新年、あけましておめでとうございます。 (ちょっと遅すぎ、スミマセン。)
年末に私信を下さった方々、本当にどうもありがとうございました。 大切に受け止めさせていただきます。
今も入院中のはずの羽生選手が、穏やかな休息の日々を送れていることを祈りつつ…
さて、新年早々、1発目にご紹介する情報は、これです。 (見た方も多いかもしれませんが。)
羽生選手あてに、プルシェンコ選手からのメッセージが、元旦にテレビで公開されました。
さすがプルシェンコ選手! 羽生選手への、思いやり溢れる内容だったので、感動された方も多いはず。一応書き出してみます。 ↓ (番組の動画の、22分50秒からです)
http://www.dailymotion.com/video/x2dtuhi_0101-television-special-2-3_sport?start=1464
昨年の、中国杯での羽生選手の事故とその後について、どう思っていたのかと聞かれたプルシェンコ選手が、番組内で答えてくれた内容です。
一つ一つ、言葉を選ぶように、真剣に、語って下さいました。
「ユヅルは、言うまでもなく、勇気のある人です。
…怪我をしても、3週間後の大会に、彼は強行出場しました。
でも、健康は一つだけです。 それも覚えなければいけない。
ユヅルはまだ若い。
あんな大怪我をした直後に、選手生命のリスクを冒してまで出場する大会なんて、僕はないと思っています。
健康だけは、お金で買えません。
私は、そのことを、ソチ五輪で痛感しました。
・・・でも今回、ユヅルは神様のおかげで、全てが上手くいきました。
グランプリファイナルで、優勝も出来ました。
それは私自身もすごく嬉しいですし、心から、ユヅルにおめでとうと祝福したいです。」
(以上、エフゲニー・プルシェンコ選手の言葉)
上の言葉を言っている最中の、プルシェンコ選手の表情と、その変化にも注目して下さい。
プルシェンコ選手も、きっとすごく心配されていたんだろうな、と解ります。
羽生選手、幸せ者ですね。
今も入院中の羽生選手は、きっと健康のことは、もう嫌というほど色々痛感されていることだろうと思います。
五輪金メダリストでありながら、その後も現役を続けた経験をもつ先輩として、プルシェンコ選手は、誰よりもああいう状態になった時の羽生選手の立場を理解されているはずだとも思いますし、ご本人が体験されてきた辛い経験(怪我・手術・五輪での棄権等)を経た上で、羽生選手に贈ってくれた、大事な言葉を残しておきたいなと思ったので、ここに書かせて頂きました。
下線を引いた部分、プルシェンコ選手が、「選手生命のリスクを冒してまで出場する大会なんて、僕はないと思っています」と明確に答えたこと。 私は非常に重く受け止めました。
なんとなく、「あれが最後のオリンピックだというのなら…」と、言いそうなイメージが(私の中には)あったのですが、それさえも「例外ではない」という意味だと、この言葉からは読み取れます。
考えてみれば、プルシェンコ選手は、他ならぬ「オリンピック」そのものを、怪我で棄権されたのですから、当然といえば、当然かもしれません。彼はあの時、相当批判されて大変だったらしいので、なおさらですよね。
私はソチ・五輪の時、プルシェンコ選手の棄権の瞬間を見て、もう呆然としてしまったのを覚えています。でも、それを一番辛く受け止めていらしたのは、恐らくご本人に間違いないでしょうし…。
「健康だけはお金で買えない」――― あの番組で、何もかもを手に入れているように見えるプルシェンコさんが、そして、幾度もの手術を経て、一見すると今も健康そうに見えるプルシェンコさんがそう言うと、非常に重い気がします。
最後の言葉の締め方も、さすが、「今では僕がユヅルのファン」だと仰るだけのことはある!
・・・というわけで、羽生選手のファンを代表してもらって、羽生選手の憧れでもある「プルシェンコ選手からの熱い応援の言葉」を、新年の冒頭にご紹介させて頂きました!
