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仙台凱旋公演での羽生選手と、震災復興ソングの「花は咲く」

2014-06-18 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

羽生選手の、仙台凱旋公演「Together on Ice」 が、先週末に終わりました。まずはそこでの、羽生選手の動画です。

 

デイリーモーションの動画。 (こちらで見て下さい。↓ gooブログには、デイリーモーションの動画は埋め込み出来ませんので。)

http://www.dailymotion.com/video/x1zfboj_%E7%BE%BD%E7%94%9F%E7%B5%90%E5%BC%A6-%E5%87%B1%E6%97%8B%E3%81%AE%E8%88%9E_sport

登場するのは、主に羽生選手と、プルシェンコ選手の一部です。 

 

まず、練習段階での羽生選手の気合がすごいです。

いつも全力投球な羽生選手ですが、さらに「僕の全てを出しきりたい」なんて言っています。(笑) 

 

「白鳥の湖 (White Legend)」と、事前の予想通り、「Change」をやってくれました。

 

「白鳥の湖」は、羽生選手にとってもう、特別なプログラムになっているようです。 

最初の表情が、怖いくらい真剣です。思いを大事に抱きつつ、自ら歩んできた道の記憶を辿りながらの、渾身の演技に見えました。

被災地・仙台でやるのは、本当にまた格別な思いなのだろうと・・・見ていて、そういうものが強く伝わってきました。

 

「Change」は、この部分だけの動画をUPしてくださった方がいたので、こちらでも見られます。↓

 

最初のハイドロブレードが長い~~!! しかも滅茶苦茶美しいです!お見事!!

以前は、「ペケペン!」というあの三味線の音と共にピタッと立ち上がっていたと記憶していますが、今回は出来る限り長く体勢を維持して、じっくりと魅せてくれています。

やはりかなり筋力が増してきたからこその安定感というか・・・。すごく力強かったですね!

生演奏ですから、羽生選手は、耳で音を捉えながら少し慎重に滑っているように見えました。

以前の、喜び爆発型の天才少年の演技ではなくて、立派な大人の男性の演技という感じでしたね。

でも、高校1年くらいの羽生選手のリズム感や軽快さも、本当に素晴らしかったですよ!私はものすごく好きでした。(→ 最高おススメ演技その5 で紹介)

 

演技の前半を見ているとき、「あれ?羽生選手、実はかなり疲れているんじゃ・・・」という印象を持ちました。

 

パワフルかつ丁寧ですごく心がこもっているけれども、なんというか、上手くいえないけれども、疲れている体に、実はかなり鞭を打ちながら滑っているかのような・・・ そう見えないように全力で心がけているのを感じるというか・・・

特に中盤から後半、ものすごい真剣さでやる気満々の精神に、身体のほうがほんの少し遅れて必死で追いつこうとしているかのような・・・そんな感じがしました。

そう思って見ていたら、最後に何でもないところでコケちゃって、足が動ききらなかったみたいなので、やはりそうなのではないかと思ったのですが・・・。私の気のせいなら、むしろ良いのですが。

大丈夫でしょうか。やはり相当なハード・スケジュールをこなしてきた影響はあるのかも・・・。

 

このあと、少しでも休めるといいですね。

 

4回転ループが完成間近で、ショーの前でも練習していたとの解説者の話ですし、ショーの前に既に体力を相当消耗していたのかもしれません。新シーズンで4回転ループを入れるつもりで頑張っているようです。 

楽しみにしています! でも、どうか無理のしすぎにはご注意を・・・。

 

 

ところで、やはり予想以上に驚きだったのは、プルシェンコ選手! (選手復帰確定なので、しばらくは「選手」をつける呼称に変えます。)

演技開始前から、表情がもう、完全に”皇帝”です。(笑) 

最初と最後を、「これぞプルシェンコ」ポーズ!で決めてくれましたが(笑)、あれほどの手術をして、普通の人間の身体ではないというのに、3月の手術からたった3ヶ月でこの滑りとステップ、ジャンプはもう、本当に凄くて、ただただ「超人」としか呼べません。

