プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花になろうよ!

フィギュアスケートのプロでプロ・アスリート、
表現者・羽生結弦の公式・広報サイト 
teamSirius広報

羽生選手の強さ、町田選手の思い、二人への期待

2014-10-31 | 羽生選手の素晴らしさ

最初に、羽生選手が中国杯に出る見通しだとの 最新ニュースです。 ↓

http://www.excite.co.jp/News/sports_g/20141031/Kyodo_BR_MN2014103101001323.html

 

オーサーコーチが、羽生選手は中国杯に出るつもりで準備を進めている、と明かしました。

現在のところ、出場する予定とのことです。

町田選手の演技を見てから、羽生選手の演技が恋しくなってしまっていた私としては、とても嬉しく思える反面、本当に無理のないように・・・と願うばかりです。

 

ご存知の方も多いとは思いますが、羽生選手の怪我の状態についての最新情報としては、スケートアメリカ(10月26日終了)の会場で、World Figure Skating Japanの担当者さん が、羽生選手のコーチであるオーサー氏に聞いて下さったのが公開されていました。 

ツイッターで、以下のように流されています。

ツイッターはこちら。 → https://twitter.com/WFS_JP

 

以下、その内容です。

『 スケートアメリカで、ナム・グエン選手に帯同しているブライアン・オーサーコーチに、羽生結弦選手の体調についても取材しました。

腰の状態は大分よくなった。必要なのは時間。

まだ多少痛みはあるが、結弦は賢いのでうまく管理している。

練習と休息・マッサージを組み合わせ、常に注意を払っていく」 』

 

World figure skating Japan のツイッター担当者様、ありがとうございます!!

 

これを見ると、羽生選手は何とかお元気そうですが、万全というわけでもなく、まだ少し時間が必要なようです・・・

油断大敵。

羽生選手、どうかお大事に…!!

お祈りしております。 

(それ以上のコメントは、今は控えます。 )

 

ちなみに、『World Figure Skating 』の最新号は、こちらです。 ↓

ワールド・フィギュアスケート 66
 
新書館

 ついでに、今週のアエラは羽生選手が表紙だそうで。↓ 

AERA (アエラ) 2014年 11/10号 [雑誌]
 
朝日新聞出版

 

さて、選手の名前コール後、1分以内にスタート地点に着くルールが、今シーズンから、「コール後、30秒以内」に短縮されたことについて、

女性週刊誌で、羽生選手がその時間短縮の対応に苦労している、と書かれています。 →http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141028-00010002-jisin-ent

私は、全員が短くなるのだし、他にも時間一杯使っていた選手は沢山いるので、30秒以内に収めるのに苦労している選手は沢山いるだろうと思います。そういう意味では、ここに書かれているように、特に羽生選手への嫌がらせだ、などとまでは思わないです。

むしろ全体の時間短縮を狙った、商業的かつ興行的な理由が主だろうと想像しますが、精神面への対応で選手たちが大変になるのは間違いないでしょうから、いいルール変更だとは全然思えないです。

あの時間の選手たちの様子、特にその「目」を見ていると、色々なことが解るので、選手たちには最も緊張する瞬間だと思うけど、観る側の私としては、結構好きな時間でした。羽生選手は最初から、あの登場してからの1分間の「目」が、全然他の人とは違っていたので、強く私の目を引きました。

「何があっても、影響しないようにしてみせる!」というのが、きっと今の羽生選手の本音でしょうね。

五輪チャンピョンになるよりずっと前から、ルール改正でその才能を狙い撃ちされてしまう選手さえいます。 

まして、3冠まで一気にとった羽生選手は、あらゆる点で標的になるのは、当然のように予想できたことで、色々と覚悟の上だとは思います。それを乗り越える強さを見せたいのが、羽生選手でしょう。

 

誰かの圧勝を防ぐためのルール変更、というのは、ある意味では本当に馬鹿らしいですけど、五輪の冬の競技では、ずっと繰り返されています。

それでよく解るのは、「採点」「評価」というのは、その時代の人間が作ったルールの中で決められる、所詮は『相対的なもの』、だということ。

 

評価されることはとても大事だし、誰でも嬉しいことだけれども、誰かの評価だけを基準にして自己評価までもを確立しようなどとすると、コロコロ変わる他人に依存していくようなものだから、最後には己を見失うことになる、と私は思っています。

昨シーズン、羽生選手と浅田選手が本当の意味で「強い人」だと私が思っていたのは、実際に最高レベルのものをやるだけではなくて、自分の中で絶対的な基準を持ち、そこが揺るがなかったから。 

