他の表現部分からは、震災に対してその人が脳の中に抱いているイメージや、記憶してあるものが、想起されてしまう可能性があるな、という印象でした。

ですので、実際により辛いものを見た被災者ほど、より辛いイメージが蘇る気がしました。

「悲しみはもう十分。 まして羽生選手で、もう一度それを見たいわけではない…」という人は、案外多いかも。 

(これを演じたのが今のところ神戸と金沢で、東日本ではなかったので、そこに羽生選手なりの思いや意味があったのかもしれませんが…。)

  

具体的に言うと、私の場合、羽生選手が何かを激しく振り払うようなしぐさは、「一度高い台や避難所に逃げたけど、残してきた家族や誰かを思って、元の場所に必死で戻ろうとする人たちと、それを危険だからと全力で止めようとする他の人たち」・・・ がイメージされてしまいました。

大地の上で「あるもの」を発見したような絶望的な羽生選手の迫真の演技が、私には最もきつかったです。

私が想像してしまったものは、本当は沢山あったのだけど、テレビでは決して映されなかったもの。「配慮されて、決して映されなかったもの」です。

羽生選手の本当の意図が、それだったかどうか不明ですが、リアルにイメージされてしまい、見ていて非常に苦しくなりました。  

もしそれこそを表現したかったのであれば、成功かもしれないと思いましたが・・・。

 

最後の照明が黄色に変わり、「希望」を表そうとしたのでしょうが、衣装の美しい水色が、黄色のライトの影響で変な色に変色して見えてしまったため、羽生選手ばかり見ていた私は、「色が変な色に変わっちゃって、もったいない…」という、気持ちになりました。

あとで見返した時に、黄色の丸のように見えたライトが、実は花の影として氷の上に映し出されていたことに気が付きましたが、そこまで全く目がいかないくらい、その前がショッキングだった感じでした。

でも、「羽生選手の心の奥底に、言葉では表現しがたいほどに深い悲しみがあるのだな・・・」ということは、見ている人には伝わったと思います。

 

青系の強い映像で見ると、前回も書きましたが、私には「世界で最もきれいな海」や、「天国に近いイメージ」または、「美しい空や夜空の星の輝き」がイメージされるため、爽やかさが少し加わるだけでなく、衣装の美しさに目を奪われる分、羽生選手の身体や表情での「悲しみ」の表現が、緑系の映像で見た場合より、かなり弱まって見えました。 

 

解説であり、振付師でもある宮本賢二さんは、

「色々苦しいこともあるんですけれども、一歩一歩少しずつでも前へ進む、力強さを表現しました」と仰っていました。 

 

最新の関西での放送の演技は、色の印象に関係なく、確かにそれが伝わってきたと思うのですが、その1週間前に放送されたBS放送の演技は、「前へ進む力強さ」よりもは、「今も続く嘆き悲しみ」「怒りや失意」の印象がうんと強かったかな、と…。

 

羽生選手は感情をストレートに表現して伝えるのが非常に上手いのですが、

だからこそ、良い感情や明るさ・希望は力強く伝わって人々を「活かし」「励ます」ほどのもの凄い力になると思いますが、

レクイエムだから「悲しみ」の表現は当然としても、強いマイナスの感情(怒り・絶望・不安等)を全力で表現してしまうと、その増幅効果から、下手をすると観ている人々の「気持ちをうんと沈める」方向に強く働いてしまう可能性があるように思います。  

 

演技タイトルとしてついている「レクイエム」は、正確には「鎮魂」ではなくて、「死者の死後の安息を神に祈る曲」であり、それによって残された者(生きている者)たちの心を慰め、希望を保つ意味で歌われるものです。 

それなのに、今生きている人間、羽生選手の演技をわざわざ見ようとしている観客の「沈魂」を促すような演技になったら、シャレにならないので、(汗)、

その才能を正しく活かせる方向に、心を込めて演じていただけたら、と思います!(笑)

そのためにもまずは、羽生選手が希望をもって、元気でいられるようであってほしいと思います! 

 

 

 (参考 : 最も有名と思われるレクイエム3つ

       1:モーツァルト作曲のレクイエム(ベルリンフィル演奏・カラヤン指揮:ラテン語:日本語対訳つき) → https://www.youtube.com/watch?v=qllREi8QMp4 

       2:ヴェルディ作曲のレクイエム(ウィーンフィル演奏・ライナー指揮:日本語対訳つき) (全体の中の一部だけ)→ https://www.youtube.com/watch?v=Glim_Q2Ni2A  

       3:フォーレ作曲のレクイエム(パリ国立高等音楽院管弦楽団演奏:クリュイタンス指揮:対訳つき)→ https://www.youtube.com/watch?v=B6hwBVR5RDs (一番穏やか系)   )

 

 

ジャンプは、最初が3回転ループ、後のものが、3回転サルコウになっていました。

 

最初に曲だけを聴いた時は、「終わり方が暗いな…」という印象が強かったのですが、回の違う演技を見て、羽生選手の演技一つ、込める感情や表すもの一つで、ここまで大きく、曲の印象、終わり方の印象までガラッと変えてしまうことが出来るのかと思いました。 

そういうところは、羽生選手の本当に凄いところです。

「花は咲く」や「花になれ」は、そもそも明確に、「生きている人達を勇気づける」目的で作られた曲であり、そういう歌詞ですので、必ず希望が感じられるように作られており、そういう思いが曲そのものに込められていますが、この曲の場合、羽生選手がかなり意識して強く表現しない限り、伝わってこないだろうと思われます。 

今後ももしこれをエキシビションとして広く続けていくつもりなのなら、あるいは、東日本でこれをやるつもりなら特に、かなり強く、意識して希望を込めてもらえれば、ファンとしては嬉しいですね! 

 

 回の違う二つの動画を、わざわざ並べて比較して下さった、動画主様の動画は、こちらです ↓

http://www.dailymotion.com/video/x2ygmbk_faoi-in-kobe-%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0-bs%E6%94%BE%E9%80%81-abc%E6%94%BE%E9%80%81-%E6%AF%94%E8%BC%83_sport

右下が、おススメの関西での放送のもの。 ジャンプやスピンのタイミング等、細かいところも、音楽にピッタリ合っています。

この動画をじっくり観ると、どのように変更した結果、そこまでの変化が生まれているのかがわかります。 手の表情のつけ方も大きく違います。

また、終わった後の、羽生選手の(顔の)表情の違いがとてもよく解ります。

演技後には、演技への本人の満足度が出ていると思われるので、この差はとても大きいですね。

 

 

 さて、こちらは、最後のフィナーレ後に羽生選手がマイクで語ってくれた内容です。 これはとても良かったです!

 

私の感想は、まず、羽生選手がとても楽しかったということ・・・ そう思えていることが、とにかくファンとしては嬉しい、の一言に尽きます。

そして、本当に声も表情も幸せそうで、何やら感極まっている様子で、こちらまでその気持ちがよく伝わってきます。

これを見ると、ホッとしますね。

(これはどうやら、土曜日の夜公演の時の映像だとのことですので、関西(ABCテレビ)で流された演技の後、つまり私がより強くおススメしたほうの演技の後の、羽生選手の言葉の映像だったようです。)

 

最後に、福島や、被災地としてほとんど扱われずにきた茨城や千葉の津波被害についてまでわざわざ触れて下さる羽生選手の優しさが嬉しいですね。

関東は、栃木と茨城の南部にまで、仙台と同じ震度6強、そして千葉の北部・埼玉東部・群馬の一部まで震度6弱が、千葉の南部と神奈川の南部まで震度5強の地域が、まだら状に広がっていました。 (東京は、東部が震度5弱、西部が震度4。)

黙っていても、心の中で、その思いだけでもありがたく思っている方たちは、大勢いらっしゃると思います。 

( 参考: 東日本大震災震度分布図・(農林水産省HP) )→ http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1105/spe1_01.html

      あまり知られていないが、ほとんどが震度6強か6弱だった茨城県の震度分布と被害状況(茨城県HP) 震度分布図→ http://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/nishinourin/tochi/jigyo/tochikai/great-earthquake/index.html  )

 

 

こちらは フィナーレ全体です→ http://www.dailymotion.com/video/x2xo4ce_faoi2015-kobe-finale_sport

フィナーレでは羽生選手は、4回転ループをやろうとして抜けてしまい、ひたすら謝っています。 表情が明るくていいですね。(笑)

織田さんが、4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションを成功させました。 

凄いですね、いつでも現役に戻れる感じですね。

 

さて、こちらは、プルシェンコ選手の演技。 → http://www.dailymotion.com/video/x2xnhsb_faoi2015-kobe-evgeni-plushenko_sport?start=123

トリノ五輪金メダルの時のエキシビションだったものを、当時と同じように、ご友人であるバイオリニストのエドウィン・マートンさんと一緒に、生演奏で披露して下さいました。彼の持っているバイオリンのストラディバリウスは、あの「パガニーニ」が生前に実際に使っていた物だとか。

トリノ五輪金メダルの時のEXは、プルシェンコ選手のページでもご紹介しましたけど、私にとっては、プルシェンコ選手の全演技の中でも、一番印象に残っている演技です。 エドウィンさんの生演奏を聞けた方はとてもラッキーですね!

