羽生選手について、ちょっとショックなニュースです。
10月上旬に予定されていた、フィンランディア杯出場を、とりやめたことが報道されました。
http://www.trendpark.net/sports/s1002/post-2546/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00000056-dal-spo
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00000515-sanspo-spo
この発表によれば、原因は、先週の練習中に腰を痛めたこと、「筋筋膜性腰痛症」 だそうです。
「筋筋膜性腰痛症」 とは (検索して引っかかったものを複数ほど・・・)
→ http://www.spinal-canal-narrowing.com/backache/index.php
http://e-seikei.com/sports75.html
http://seikei.kenseikai-nitta.jp/?eid=274731
要は、負担のかけすぎ、使いすぎ、姿勢異常・・・等による腰痛、「肉離れの一種」だとか、そんな感じ・・・だと思われたのですが。
テレビニュースが、こちら→ http://www.dailymotion.com/video/x26i1v9_140924-%E3%81%8A_sport#from=embediframe
ところが、今朝の読売新聞は、もっと深刻だと報じています。
「椎間板損傷により骨が変形しており、4週間は安静が必要な状態」
「現在、練習を控えている」
「症状の改善がなければ、中国杯も欠場する可能性がある」・・・ との内容になっています。
後者だと、かなり心配な内容です・・・
個人的な直感では、羽生選手の以下のコメントで発表されているように、本当に「大事をとった」のなら幸いなのですが、実は痛みが相当酷いか、発表されているよりもは深刻か重症な可能性があるんじゃないかと、想像はされましたが・・・
ニュースによれば、17日に医師の診断書を連盟に提出したとのことですので、怪我をしたのはその前ということになります。
さらに、連盟から発表されるまでに、数日かかっています。
以下、羽生選手から出されているコメントです。
「フィンランディア杯には毎年、出場してきて、シーズン初戦として出場する、とても大切な機会だと考えてきました。
しかし、今シーズンがまだまだ続くことを考えると、残念ながら、リスクはおかさず、出場を辞退する決心をしました。
大好きな国で滑ることができないこと、そして大勢のフィギュアスケート・ファンの方々にお会いできないことが心から残念です。
最善を尽くして、近い将来、またフィンランドで滑ることをお約束します!」
以下、フィンランディア杯のHP, フェイスブックにのった英文原文です。
"I was competing this event every year, and I always take this opportunity very important as the first official event of the season.
However, consider the long season, I regretfully decided not to take risks and decline my participation.
I would like to express my heartfelt sorrow that I cannot skate at my favourite country, and miss many of the figure skating fans.
I will give my word that I will do my best and skate once again in Finland at near future!"
最初のニュースによれば、「医師の判断に従って、大事をとって今回は欠場し、11月の中国杯に万全を期す覚悟を決めた」、とのことですから、フィンランディア杯に行かれる予定だった方には、本当に残念な結果ではありますが、羽生選手のことを本気で思えば、絶対にこれで良かったと私は思います。
今シーズン、羽生選手のグランプリシリーズ出場は、中国杯スタートで、11月が初戦というのはやや遅いスタートですが、でも、今怪我しているのなら、それは逆に幸いだったかもしれません。
でも逆に言うと、シーズン後半に負担が重くかかってきますので、そちらのほうが心配です。
羽生選手は、11月、12月のたった2ヶ月の間に、予定通りなら、なんと4試合もありますので・・・
私個人は、中国杯も、その後の試合も、もし本当に治りが悪ければ、無理しないで頂きたいです!!
私は、もし本当に調子が悪い時は、その時は無理せずにワンシーズン近く休んだって良いとさえ思っています。
選手生命に影響するくらいなら、是非お休みを!
昨年の五輪シーズン、ひたすら五輪代表争いをも頑張ってきて、五輪でも団体戦と個人戦の両方にまで出場して金メダル、
さらに過去の多くの五輪メダリストが(その負担の重さやプレッシャーから)欠場する世界選手権にまで出場して頑張った羽生選手・・・
その後も間髪いれずに日本ではショーだらけの過密スケジュール期間を過ごし、仙台のパレードや表彰やテレビ出演を数多くこなし、
トロントに戻ってすぐ新しいプログラムを練習。
さらにまた日本に戻って、6月から毎週、7月上旬までショーだらけで、8月にも日本で被災者のためにと滑り、CM撮影を複数こなしてきた・・・
こうして書いてみても、目が回りそうなほどで休みなしに見えた羽生選手の体を思えば、あまりにも過密スケジュールだったと思うので、
どうか、あせらずじっくりゆっくり楽しく休んで頂いて、少しでも体の負担を楽にし、少しでも元の正常な状態に戻して頂ければと思います!