あの若さで、お二人は本当にカッコよかったです。 審判が何点つけるかに、関係なく。

政治や権力に左右されないほどの、公平な採点が可能なら、本当はそれが一番理想です。

 

人間である以上、主観からは誰も逃れられないし、政治や権力の影響を、一切なくすことなどはできないかもしれないけれども・・・

政治や権力、審判にさえ、自分の心や演技が「支配されない」ことを自分で選択することは出来ます。

 

2010年に、インタビューで、「プルシェンコ選手とジョニー・ウィアー選手」を尊敬していると、堂々と答えた、わずか15歳の少年がいました。

この年、プルシェンコ選手は、バンクーバー五輪での採点をした審判に疑問を呈して抗議し、表向きは関係ない全然別の理由でしたが、つまらない理由で、ちょうど半年くらいの「出場資格停止処分」になっていた時期でした。 私はプルシェンコ選手がそうなったニュースを聞いたとき、かなりのショックを受けました。

ジョニー・ウィアー選手は、ある時期から、(ファンでもなかった私から見ても、)冷遇されていると見られることが増え、ファンがブーイングすることが何度もあった選手です。その年にあったバンクーバー五輪でも、本人も会心のガッツポーズで終えるほどの演技をしながら、これまた他選手と比べても明らかに低すぎる点数をつけられてしまい、観客からかなりのブーイングが出る中、達観したように穏やかな顔で、両手で、観客を鎮める動作をしながら、その場を収めつつ、耐えた選手です。 (この時の採点には色々一筋縄でない理由があると私は思っていますが、その辺は割愛。)

この二人の選手は、演技や性格は完全に対極のタイプながら、この時期、「実力は凄いのに採点では冷遇された」、という点では同じ。

どちらも、形は全然違うけれども、所詮は人に過ぎない「審判」を神のごとく絶対視したりせず、支配されず、己の信念を貫いてみせた選手として、その年のバンクーバー五輪での態度が、私の印象に深く刻まれていた二人。 (この大会での高橋選手も、4回転なしにすればむしろ優勝や銀メダルになる可能性があったとも言われながら、迷いなく果敢に4回転に挑んだところが、とてもカッコよかったです。)

シニアデビューしたての時期で、審判に悪い印象を与えたくなければ、避けたかもしれないこの二人の名前を、よりにもよってこの時期に、「尊敬する人」として、しっかりと公の前で挙げみせた少年。

私は、このわずか15歳の少年 = 羽生結弦選手 を「驚くほど骨のある選手!」だと思い、驚嘆の眼差しで見つめていました。

並外れた才能だけじゃない。 この毅然とした強さはもう、本物だわ、と。

 

羽生選手が、この二人を尊敬していたのは、何年も前からでしょうから、そういうことに関係なく、そもそも演技が好きだったのだろうとは思います。

でも、羽生選手が、この二人の置かれていた状況を、知らないはずがない。

私の想像では、この二人の先輩は、フィギュアスケート人生の中でも、それぞれ、最も失意の状態にあった時期なのではないかと、そう思えました。

(事実、ジョニー選手は、のちにこの時のことが非常にショックだったと述べています。)

だからこそ私は、この15歳の少年を尊敬しました。 まー、カッコイイ選手が出てきたわ、と。

 

当時の羽生選手の写真 ↓ (日本郵政・ 羽生選手のフレーム切手集 :締め切りは11月16日(日)まで )  

← 若干恥ずかしい、とコメントしながらも、この瞬間の写真を選んじゃった羽生選手。面白すぎます!(笑)

 ← 初めての4大陸選手権大会で、4回転Tを成功させ、銀メダルをとった時。演技終了後の笑顔。

 

さらに私が、羽生選手や浅田選手をカッコイイと思うのは、どのような時でも、(本当は山ほど思うことがあるだろうに、)誰かに負け惜しみも、侮辱的な言葉も、嫌味も、そういうことを一切言わないところ。 (チクリチクリと言ってみるような選手は、結構いるにも関わらず。)

私は、そこに真の強さを見るし、心から尊敬します。 アスリートとしては、この上ない強さ。

 

この強さは、点数には反映されませんし、むしろマイナスになりやすいけど、総合的な、あるいは人間としての姿勢や美しさとして、観る側には伝わってくるんです。

表現や芸術的側面も、一応点数化されて、採点では評価されていることになっています。  

でも、フィギュアスケートを本当に芸術として観る時、その本当の価値は、観る人が感じる、”演技の存在価値そのもの”や、観る人にとっての、”選手の存在そのもの”に移っていきます。 

誰か一人でも、その心を震わせ、本当に動かした演技ならば、それはその「心を動かされた人」「観る者」にとって、最高に価値があるもの。

それは決して、他人に侵害できるものではないのです。

 

 ← 私は、ストレートに思いを伝えてくるような、こういう演技の出来る、羽生選手がものすごく好きです。(笑) エキシビションに点数はつかない!