トリノ五輪のエキシビションの時の圧倒的な王者の威厳・貫禄を思い出しました。その時と同じぐらいの、ものすごい気迫で滑ってくれていると感じます。

ソチ前は毎日痛み止めを使っていたというし、想像を絶する痛みを乗り越えてきて、さらにはロシア国内での理不尽なバッシングにも耐え・・・ 

必ずしも万全ではない身体で、羽生選手の凱旋公演を、復帰後初の舞台に選んでくれたこと、羽生選手にはもう本当に、かけがえのない、一生忘れられないプレゼントになったことでしょう。感謝ですね。

最近の穏やかで愛に溢れたプルシェンコ選手の表情や姿勢等は、10代の頃や、絶対王者だった頃のプルシェンコ選手よりも、私は個人的には好きだし、人間として尊敬しますね。感動します。

すごいステップの最中なのに足下を映さないでなぜか上半身アップにしちゃったカメラさんに、「おーい!」(笑)と言いたくなりますが、きっとあの表情と威厳に圧倒されてしまって、目が上半身に釘付けになってしまったのだろうなと・・・カメラさんに、同情せざるを得ません。そうなる気持ち、わかります。(笑) 

 

そんなプルシェンコ選手に、「ユヅルのために滑れて、嬉しい」などと言ってもらえた羽生選手! うーん・・・幸せ者ですね。

羽生選手の挨拶は、本当にかなりの興奮状態で話しているのが、話し方や声をきいただけでもすごくよくわかります。

「金メダルもって、帰ってきました!」って・・・ 本当に、言葉で表し切れないくらい、嬉しそう。(笑)

 

本当に、これを言うのが、ずっとずっと夢だったんだろうなと・・・それを目指して、本当に頑張ってきたんだろうな、と・・・ 。

声の調子がいつもと違うし、息切れがすごい。(笑) 

でも、相当楽しかったようだし、幸せにみえるし、本当に良かったと思いました。

まさに念願の、夢の叶った、特別なショーになって・・・。

 

もう一つの、ニュース動画。↓ 

http://www.dailymotion.com/video/x1zl3rz_20140616-every-toi_sport

 

ここでプルシェンコ選手、「自分は4回五輪に出たので、ユヅルには5回出てもらいたい」なんて言っています!(笑) 

・・・羽生選手に、35歳まで五輪に出ろと?(笑) いや、私は別に構いませんけどね。”身体が余裕”なら、それも歓迎。

プルシェンコ・ワールドの規準では、プルシェンコさんのスケートの実力でも「ワタシハスケート、チョットダケ、デキル」のレベルになるようですから(笑)、(←注:プルシェンコ選手が日本語でよく言うギャグです) 人類の基準はやはり当てはまらないかと。

一方、羽生選手は、「記録だけでなく、記憶に残るようなスケートが出来るよう、頑張っていきたい」と・・・。

そうですね、これからも、ぜひ!! 既に私の記憶には沢山残っていますけどね。(笑)

 

さらに、別のニュース動画。

 

プルシェンコ選手が、またもや「ユヅルは天才!」「彼は別次元!」と語ってくれています。

・・・プルシェンコ選手が言うと、すごく重みがあります。

 

本当に良かったです・・・ 良かったんですけど・・・  一つだけ、羽生選手に怒っていいでしょうか。(笑)

羽生選手、「今回、この仙台に、こん~なにも(←かなり強調)、沢山の人が集まってくれるとは、本当に思いませんでした!」って、興奮しながら言いましたけど・・・

え?・・・ええ?! なんで思わなかったんでしょうか?!! 

・・・羽生ファンはそんなに少ないとでも思っていたんですか?! 