 

こちらは、2005年と2006年の世界選手権王者だった、ステファン・ランビエールさん(スイス)。 → https://www.youtube.com/watch?v=ZAev3q1ObMU

ピアニスト・福間洸太朗さんとのコラボ。 福間さんのピアノの音が、スケートリンクに響く感じがすごく良くて美しく、素敵なコラボです。 

ランビエールさんは、トリノ五輪の銀メダリストでもありますが、プルシェンコ選手が最強だった「絶対王者」時代に、ジャンプでは絶対に勝てずにいつも2位で気の毒になってくるほどでしたが、プルシェンコ選手が出なくなった途端に優勝し、さらにプロになって、表現面で自由になられた印象があります。

 

 こちらは、フィリップ・キャンデロロさんの有名な、「ダルタニアン」。(長野五輪銅メダル時のエキシビション) → http://www.dailymotion.com/video/x2xnt08_faoi2015-kobe-philippe-candeloro_sport#from=embediframe

宮本さんは、キャンデロロさんが憧れの人だったそうです。 

さすがに年齢のせいか、当時ほどには身体が動かないかなと思えたのですが、最後の方で、バックフリップを見事に「軽々と」決めてしまいました!

本当に驚異的です!

 

織田さんのダースベイダー。→ https://www.youtube.com/watch?v=LSb-xqIuSi0

おダースベイダーだそう。(笑)

なかなか楽しいプログラムですね。 

それにしても、織田さんといい、羽生選手といい、平然と180度の開脚をやってしまいますね・・・(汗)

 

 

さて、こちらが、このショーが終わった直後のインタビューが入ったニュース動画です。

→ http://www.dailymotion.com/video/x2y9sgl_7-17-oha-%E9%96%A2%E8%A5%BF%E3%82%8D%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%82%8B_news?start=2

さすが羽生選手、「毎日課題を見つけて」・・・って、やっぱり、「課題大好き♪」宣言をしてきただけのことはある、

ホントに超のつく課題好きなのだなと、このインタビューからもよく分かります。

「日々課題が出るので、その課題を毎日一生懸命克服して、すると明日はまた違う課題が出てくる。 

そんな毎日を過ごせたらいいなと思います!」  だそう。

 

 でも、どうか、「過大な」課題までもを自分で作って、背負いすぎないように、よろしくお願いします!(笑)

 

ファンタジー・オン・アイス神戸を、関西で放送したものの中に出てきた、羽生選手と織田さんと宇野選手の「男子会」での、羽生選手の注目発言等は、

別記事でまたきちんと扱ってみたいと思います。

 

それらすべてを含む、関西で放送された、関西ノリの明るい番組動画は、こちら↓  (1~4まで連続しています)

1: http://www.dailymotion.com/video/x2yexho_faoi-kobe-1_sport

2: http://www.dailymotion.com/video/x2yf04a_faoi-kobe-2_sport

3: http://www.dailymotion.com/video/x2yf3b8_faoi-kobe-3_sport

4: http://www.dailymotion.com/video/x2yf6xx_faoi-kobe-4_sport

 

喜多アナの、織田さんとのやりとりが素晴らしい!リアクションがさすがです!(動画 2 の6分30秒頃)

宇野選手が全然ついていけていませんが、それも微笑ましい。 羽生選手にもやって頂きたかったですね!

この関西の底抜けに明るいノリは、救いだな!と思いました!(笑)

 

 

自己陶酔気味に歌われる歌や、そういう音楽、演技等が苦手だと感じる方は世の中多いと思いますが、

羽生選手の演技は、集中力が高く、非常に深く心を込めてあっても、決してそういうタイプではないところこそが、素晴らしいのです!

 

今までの長所を大事に守りつつ、さらに素晴らしい演技となっていきますように…!

 

 


ドリームオンアイス2015とファンタジー・オン・アイス金沢に見た、羽生選手の覚悟と意欲

2015-07-09 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

7月8日、 羽生選手の「花は咲く」を演じた時の気持ちを聞いた、NHKのインタビュー後半動画を、下の方に追加しました。

 

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ドリーム・オン・アイス2015(新横浜)と、ファンタジー・オン・アイスin金沢 2015 が終了しました。

 

まず、後に行われた「ファンタジー・オン・アイスin金沢」での、羽生選手のローカルテレビでの様子と、コメントをどうぞ。 

 

こちらは、「土曜はドキドキ」という番組での、宣伝のようです。

 

・・・日曜はドキドキしないの?などとツッコミをいれたら、きっと怒られるんでしょうね… (笑)

 

こちらでは、滑ってもいないのに、スベリまくりのスケーターの皆様の様子です。

ファンタジー・オン・アイス静岡の時の、まったり・おっとりモードとの違い、「俺が~」「私が~」なハチャメチャ感が笑えます。

 

もしや羽生選手は、かき氷作るのがお好き? (笑)

冒頭のズザー、ジャッ!という、氷を大量に削るような勢いのある止まり方、よくアイスホッケーの選手やその卵たちがああいうのをわざと何度も練習しているのを見かけます。 

フィギュアスケーターではあまり見ませんけど、小さいお子様時代から、きっとそうやって遊んできたんだろうな、という想像ができますが…

でも、あれ、近くでやられると私のような小心者には、かなり怖いんですよね… 羽生選手ほどの技術レベルの人になると、突っ込まれて激突する心配はなくなるのかもしれませんが。(笑)

そういえば、羽生選手はアイスホッケーに興味はなかったのでしょうか。 あちらは氷上の格闘技と呼ばれますが。

 

「滑る」のが本職の皆様なのに、なぜか全員今回は、「舌」の悪さが目立ちます・・・(笑)

羽生選手には一度、プルシェンコ選手の本名を、ロシア式の発音でお願いしたいですね!

 

今回は、金沢の「金箔」生産量日本一にちなんで、「金箔」ネタを話そうとする羽生選手。 

仕切ることになれた大きいお兄ちゃんの「ノブ君」にすっかり主導権を握られ、やんちゃ坊主で目立ちたがり屋の小さい「ゆづ君」が、「しゃべらせてー!」と、今回は必死のダダこねで抵抗します。(笑)

金箔入りのお茶等、金箔入りを積極的に取りたい、と、「金色」と「金メダル」へ意識のこだわりを見せています。(笑)

しかし、安藤さんの、「全身パックしたら?金箔パック。」という、羽生選手への妙なツッコミを聞いて、私は思わず、これを思い出してしまいました!

 

*重要参考: プルシェンコ選手の、全身金で覆われた「マイケルジャクソン・メドレー」 →https://www.youtube.com/watch?v=ghKRIvwGrrA

 

メリハリと、ハチャメチャの境目とはどこなのか、本気で考えさせられるようなプログラムで、凄いのに・・・ いや、凄いからこそ、見ているとどうしても笑えてきてしまいます。 

これ、エキシビションじゃなくて、ショートです。(笑) 

この衣装なら、羽生選手も受け継いでも大丈夫では・・・?  ぜひ、ウルトラマン・メドレーとやらでどうぞ。(笑)

 

羽生選手は、オペラ座の怪人衣装のゴールドはとても似合っていましたけど、今シーズンは今のところ、衣装がシルバーには見えても、ゴールドは入っていませんけれども、ぜひ、「黄金のスマイル」で乗り切って下さいね・・・!  

 

 ところで、こちらは、ジョニー・ウィアーさんと、ブライアン・ジュベールさんが、それぞれ、バラとひまわりの花冠で微笑んでいる、凄い写真です。 

花のような笑顔のお二人が素敵ですね! (ジョニーさんのインスタグラム) → https://instagram.com/p/4bPqvHhhXG/?taken-by=johnnygweir  ジュベールさんのひまわり、気に入りました!(笑)

 

 

さて、羽生選手の新フリーの「SEIMEI」 は、私としては、できるだけ羽生選手本人が納得している演技の動画こそを載せたいと思っていたので、

出てくるのを待とうかと思ったのですが、

最新の金沢のものは放送がないようなので、新横浜で行われた、ドリーム(ズ)オンアイス(Dreams On Ice)2015 で公開された部分(本来のプログラムの短縮バージョン)の動画を載せてみます。

 

 

体型の侍っぽさは否定していますけど、「闘いに挑むような、本当に侍のような心を持っているので」 と自分で語る羽生選手。(笑)

女形はできそうと言っていますけど・・・ えー、ファンから一言、言わせて下さい。

「口の中に入れた途端、暴れ出す的な、ポッピングシャワーな」 オデット姫・・・なんてものだけは、どうかやらないで下さいね!(笑)

 

「繊細さの中にも、日本人らしい強さがあるというか・・・そういうものを、表現できるかな、と思いました」 だそうです。

 

こちらは、同じ演技の前後に、羽生選手が語ったインタビューを両方ともつけて下さった動画です。(デイリーモーション)

http://www.dailymotion.com/video/x2uv094_150622-doi-yuzuru-hanyu-seimei-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF_sport?from_related=related.page.int.behavior-only.b6b1bfa1907890fdd97307cb4e367d33143532066

 

 

それから、最新の金沢での放送はありませんでしたけど、フリーの「SEIMEI」の最初のほうと、ラストの方の一部を、インスタグラムで公開して下さったスケーターさんがいらっしゃるので、それもご覧ください。

→ その1 (最初の方) https://instagram.com/p/4g_KMrsOG_/

   その2 (最後の方) https://instagram.com/p/4ZAfHgzBXo/

 

それぞれ、ほんの一瞬なので、全体を見られませんが、この部分を見ただけでも、羽生選手の気迫がかなり増しているのがわかります。

特に、その2 に注目です。

わずかな時間の映像なのに、これを見た瞬間、 すぐに思ったのは、「ああ、羽生選手、本気だな…」です。

羽生選手の、全身からみなぎるような、ものすごい気迫と意欲と、何と言ってよいかわからないほどの、壮絶なまでの覚悟を感じてしまいました。  

 