以上、写真全て :  羽生選手の切手集 ツイッターページより →https://twitter.com/yuzustamp

 

 

自分が本当に、特別に大切に思うもの、素晴らしいと思うものを侮辱されて、嬉しい人は一人もいないと思います。  

全員が同じなどという世の中ほど、気持ち悪いものはない。

 

羽生ファンの人たちには、他選手のファンの人たちに、間違っても、同じような目に遭わすようなことをしないでほしい、決してしないでほしい、と私は思っています。 (自分の意見を冷静に伝えるのと、侮辱し罵倒するのは、違います。)

 

フィギュアスケートを見ていて一番思うのは、人間がどれほど多様で変化に富んだ存在なのかということ。

好みが、どれほど様々かということ。

地球上で、フィギュアスケートの選手としてトップにあがってこれる人なんて、ほんの一握りの、スケートが得意という共通性をもったはずの、特殊な人達です。

その中でも、こんなに多様だということ。 誰一人、同じ存在はいないのだという奇跡。

 

フィギュアスケートを見ていて、点数や順位や、時には自分の好みまでもを超えた、各選手の個性あふれる素晴らしい演技が続くと、時に、大自然の雄大で美しい、稀有な景色を見ているのと同じくらいの、壮大な感動に包まれることがあります。

その中でも、最も心に残る「特別な景色」を見つけた時と同じような喜びを感じられるのが、自分が好きな選手が、最高の演技をしてくれた時です。

それまであまり興味のなかった選手が、素晴らしい演技をしてくれて感動する時も、同じように素敵な瞬間です。

 

 

そういう感動の価値は、得点では到底測れないのです。

勝ち負けでも、測れない。

スポーツ性と同時に、他のスポーツにはなかなかない、そういう部分にも目を向けていくと、フィギュアスケートはきっと、見ていてすごく楽しいです。

 

 

今年は、どんな新しい景色をみることが出来るのか・・・

楽しみにしています。 

 

 

ところで、町田選手は、スケートアメリカで圧勝の優勝でした。 

結果については完全に予想通りで、私としては全然驚くことではなく、問題なく順調だったという印象です。

フリー終了後、ちょっと腰あたりが痛そうに見えたというか、珍しく力尽き果てていて・・・ 数年前の、羽生選手を思い出してしまいました。

つなぎがちょっとせわしなく見えたけど、余裕が出てきたらさらに激変するだろうし、昨年に引き続き、背水の陣を敷いたがごとくの全力投球ぶりは凄かったですね。

でも、お二方とも、どうぞお身体をお大事になさって下さい・・・!!そこだけは、本当に。

やっぱり最後は自分の身体の限界との戦いなんですね・・・。 

 

ソチ五輪銅メダリストだったデニス・テン選手は、あまり調子が良くなかったようですが、あれが完成に近づいたら相当良い、名プログラムになる予感がしました。

 

町田選手のショートは、ちょっと「エデンの東」に似たイメージがありました。初戦・・・じゃなくて町田選手には「初演」だそうですが、(言いたいことはわかります!)、今後さらにこれを詰めてくれることでしょう。

フリーは、音楽の使い方が、想像よりも良かったです。 出だしのタイミングも良かった。私の印象では、第九ってあの最も有名な合唱部分を使うと、盛り上がるようでいてそうではないことも多く、使い方は難しいだろうと思っていたのですが、そこは使われていなくて、歌が特に邪魔に感じられることもなく、かなり工夫されていたと思います。

動きが徹底してバレエ的でした。 「これぞ町田樹の世界」というのを目指すのでしょうから、演技中にたとえチラリとでも、羽生選手のことも、高橋選手(引退表明)のことも、誰のことも全くイメージできないような個性にまで、最後は到達してほしいと思います。

SPもFPも同じ振付師で、町田選手の目指すカラーそのものは、かなりハッキリしてきた印象です。

まだまだ最初だし、町田選手はもっとさらなる洗練や完成度、スケートととしての美しさをも目指せる方だと思うので、今後を楽しみにしています。

 

参考: スケートにバレエ要素を大胆に取り入れて有名になった、1994年リレハンメル五輪金メダリストの、オクサナ・バイウル選手。 リレハンメル五輪時のエキシビション「瀕死の白鳥」の動画。  衣装がバレリーナそのもの!→    https://www.youtube.com/watch?v=3bH0CAPzef8  