(私は会場が小さすぎて、収容人数少なすぎで、行けない人が続出するじゃない・・・!って思ってたんですけどね。)

 

羽生選手が、喜んで感動しながら言ったって、もちろん、わかっています。(笑)

 

でも、羽生選手、そんな風に思っていたのか・・・と・・・  そう思うと、ちょっとだけ、胸が痛くなりました。

「本当に滑りやすい」「本当に楽しい」「お客さんが温かい」を連発していたという羽生選手。 

自分の味方だらけと言っても良いほどの場所で、きっと、心からホッとしたのではないでしょうか。

 

そもそも私が、このブログを書こうと決意するきっかけになったのは、特に2012年と、2013年の、全日本選手権を見ていて・・・

そこでの羽生選手を見ていて、言葉には出来ないくらい、ものすごーーく、胸が痛く、切なくなってしまったからです。

特に、2013年の時は・・・ ああ、今年もか・・・と。

 

どうにかしてあげたいけど、どうにもできない、やるせなさ。

 

私は羽生選手を応援していますけど、私自身は、むしろ羽生選手の姿勢や演技に、ものすごく励まされてきたので、むしろ羽生選手に、演技という形ですごい応援をもらっていたような感覚でした。それなのに、何も返せない。

どうしたら本当に、意味のある「応援」を羽生選手のためにできるのか・・・ 

 

そんなときに、羽生選手が言ってくれた名言、「出来ることを出し惜しみするなんて、つまらないじゃないですか・・・」

を思い出し、 自分に出来ることを考え・・・

私から見た 「最高おススメ演技」や、私の知っている「羽生選手の素晴らしさ」を少しずつ紹介していくぐらいは、できるんじゃないかと。

 

しかし、羽生選手は桁違いの才能を持つ天才・・・ これはもう、恐ろしくエンドレスな作業だと改めて痛感。(苦笑)

まるで、ゴールのない長距離走・・・ 

何もやらなかったよりもは、ある程度の役割は、ちょっとは果たせたのかな・・・?とも思うのですが。

ペース配分を考えつつ、できる範囲で、マイペースにやりたいと思います。(笑)

 

 

さて、多忙を極めているはずの羽生選手は、またもや「とても素晴らしいこと」を、進んで引き受けていたことが判明。

(これはもう、疲労が蓄積していないほうが、むしろおかしいとさえ思えてきます。)

NHKで来週以降放送される、「花は咲く」の番組で、震災からの復興ソングで有名な「花は咲く」の曲を、指田さんが熱唱するのに合わせて、羽生選手が演技してくれるそうです。 その振り付けは、仙台時代の元コーチ、阿部奈々美さん。

NHKのHPはこちら → http://www.nhk.or.jp/sendai/hanasakuhanyu/

この収録の様子を報道した仙台のニュース番組が、こちら。

(これはもう必見!!見なきゃ損です!!) 動画はこちら。→ http://www.dailymotion.com/video/x1zokaj_%E3%81%A6%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%95-%E7%BE%BD%E7%94%9F%E7%B5%90%E5%BC%A6%E9%81%B8%E6%89%8B-%E8%8A%B1%E3%81%AF%E5%92%B2%E3%81%8F-%E3%82%92%E8%88%9E%E3%81%86_sport

私はこの一部を見ただけで、思わず身震いしました。 羽生選手はここでも明らかに全力を出しております!!しかも半端なく!!

この演技は、素晴らしすぎることになっている予感・・・!!

まず、指田さんの歌唱力が素晴らしいです。そして、羽生選手の出だしのポージング見ただけで、ため息と涙が出そうです。 

「傷ついた花」をそっと持つ手の持ち方と、その花に注ぐ眼差しが、あまりにもすごく優しくて、思いやりに満ちていて、素晴らしすぎます!(笑)

息を呑む空間! 魂に訴える演技! 胸が震えてくるような・・・!

しかも羽生選手、一応まだ10代の男性だというのに、あまりにも花が自然に似合いすぎて・・・ 見ていて本当に困るほどです!!(笑)

 

阿部コーチの振り付け指導を見て、直ちにそれを「振り付け」レベルを超えて美しく、魂をもって表現してしまう羽生選手!

