6月23日 他の出演者の感想を文中に一部追加しました。
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今回の羽生選手の「春よ、来い」の演技について、ピアノを担当した清塚信也さんから、貴重な情報が入りました!清塚さんのツイッターより
「ご質問が多いのでお答え致します。今回の羽生結弦せんしゅとのコラボ曲の「春よ、来い」は今回の特別アレンジでお届けしております。なので、音源など、世の中には今は一切ございません。ゆづちゃんと、製作段階から直しに直しつつ、本番の二人のパフォーマンスを考慮し、作り上げたものです。」
うわ~、凄いですね! 特別アレンジだったんですって! だから、今は音源などは一切ないと。製作段階から直しに直したということです。すごいこだわり方ですね…! 本気度も違うわけですね…! 今後も楽しみにしています…♪
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ファンタジーオンアイス2018の神戸公演が終わり、2日目の演技が、
BS朝日で放送されました。
放送された数時間後には、大阪を中心として震度6弱の大地震があり、
羽生選手の凄い演技を見た衝撃の数時間後には、全く別の衝撃でテレビのニュースは一杯に…。
まだまだ困難な状況にある方々が沢山いらっしゃると思うので、なかなか演技の感想を…という状況でもなかったのですが、
ちょっとだけ落ち着いてきたようなので、やはりこの衝撃は忘れないうちに書いておこう、と思いました。
オープニング動画 https://www.youtube.com/watch?v=-eVEEO4Uzyw
(今回、カメラワークがちょっとイマイチでしたかね…特にオープニングは。)
まず、オープニングは、いつもの音楽ですが、羽生選手は4回転トウループを決め、着氷と同時に片足振り上げ、五輪以来のテレビでの4回転披露となりました!
順調に一歩ずつ、戻ってきているようで本当に良かったですね!!
続く群舞も、元プリンセス・プリンセスのボーカルだった岸谷香さん(旧・奥井香さん)の大ヒット曲、「世界でいちばん熱い夏」で「熱く」滑る羽生選手が見られましたね。(笑)
この曲のタイトルは、「暑い」夏ではなくて、あえて「熱い」が使われています! 観客席に松岡修造さんが登場すれば、誰も間違えなくなると思われる方の、「熱さ」ですね!
ちょっと関係ないですが、この曲の「駆け抜けるゼブラのストライプ!」という歌詞で、ゼブラ(白黒)のストライプを着たスケーターさんが誰かいないかな…と思ったのですが、やはりいなかったですね…!(笑)
羽生選手は、オープニングの衣装は、かなり派手な色合いですけど、とても似合っていましたね。この曲だと知れば、あのカラフルで華やかな衣装も納得です。
この「世界でいちばん熱い夏」と、フィナーレで使われた「ダイアモンド」は、今まで最も「目の前で熱唱された回数が多い」曲ではないかと思うほど、私の周囲には岸谷香さん(プリンセスプリンセス)ファンが多かったので、
時を経て、羽生選手までもが熱唱しながら滑っているのを観て、不思議な気持ちです!(笑)
羽生選手なんかは、それなりに似合っててノリも良く、全く違和感ないですけど、
ランビエールさんあたりは…(笑)何かこういう曲調とはイメージがちょっと違う感じで… 見ていて、なんか笑えました…!(笑)
さて、いきなりですが、大トリで出てきた羽生選手の新演技「春よ、来い」のピアノバージョンの感想から。
羽生選手の新演技 「春よ、来い」
https://www.youtube.com/watch?v=HP1e9hpQhB0
もう、何といって良いのかわからなかったですね…!!
ただただ、
絶句した、衝撃的だった、圧倒された、素晴しかった…!!
そして、
ついに、羽生選手の、本当の才能による、正真正銘の本気を見た!!
と私は思いました!
もう、感想を書かない方が良いのでは… と私は思いました。
国民栄誉賞の議論も、どこかのつまらないダジャレも、もうどうでもええよ~!(笑)
私は確信しました!!
やはり 羽生選手は、フィギュアスケートにおける、
「世界の 人間国宝」になれますね…!!
(世界にそんなものがあれば、ですが、どちらにしろ、事実上そういう存在になれるでしょう…!)
…羽生選手は表現を究めていけば絶対にそうなるだろうと思いますし、ついに 羽生選手は、その域に入って来たんじゃないかと私は感じました…!!
本当に すごい衝撃だったし、ものすごく感動しました…!!