インタビューでも「何かを感じ取ってもらえるように、自分の感情を出し切りたい」とのことでしたが・・・ 

何か、どころじゃないですね。  私には色々と、ヤバ過ぎました。

 

金沢では、新エキシビションも公開されたようですが、タイトルが「天と地のレクイエム」で、東日本大震災の時の鎮魂歌として作られたピアノ曲だそうです。 → (曲のみ) https://www.youtube.com/watch?v=R520kaU7dRU#t=113

練習映像で、振付師の宮本さんと練習していた新しい演技がちらっと映っていましたけど、それだったのでしょう。

 

曲を聴いた時の私のイメージは、「寄せては返す波のような・・・」でした。

そして、衣装をつけた羽生選手の写真を見た時 ・・・ すみません、まだ衣装を見ただけなのに、あまりにも驚いて、言葉を失いました。 

 

「天と地のレクイエム」羽生選手の衣装の写真はこちら → 

1: http://sportiva.shueisha.co.jp/photogallery/2015/06/29/post_131/

2: http://sportiva.shueisha.co.jp/photogallery/2015/06/29/post_131/index2.php

3: http://sportiva.shueisha.co.jp/photogallery/2015/06/29/post_131/index3.php

 

すごくキレイです。 

 

この色合いから思い出されるものは、私は、ズバリ、「海」です。  デザインから想起されるのは、「波」。

それも、世界中でも最も美しい海の、普段の穏やかな状態の、最もきれいな時の澄んだ美しい色合いが表現されている、と私は感じます。

多分私が、世界で最も好きな色。 

生きてきた人生の中で、見てきたものの中で、最も幸せを感じる色です。

太陽からの光の加減や見ている場所からの距離、海の深さ等によって変化する、その澄んだ鮮やかな色合い。 波間でキラキラと光る、美しい光の輝き。

この美しい、海のグラデーションカラーが昔からとても好きで、海の絵として、ほぼ同じ数色を使って、絵に描いてみたことも過去に何度かあります。

沖縄~グアム~サイパン・ロタ あたりと、オーストラリアのグレートバリアリーフ周辺、 インド洋のモルディブ周辺、そして中米のカリブ海で、こういう美しい色合いの海を見ることが出来ます。 ニューカレドニアあたりでも、見られるかと。 透明度の高い海&白い砂の地域で、天気の良い日に見ることが出来る稀有な海の色。

私は一番、地上の景色の中で、天国に近いイメージを感じる景色なのです。 周辺に鮮やかな花が咲いていたら、完璧。(笑)

 

もう一つ、想起できるものは、「空」です。 

世界でも、澄んだ美しい青い色を持つものは、海と、空しかない。 

澄んだ昼の明るい空、そして、羽生選手の衣装のウエスト近くのデザインは、非常に美しい、夜空に輝く無数の星・・・  本格的な「天の川」のようにも見えます。

海とも、空とも、どちらとも取れるようになっている・・・ そう感じました。

 

多分、この衣装は、羽生選手が表現したいことへの、精一杯の優しさの表れ、そして、思いの深さの表れだと、私には感じられます。

 

(今ふと気が付いたけど、「Believe」の衣装の色は、美しい朝焼けの色だったのだな、と・・・。)

 

とてもストレートな、しかしよく考えられた、凄い衣装ですね。

写真の、演技中の羽生選手の表情も凄い。 

 

実は、この衣装を見てから、「ただ衣装を見ただけ」なのに、それでも、あまりにも胸が詰まりすぎてと言うか、胸が一杯になりすぎて・・・ なぜかすっごく泣けてきました。 さすがにこんなことは、初めてで、自分でもビックリ。

あまりにも色んな思いが重なりすぎて、どうしていいか、わからなくなった、というのが、正直なところ。 

まだたった20歳の羽生選手から見えた、ものすごい覚悟…

 

羽生選手は、すごく繊細かもしれないけど、でも同時に、本当にすごく強いな、と…

 

羽生選手は金沢公演の直前に、「楽しんで滑りたい」と、「感情を出し切りたい」と言っていたかと思います。

 

多分私は、羽生選手には「ありがとう」しか言えない。

そして、この美しい色合いを選んでくれたことにも―――それが羽生選手の希望だったのか、デザイナーさんの提案だったのかは知らないけれども―――そのことにも、ただただ、感謝です。 

 

「Believe」で感じたような、強い希望と優しさが、その演技の向こう側に待っているといいな、と思います。

羽生選手にとっても、観る人たちにとっても。

 

私の書く「ありがとう」が、羽生選手を不自由にしていくのではなく、自由にするものであることを、願っています。

 

演技の全てを見られる日を、楽しみにしています。 

ちゃんと最後までまともに見られるのか、ちょっと自信ないのですけれども・・・(笑)

 

 

羽生選手があまりにも本気なので、

今のところ公開されている「SEIMEI」の部分演技について、現時点での感想を、ちょっとだけ本気で書いてみます。

 

動きは滑らかでとてもきれいだし、キレがあるし、何より、最初から最後まで気迫が凄いです。 

私がこの演技から感じるのは、「金箔」・・・ じゃ~なくて(笑)、「緊迫」感と静寂、です。

ものすごい気迫に満ちているところは、さすが羽生選手、という感じで期待を裏切らないし、日本人の眼から見ても、「和」の雰囲気はよく出ていると思います。 さらに「和」の硬派な振付が増えてもいい気もするけど、多分、公開されていないアップテンポの箇所とやらに、もっとあるような気がします。

独特の振り付けも随所に散見されて、面白いとは思いますし、最後のほうは、旧ロミオを思い出させるような凄い迫力で、印象的でかっこいいです。

 

ただ、これはショーで、照明も緑であり、日本独特の、静けさの中の自然を感じさせるような演出になっていて、わかりやすいですが、

試合で照明なしになった時に、「静けさ」と「緊迫感」を感じさせる独特の音楽が、特にジャンプにどう影響していくのか。

4回転が連続する最初が、高評価となるのか、ちょっと物足りない、寂しい印象に終わるのかは、やはり現時点では、ジャンプの成否にかかってしまっているように見えます。 

 

ですので、私が個人的に今最も気になっているのは、特に2種類の4回転ジャンプの時に使われている音楽の、ジャンプへの影響力について、です。

羽生選手のフリーでは、ソチ五輪シーズンの新ロミオから、これで3シーズン連続で、最初の2つの4回転ジャンプの時に、なぜか「緊張感をますます高めそうな」音楽が、連続で使われてきた印象があります。

(ノートルダム・ド・パリでも、決して跳びやすそうな音楽・タイミングの使い方だったとは思えなかったのですが…)

 

もちろん、羽生選手がそういうほうが「跳びやすい」「この方が良い」と思っていて、こういう曲をあえて選んでいるのであれば良いのですが、なんとなく、跳びにくくなる曲を使っているように、私には感じられてしまいます。

少なくとも、見ている側が良い意味での緊張感やワクワク感を持ちながら、4回転ジャンプを見つめるような曲ではなく、とてもハラハラしながら見る感じ。(笑) 

私の眼には、カナダに渡って以来、フリーでは「ちょっと跳びにくそうな曲調」の中を、精神を奮い立たせながら跳びに行っているように見えています。闘っているようなイメージ。 

たとえば「旧・ロミオ」は、音楽を聞いているだけで、たとえかなり緊張していたとしても、気持ちが非常に乗って、前向きになっていきそうな、成功率を高めそうな、そういう曲の使い方だったように思えるし、「パリの散歩道」は、緊張を解いて身体の力みを取り、気楽にさせる効果のある印象の音楽に思えていました。 実際、この2つは、4回転トーループだけだったとはいえ、失敗が殆どありません。

昨シーズンの「オペラ座の怪人」で、最初の4回転サルコウについては、「音楽に合わせて跳ぶ練習」こそが、かなり必要だったことを、羽生選手はシーズン最後に語ってくれました。

 

練習では、4回転サルコウの成功率が既に相当上がってきていても、”本番でなかなか決まらない”と、羽生選手は悩んでいたかと思うのですが、

私から見ると、「新ロミオ」の時もそうでしたが、「オペラ座の怪人」の、あの4回転サルコウの時の、「ズン・ズン・ズン・・・シャー!」というあの音楽は、身体を硬くするような、跳びにくい音楽に思えるので、本番の緊張感の中で、余計にそうなってしまうのも当然のように思えます。

あの箇所は、「オペラ座の怪人」ので、ファントムが死神の格好をして、仮面舞踏会で幸せそうに踊っていたクリスティーヌとラウルに怒りを露わにしながら、クリスティーヌをラウルから奪い返しに来た場面で使われた音楽(のアレンジ)だろうと思うのです。 

ただでさえ緊張する本番で、さらに緊張を高めてしまう音楽の中で最高難易度のジャンプを跳んで成功させるというのが、やる側の選手にとって、どれほど大変なことか、想像に難くはありません。  それをわざわざやっているように見える。

同じ「オペラ座の怪人」でも、中間部のトリプルアクセルからの3連続の時などは、華やかなイケイケ調な曲のせいか、見ていても失敗するように感じられないし、羽生選手も実際に失敗しないだけでなく、非常に前向きな気持ちで跳んでいるように見えました。

 

絶対に転倒しない4回転絶対王者と呼ばれていたプルシェンコ選手が、かつて4回転からのコンビネーションをビシバシ跳んでいた頃、音楽は必ず、ジャンプを盛り上げてくれるか、あるいは音楽がジャンプの成功を助けているような使い方をしていた印象で、トップ選手たちがそのような使い方をしているのは当たり前で、また、だからこその非常に高い成功率だったような印象が、私には強いです。 