プルシェンコ選手の言う、「別次元」の「天才」っぷりが発揮されております。

 

もう、この演技中の羽生選手には、「世界一花の似合う男」 の称号を差し上げたい。 

きっと、これを見て、「花になりたい・・・」と思う女性が、日本中で続出していくことでしょう。(笑)

遠慮せずに、ぜひ、なりましょう!(笑) 

あなたが、小学生でも80代でも、傷ついたボロボロの花の状態でも、枯れかかっていても、あるいはまだ芽さえ出ていない状態でも、全然関係ありません!(笑) 羽生選手は、きっと「花になれ」って言ってくれると思いますよ・・・!!(ほ、本当か?)

このブログのタイトルは、改めて見ると、あらまビックリ! 「花になろうよ!」ですからね~。(笑)

 

気がついたら、日本のそこら中に「花は咲く」 の状態になっていくといいですね。 

(羽生選手が今後、活躍すればするほど、影響は世界規模にまでなっていくでしょう・・・。)

 

この歌の歌詞にあるとおり、「何を残せるのか」ーーーーを、真剣に考えている羽生選手。  その真摯な姿にも、胸を打たれます。

 

さて、羽生選手のこの「花は咲く」についての思いを答えてくれたインタビュー記事が、こちら。 → http://mdpr.jp/news/detail/1377519

その中の、羽生選手の言葉を、以下に抜粋しました。

「オリンピックが終わった後の記者会見でも言いましたが、これまで自分は被災地に対して何ができたのだろうと、ずっと思っていました。こうやって少しでも被災地のためになる活動ができるのであればどんどんしていきたいと思っていたので、すごくいいきっかけになると思い引き受けました」

「滑っていて一番感じたのは、震災はあったんだということをしっかり実感してほしいということです」

「これを見た方々が、少しでも震災があったこと、たくさんの犠牲があったことを思い出して、ここからまた何ができるのかを考えるきっかけにしてほしいです。過去と今と、最終的には未来、震災をからめてだけではなく、自分自身の人生観の中で考えるきっかけになってくれればいいなと思います。僕の中では、ずっと被災地について考えていくことが大きな使命だと思っています」

「この曲に一人のスケーター、アーティストとして参加させていただいて、指田郁也さんという、僕にとって一番心の近い方とコラボレーションさせていただいて、すごく嬉しかったです。この曲の歌詞は、とても深い意味を持っているので、その意味と自分の演技との調和も楽しんでもらいたいです」

 

指田さんを、僕にとって一番心の近い方と表現していますね・・・ やっぱり、そうなんですね。(笑)

指田さんの歌で滑っている羽生選手は、見ていると本当に自然で、最高の美しさが出ているように見えますから・・・。

指田さん、英語でも歌ってくださるといいのにね。そうすれば、羽生選手のそういう素晴らしい演技を、国際舞台のエキシビションや外国のショーでも披露しやすくなるのに。

言語が変わると、歌のリズムが変わってしまってイマイチになっちゃう場合は、翻訳つけて原語のままで・・・。

 

NHKでの、 【「花は咲く~羽生結弦Ver.~」放送予定】 
6月25日(水)BS プレミアム 午後 2:55~3:00
6月25日(水)総合テレビ 午後 4:50~4:55
6月26日(木)総合テレビ 午前 10:45~10:50
6月26日(木)Eテレ 午後 0:50~0:55

(以降、随時放送)

■被災地への羽生選手の思いや制作過程を紹介する番組も全国放送予定
7月12日 総合テレビ 午後4:30~4:53

 

・・・とにかく、この演技のすべてを見られるのを楽しみにしています!