ただでさえ、「日本選手はシーズン中、試合に出過ぎで、体の負担が重過ぎる!」などと言われていたくらいです。
その中でも、この1年の羽生選手の活躍は尋常じゃなかったと思うので・・・
先週、切手集に予定されている写真をじーっと見ていて、改めて思ったことですが、羽生選手の美しい、素晴らしいポーズの数々は、
やはり男子選手としては想像を絶するほど、腰に相当な負担があることは明白に思えますし・・・
動いている動画だとそれでも一瞬で終わってしまいますし、ファンとしては魅了されてしまいますが、動かない写真でじっと見ていたら、
あの体勢や、ジャンプ着氷時の衝撃のすごさ、それらの負担の重さ等を考えると、一般人感覚としてはやはり心配になっていたところでした。
上のニュースで載っている写真も、羽生選手が氷の上で、足は正座のまま前かがみに上体を伸ばして突っ伏しているような写真が載っていますが、
あれって、「腰痛解消体操」に使われる有名なポーズに非常に近くて、
自然と、あるいは無意識にやっているのか、意図的にやっているのかは知りませんが、終わってすぐに「腰へのねぎらいポーズ」をとるほど、大変なんだろうな・・・と思って見ていました。
私があれをやる羽目になるときは、腰がかなり痛くて動きにくくなったときだけなので・・・
とにかく、責任感の非常に強い羽生選手が「欠場決断」をするのは、きっと相当な葛藤で大変だっただろうと思いますし、その思いがコメントにもあふれていますが、その勇気ある決断に、ファンとしては感謝したいと思います!!
やはり、体は何よりも大事にして欲しいですから・・・!!
ファンの一人として思うのは、目先の大会より、長い目で見た選手生命とスケート人生です!!
無理して悪化させ、致命的にするくらいなら、しっかり休んで万全を期してほしいですので、今後も私は、こういう決断はどんどん歓迎していきたいと思います!
ファンとしては、最悪、ワンシーズンお休みさえも、覚悟しておき、必要ならそれさえも歓迎したいと思います!!
羽生選手、とにかく今はお大事になさって下さい!!
休むことさえも、大いに応援しています!(笑)
ところで、前回私は、スベリすぎるあまり、(苦笑)、フィギュアスケート界に巣食う名だたるモンスターの中でも、肝心要の巨大モンスターの名を書くのをすっかり忘れていたようです。
・・・その名も ずばり、 モンスター・「テンバイヤ」(転売屋)、「テンバイギョーシャ」(転売業者) ってやつです!
これは多分、組織ぐるみと個人の両方がいると思われます。
きっと、ただの儲け目的の個人もいるでしょう。
先日発売になったNHK杯のチケットが、残念ながら、酷いことになっていました。
全く取れない人が続出したと思ったら、案の定、大量の「転売チケット」が、すぐにもネット上に溢れていて、その数たるや、呆れるほどで尋常じゃないです・・・!!
最高金額12000円のはずの、NHK杯チケットを、しかも「現物なし」で、とんでもない金額で売ろうとしている驚愕の図々しさ!!
そんなのが多数います。
ある程度は予想されていたこととはいえ、ここまでとは驚きました。 大変な憤りを感じます。
あまりの数の多さを見ると、相当な組織ぐるみものが多数あるとしか思えないですね。
家族総出で申し込んで、運よく予定よりも多く当選したような、個人の羽生ファンの方々がもしもいらっしゃるなら、できれば良心的な適正金額で、ほかの方々に渡して欲しいなと思います。
チケットの元の金額の2倍以上を出してこのような転売の形で買うことは、どんな理由があっても私はおススメしません。
(私個人は、転売屋には1円もくれてやる気はありません。)
その余分なお金は、羽生選手の元には1円もいきません!
それどころか、反社会的なことに使われたり、味をしめたただの金銭欲にくらんだ人たちが、ますます参入してきて、羽生ファン全体の首を絞めていきますから!!
大切なお金を、それも多額のお金を闇に回すくらいなら、そのお金は、羽生選手に託して被災地のためやフィギュアスケートの有益な寄付につかってもらったほうが、断然良いのではないでしょうか?
「津波防災大使」 とやらにまで就任している羽生選手の立場を思えば、それこそ全国の津波対策にでも使ってもらったほうが良いくらいです!
いつか絶対に来ると言われている次の大地震による日本の危機を、そのほうが少しでも軽減できますから・・・ 本当に!!
さて、多くの皆様が無視していれば、売れないチケットは自動的に金額が下がっていきます。
また、昨年は正規の追加販売等もありましたし、当日立ち見席もありました。
今年も、絶対にとはいいませんが、それらが出てくる可能性はあり、転売に成功しなかったモンスターらからキャンセルされて、また売り出される可能性もあります。
( 参考 → 昨年のNHK杯の、追加チケット情報のページ
★ 注意! これらは昨年(2013年)のであって、「今年の」ではありません!!
http://www.nhk2013.jp/news/current-ticket.pdf (注:昨年のものです!)
http://www.nhk2013.jp/news/additional-ticket.pdf (注:昨年のものです!)
http://www.nhk2013.jp/ticket.php (注:昨年のものです!) )
ついでにいうと、羽生選手のお顔をじっくりと、ずーっと細部に至るまで見て、一人で独占気分を味わいたければ、「テレビ前特等席」がベストです!! これはもう間違いない!(笑)
NHK杯は、NHKが必ず放送しますから、日本人なら、テレビさえあって受信料を払ってあれば、全国どこからでも必ず見られます。
焦ってはダメです。
羽生選手がたとえいつか引退しても、プロになる希望をお持ちですから、必ずショーでは見られるチャンスがきますから!!