衣装… あれはどういっていいのかわかりませんけれども…
見れば見るほど、本当に手の込んだ衣装ですね!!
思わず細部にまで目を見張ります… 何より、あれが似合うこと自体が、本物の奇跡!!
もう、すごく綺麗で、素晴らしすぎて何も言えない状態でした…!!
私は、特に松任谷由実さんのファンというわけではなかったのですが、
それでも、この「春よ、来い」は、滅多にない名曲だと思っていたし、
個人的には松任谷由実さんの人気のある曲の中でも、圧倒的に一番といえる曲では、と感じていました。
まさに 「天国から降ってきた曲」 だとずっと思っていましたので、
これで羽生選手が滑る、ということそのものが、私にはまず衝撃的でした…。
ピアノのアレンジは、色々なものがありますけど、清塚信也さんの今回の編曲も演奏も、とてもとても美しかったですね…
それに羽生選手の高い技術と、想いが加わり、そして羽生選手のこの衣装…
振付も良かったですね…!!
全てが相まって、素晴らしい演技となって見えました。
鳥のようだけど鳥ではない、風のようだけど風でもない、羽のようでありながら羽でもない、
地上の花のようでいて花でもない、
人間なんだけど 決して ただの人間ではない…
羽生選手は天国世界に存在する、この地上の世界にはない、
まさしく「生きた花」になったのだと…
そしてその「花」は、自在に天国と地上とを゛舞っている”し、
また、「春という名の」 天国を ゛待っている”…
そんな凄い演技だったと私は思いました。
このブログのタイトルを、「花になろうよ!」から、
「花になっちゃったよ!!」 に変更しようかと…
本気でちょっとだけ考えました。 (笑)
「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の白鳥の初見の衝撃も、もの凄かったんですが、
今回の衝撃は、それをさらに上回った感じでした。
ちょっとこの衝撃は、全ては 言葉に出来ないですね…!!
あの袖の、白っぽくも透明な感じのフワフワ… 羽のようでありながら、花びらのように私には見えましたけど… 動くたびに、すごい効果を放っていましたね。
ピンクと白で、キラキラしていて、
それでいて あそこまで似合う羽生選手… 似合うだけでもう尊敬ですね、
本当に凄いですね…!!
本当に、ただただ美しく、そして同時にとても力強く、ものすごくメリハリがあって、音にもいちいちピッタリで、
時にフワフワと舞い、クルクルと変化し、しなやかに動き、優雅に滑り、そして切なくて、それでいて甘くて、郷愁があって、
それでいて 強い希望がある…
1回転半のディレイド・アクセル(あれは本当のディレイド・アクセルですね!)は見事でしたし、すごくカッコ良かったですね…!
着氷の時の衝撃音までもが、音楽や演技の一部になっていましたね!
この1回転半アクセルと、さらに、あの3回転ループ、どちらもこの演技の世界観を表現しているのがわかり、普通のジャンプではなくて、ただただ凄かったです。
レイバック・イナバウアーも、今までにない感じのアレンジで素晴しかったですし、衣装の袖のひらひらが、透き通って 美しく映えた瞬間でした…
ハイドロは、見たことのない低さにまで下がり、氷すれすれで弧を描き、非常に力強くありながらも、とても印象深かったですね…
「想い」を表現していたのでしょうか…
ハイドロで、あれだけのバリエーションを作ることの出来る人って、
本当にスケート界でも、羽生選手ただ一人だけですよね…
(まずハイドロがカッコよく出来る人自体が、本当に少ないですし…)
さらに、ハイドロ一つで、あそこまで様々な形のものが出来て、ここまで多様にアレンジすることが出来て、さらに表現の一部にできる人…
技術的にも圧巻ですが、精神的な表現力として見ても、見事でした…!!
色んな意味で、羽生選手は、ついに私の「非常に高かった期待」も、「理想」をも、
完全に超えてきたな…という感じで、
もう何も言えないです。 感無量。(笑)
本当に、さらに 羽生選手が どこまで飛翔していけるのか、楽しみです…!!
リンクの去り方、最後の腕の一振りの振り方まで、そして袖のヒラリと舞う様子まで、完璧でした!!
もはやおそろしいレベルだけど、
本当に、「これは、今まで見た中でも最高では?」と思うほど素晴らしかったですね…!!(笑)
これは、デヴィッド・ウィルソンさんの振り付けだそうで…今季のエキシビションになるのでしょうか…?
ただ、今回のアイスショーでは、清塚さんのピアノの生演奏とのコラボでしたからね…!!
