今や世界中に何人いるのかさえ不明なほど大勢いる羽生ファン。
そのただの一人である私が、わざわざ書くべきことかどうか悩みましたが、今までここで書いてきたこととの関連から、何も書かないのもどうかと思い、特に、最近フィギュアスケートを見始めたとか、最近羽生選手に関心を持ち始めた方々で純粋に楽しく喜んでいる方々へ、お伝えしておきたいことを、少しだけ書きます。
長年フィギュアスケートを好きだったり、長年羽生ファンだった方々には、もはや今更ですし、新規羽生ファンでも、既にお気づきになられた方も多いかもしれない内容なのですが。
ソチ五輪直後にもいくつも出てきたように、羽生選手が活躍すると、ほぼ必ずと言っていいほど、おかしな記事やネット情報等が、どこかから出てくることがあります。
これは、今までも羽生選手に限った話ではなく、目立って活躍してきた他選手たちも、過去に度々やられてきたことです。
特に、「羽生ファンであるかのように書きつつも、実は巧妙にこき下ろしている文章」 「大いに褒めているように見せかけつつ、最終的には侮辱していると思われる文章」 とか、「事実を混ぜつつ、完全なる虚偽をも混ぜ込み、事実誤認に向かわせる文章」とか・・・ そういうものが、残念ながら存在します。
うん?なんかおかしいな~ どこか奇妙だな、と感じたら、より注意深く読まれるか、内容を保留するか、その内容を忘れることをお勧めします。
そういうのには、たいてい虚偽が巧妙に混ぜられていると思うからです。(即、見抜ける嘘や論理矛盾も多々あります。)
大抵は、論理的思考力を働かせるか、ファンとしての直観を働かせれば、かなりの確率で・・・ あるいは、一発で見抜けると思いますが。
ついでに、そういう文章の載った媒体や、それを書いた著者の名前・ハンドルネーム等も、記憶できるなら記憶しておいた方がいいと思います。その著者やその媒体が、どういう姿勢で羽生選手や他選手のことを見ているのか、本音は何なのか、立場はどうなのか、其の後に出てくる文章も含めて総合的に見ていけば、絶対によく解るようになると思うからです。
同じ媒体に載っているからと言って、良いインタビューの載った媒体の他の全ての記事等まで信用できるということは、全然なく、著者やインタビュアーが異なれば、姿勢も選手への思いも、文章の目的等も全く異なりますので、時には注意が必要です。
ただ単に、発行部数を伸ばしたいだけとか、注目を高めたいがために名前を利用しているものもありますが、そんなものより、うんと悪質なものが残念ながら存在します。
中には、選手を貶めたい方向へと、(選手の意識さえをも)誘導するかのような発言を繰り返すものなども、過去にはありましたし、今後もあり得ます。
ついでに言うと、有名になればなるほど今後想定されるのが、「でっち上げスキャンダル」の類です。
完全なるでっち上げなんて有り得るの?と思うかもしれませんが、過去にはありました。
かつての、浅田真央選手の言葉を拝借するならば、「○○って、(こんな)嘘を書いちゃってもいいんだ、平気なんだ・・・って思いました。」と・・・
怒りと悲しみと失意をにじませたような、しかし非常に忍耐強い表情で、きっぱりと会見してくれたこともありました。
その表情を見ていて、アスリートなのに、そういう「されたくもない話題作りの、しかも真実ではないこと」に振り回され、わざわざインタビューに応じなければならなくなる、そういう時は、見ていても本当に気の毒でならなかったです。
特に、真摯な取材も出来るはずであり、また文章に対する対価をもきちんともらっているはずの、プロであるかのように見える方々が、選手を失望させたり悲しませたり、貶めるような虚偽やねつ造を書くことに対しては、本当に残念を通り越して強い悲しみと憤りを感じます。
今後はそのようなことがないことを本気で願いますが、羽生選手に対しても、基本的には「起こり得る」ということだけは、頭に入れておいたほうがいいと思います。
今までも、羽生選手が慎重かつ賢明に振舞ったら振舞ったで、さらにそういう姿勢や賢さを「こそ」叩く人たちというのがいましたし、そういうのは、たとえ羽生選手が何を言っても何をしても、結局どこかで「叩く」のが目的だと思われます。
ですから、特に、自分たちに出来ることとして、「ファンの側も」そういうことに乗せられず、気を付けていくことが大事だろうと、私個人は思います。
さて、もう一つ。
少し前に、某大会について、スポンサーになっている某消費者金融が繰り出したキャンペーンがありました。
当初表示していたとされる、「何の必要もないのに、応募するためには借金するように仕向ける内容」・・・ というのは、常識から考えても、ファン目線から見ても、論外だと私は思います。
対象になっているのはもちろん、その大会にでる選手たちのファンでしょうから、残念ですが、羽生ファン層が第一だったと思います。
私が思うに、選手としてはそのような使われ方をされて嬉しいはずもないと思いますし、私が選手の立場だったら、とても悲しいし非常に心苦しくなると思います。
一部ファンからの抗議を受けて、すぐに内容が変更されたとのことですが、それに対して今度は、すぐさま行動を起こした一部の羽生ファンに対する侮辱のような文章まで出てきたようですが、私は、果敢にも抗議された「良識ある」羽生ファンやフィギュアスケートファンの方々を支持しますし、エールを送りたいと思います。
こういうことは、本当は関係者が率先立って判断してやるべきで、未然に防止するべきだと私は思いますけれども、様々な利害関係が絡んで動けない人が多いのだとしたら、最後の砦として選手たちを守れるのは、ファンかもしれません。
私が思うに、羽生選手のアスリートとしての徹底した姿勢、被災地に対する思いやり深い姿勢等と、完全に真逆を行くような精神のものというのは、羽生ファンなら大抵はすぐに違和感を抱くと思います。
世の常ではありますが、多額のお金や人気が集まり、動くところには、必ず変なものが利用目的で寄ってくるもので、今後も、そのような様々なものは起こり得ると考えておいた方がいいかと思います。そもそも完全になくなってくれることを望みますが。
ファンとしても気を付けつつ、日々一生懸命、真摯に頑張っている選手たちを心から応援出来て、演技に感動し、心から楽しめたらいいですね!
シーズン開始とともに始まっていく真剣勝負の試合の場では、心から応援しつつも、試合前や練習中等の集中力を乱さないように、また、選手の怪我につながるような言動に出たりしないように、ファンとしても十分に気を付けてあげられたら、と思います。
その芸術性からか、フィギュアスケートには「繊細な」感受性をお持ちの方が、選手の側にもファンの側にもとても多いように私は思っています。
(たとえ、ものすごく精神的に強そうに見える羽生選手でも、例外ではありません。)
選手だろうとファンだろうと、相手の気持ちにも配慮しつつ、自分は自分で信念を持ちつつ、試合の場が、みんなが様々な点で沢山の感動を味わえるような場になっていけたら嬉しいですね!
皆様の心からの応援が、一番良い形で、羽生選手の力へと変わっていきますように・・・!!
羽生選手にとっても、他の選手たちにとっても、気持ちよく戦えて素晴らしい結果を残せるシーズンとなりますように、心よりお祈りいたします!!