(当時、スケートにバレエ的な美しさが欠けているところが、少しだけ不満だった私は、これを見て感動して、すごく好きでした。でも一方で、スケートで滑っている時間が少ない、などという人もいました。 バレエの専門家から見れば、まだ甘いと思うかもしれません。 いつの誰のどんな演技でも、何を重視するか、好み、感性の違いなどで、本当に色んな意見が出てきます。 羽生選手はこの年に生まれていますけど、この五輪時はまだ生まれていません。)

町田選手は、こういうのの男性版の革新的な演技をしたいのかな、とも思いました。 私の考え過ぎでなければ・・・!(笑)

 

 

羽生ファンの私が、町田選手にも期待する理由・・・ 

町田選手の昨シーズンの演技がとても良かったのももちろんですが、それ以外にもあります。

その一つを、ちょっとだけ、ここに書いてみたいと思います。 

 

昨年末の全日本選手権、エキシビションの時に、選手たちの控室の様子がテレビに映りました。(覚えている方も多いかも?)

羽生選手がちょうど、「花になれ」を演じている真っ最中で、他の選手たちの集まっていたその控室のモニター画面に、羽生選手が映し出されていました。

(羽生選手はリンクで演技中だから、当然その場にはいないです。)

殆どの選手がホッとして和気あいあいとしながら、ふざけたりして会話している中で、唯一町田選手だけは、モニター画面上の羽生選手をじーっと真剣に見つめていました。

 

途中で、羽生選手の演技をネタにしだした他の選手たちに、町田選手は一応笑顔を向けつつも、

「彼(羽生選手のこと)、これ、本気だから・・・ 本気でやっている時に茶化すと、彼、本気で怒るから 」(←セリフ不正確です、記憶ではだいたいこんな感じだったかと。)と、柔らかく諌めるように、数回、言ってくれたのです。

そしてまた、モニター上の羽生選手の姿を、一人で真剣に、黙って見つめ続けました。

 

羽生ファンの私から見れば、羽生選手の「花になれ」が目の前で行われているのに、真剣に見ないというのは、「何があっても絶対にあり得ない!」ことなんです。高いお金を払っても観に行きたい。でも、諸事情でそれさえもかなわない羽生ファンが日本中に(世界中にも)沢山いるわけです。

 

選手たちは観客とは違うし、裏でリラックスしているのは普通のこと。 その時の他の選手たちを、どうこう言いたいのではないです。

しかし、特に「花になれ」を、本当に特別なプログラムだと思っている私には、あの町田選手の態度と言葉は、とてもとても嬉しかったし、

羽生選手のあの感性や思い、本気度を理解でき、大切にする気持ちがあり、このプログラムの凄さや良さを本当に一番解ってくれているのは、「町田選手なのだな」と、その時に私は思いました。

町田選手はきっと、自分が同じくらい真剣にやる大切な演技を、決して茶化されたくはないのだろう・・・ そうも思いました。

町田選手も、本気で全力だからこそ。

 

じっと見つめる町田選手の姿は、同時に、「いつかこのプログラムを超えるほどの演技を自分もしたい」と強く思い、実現を決意しながら見ているかのようにも見え、その態度を見ていて、

次に、頭角を現してくるのは、間違いなく町田選手だ」と、私は確信しました。

だって、羽生選手のあの真剣さ、あの良さを本当に理解して尊重するような選手が、素晴らしい演技をできないはずがありませんから・・・! と、羽生ファンの私としては、どうしても、そう思うわけです。(笑)

 

 

今、羽生選手の切手集のフェイスブックページで、羽生選手本人の過去の各演技に対するコメントが公開されていますが、そこに書かれた「花になれ」への羽生選手のコメントは、次のようなものでした。


「僕の親友である、指田郁也さんとのコラボレーションのプログラムです。この曲で郁也さんに出会えました。

生きていく勇気をもらいました。いつも皆さんにも届けられるように滑っています。

 

 

 

・・・そう、そうなんですよ! 誰よりもまず、羽生選手自身が、生きていく勇気をもらった歌なのだとハッキリわかる、そういう演技なのです、これは!!

それをまた、みんなに、真剣に届けてくれようとしているんです、この演技の時の羽生選手は!! 