 

先週の「ファンタジー・オン・アイス」も、「Together On Ice 」もそうでしたが、「花は咲く」の予告映像でも、体力の限界まで、あるいはその”思いの限界”まで、「全てを出し尽くす」かのように演技しようとする羽生選手を見ていて、

改めて、私も自分のやるべきこと・・・自分の使命を、「出来ることを出し惜しみせず」「全力を尽くしたい」と、本当に強く、そう思えました。

羽生選手やプルシェンコ選手にとってのフィギュアスケートっていうのは、本当に”自らの命を懸けるに値する”ほどのものなんだな・・・と、見ていて痛いほど伝わってきます。凄いです。 その思いを感じとると、本当に、時に泣けてくるほど・・・。

 

それほどまでの演技を見せてくれる羽生選手に、感謝します。

 

羽生選手に負けずに、私も頑張ります!! 

 

 

羽生選手にも、プルシェンコ選手にも、他の選手やスケーターの皆様にも、そして羽生ファンの皆様にも、これからも明るい笑顔が、沢山沢山、見られますように・・・!!

 


ファンタジー・オン・アイス2014in 幕張、貫禄の羽生結弦選手

2014-06-08 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

ファンタジー・オン・アイス2014 in 幕張 での、羽生選手中心の演技動画集です。

 

 最初に、会場にある、羽生選手からのメッセージ色紙の写真。 (M.ELLENさんのツイッターより)

「1分1秒、『今』を大切に!! 僕達一人一人が、今できることを。」

・・・と書かれています。 ・・・胸に刻んでおきます。(笑)

 https://twitter.com/Meiln9255/status/475477239312576512/photo/1

 

 

まずは、オープニング!

かなりカッコイイ感じのオープニングでした。(デイリーモーション動画↓)

http://www.dailymotion.com/video/x1ytwet_140607-faoi%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0_sport

羽生選手は、一人ひとりの紹介では最後に(動画だと真ん中あたりです)、そして動画全体の4分の3あたりでも出てきて魅せてくれます。

さすが羽生選手、まだまだズバ抜けて体が柔らかいです。おおお・・って。

一番最後も、かなりのノリノリで郷ひろみさんの「億千万」♪のリズムにあわせて「歌って」踊っています。(笑)

この曲は振り付けが、やはりちょっと笑えますね。そうなるしかない曲ですけど。まるで郷さんのバックダンサーのように踊るトップ選手たち。すごいものを見せてくれました。

日本選手たちを見ていて、本当に今、世界トップクラスの逸材が日本に集中しているんだな・・・・としみじみ思いました。

特に男子は、羽生、町田、高橋、織田、と揃ってトップ4人が出ています。全員、世界でのトップレベルの大会(オリンピック、世界選手権やグランプリファイナル等)でメダリストになっているメンバーです。

女子は、浅田選手こそ出ていないですけど、後のメンバーも凄い。

以前からは考えられない今の時代。 皆さん、素晴らしいですね。

でも特に、羽生選手が素晴らしく見えるのは、ファンだから・・・ なわけではないな、と、改めて確信しました。(笑)

 

次は、「パリの散歩道」のショー版です。

試合かエキシビションでの「パリの散歩道」しか見たことがなかったのですが、これはなかなか良かったです!!「魅せる演技」を意識したとのことで、確かにそうなっています。

リンクが狭いので、動きにある程度制限がかかると思いますが、いつもの試合戦闘モードではない、リラックス&魅せるモードでの「パリの散歩道」の羽生選手。これはこれで素晴らしい。私はかなり気に入りました。

http://www.dailymotion.com/video/x1ytwf4_140607-faoi-yuzuru-hanyu_sport?from_related=related.page.int.behavior-only.f0df757426a2224b0594987c0efe4685140216608

 

 

羽生選手と高橋選手のトークショー(インタビュー形式)です。 このショーはP&G主催なので、宣伝を兼ねています。

P&Gさん、凄いです。高橋選手と羽生選手に、しっかりと言わせる言わせる。(笑)商品名まで。(笑)抜け目なし!!