私もプルシェンコ選手の上の言葉と、全く同じ気持ちです! (笑)
さて、もう一つ。
町田選手の昨年末の電撃引退について、羽生選手が今、どう思っているのかはわかりませんが。
12月上旬の、グランプリファイナルの頃の番組ですが、町田選手と羽生選手がそれぞれへのお互いの思いを語ってくれた言葉が収録されているものが公開されていたので、町田選手の引退を受けて、改めてここにご紹介させて頂きます。↓ (なかなか素敵な番組です。)
http://www.dailymotion.com/video/x2cgvb7_%E7%94%BA%E7%94%B0-%E7%BE%BD%E7%94%9F_sport
まず、羽生選手から町田選手への言葉。
「本当にお互いが、あのー、自分たちを本当に高めてくれる存在だなと、思いあっていると思うので・・・
ライバルとして、また本当に尊敬する先輩として、慕っています。」
そして、町田選手から羽生選手への言葉。
「(羽生選手は) 常に 自分の限界、ていうか、フィギュアスケートの限界を広げようとしているのかなって僕は思うんですけど・・・ そこに、すごく尊敬の念が僕はあるし…」
「彼(羽生選手)の存在がなかったら、僕は多分、ソチ・オリンピックも、世界選手権も、あそこまでの演技できていなかったと思うんですよね。
だから、そういう意味で、彼にすごい感謝しているし、彼を尊敬しているし…」
いい関係でしたね。
さびしくなりますが、町田樹さんの今後のご活躍をお祈りしています。
そこで、今回は、羽生選手の過去の演技で、新年の新たなスタートを切る方々への応援を。
約1年前、2013年12月のグランプリ・ファイナルで優勝した羽生選手が、エキシビションでやった、
「Story」の演技動画です。
羽生選手は、この歌詞に感銘を受けて、心を込めて演じているそうです。
今の羽生選手にも、そして新たなスタートを切る町田選手にも、そしてここをいつも見て下さっている全ての方々への応援になる歌であり、演技でもあるかな?と思い、新年最初に、これを選んでみました。
羽生選手の、この1年間の各大会における「快進撃」は、この大会の優勝からスタートしています。
羽生選手が、歌詞を重視しているので、この歌の歌詞の中から、「羽生選手の演技に使われている部分だけ」を、抜粋して以下に載せてみます。
作詞・歌 AI 作曲 2soul
「 限られた時のなかで どれだけのことが出来るのだろう…
言葉にならないほどの想いを どれだけあなたに伝えられるだろう…
ずっと閉じ込めてた 胸の痛みを消してくれた
今私が笑えるのは 一緒に泣いてくれた君がいたから…
一人じゃないから 私が君を守るから あなたの笑う顔が見たいと思うから
時がなだめてく 痛みと共に流れてく 日の光が優しく照らしてくれる
時に人は傷つき 傷つけながら 染まる色はそれぞれ違うけど
自分だけのStory 作りながら生きてくの
だからずっと(ずっと) ずっと(ずっと) あきらめないで
一人じゃないから 私が君を守るから あなたの笑う顔が見たいと思うから
時がなだめてく 痛みと共に流れてく 日の光が優しく照らしてくれる 」
羽生選手にも、ここをご覧の皆様にも… もちろん、自分自身にも贈ってみるつもりで。(笑)
新年早々から、町田選手が昨シーズンに散々発していた言葉、「timshel」ティムシェル(ヘブライ語)が、どどど~んと、今さらながら、胸にきます。
町田選手は、最後までこれを「貫いて」しまいました。
人生は、選択の連続とは言うけれども、「選択」できること、そして自分に「選択権」があるということは、とてもとても大事なことで、本当に素晴らしいこと。
だけれども、本当に毎日の”洗濯”からだけは、ちょっとは解放されてみたくなることも… (笑)
せっかく、町田選手が昨年末を「第九」で締めて下さったと言うのに、私の頭の中では、
新年早々から、ベートーベンの「第九」ではなくて、「第五」(運命)のほうが、勢いよく鳴り響いてしまいました。
気を取り直して、羽生選手のインタビューです。(東京新聞 1月3日)
また、どこかから、「なんとかかんとか賞」の類を受賞されたらしい、羽生選手。(笑)
一体いくつ受賞したんでしょうか、この1年だけで。 とても数えきれないですね。
毎回受賞のコメントを出す必要に迫られる羽生選手も、本当に大変ですね… お疲れ様です。→http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/news/CK2015010302000094.html
さて、最近たまたま目にした、あまり本当はフィギュアスケートに詳しくないと思われる方々が、「羽生選手」について書いていらっしゃるページを複数見つけてしまいました。そこで、とてもとても気になったことがあったのです。何かというと…
「羽生結弦選手が、リングから戻ってきて…」とか、「羽生選手が、リングで…」と書かれてあったのです。
え~?!ちょ、ちょっと待った!!「リング」じゃありません! 「リンク」です!!