だからこそ、特別なんです。

で、ファンには確かに届いているのです・・・ 届きすぎるほど!! (笑)

あの演技には、羽生選手の ”命の輝き” ”心からの喜び” が強く見られるんです。

 

私は、2012年に羽生選手がこれを演じるのを見て、感動で涙がこぼれると同時に、心の底から安心しました。

・・・こんな演技が出来る羽生選手は、何があっても大丈夫だ、と。   羽生選手の試練や苦しみは、この演技に最高の形で昇華されていました。

男子選手では、見たことのないほどの希望に満ちた、優しく暖かい、美しい演技。

それを見て、どれほど多くの人が、どれほど深く慰められ、どれほど沢山の勇気を、同時にもらえることか。

 

そういうことを、わかっているであろう、町田選手が・・・

この演技を、そして羽生選手の気持ちを、そのように尊重してくれる町田選手が、羽生選手のライバル1番手に躍り出てくることは、私には必然だと思えるし、とても嬉しいことです。

 

報道によれば、町田選手はこの昨年の全日本選手権の始まる時に実は精神的にボロボロだったそうで、その時にテレビで観た、被災地の人たちが歌う「第九」に、感銘を受けたそうです。

その結果、昨年の全日本では羽生選手に次いで2位につけて、ソチ五輪への切符を確実にしたわけですが。

今年は、なんとかこれをやれるほどの自信もついた・・・ それで、今回これを持ってきた、と。 

そうだったんだ、なるほど・・・と思いました。

あの時の町田選手は、最も、あの「花になれ」を演じている羽生選手の気持ちを理解できる状態にあったのかもしれません。

町田選手の「第九」への思いも、特別なものがあるようです。

 

 

いつも、どんな小さな大会でも、軽んじずに大切に演技し全力を尽くしてきた羽生選手はその典型でしたけれども、町田選手もそう。

一つ一つに真摯に向き合う姿。

感謝して、忘れない姿。

「小事に忠実な者は大事にも忠実である」。 真実な言葉だと思います。

私は、羽生選手のそういうところを、少しでも見習おうと思うようになってから、小さなことの一つ一つが、なぜかすごく楽しくなりました。

 

 

演技後の町田選手のインタビューは、なかなか良かったです。

 http://mainichi.jp/sponichi/news/20141027spn00m050009000c.html

「ボールを投げることが出来た。羽生選手らが、どう打ち返し、僕に投げ返してくるのか。

勝負を受けてやる、という強い気持ちがある。」 (一応、穏やかな口調で。) だそうです。

 

それに対して、町田選手のお母様が、「場外ホームラン打たれるのでは」と、息子さんの発言を心配されたとか。(笑)

http://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/p-sp-tp0-141029-0005.html

麗しき親子愛ですね。 確かに、羽生選手は場外ホームランを打てると思います。 でも、羽生選手に打たれたら町田選手もホームランを打てばいいのよ、羽生選手とは違う方向へ向けて。(笑) 

ホームランがガンガン飛んできたら、観客は喜ぶだけですから。(笑)

 

町田選手のキス&クライの時の顔、「挑戦的すぎる」(笑)ようにも見えていましたが、実は疲れすぎて吐きそうだったんだとか…

そこまで頑張ったというのも、凄いですね。

 

素晴らしいラリー(ボールのやりとり)になることを願うと同時に、

私としては、お二人ともが、”最良の体調”で臨めることを強く願っています。 

 

次にこの投げられたボールを受け取めるのは、日本人だと、小塚選手と、無良選手ですね!(今週末、お二人の登場ですね。)

昨シーズン不調や体調不良で苦しんだこのお二人にも、今シーズンは期待しています!!

 

かつてのヤグディン選手とプルシェンコ選手は、闘争心&ライバル心がむき出しで、リンク外ではすごく険悪なピリピリムードでしたけど、

今の羽生選手と町田選手は、それとはまた全然違っていて、ライバル心は互いにありつつも、でも決して礼を失せず、尊重して称えあおうとする関係でいられる、その強さが、素晴らしいです。 

 

私の親友の一人は、今回の町田選手の演技と、そこで見られた本気度を見て、もの凄ーく感動したそうです。 

 

一方、私はといえば、町田選手が凄い演技をしてくればしてくるほど、逆に自分がどれだけ羽生選手の演技を、本当に好きなのか・・・ 

それをさらに自覚することにもなってしまい、ちょっと困っています。(笑) 

どうしてくれるんですか~、羽生選手の演技が恋しくなっちゃったじゃないですか!(笑) ( ま、羽生ファンだから許してね。)

 

 

最近出されてくるニュースでの羽生選手の映像は、全部数か月以上前のものばかり。

 

 

羽生選手の最善を祈りつつ、じっと、時を待ち続けたいと思います。

 

羽生選手!! 焦らず着実に、回復させて下さい!!

 

どうか、後悔のないシーズンが送れますように。

何があっても、応援していきます!!

 

輝く笑顔が見られる日が来るのを、楽しみにしています♪

 

すっかり見慣れました(笑)