普段のEXだと、生演奏にはなかなかできないと思うので…
この「春よ、来い」は、NHKのドラマの主題歌だった曲でした。
それも、羽生選手が生まれた年月、1994年の12月にも、流れていた曲ですよね。
私は、このドラマは見ていなかったので、内容は知らないのだけど、曲だけは本当に美しくて、ものすご~~~~く印象的で、「曲だけは知っている」人が大勢いたと思います。
そして、羽生選手が生まれた直後の 年明け(1995年)1月には、阪神大震災が起き、その数か月後の3月には、
オウム真理教による地下鉄サリン事件があり、日本はもちろん、世界を震撼させた、そんな「特別な1年間」に、ずっとNHKと、日本の街中に 流れていた曲です。
さらに、東日本大震災の後にも、「復興応援ソング」として使われていました。
だけど、今回のこの羽生選手の「春よ、来い」の演技は、希望が強く感じられて、とても良かったです!!
「天と地のレクイエム」とは、確かに似た要素がありましたが、明らかに違いもあり、あの時からの 明らかな成長も感じられて、本当にとても素晴らしかったですね…!!
羽生選手は、「祈りに近いプログラム」だと語られたそうです。
…そもそも、作詞作曲者の松任谷由実(ユーミン)さんご本人が、この曲は「祈り」だと語っていたかと思います。
この演技を、いつもの黒い練習着で同じようにやってもらったら、どう違って見えるのか、それともあまり違わないのかを、観てみたい気もしてきました。(笑)
しかし、本当に美しかったですね…!!
今後の演技も、ますます楽しみにしています…!!
以下、羽生選手がインタビューで語っていた内容です。
Q.関西のファンの熱い思いは届きましたか?
「本当に最後まで熱い熱い声援を送って下さり、本当に多くの拍手を送って下さり、本当に僕たちスケーター一同、そしてゲストの方々も、胸が一杯になるようなショーに出来たのではないかな、と思っています。」
Q.コラボも魅力の一つですが、「春よ、来い」どんな思いで演じられましたか?
「まあ、春よ来い、というタイトルなんですけれども、あの、まだ梅雨ですし…最初、『世界でいちばん熱い夏』から始まり、冬になって春なのかな、とかって、若干ぐちゃぐちゃしていますけれども、あの、どちらかというと僕は、その日本語で言う「春」という意味において、なんかその、
『新しい命』とか、『芽吹き』とか、『また新しい殻を破る』とか、そういう意味をすごく強く思っていて、自分の中でも、あまり難しいジャンプを入れている構成ではないんですけれども、ある意味、その表現力とか、スピンだとか、ピアノの一つ一つの音に対してすごく真摯に向き合えているプログラムなので、自分自身も新たな殻を破りたいなと思っていますし、また自分がこのプログラムを滑ることによって、なんか皆さんの思い出とか多分、沢山いっぱいある曲だと思うので、そういうものも思い出すようなきっかけになってたらな、とかって思っています。」
Q.神戸で殻は破けましたか?
「本当にこのプログラムまだ滑って2日目なので、まあ自分でも、まだなんか心地悪いところとか、どうしたらいいのかなって迷いながらやっているところはあるんですけれども、毎日、それぞれの全力が尽くせていると思いますし、またなんか、一つ一つ、気持ちを込めて滑らせて頂いています。」
Q.4回転の瞬間、会場がまた一つになりましたね?
「オープニングで4回転跳んでいますけれども、やっぱり自分自身、練習も積まなくてはいけないですし、ツアーということでなかなかしっかりとした練習時間をとることができていないのですけれども、やっぱり、ここに来てくださる方は一期一会で、ずっと一緒だとは限らないので、その方々に、素晴らしい良い演技を、オープニングのスタートとして見せられたらいいなと思いました。」
Q.フィナーレ、プルシェンコさんと息子のサーシャ君の3ショットがたまりませんでした…!