実際にその曲でジャンプが成功できないことが重なってしまうと、結局、羽生選手側にも、見ている側にも、マイナスイメージになってしまうように思えるので、そこがちょっと残念というか、もったいないというか…

もちろん、曲だけでなく、衣装の影響や、体調の影響等もあるのかもしれませんけれども―――羽生選手が最も得意だったはずの4回転トーループの失敗が、この曲の中で多くなっている原因が、気になっています。

 

羽生選手は今回、和というテーマに加えて、「曲からの挑戦になる」とも語っていますので、やや難しい曲であることは覚悟の上なのかな、とも思いますし、あるいは、まだまだ試行錯誤をしていくつもりなのかもしれません。

 でも、「旧ロミオ」が、名プログラムだと言われるのは、音楽の使い方一つとっても、技との組み合わせの相性を考えてあり、なおかつ、観る側への心理効果や、心理変化や流れを考えた、非常に計算された上手な構成だったからだと思います。

 

乗り越える必要のある壁と、その必要のないかもしれない壁。

登る必要のある山と、登るだけエネルギーが無駄になってしまいそうな山。 

怪我との闘いも抱えている時には、見極めて、できるだけ余計な戦いを省いて、上手く乗り切って欲しいな、と…  

 

・・・という願いが、「闘い大好き」な羽生選手を見ていて、時に思う、個人的な感想で~す!(笑)

 

今はまだ公開されていない「速いテンポのパート」というのを、(多分、中間部分にくるのだと思いますが)、楽しみにしておきたいと思います。

羽生選手も、上のインタビューで、「楽しめる部分がある」とも語っているし、「1分半短くなっているので、自分自身、全然違うプログラムを滑っているような感覚がある」とまで答えていることから、中間パートが加わると、きっとかなり印象が変わってくる、ということなのでしょう。

 

衣装は羽生選手本人も言及していたように、確実に何かの変化を加えてくるだろうと思うので、これもまた楽しみにしておきます。

羽生選手が納得のいく、ベストな衣装で、ベストな構成で、ベストな音楽で、迷いなく試合に立ち向かえますように…!

 

 

さて、コメント欄でいろいろとご意見を頂いたので、

演技のタイトルが、「陰陽師Onmyoji」ではなくて、「SEIMEI」で良かったと私が思った理由について、ちょっとだけ説明したいと思います。

「陰陽師」という言葉を、ローマ字書きになった状態で英語の辞書で調べると、(少なくとも私の辞書では、)

「日本の「オンミョウドウ」という名の、オカルティズムの実行者のこと」 だというふうに、説明されています。

つまり、オカルトの世界の一つである、と。

 

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教で共通の土台となっている、「旧約聖書」では、基本的には「交霊術・降霊術・魔術・呪術・占い・霊媒」の類は、禁止されている非常に重い行為です。 

(参考   :  旧約聖書:申命記18章10節より 「あなたの間に、自分の息子、娘に火の中を通らせる者、占い師、卜者(ぼくしゃ)、易者、呪術師、呪文を唱える者、口寄せ、霊媒、死者に伺いを立てる者などがいてはならない。 これらのことを行う者をすべて、主は(=神様は)いとわれる。 」)

これらが禁止されているその理由は、(本人も知らないうちに、) 「悪霊の側と深いレベルで交流してしまうことになるから」、であり、それら悪霊の類を「神」として 知らない間に、その支配下に入る行為になってしまうから、なのです。

(ミュージカルで有名になった「オペラ座の怪人」も、ある意味ではオカルト要素やホラー要素のある話でしたし、最初はその色がかなり強いのですが、(少なくともミュージカルでは)、最後は、主人公が「愛」または「思いやり」によって、その世界から脱する、または、呪縛から解き放たれる方向へとなっているストーリーですので、問題になりません。)

 

もしタイトルが「陰陽師」で、オカルト的なものと判断され、それを表そうとしていると受け取られたら、フィギュアスケートにおける、「王道オペラ曲」や、「王道クラシック曲」との勝負では、確実に不利になるだろうな、と私は予想しました。

 しかし、タイトルが 「SEIMEI 」(あるいは、「生命」)だと、表現されているものを実際に見るまでは、なんだかわからないので、音楽が「映画:陰陽師」から取られていたとしても、他の王道モノと比べてもタイトルだけでマイナスになったりはしないで済みます。

 

 「タイトル」が、評価に与える影響は、場合によってはかなりあると、私は思っています。

表現という世界や、芸術要素の作品において、タイトルというのは、「何を表そうとしているのか」を普通は指しますから、重要なのは当然です。

(フィギュアスケートの場合は、たいていはただの曲名なのですが。)

演技がタイトルと矛盾するように見えたり、タイトルと、演技イメージがあまりにもかけ離れて見えたり、タイトルそのものが好感をもたれないような場合は、演技そのものは良くても、そのせいで、技術点と比べて演技構成点がかなり低くなったと思われるケースが過去にもありました。

 

羽生選手の新シーズンのフリーやエキシビションの演技、その本気度から見えてくるものはやはり、

日本や、震災の痛みに対する、羽生選手の強い思いや覚悟、です。

「SEIMEI」はやはり、「生命」でも、「声明」でもあるようです。

 

羽生選手の「SEIMEI」というプログラムが、羽生選手の「生命」を輝かせるようなものになりますように、心からお祈りしています!

 

 

こちらは、NHKで、羽生選手が「花は咲く」を滑った時の思いを語ってくれたものです。

 

 

 

羽生選手! 試行錯誤しつつ、ベストを求めて、無理なく、楽しみつつ頑張って下さい!

 

人々の心に残る、素敵な作品・演技になりますように…!!

 

そして、花が咲いたような笑顔が、増えていきますように…!!

 

 

最後に、いつも羽生選手の笑顔を増やすことに貢献してくれている、織田信成さんに、羽生ファンの一人として感謝を込めて、

織田さんの最新のプログラム 「愛の夢 第三番」(フランツ・リスト作曲)をご紹介してみたいと思います。 (ファンタジー・オン・アイス幕張の時のもの)

デイリーモーション動画 →  http://www.dailymotion.com/video/x2s2vdj_faoi2015-nobunari-oda_sport?start=283

織田さんは競技から離れて、表現の幅が広がっているようです。

見ると、とても優しい気持ちになれるプログラムですね!(笑)

 


ファンタジー・オン・アイス2015in 静岡  「Hello,I love you」と、多彩な魅力を発揮した羽生選手!

2015-06-10 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

 

ファンタジー・オン・アイス2015 in 静岡 が終了しました。 沢山の多様かつ素晴らしい羽生選手の映像が配信されています!!

静岡のテレビ局に日本のスケーターの皆様が出演し、色々と面白いことを言ったりやったりしてくれました。

もちろん、羽生選手もです! ・・・というわけで、どうぞ。 ↓

 

 

こちらは、「織田さんお得意の鈴木さんのモノマネ」の、「向きが逆のバージョン」を披露してくれた羽生選手。(笑) ↓  

羽生選手の、ふざけきった笑顔が素敵です!(爆) 

その後の、安藤さんの、男らしいムキムキポーズにウケました。 一番意外だった!(笑)

・・・この4人の「静岡の名物」を表す芸披露が、なんともいえないノリで、面白いです。 全員、織田色に染まったような。(笑)

鈴木さんの「うなぎのかばやき」は・・・ たかがそんなセリフに、あそこまでの振付をつけられるのが凄い!

羽生選手のは、直前に「日本一だからね」を繰り返したのでいったい何をやるつもりなのかと思いましたが、そう来たか、と・・・!

その瞬間の、羽生選手の目と満面の笑みが、強烈な印象に残りました! こ、これは忘れられない! ええ、笑えましたよ! 楽しそうで何よりです!(笑)

ご心配なさらずとも、裏で入念に打ち合わせしていたであろうことは、丸わかりですから、大丈夫です!

 

 

あまりにも素晴らしくて、なんというか・・・(涙) この羽生選手、今後、何度でも夢に出てきて、うなされそう…(笑)  

きっとこの羽生選手の姿を「初夢」でみたら、その年は 「演技」(縁起)が良いことになるのでしょうか…?  富士山ですからね!

 

これを気に入って、自分も真似してやってみようかと思っている、男性羽生ファンのそこのアナタ! 

もし真似しても、「日本一のフジサン」ではなく、「日本一のオジサン」と呼ばれてしまう危険性を考慮しておきましょう!(笑) 

 

羽生藩(ファン)を率いる、仙台が誇る伊達男の若殿様でも、織田家の「ラスト・サムライ」のひょうろう(兵糧)攻め作戦・・・違った、「ひょうきん攻め」作戦には、上のように「両手を上げる」しかなかったのか?!

この二人は、新シーズン、どこまで行って、何をやってくれるのでしょう?! 楽しみに期待しています! 

羽生選手がもし本気になったら、多分凄いと思うわ! ぜひ試合に支障ない程度に楽しんで下さい!

ちょっとお茶目な、羽生選手の「富士山」第二弾はこちら → 織田さんのブログ http://ameblo.jp/oda-nobunari/entry-12035832146.html

 

浅田真央選手の「あと1年やらない?」発言のあとに、「どこまでもついていきます!」宣言をしてくれた、頼もしすぎる織田さんには、ぜひともそちらの愛情あふれる真実な「解説」も期待したいところです! 頑張れニッポンチーム!(笑)

 

さてこちらは、上の動画を全部含んだ、静岡の放送の全体です。(デイリーモーション動画)

まったり、おっとり&明るいノリの静岡!さすが静岡!(笑)  ↓

http://www.dailymotion.com/video/x2ssh7d_150605-shizuoka%E4%BC%9A%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E7%94%9F%E4%B8%AD%E7%B6%99_sport?from_related=related.page.ext.behavior-only.1b13c25efa071033cd8ed1587ad67bb0143373667

織田さんと羽生選手は、静岡に来たのが初めてだとか。 ちょっと意外でしたね。

 

「緊張について」 みなさんが答えてくれています。

羽生選手の答え: 「緊張ってやっぱり、頑張ろうと思っているから出てくるものだと思うので、その自分の『 頑張ろう 』という風に思っている気持ちを、大事にしようと思っています

・・・なるほど.。

安藤さんが、緊張を感じない(しない)で演技が出来る時があるって答えたのが驚きですが、彼女は確かにそう見えることがありましたね!