http://www.dailymotion.com/video/x1ytz8k_140607-faoi-daisuke-yuzuru_sport?from_related=related.page.int.behavior-only.31f17754c0443e6429f7404c2961c934140216643

まずは、冒頭の登場の仕方に思わず「え?ええ?」とビックリ!! ・・・ 誰が考えたんでしょう、この演出。(笑) ↑ (←どうやら、このポーズについては振付師の宮本賢二さん考案らしいですが。)

お姫様抱っこのように「見せている」だけですけどね。 楽しそうなお二人です。 双方のファンの度肝を抜こうということでしょうか。(笑) 

別の回の時には、二人でハートマークを作ったりもしたようです。 ↓

 

羽生選手の感謝の言葉・・・ ちょっとしんみり、そしてじんわりときました。 

お母様に対する感謝の言葉が、本当に自然に素直に出るのがカッコイイですね。

羽生選手のお母様や周囲の方々の思い、ここまでの様々なご苦労等は・・・相当なものだったでしょうね。

この後、「言えないよ~」の歌に合わせて滑ってくれる羽生選手ですが、ここでは思いっきり、自分の思いを「言って」くれました。

この年で、伝えることの大事さをよくわかって絶えず実行している羽生選手は、本当にエライです… だからこその、今の立場なのでしょうね。

 

 

ショーの最後、トリをつとめる羽生選手が、郷ひろみさんが「言えないよ」を熱唱するのに合わせて、素晴らしい演技を披露してくれました。

郷ひろみさんとコラボ、ときくと、ギャグのような曲(歌詞)と思わず笑える踊りが真っ先に浮かんできてしまう私は、羽生選手が何の曲でコラボするのか、気になっていました。

「お嫁サンバ」を熱唱しながら滑る羽生選手??、「ア~・チ~・チ~♪」にあわせて怪しく?妖しく?踊る羽生選手・・・?? 

まさか、「僕たち男の子♪GO!GO!・・・ヘヘヘイ~♪」・・は、さすがにないよなぁ・・・とか。   ダメです。全然違いました。(笑)良かったです。(笑)

 

「言えないよ」演技動画 

 http://www.dailymotion.com/video/x1yu2hs_140607-faoi-yuzuru-%EF%BD%87%EF%BD%8F-%E8%A8%80%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%88_sport  

(デイリーモーション動画)

 

衣装が、今までと少し印象が違って新鮮です。似合っていますね。

羽生選手、かなり「大人の男性」になってきましたね。 演技もこの曲に合っていて、心もこもっていて素晴らしかったです。 

羽生選手の演技はとても良かったので、郷さんの歌の高音部が辛そうなのが逆に目立ってしまった気がしました。

 

羽生選手はやはり、ショーにある程度出たほうがいいのかもしれないですね・・・。 出すぎは良くないと思ったのだけど…。

プロの良さをドンドン吸収できるから、さらに演技に磨きがかかりそうですし。ご本人がとにかく楽しそうだし。 過度な身体負担と疲労にだけは、十分に気をつけて頂きたいのですが…。

 

私は、この「言えないよ」、非常に気に入りました。

羽生選手が表現面で今まで以上に本気を出したら、他選手にとっては「本当に怖い存在」だと思います。

でも、観る側にとっては、「すごく楽しみな存在」。

どんどん上手くなりますね・・・ 本当に底知れない才能。

まだこれでも、羽生選手のもつ才能の「山」の中で、半分程度までしか到達していないような気がするんですよね・・・ 何なんでしょう、この感覚は。

羽生選手から感じる、可能性の「底知れない感」あるいは、「無限に広がっている感」は、今まで、誰からも感じたことがないほどのレベルなのです。私以外にも、多くの人が感じているようですから、羽生選手には絶対に何か特別なものがあるんでしょうね。

 

昨シーズンの3冠などのことは一度忘れて、また新たな気持ちで羽生選手を見ていこうと思っていた私でしたが、改めて「あ~本当に金メダリストになったんだな・・・」と、その実力と貫禄を、「見せられ」、「魅せられ」てしまいました。