「本当に、なんか、サーシャ君が僕のことを憧れていてくれているみたいなので、それもまた自分にとっては嬉しいですし、やっぱり自分が憧れていた方の息子さんというだけあって、オーラとか、そういうのがあるな、と思っています。」
Q.これから、どんな演技が観られるのか、カメラ目線でお願いします
「これから、色んなプログラムを滑っていくことになると思うんですけれども、一つ一つ意味のあるものにしたいなという風に思っていますし、もちろん、毎回同じ気持ちで演技しているわけではないので、色んな沢山の想いが、皆さんに届くと思います。その一つ一つの想い、そして皆さんが感じ取った、何か気持ちとか背景とか、そういったものを大切にしていただけるような演技をしていきたいと思っています。いつも応援ありがとうございます。」
最後に、敬礼ポーズをお願いされてやる羽生選手。
「これは自分の中ではウルトラマンなんですけど。ちっちゃいころに、すごいやっていました。」 「ありがとうございます。また来ます。」
さて、他の選手やスケーターさんたちの演技の感想です。 (まだ今後、書き加えます。)
今年シニアデビューが決まったという、女子の紀平選手は、新フリーを披露。 これは印象的で素晴らしかったですね…!
去年までと表現力が格段に上がった気がしましたね。解説の宮本さんも言っていましたけど。
練習では4回転サルコウも跳べているという紀平選手、日本女子に新風をまた吹き込むのか、楽しみですね!
デニス・バシリエフス選手は、見違えるほど動きが素晴らしくなりましたよね!確かに今後、人気が出るだろうと思いました!
アクロバットのお二人は、コミカルな演技が得意ですけど、今年の演技は新鮮な、可愛い面白さで良かったです!
エアリアルのお二人も、いつも大迫力で、この時だけは本当にサーカスもビックリのパフォーマンスで、この練習って、命懸けなんじゃないかと思わされる凄さがあり、私はいつもいろんなことを思い出したり考えたりしてしまいます。ご夫婦の信頼関係が深くあってこそ可能な技なのかな、と。
「ジュリアン」を安藤美姫さんが、そして「M」を鈴木明子さんが滑りました。
鈴木明子さんの「M」は、ご自分で振り付けたのだそうで、これはとても良かったです…! かなり歌詞に忠実な印象でしたけど、鈴木さん本人もすごく情感を込めて、嬉しそうに、そしてとても楽しそうに滑っていました。
プルシェンコさんの息子さんのサーシャ君の、「マイケルジャクソン・メドレー」は、本当によくあれだけの大勢の人の前で堂々と… と思うほどの演技でした。
終わった後、リンクの端で嬉しそうに待ち構えているプルシェンコさんが、完全に「息子を溺愛している 父の顔」になっていて、笑えました…!!
しかし、父親がある分野であまりに偉大過ぎると、その子供は、どんなに才能があっても、本人は苦しんだり、苦労することも多いので… 温かく見守りたいなと思いますね!
初披露となった、ランビエールさんとデニス選手の2人によるプログラムは、凄かったですね…!!
さすがに並んでしまうと、ランビエールさんがコーチだとわかってしまう感じがありましたけど、一人でデニス選手が演技している間は、まるでランビエールさんを見ているかのような錯覚に陥る感じがしました!
フィナーレとインタビュー動画 https://www.youtube.com/watch?v=2zIXKA6UliI
フィナーレは、岸谷香さんだけでなく、藤澤さんまでもが加わって歌う、「ダイアモンド」でした! 2人で歌って下さったのは、迫力が出てよかったですね!
羽生選手は、楽しそうに、そして幸せそうに滑っていましたね…!!
ラストで、プルシェンコさんの息子さんの「サーシャ君」がなんと、たった一人で、
羽生選手得意の、「へ型の変形ランジ」を大披露!!(←あれはもう、何か技の正式名称を付けて頂きたいですね!!)
…あのポーズ、あの真剣な表情… もう、見ていて死ぬかと思うほど、可愛かったですね!!(笑)
そして極め付けが、「こっちにおいで~!」って、しゃがんでサーシャ君を待ち構えていた羽生選手に全く気が付かずに、ひたすら一目散にお父様(=プルシェンコさん)のところに戻っていくサーシャ君!!
見事に振られて、がっくりと氷に膝をつく羽生選手!(笑)
しかし、さすがは皇帝、きちんと「王者」のところに、「王子」がご挨拶に行くように、誘導して促して下さいました。
羽生選手は、もう一度、深い深い、見たこともないほど深いハイドロの技術を披露!!
今回は、プルシェンコさんを、愛息子のサーシャ君にとられてしまった羽生選手、ハビエル選手とも手をつないで、楽しそうに周回していましたね!
何はともあれ、羽生選手がとても明るくて、幸せそうで良かったですし、
サーシャ君は神戸公演にしか出てきませんけれども、今後の演技も、非常に楽しみにしています…!!
( ※ 時間が出来たら、またこのページを追加で書き加えていきます…!)