 

「この中で、一番度胸が良いのは?」の質問に、羽生選手以外の3人が全員、羽生選手を指しました! 

度胸と言ったら、どう考えても、やっぱり羽生選手でしょうね・・・(笑)

 

こちらは、羽生選手へのインタビューと、「Believe」の練習全体映像、それから、オープニングの練習の様子の映像が入った、静岡の番組です。 ↓

http://www.dailymotion.com/video/x2svhwq_150606-%E3%81%95%E3%81%9F-%E3%81%AF%E3%81%B4-shizuoka_sport

オープニングの練習で、ノリノリすぎて(?)突然一人でステンとコケてしまう、謎の楽しい羽生選手が見られます。

そのまま悔しくて、転がったまま氷を叩く羽生選手。  

・・・熱血過ぎるあまりの、こういうコケ方を披露するのは多分、2012年の世界選手権以来では…?

インタビューで羽生選手は、「自分らしい、しっとりとした曲」と、あまりやっていないロック系の曲との、ギャップを楽しんで下さい・・・と語ってくれています。

 

 

さて、ここからはいよいよ、本番の映像です。

まずは、オープニング。 → http://www.dailymotion.com/video/x2sx5h2_20150606faoi%E9%9D%99%E5%B2%A1opening_sport

 

出演者の皆様が全体に上手くなっているような気が…  カメラワークはちょっとイマイチですが…

羽生選手の、楽しそうな笑顔がとってもいいですね!

アクロバット系は私は大好きです!(笑)

 

次は、2012年のエキシビションだった、「Hello,I love you」です。

これはもう、今まで見た「Hello,I love you」の演技の中では、一番自然でクールだった「ベスト演技」と言ってよいかと思います!!

非常に完成度が高くなっていたのが素晴らしい! 

 

 

とにかくまず、一つ一つが自然なんですね。 

以前よりも姿勢も良くなり、体幹もしっかりしていて、スケーティングも滑らかで、演技全体に余裕があります。

危うい雰囲気はないですが、しかし、一つ一つの要素がビシッと決まっていて、非常にカッコイイ!

このプログラムによりふさわしい年齢になってきた、ということでしょうか。

「別人のよう」ではなくて、「羽生選手らしい」ままにカッコよく決まってきたように思います。

 

途中の「投げキス」も、しっかりやっているのに、非常に自然で、かつクールで嫌味がなくて驚きました!

「日本人による不自然な投げキス絶対反対派」(笑)だった私が、(←毎回うるさくてスミマセン!) 「おお!これは自然だった!完璧!素晴らしい!」とほぼパーフェクトを認めたくなった”初めて”のものではないかと・・・  

特にどういうのがパーフェクトだなどとイメージしていたわけではないのですが、見た時に素直にそう思えたので。

 

 

両手を離して決めるハイドロ(ハイドロブレーディング)がとても素晴らしいのは、以前からですが、今回はさらに非常に余裕があったように見えました。お見事!!

ステップにも余裕があり、ジャケットの脱ぎ方も、なんだかとても慣れてきたような。

解説でも言っていますが、2つ目に跳んでくれた、トリプル(3回転)アクセルが非常にキレイに決まっています。  

今回、羽生選手はショーでいつも以上に「ループ」を沢山投入してきているような気がしますね… 以前は、「サルコウ」でしたので… 

と、いうことは?練習を兼ねていますよね?違うかな?(笑)

 

最後までクールに完璧に決まった!と一瞬思ったのですが、

ラストにTシャツに描くハートマークだけは、相変わらず上手く書けず、何やらとても苦戦している様子が、羽生選手らしくてウケました。 

無理やり書き足しているおかげで、なんだか子供の落書きのような、謎のハートの完成!  

中にわざわざ「Y」とか書いてくれている、そういうサービス精神はさすが羽生選手。 気持ちだけは伝わりましたね。

最後のくしゃくしゃ笑顔が、まるでどこかのいたずらっ子みたいで、「あの演技のクールさは、いったいどこに~!」って感じですが、そこがまた羽生選手です。

 

「欲しい人」って・・・ さすがに、ほとんどの観客にこの声は聞こえていないでしょうね。

適当に投げて、いらない人に渡っちゃったら困るので、「欲しい人」に投げるのが確かに一番合理的ではありますが…(笑)

 

  

解説されていますが、羽生選手にとって「アイスショーは、感情をいっぱい込めて滑ることが出来る、幸せな時間だ」と話したそうです。

 

ファンにとっても、アイスショーは、羽生選手が感情をいっぱい込めて滑るところを見ることが出来る、幸せな時間 ですよ!(笑)

 

その後のインタビューです。

次の「Believe」について、

「本当に自分らしい、しっとりとした」 「すごく感情を表せるプログラムなので」 「自分もシェネルさんと一緒に歌っているような」、そういう気持ちで演じていけたらいいな、と語ってくれました。

 

シェネルさんとのコラボ「Believe」 (静岡版) の動画です。

 

幕張の時より、カメラワークがちょっとイマイチでしたが、(笑)、羽生選手の演技も少し変化が見られました。 

羽生選手はいつもそうですが、その時の感情によって、ほんの少しずつ細部の表現を変えているように見えます。 

その時に湧いてくる、自然な気持ちを重視しているのかな、と思うのですが。

私から見ると、後半の盛り上がりが特に感動的ですね。

感情を込めて集中しており、足元なんかまったく意識していないかのように見えるのですが、スムーズなスケーティングが美しいだけでなく、その自由自在さが、観ていて羨ましいほどです!(笑)

 

カメラワークがちょっと・・・という感想を同じように抱いた動画主様で、羽生選手の静岡での練習の「Believe」映像と、本番の「Believe」映像を合体させて、音源を変えてピッタリと合わせた映像を作って下さった方がいらっしゃいます!

観た後の、個人的な感想を言わせて頂くと、「ものすごく素晴らしい~~~!」です!! ↓

練習と本番の組み合わせ、静岡の「Believe 」 → http://www.dailymotion.com/video/x2t6zm8_believe-feat-yuzuru%E3%83%BCpractice-mix_sport

もともと練習の羽生選手の演技が好きな私ですが、この「Believe」の羽生選手の練習の様子が、非常に感情がこもっていてとても素敵だったのですが、それと本番での渾身の演技を組み合わせて、カメラワークがイマイチだった箇所を補っている状態にして下さっています!

結果、なんともいえない相乗効果を上げて、最高の演技映像に…!  

いや~、これは思わず惚れ直す良さ!(笑)

なんでしょう・・・練習の時の羽生選手からは、色や衣装の幻想性がない分、動きの美しさが明瞭なので、ダイレクトに伝わってくるものがある気がします。

こうして交互に見ると、練習と本番の時の、それぞれの良さに気が付きます。

最後の最後だけは、元のテレビの練習映像での音声と映像そのままで、ちょっとアレでして、ガクッと…

ええ、笑えるんですけれども…(笑)

 

こちらは、フィナーレ の動画です。

 http://www.dailymotion.com/video/x2sxbcc_20150606faoi%E9%9D%99%E5%B2%A1%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC_sport

 

昨年もそう思ったのですが、これだけのメンバーの群舞の中で、先頭真ん中で踊って、全く見劣りもせずに観客の目を惹きつけられる羽生選手は、本当に貫録も出てきたな、と・・・。

体格が良くなって、スタイルも非常に良くなっているし、動きにキレがあり、一つ一つが決まっていて、何より本当に「踊っている(滑っている)姿」が、楽しそうなんですよね。

 

ラストで、腕をブンブンと振り回しながら出てきた羽生選手ですが、最後の4回転ループは、1度目は回転が抜けてしまい、ぺこぺこと明るく観客に謝り、再挑戦するも、今度は着氷に失敗。 謙虚に頭を下げながら引き下がります。(笑)

でも、とても嬉しそうに、本当に楽しそうにしている羽生選手を見ていて、こちらまで嬉しくなったショーでした。

羽生選手!  引き続き、楽しんで頑張って下さい!

 

最後に、翌日に名古屋で行われた、「中日体育賞」受賞会見と、インタビューの動画です。 

その1 http://www.dailymotion.com/video/x2t4rjp_0608-%E5%8F%97%E8%B3%9E%E4%BC%9A%E8%A6%8B-%E6%96%B0%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6_sport

来シーズンへの思い、怪我についてやプログラムの構成についてと、「伊藤みどりさんと同じ賞を受賞できたことに、歴史を感じる」 と語ってくれています。 ショートでもフリーでも、後半に4回転を入れる考えがあることを語っています。

 

その2 (こちらは長いです) 会見全体 → http://www.dailymotion.com/video/x2t4ikp_20150608-%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E4%BC%9A%E8%A6%8B_sport

鈴木明子さんの変装が凄い!(笑) 最初、ただのレポーターだと思いました。

こちらでは主に、浅田選手の現役復帰について語った部分が長く収録されています。 とても慎重に、丁寧に語っています。

 

「名古屋のお客さんは目が肥えている」って、前から羽生選手は何度も言っていますね。 

名古屋は、普段から日本の有名スケーターたちを間近で見られる環境にありますから… 

でも、その名古屋でのアイスショーの羽生選手の演技は、本当に素晴らしいものばかりになっていると、私は思います!