羽生選手の試合の場は、「リンク」です・・・最後は、「グ」ではないです!!
「アイス・スケート・リンク」 = 英語表記は、「 rink 」 となります。 ・・・ボクシングやプロレスじゃありませんので、お間違いなく!よろしくお願いします!!
さて、再び気を取り直して、フィギュアスケートの魅力に注目してみようかと。
今シーズン羽生選手がフリーで演技している「オペラ座の怪人」ですが、シングルの選手のみならず、過去に「アイスダンス」でも使われています。
日本ではあまり注目されてこなかったアイス・ダンスですが、トップレベルの選手たちはやはり凄くて、素敵な演技が沢山あります。 そこで、過去に「オペラ座の怪人」を披露していた二組のカップルの動画を、ご紹介してみます。
アイスダンスなので、雰囲気も技も、「シングル」とは全然違いますが、なかなか素敵!興味ある方は、違いを楽しんで見て下さい。
一つは、トリノ五輪(2006年)7位の、 「マルガリータ・ドロビアツコ&ポヴィラス・ヴァナガス組」(リトアニア代表)の「オペラ座の怪人」 https://www.youtube.com/watch?v=kDBjMF-83q4
もう一つは、バンクーバー五輪銀メダル獲得シーズンの演技、「メリル・デービス&チャーリー・ホワイト組」(アメリカ代表・ソチ五輪金メダリスト)の、2010年の全米選手権での「オペラ座の怪人」 ニコニコ動画です⇒http://www.nicovideo.jp/watch/sm9492368
ちなみに、以前ご紹介した、羽生選手と同シーズンに同じ演目を使い、羽生選手がその世界観を絶賛していた、「メリル&チャーリー組」の、「ノートルダム・ド・パリ」のド迫力演技は、こちら。ニコニコ動画です。前回は、2012年のNHK杯のものを紹介したので、今回は2013年世界選手権の時のものを。→http://www.nicovideo.jp/watch/sm20355880
さらに、羽生選手が初めてグランプリ・ファイナルに出た時(2011年)の旧ロミオの演技です。
最後のジャンプが転倒しちゃったので、「最高おススメ」シリーズ内では紹介していない演技ですが、
確かに今よりも動きは荒々しいけれども、なんというか、改めて見ても、なぜか一瞬で観る者を惹きつけるほどの力のある、そんな渾身の演技です。
最後に、何を思ったのか、首をかしげている羽生選手が面白いです。(笑)
さらに、その時の公式練習で、4回転トーループと3回転アクセルを見事にキレイに決めている羽生選手の動画です。この羽生選手、カッコイイです!↓ やっぱり練習着姿の羽生選手は、動きがよく解って、すごくいいです。(笑)
羽生選手にとっても、皆様にとっても、素晴らしい1年となりますように!