他選手やプロのスケーターたちの素晴らしい演技の数々を見て、感動して喜んでいたら、その後に出てきた羽生選手の演技を見て、さらにその素晴らしさに圧倒され、驚嘆させられる・・・ そして、自分はやはり羽生ファンなんだなと大いに自覚して終わる。(笑) 今回もそうでした。

 

これだけ粒揃いのメンバーでも、オープニングでもフィナーレでも、ショー全体でも、ことごとく一番最後に登場したところに、今の羽生選手の立ち位置を再確認。 羽生選手にも、良い意味での自信がついてきたように見えました。 

シニアデビューした時から、その大会の中でどのように扱われていようとも、ジャッジが何点つけようとも、羽生選手の潜在能力は、ぶっちぎりでトップだと私は思ってきたのですが、潜在能力じゃなくてその一部が顕在能力となり、ついに本当にそのように「扱われる」ようになってきて、またそれに相応しい堂々とした演技、迫力を見ていて、何ともいえない感動がありました。

 

 

ところで、高橋選手がこのショーで「kissing you」を使って演技してくれました。

この曲は、羽生選手の震災直後シーズンの「ロミオとジュリエット」(2011~2012年度版)の中、中盤で使われていた美しい曲で、羽生ファンは、すぐに気がつくと思います。一瞬、ドキッとしますね。(笑)

しかし、羽生選手の「ロミオとジュリエット」とは違い、曲の本来の形のままで使われていて、高橋選手は、ロミオではなく、歌詞に忠実な内容の、大人の男性の慕情をしっとりと演じてくれたように思いました。 全く違ったプログラムになっています。

高橋選手らしい形での、渾身の演技でした。 最近の高橋選手は、お顔がすっきりして見えるというか、以前よりも自然体で穏やかになったような気がします。ソチ五輪のエキシビションあたりから、そう感じるのですが。試練を抜けたからでしょうか。

ただ、なんとなく、足(ひざ)はまだ完全には元に戻っていないのではないかという印象を持ちました。大丈夫なのでしょうか。大事にして頂いて、早く完全に元に戻ると良いですね。

また万全な状態になったら、「EYE」や「ブエノスアイレスの春」等、高橋選手の個性を大いに活かした得意な演技を、存分に魅せて欲しいと思いました。引退を決意できずに悩むのは、やはり何か不完全燃焼だったり、御自身の中で満足感がない状態なのだろうと思うので、納得するまでやってみればいいのではないかと個人的には思うのですが…。

 

織田さんが新プログラムとして、ピアソラのアルゼンチン・タンゴ「アディオス・ノニーノ」を魅せてくれて、ビックリしました!

タンゴといえば高橋選手が最強のイメージでしたけど、織田さんのしなやかさが際立っていて、今までに見たことのないようなセクシーさが出ていて良かったです。 あー、織田さんもいつの間にかかなり大人になったんだな・・・なんて思ってしまいました。

ジャンプの素晴らしさ・美しさは、本当にまた現役に戻ってもいいのではないかと思わされるほどです。 

 

町田選手は、「ロシュフォールの恋人」と「エデンの東」の二つをやってくれて、どちらもとても良く練り上げられた仕上がりの町田選手の代表的なプログラムになってきたので、同時に二つなんて、すごく贅沢な内容でした。

落ち着きとバレエ的な美しさ、ジャンプの安定感が目を引きました。エデンのラストは、鳥肌が立ちます。

 

さて、フィナーレです。

絶対どこかでやるでしょ!と思っていた「ア~チ~チ~♪」の「gold finger」がついに登場!  全員が魅せてくれます。

曲が、なんかすごく懐かしくて、15年ぐらい前を思い出します。確か、1999年で、曲のタイトルの後ろにこの年数がついていた記憶があります。 羽生選手は当時まだ5歳ぐらいですか?