名古屋での演技は、羽生選手の気迫がちょっと違うことが多いんですよね。

そこそこの緊張感やプレッシャーが、羽生選手の演技の質をさらに高めてくれているのかもしれません!

 

ところで、その後、報道陣に紛れて鈴木さんが質問した時の、羽生選手の表情が…!(笑)

オフの自分に戻れる瞬間について聞かれ、アイスショーの裏では、「素の自分と両立できる」、と羽生選手は語ってくれています。

 

「実はお城が好き」「名古屋城を(引退したら)じっくり観たい」 等・・・ シロい、興味深い発言が羽生選手の口から飛び出します。 

お城好きだなんて ・・・これでまた王子だの王者だの、殿だのと言われることは確実のような…(笑)

 

 

鈴木明子さんは、羽生選手が素に戻れる瞬間があるのかどうか、オフがあるのかどうかを、どうやら心配していたようですね。

あるいは、解っているけど、それをあえて多くの人の前で語らせるために聞いたのか。

織田さんのあのキャラクターと存在は、貴重ですね!(笑)

(ファンタジー・オン・アイス公式フェイスブックページより拝借 )https://www.facebook.com/pages/Fantasy-on-Ice/1581188472096896

(この上のTシャツは、販売しているそうです)

 

私はこの写真の時も、素の笑顔だと思いますよ! とてもいい笑顔だし。

あと、羽生選手が、「自分らしい演技」だと言っている、しっとり系のプログラムの時も、羽生選手の魂が自由になっているように見えます。(笑)

作った感情で、人の心を本当に動かすことは、出来ないと私は思っているので… 

 

 

羽生選手が、リラックスしていようと、そこそこ緊張していようと、「心から幸せを感じられる」、そんな時間が少しでも長くなりますように・・・ お祈りしております・・・!!

 

お笑い路線、ひたすらクールなカッコイイ路線、美しい、しっとり・うっとり系、ノリノリのカッコイイ系、リラックスして楽しんでいる様子と、羽生選手の多彩で多様な魅力・才能が全部一度に見られる、そんな素晴らしいショーと、その放送でした!

羽生選手、ありがとう! 今週末も、お身体に気を付けて頑張って下さい!!

 

 


ファンタジー・オン・アイス2015幕張 「新Vertigo」「Believe」で新境地を開拓した羽生選手!

2015-06-06 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

先週末、「ファンタジー・オン・アイス2015 in 幕張 」に、羽生選手が出演しました。

週末のスポーツトップニュース群には、20歳の五輪金メダリストにつけられるニュース・タイトルとしては、あまりにもいかがわ・・・ いや、「いかがなものか」と思われるような怪しげなタイトルが並び、 理由は人それぞれながら、「めまい」を起こした羽生ファンが続出。

羽生選手がついに、プルシェンコ選手からあの筋肉襦袢を引き継いだのでは?とか(笑)、振付師の宮本さんがご乱心なさって、「壁丼」とやらの上に、さらなる「ドン(引き)もの」の「ふりかけ」・・・ 否、「振付」をつけ加えたのか?などの心配をした羽生ファンも大勢いたようですが、

皆様の「めまい」の原因はその名もずばり、「Vertigo(めまい)」(2010年~2011年のEX)を、羽生選手が数年ぶりにやってくれたことでした!

 

ファンタジー・オン・アイスの舞台裏では、こんな写真が公開されておりました。

(ファンタジー・オン・アイス公式フェイスブックページの公開写真より拝借)

 

楽しそうなお二人ですね! 明るい笑顔が素晴らしい♪

 

その他のお二人の写真 → (織田さんのブログ) http://ameblo.jp/oda-nobunari/entry-12032968762.html

 

一転して、今度は怪しげなお二人の写真・・・ その名も、「羽生選手による、「恐怖の壁ドン」写真 」は、

こちら→ (振付師・宮本賢二さんのブログ)http://ameblo.jp/kenjimiyamoto/entry-12031761718.html

 

この写真を見て、羽生選手が織田さんにむかって、

 オ~~ダ~~め~~ぃ! ど」ってやっているように見え、西川のフトン広告の前宣伝か何かかと思った私って一体・・・(汗)

織田さんのカワイイ系ベビーフェイスにビックリして、目が釘付けになりました。

なんかこう、赤ちゃんが親に変顔をしてもらって喜んでいる時の顔みたいに見えるのですが。(笑)

そんなことより

ちょっと!羽生選手! 壁の向こうには、壁があるんじゃなかったのですか! 

・・・なぜ、壁の手前に織田さんがいるのだーーー?!(笑)

 

壁ドンなんて・・・

 

 

 かんべんど~ん!! 

 

 

・・・今日も、皆様の身体が、大いに冷やされたであろうところで、 いよいよ、羽生選手のあつ~い演技を見ていきたいと思います!

さあ、これで熱中症対策はバッチリです!

これでもまだ、血の気の失せ方が足りないという、熱血なアナタは、先に 献血へGO! GO! (笑)

                          

 

さて、生中継されたこのアイスショーは、出演メンバーも驚くほど豪華で、本当に歴代のトップ選手たちがそろっているかなり凄いショーでしたけど、羽生ファンにとって嬉しいのはやはり、オープニングからフィナーレまで、実に素晴らしい羽生選手の技や演技の数々が堪能できた点です!

 

総合的な私の感想を一言でいうと、色々と 非常に素晴らしかったです!!

過去の長所を取戻し、しっかりと維持しつつ、新境地に至りつつある羽生選手」・・に見えました。 

 

何がどう素晴らしかったのか、みていきます。

まずは、オープニング。

 

このオープニングはとてもカッコイイですね。揃いの衣装もとても素敵です。 

やたら織田さんがカッコよく見えましたね。彼は引退後もどんどん上手くなっているように見えます。

番組でもちゃんと紹介されていますけど、歴代の男子シングルの世界選手権金メダリストたちがズラリと出演していて、非常に豪華です。

羽生選手は、一番最後に登場して、トリプル・アクセルを跳んでくれました!

そして、着氷した直後に片足を振り上げるという、これまた難度の非常に高いことを、「軽く」やってみせる羽生選手ですが、

その振り上げ角度がまた、驚くほど高くて素晴らしい!! 全く、どんなバランス力なんだか!

この日はかなり調子が良いように見えましたね!

 

シェネルさんの歌に合わせて、リズム感よく踊るスケーターの皆様。

なんだかんだと、羽生選手が一番カッコよく見えるのは、羽生ファンだからとりあえず当たり前! ということで、次にいきます。

 

次が、「Vertigo」です。 羽生選手がこのプログラムをやるのは、2011年以来です!

先月、最高おススメ演技その16で、私はこれを、「満足度の高い、技の詰め込みプログラム」だと書きました。 

私は決して、「満足度が高いのは、あの振付があるから」などとは一言も書いておりません!どうか皆様、そこは誤解なさいませんよう…。(笑)

本当に、まさか再びやってくださるとは! 

「Vertigo」は、どう見ても、やる側の羽生選手にとっては、身体的負担がかなり重いと思うのです。 

でも、あの頃の羽生選手は、すごく頑張ってくれていたと思うのです。

だからなおさら、過去のものとして忘れ去られるのはどう考えてももったいないのと、羽生選手の当時からの凄さや、演技の守備範囲の広さ等をきちんと見てもらいたくて、ご紹介したつもりでした。 (最高おススメ演技その16のページにも、最新版を追加しました。)

 

では、「Vertigo」の演技をどうぞ。

 

こちらは、終了後の羽生選手のインタビューです!

 http://www.dailymotion.com/video/x2s1uwm_2015-vertigo-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF_sport

 

ちょっと驚いたのは、インタビューで、「ちょっとした、大人の色気というか、男の色気を出せればと思って、今回選ばせて頂きました」とのことで、

羽生選手の口から「色気」発言が出てきたことです!

インタビューでは、「まだ恥ずかしいですけれども、でも、ちょっとその恥ずかしさというか、そういう恥ずかしさというのは克服できたと思いますし、また完全に違ったプログラムとして、すごく楽しくできたと思います」 ・「そこはあまり触れてもらいたくないところなんですけれども」と、以前ほどではないものの、相変わらず、カメラの前ではちょっとした恥ずかしさをチラつかせていた羽生選手。 

う~む~、克服した、のか、克服中なのか、していないのか、したのか・・・(笑)

確かに、問題の動作の時、動画で見るとかなり挑発的な表情に危ない手つきで、別人のような羽生選手なのですが、直後、表情が「いつもの照れ笑い」に一瞬だけ変わってしまうのが、動画で確認できます。 一瞬だけ、素に戻ったような・・・?

 

色気やセクシーさなんて、いくらでも他の形でも表現できると思うし、本人が意識していないときにこそ一番出ていたりするものだとも思うし、羽生選手は既に自然に出ていると思うし、

無理してあれを克服しなければならないなんてことは、決してないように私は思う のですが、どうでしょう・・・?

 

腰痛(ヨーツー)が、U2(ユーツー)の曲で悪化、なんてなったら、シャレにもならないし!(笑) いや、ダジャレにはなっていても!