年齢が上になるほど、演技は円熟していきますし・・・!(笑)
一時的ファンではなく、長く羽生ファンでいられる自信のある方は、1試合のチケット争奪で一喜一憂せずに、長い目で見て、羽生選手を応援できるチャンスが必ず巡ってくるのを待つのもいいと思います!
しかし、関係者の皆様とNHKの関係者におかれましては、是非とも何らかの対策を考えて頂きたいなと、本当にそう思います!!
NHK杯って、いわば受信料から一部の資金が成り立っているんですよね? NHKですし。
それを、闇の勢力に不正を横行させる場と化していいはずがないですね。
出来る方々は、主催者と、NHKに陳情するのも、一つの手かも、ですね。
リアル・モンスターとの戦いに勝利するには、勇者であり戦士である選手たちだけに任せずに、ファンもよく考えて、適切なタイミングで、援護射撃をする必要があるかもしれません!
「タイミングが大事」って・・・誰かが、力説していましたよね?!(笑)
応援は、お金を払うことだけではありません。
応援の形にも、色々あります!(笑)
一人ひとり、できることをやれる範囲でやれるといいですね!
さて、私が転売屋から高額でチケットを買うのに反対な理由の、もう一つ大きなものに、今回の羽生選手のように、
「選手が突然、怪我等で欠場」、ということが、フィギュアスケートの場合、常に大いにありうるから、というのがあります。
この場合、異常な高騰価格で買ってしまったファンは、休むことを決めた選手に対して恨みを持つことがあります。
こうなったら、もう、ファンではなく、モンスターになってしまうのです! これは悲劇です!!
適正価格だったらまだ、たとえどんなに残念でも、「選手が体調悪いなら、無理しないほうが・・・」と、冷静に思いやることができます。
でも、多額をかけて”勝ち誇るようにして”争奪戦で買ってしまった場合、人間の心理として、どうしても自己中心的な思いに支配されやすくなります。無理した人ほど、そうなります。
こういう人が増えれば増えるほど、本当は欠場したい状態の選手本人に、(本当は責任ないのに!)「申し訳ない」感を強めさせてしまい、無理してでも演技させるような悪いほうの圧力へと変わり、結果、より大きな怪我や致命傷に繋がっていきやすくなると、私は思っています。
結果として、誰も得をしないどころか、皆が悲劇になり、 ホクホクなのは転売屋や闇業者、だけなのです。
これはもう、最悪のパターンです!
(フィンランディア杯は、日本から遠い外国の大会で、チケットもまだ余っている状態なので、転売屋が絡む悲劇はないのがまだ幸いです。)
日本人初の4回転ジャンパーであり、プルシェンコ選手やヤグディン選手の全盛期に彼らと戦った日本人でもある「本田武史さん」(2002年ソルトレイクシティ五輪・4位入賞)、(羽生選手のリンクや中学・高校の先輩でもある)が、
”今でも、いつでも怪我をして致命傷を負う可能性があるので、リンクにいる間は怖さは常にある”というようなことをお話されています。
現役を退いた今でも、と・・・ 本田さんがそう仰ると、なんともいえない重みを感じます。
本田さんはヤグディン・プルシェンコ両選手対決時代に、4回転を跳ぶことが出来て、メダル争いをしたほどの、日本の誇るすごいジャンパー選手でしたが、(ソルトレイクシティ五輪では惜しくも4位になってしまいましたが、それでも4位!) 、怪我による故障から一時期休み、復帰して出てきた大会で、無理があったのか、ジャンプ着氷時にさらなる酷い怪我を負ってしまい、最終的には引退へ繋がっていってしまいます。
フィギュアスケートがそれだけ危険なスポーツであることを理解したうえで、ファンは常に覚悟しておく必要があると思います。
一人ひとりがよく考えて、無理なく計画し、運よく正規でチケットを買えた方は、喜びつつ楽しく羽生選手を応援でき、他の選手の演技も楽しんで見られると良いですね!
フィギュアスケート界の方々と、NHK関係者には、ぜひとも今後のチケット対策を考えて頂けたら、と切に願います!
未来ある小学生や子供達が、なかなか見に行けないような大会になったままでは、せっかくの金メダリストの活躍効果も、未来につながりにくくなるのではないでしょうか・・・?
何よりも、羽生選手の怪我と痛みからの”確実な回復”を、心よりお祈りしております!!
心身ともにゆったりと、落ち着いて、よく休めますように・・・!!
どうか気持ちを明るく、楽しく前向きに休んでいただけますように・・・!!
休む勇気と決断をも、歓迎し、応援します!!