もともとリッキー・マーティンさんの曲で世界中でヒットしたほどでしたけど、 リズム感が良くて、当時から本当に踊り出したくなるような曲だっただけに、スケーターも観客もノリノリです。 

 

郷さん、かなり声が辛そうですが、アイスリンクすぐそばは、氷の維持のために寒いので、その環境で連続でずっと声を出すのは歌手には過酷な環境なのではないかと・・・いつもこういうコラボでは、そういうことを想像します。ちょっと気の毒です。

アクロバティックな技がスケーターたちからドンドン出てきて、見ごたえがあります。 こういう構成は良いですね。

鈴木明子さんと安藤美姫さんの体勢がすごい。お二人とも、いつもよりワイルドでかっこいいです。

曲のイメージに一番合っていると感じたのは、やはり高橋選手。なんか、妙に自然でしっくりきていました。さすがです。(笑)

 

でも、ラストに登場する羽生選手は、もう文句なしにカッコ良かったですね!!登場の仕方、タイミングが絶妙。スピード感があって動作も曲にバッチリと合っていてもはや「危険」なレベルです。 まさに氷上のカリスマ状態。

曲と衣装とテンポが違うだけで、こんなに印象変わって見えるとは。本当に、「へ?」「へ?」って思います。(笑) 

羽生選手は、ほんのちょっとしたしぐさの変化で人を惹きつけるのが上手いですね。 

頭のボルトが再び緩みかかりましたが・・・(笑)、ラストの目が覚めるようなスピンを見て、締まりました。かつてのプルシェンコさんを思い出しますね。

赤色の衣装が、羽生選手本人にも、この曲イメージにも、とても合っています。

 

羽生選手は、最初から最後までめちゃくちゃ楽しそうで、見ているだけでこちらまで楽しくなってきて、とても幸せ気持ちになれました。

スケーターがみんな楽しそうだったのが、本当にとても良かったです!これはやはり、郷ひろみさんのあの独特の曲効果でしょうか。(笑) 

楽しさと高度な技に溢れた、スケーターの実力も粒揃いの、なかなか素晴らしいショーでした。

長野五輪でご活躍されたキャンデロロさん(銅メダリスト)のバックフリップを久しぶりに見ました。相変わらず凄い。ランビエールさんの余裕っぷりも凄かったですね。

羽生選手の、高い技術力と表現力の両方をしっかりと堪能できる内容になっていたのも、とても良かったです。

 

羽生選手は、ジャンプは絶好調ではなかったようですが、「羽生選手、日本に生まれてきてくれてどうもありがとう・・・」と、改めて思わずにはいられない、そんな素晴らしい、情熱と貫禄の演技でした。

 

おまけのニュース動画。

http://www.dailymotion.com/video/x1yulku_140608-p%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9_sport#from=embediframe

羽生選手は、「郷さんの感情も、僕の感情も、届くといいなと思って」 滑ったそうです。 届いていましたね。(笑)

本当に、「Fantastic Performance!」だったと私も思います!!

羽生選手、音感がいいのだから、発音もすぐに、かなり良くなっていくと思いますけどね。(笑)

 

最後に、閲覧注意マークつきの(笑)、面白写真です。

羽生ファンから悲鳴が上がるかも?・・・ いやいや、高橋ファンと安藤ファンが思わず羽生選手に嫉妬してしまいそうな・・・

「高橋選手&安藤さんの二人に、キス攻撃をされそうになる、気の毒な羽生選手」 という写真です。 ふざけたポーズの写真。(笑)

安藤美姫さんのツイッターより発見。インスタグラムから。

http://instagram.com/p/o9v4vrl_M4/#

 

羽生選手の嫌がり方、表情が最高です。(笑) どういう展開でこうなったのでしょうか。 高橋選手のふざけた本気度(笑)がすごいです。

安藤さんのはどう見てもただのポーズですが。

羽生選手! 耐えてないで、お願いですから、逃げて~~~!!(笑)