プルシェンコ選手はこういう「腰ふり」を、実にフリー(自由)な気分で、フリフリ・・・ じゃなかった、ノリノリでやってしまうので、結果、エライことになるわけですが。

 

やりたければやればいいし、でも、もし本当に抵抗があるなら、あまり無理なさらずに。 どちらでも、お好きなようにどうぞ!(笑)

多分ですね、私が思うに、「氷の上で、透明なフラフープを回してて、何が悪い!」みたいな感じでカラッとやられると、もっと、いや・・・「らしくなくて」済むような・・・

・・・「あまり触れてほしくない」との羽生選手のお言葉でしたので、このコメントは以上です。

 

それ以外について全体としては、今回の「Vertigo」は、非常にカッコよかったと思います! 

昔の「全力感」「ぶっ飛び感」「無邪気感」と時折見せたキュートさ(?)が懐かしい感じもしますが、羽生選手も言っていたように別の演技として、「新生・大人のvertigo」だと思って見ても、とても楽しめます。

上のほうで紹介した生中継の動画では、カメラワークが、小学生の羽生ファンにも完璧に配慮されていて、安心して見られるし、さすがでございます。

腰に負担の重いビールマンスピンと、レイバック・イナバウアーがなくなっていましたが、健康を考えれば、そのほうが良いでしょうし、代わりに、へ型変形ランジの新バージョンが採用されていて、ちょっと新鮮な感じで、なかなか良かったです!

 

このプログラムはやはり大変なようで、終了直後のインタビューで、羽生選手が息を切らせています。

羽生選手も、新たな気持ちで取り組むとのことですので、今後のちょっとした変化・進化も楽しみにしております!

 

参考までに、昔のと今のを並べた動画です。

 

・・・やっぱり、昔は昔でいいですし、今は今でいいですね。  私はどちらも良いですね。(笑)  

こうして並べてみると、今の衣装も良いです。

それにしても、昔のエネルギー全力感は半端ないですね、髪までボサボサの羽生選手! そこが面白くていいんですが!(笑)

 

 

そして、今回初お披露目となった、「Believe」と、フィナーレの動画。

羽生選手は上のインタビューで、「歌詞の意味だとか、そういうのを一つ一つかみしめながら、皆様に、自分の思いというものを届けられたらいいなと思います」とコメントしていました。

・・・はい、届きました!

 

これがまた、超が付くほど、素晴らしかったです!!

 

では、「Believe」を、どうぞ。  

http://www.dailymotion.com/video/x2s25xm_2015-believe-finale_sport

 

羽生選手が本気で心を込めつつ、全身にまで神経が行き渡っているような、丁寧で繊細で、細部まで非常に美しく、なおかつ情熱的、という、とても感動的な演技でした。

歌詞もとても良いのですが、それにピッタリと合わさるように、羽生選手が一つ一つ動き、時に慈しむような優しさを見せ、時に激しくも情熱的という、まさに渾身の演技で、見ていて途中から、涙が出てきてしまいました。 

「演技に本気で入り込んでる度」が、今までの中でも、最高レベルだったように思います。

初めて見た時に泣いてしまったのは、「花になれ」「花は咲く」と、この「Believe」です。

この「Believe」が、「花になれ」や「花は咲く」とは少し違うのは、極上の優しさだけでなく、激しい情熱も同時に魅せられるプログラムになっているところ、で、そこがまたいいですね!

 

衣装は、最初出てきた時は、そんなに似合っているようには見えなかったのですが、演技が始まると、なぜか全く気にならなくなるというか・・・

むしろその淡いオレンジ色が、羽生選手の演技の変化によって「優しい色」に見えたり、逆に「激しく燃えるような色」に変化するようにさえ見え、

(おお、凄いな!)と、思わず息を呑みました。 こういう衣装イメージの変化を見たのは初めてな気がします。 本当に凄かったです!!

だって、羽生選手の演技の変化によって、衣装をそう見せているということですから!

より似合いそうな衣装がもし存在するというのなら、(ありそうな気もするのですが)、この演技は、いったいどこまで凄くなるのか。 

今後も、非常に楽しみです。

 

「花になれ」は、披露してくれたタイミングのせいで、初めて見た時は、ほとんど号泣に近い状態で涙が止まらなくなってしまった私でしたが、

今回は、演技の一瞬一瞬の演技の美しさと歌の歌詞をかみしめながら見ていて、どんどん胸に迫ってくる感じで、後半から涙がこぼれました。

私は、この曲が使われた「海猿」のテーマイメージで見ていたのですが、「結婚式」の定番ソングにもなってきているらしいこの曲は、そちらのイメージで見ると、また違った印象になったかもしれません。

 

なんというか、「羽生選手らしさ」が戻ってきた感じで、本来の才能のきらめきが鮮やかに蘇って見え、そこが本当に、とても嬉しかったです!

初披露としては、極めて高い完成度だったのではないかと思います。  

振付は、「花になれ」と同じ、宮本賢二さんです。・・・やっぱりね。(笑)

 

今年になってから、スピンが極めて美しくなり、昔の美しさが蘇っている羽生選手ですが、そういうところがとても活かされていて、

洗練された一つ一つ、全ての瞬間を目に焼き付けられる演技でした。

特にレイバック・イナバウアーの前後一連の流れが、非常に素敵で印象的でした。

 

「Brave Heart 海猿」という映画の、主題歌だったこの曲。 

この映画のテーマは、「命をかけて、命を守る」

いつもまさに、「Brave Heart」な羽生選手が、深い感情を込めた、圧巻の、渾身の演技をしてくれるのを見て、このテーマとかぶるのがスゴイです。だからこそ、泣けるのかも。

羽生選手、ありがとう。

すごく癒されて、あたたかい気持ちになりました。 

そういうのが観られて、幸せに思います。

何と言ったらいいのだろう・・・ 「羽生選手を応援してきて、本当に良かったな・・・」と、また、心の底から、そう思わせてくれる演技でした。

国別対抗戦の時も、そう思いましたけれども、今回は何の緊張もなくリラックスして見ることができていたので、なおさら嬉しかったです。

プルシェンコ選手のもつ「絶対王者」感や、「皇帝」感、圧倒的存在感とも、またちょっと違うのだけど、 

この世に素晴らしいスケーターは沢山いても、

羽生選手にはその誰とも違う、非常に特別に感じられる個性があり、そして人目を惹きつける「存在感」がある・・・ 

氷の上の羽生選手は、まさに、「水を得た魚」のようです。

 

この演技について言えば、そこに込めてくれた羽生選手の「思い」「心」に深く関係があるように思えます。 

試合が「ボーカル解禁」になった昨シーズン、「歌詞」は大事だと、強く思いました。

人間の潜在意識の中に入り込む、「言葉」の力は、演じる側にも、見ている側にも強く影響している気がします。

特に、自分で口ずさむ習慣のある羽生選手には影響力が強いように思います。試合の曲(歌詞)選びが、今まで以上に大変になりそうですね。

羽生選手は普段から、とても歌詞を大事にしていますが、今回も、「歌詞の意味を一つ一つかみしめながら」「自分の思いを届けられたら」と

語ってくれています。

参考: シェネルさんの「Believe」という曲の歌詞・全体 → http://www.uta-net.com/song/131466/

 

 

 

 ラストのフィナーレ動画です。

 

かなり嬉しそうに、歌いながら、最前列真ん中で踊りまくる羽生選手。

この衣装、羽生選手に似合っていますね。  やはり青が似合いますね。

ノリノリすぎて 時に危ないお兄さんかのように見えてくることがあるのは、いつものことでして(笑)、何も驚くことではありません。

 

ラストでやってくれた、「4回転ループ」が、とても形がキレイでした! 

ジャンプを跳ぶ直前の体勢を、よく見ておいてください。 これがループだ!っていう典型姿勢を見せてくれています。

足を交差させて、腰掛けるような姿勢で、やや前のめりになっています。

このループを跳ぶ直前の、一瞬の気迫が、すごくカッコイイですね。 

今シーズン、4回転ループは試合で見られるのかどうか… なんとなく、見られるような気がしてきましたが、どうでしょう?

いつかのお楽しみ、ということで。(笑) 

 

 

 次は、プルシェンコ選手の、「ザ・皇帝」な演技です。 

プルシェンコ選手は、いるだけで、そして、氷に立っているだけでも、貫録があり、凄みがありますね。(笑) 

 

再びここまで戻してくるとは、毎度毎度ながら、本当に驚異の復活です。 

ロクサーヌのタンゴも! →https://www.youtube.com/watch?v=hBB1sNGEIc4

 

ハビエル・フェルナンデス選手の「闘牛士」演技も、なかなか良くできていて、良かったと思いました!

衣装は確かに重そう… でも、楽しそうに見えるところが良いです。 → https://www.youtube.com/watch?v=NGiRXNq4u7w

 

2008年の世界選手権王者であり、羽生選手の振付師でもある、ジェフリー・バトルさんの演技は、こちら。→http://www.dailymotion.com/video/x2s2w8i_faoi2015-jeffrey-buttle_sport?start=100

ダンスとスケーティングが非常に上手いのはもう今さら言うまでもないのですが、ピンクのジャケットは強烈でした。(汗)

現役当時は爽やか系と言われていました。世界王者になった時の演技はこちら。→ ショート https://www.youtube.com/watch?v=fsphwWu1B2s   フリーhttps://www.youtube.com/watch?v=5vJFdEfGk3w

羽生選手と違って、4回転が得意でなかったバトルさんですが、バンクーバー五輪まで続けることをカナダから大いに期待されていたものの、やっと世界選手権で優勝した2008年に、「満足した」と語り、惜しまれつつも引退を選びました。今の活躍を見るに、その選択は正解でしたね。

 

こちらは、2007年の世界選手権王者の、ブライアン・ジュベールさん(フランス)の演技です。

https://www.youtube.com/watch?v=gPX0d8bqLiM

芸術とファッションの国おフランス代表として、4度も五輪に出続け、その間ずっと4回転ジャンプにこだわり続けた4回転時代の功労者とも言われ、フィギュアスケート界一のイケメンとも呼ばれてきた彼の、前衛的すぎるファッションは、遠目には「レモンのスライス?」かと思わせて違ったという、他を寄せ付けない革新的な(?)アイデアばかりで、相変わらずの面白さです。(笑)

こちらが、2007年に世界王者になった時の、SP「007」https://www.youtube.com/watch?v=-FSUkIippPo 衣装の斬新さ(笑)が今見ても涙ものです。

FS 「メタリカ」https://www.youtube.com/watch?v=UtWlkzZfRWA この衣装は似合っていました。 後半で、羽生選手の「旧ロミオ」と同じ曲が使われています。この年のジュベール選手は、出場した全大会で優勝しました。

ジュベールさんは、採点制度にその現役時代を翻弄された感がありますし、羽生選手とは逆で、「ヤグディン派」だった選手なのですけど、彼のスケート好きは本物で、その心は素晴らしいです。 期待されていたバンクーバー五輪で大失敗してしまい国内で批判にさらされます。

「批判されて、頭を下げて生きてきた。 でも、やめたいと思ったことはなかった。スケートが大好きだから。」と語ったという彼の演技は、4回転を2度着氷してもなお点数が伸びずに終わったソチ五輪を最後に、現役を引退されました。ジュベールさんの真のカッコよさは、顔ではなくその内側にあったと思わされた、そんな彼の現役時代でした。

 

今回のコラボのシェネルさんは、なかなか良かったですね。

羽生選手は、女性ボーカルだと、迫力のある声の人か、あまり高音過ぎない声の方のほうが、似合っている気がします。

男性ボーカルだと、恐らく幅広く適応できるだろうというイメージがあるのですが…。 

 

もう一度、4回転ループのところだけの動画をどうぞ。

 

そしてこちらは、ファンタジー・オン・アイスの前の、宣伝ニュース動画です。

羽生選手の練習の様子と、今シーズンへの意気込みを語っているところ等が見られます。

「Believe 」を練習中の羽生選手の様子が、とても素敵です♪

 

 

他のスケーターたちも素晴らしかった中で、それでもやはり一番素晴らしかったと思えたのは、羽生選手だったな、っという、

羽生ファンとしては王道中の王道の感想で、終了!(笑)

 

 羽生選手! とてもとても、素晴らしかったです!! 

 

正真正銘の、世界選手権の「元・王者」たち&「現・王者」&「永遠の皇帝」という、肩書が王者だらけのショーでしたが、やはり私の眼には、羽生選手が一番「王者」でした! 

 

 

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「花は咲く」 制作裏側ドキュメンタリー

2014-07-15 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

NHKで放映中の「花は咲く」の、羽生選手の演技。

以前から少しずつ公開されていましたけど、今までで一番長い制作舞台裏映像を盛り込んだものが放送されました。 こちら ↓

http://www.dailymotion.com/video/x21c64n_140712-yuzuru-hanyu-hana-wa-saku-making-the-video_sport

 

前半は既に知っている場面も多いかと思いますけど、中盤から後半に未公開ものがいくつか挿入されています。

NHKは小出しにしないで、最初からドカーンと全部放送してくれたらよかったのにね。

 

今回は、羽生選手が、撮影終了後に述べてくれている言葉に、注目しました。

「今からスタートだな」「スケーターとしてだけでなく、羽生結弦としての人生も、またこれから全然違ったものになっていく」・・・ 語る表情が、すごくスッキリしているように見えます。

 

 

6月から7月の、連続6週アイスショーは、凄かったですね。羽生選手、お疲れ様でした。

特に、新プログラムをいくつも披露した羽生選手が大変だったのはもちろんと思いますが、なぜか見ているだけの私にとっても、とても大変な日々でした。(笑)

羽生選手、世界選手権終了後からのたった1,2か月の間に、明らかに何かが変わったように思えていました・・・ 良い方向に。(笑)

私から見ると、それぞれのアイスショーで見せてくれる一つ一つの、全てが良かったです。

 

ご本人の言葉からは、「魅せる演技を心がける」というのが度々出てきたので、意識が変わって、それのせいなのかなとも思いましたけど、

この最後のインタビューに答える羽生選手の映像を見ていて、この「花は咲く」作品制作に参加したことで、羽生選手の中に本当の心の区切りがついて、

良い意味での何かの変化が、確実に起きたのだろうと思いました。

 

作曲者の菅野さんが、「ドキドキした」というほどの指田さんの歌に合わせて、羽生選手が滑るというこの上ない贅沢。

菅野さんもすごく嬉しそうで・・・涙を流していましたね。

作曲者として、自分の作った曲がこのように発展していったら、きっと感無量だろうな、と思います。 作詞者の方も、きっと同様なのではないかと。

NHK「明日へ―支えあおう―」復興支援ソング 花は咲く (NHK出版オリジナル楽譜シリーズ )
 
NHK出版

 

羽生選手が何度も練習したという、最後の「元気な花(ガーベラ)を胸に抱きながら舞う」 シーン・・・ 

本当に心が込められていましたね。

 

私はツイッターをやっていないので知らなかったのですが、最初に「花は咲く」がNHKで流されて以来、ツイッターで、「ガーベラになりたい」とつぶやく方が大量に出ていたと最近聞かされて・・・ (笑) ・・・やっぱりそうでしたか~。(笑)

 

私も、本当の「気温による」熱中症気味なのか、羽生演技熱中症で頭がぼーっとしているだけなのか、なんだかもう良くわからない状態でしたから・・・ (苦笑)

気づいたら本当に倒れていた、なんて事態を防ぐために・・・、羽生選手の演技への熱中症対策をとる必要性が出てきたようです。  

 

「花は咲く」公開から、間髪を入れずに新シーズンのSP「バラード第一番」(ショパン)をアイスショーで披露してくれた羽生選手。

衣装も曲も、今まで以上に「ジェフリー・バトル色」が強まったプログラムになっていて、特にラストポーズが、ものすごく素敵でうっとりとしたまま終わらせてくれます。

私はジェフリー・バトルさんの特別なファンだったわけではありませんが、彼の品が良くて滑らかで優雅な演技は非常に好きだったので、羽生選手と組んでくれているのは、とても嬉しいです。

彼が振付師となって羽生選手のサポートへとまわってくれたことで、もともと最高レベルで惹きつける力を持っていた羽生選手の演技への「うっとり感」が益々強まってしまい、相乗効果を上げていて ・・・ 羽生選手の演技を繰り返し見るのは得意だった私ですが、なぜか繰り返し見るのが怖くなってくるという・・・ 

前代未聞の恐るべき事態に、かつてないほどの動揺にさらされていました。(苦笑)

 

かつて羽生選手には、「ハートをつかむ13歳」などというキャッチフレーズが使われて紹介されていた時代がありましたが・・・

(参考) ↓ 「ハートをつかむ13歳!」の頃の羽生選手のスゴイ演技動画  

 

(もう出だしから、当時のプルシェンコ選手のイメージそのもので、本当に凄いです!(笑)面白い!(笑))

 

今やその天才少年は、「ハートをつかむ」どころではすまずに、「ハートを握りつぶす勢いの驚異の19歳」へと変貌を遂げてしまっているような・・・ 

うーん、23歳ごろには、どんな演技をしてくれるのか・・・想像するのも怖いような、楽しみなような、恐ろしいような、ワクワクのような・・・ (笑)

 

今までだって十分すぎるほど、凄すぎた羽生選手ですが、今後訪れる20代前半時代が、さらに凄くなることは間違いありません。

冗談抜きで、今後もある程度の冷静さが保てるのか、ちょっと心配になってきました。

 

幻想的なライティングの中、美しい演技を披露する羽生選手。↓

 

ファンタジー・オン・アイスin 富山での羽生選手の動画 (ニュース) 

 

 ファンタジー・オン・アイス in 富山でのオープニング

かっこよく踊りまくる羽生選手。(3分ごろから登場)  お見事です!

 

 

 

さて、夏の高温+羽生選手の演技の影響のダブル効果で、思考力が停止して機能しなくならないように、目を覚まして笑っておきましょう・・・というわけで、

羽生結弦選手の演技への熱中症対策として(?)、効果は不明ですが(笑)、ちょっと面白いものを。 

(注: これらを見てかえって重度の熱中症になっても、私は全然責任を負えませんので悪しからず! (笑))

 

その1

羽生選手の珍しい「ふざけ顔」+ 織田さんの「崩壊顔」(笑)のコンビ写真です。   すごいインパクト!! 楽しそうですね。 (笑) 織田さんの表情筋はもう粘土並み?!凄すぎて尊敬に値します!

 http://instagram.com/p/qWCLrhTBeN/?modal=true

 

その2

こちらは既に1年以上前の写真 (2013年4大陸選手権後のもの)ですが、以前から私のお気に入りの、「最高おふざけ演技力写真」。(笑)

https://twitter.com/mishageofficial/status/302286147210579968

ミーシャ・ジー選手のツイッターより

 

メガネで知的な雰囲気を出しながらも、この姿。(笑) 「や、やられた~!ぎゃ~~!」という雄叫び声でも聞こえてきそうです。

普段は絶対にわざと「負け」たりしないだけに、貴重な写真(笑)。 これはもう、子供たちにも人気が出るわけですよね・・・。

 

子供たちまで、熱中症にして倒さないように、羽生選手には十分にご注意願います!!(笑)