「本当にみなさん、今から試合だと思いますけど、緊張することは何一つ悪いことはなくて、僕なんか、久しぶりに本当、今日はオリンピックかなって思うくらい、すごく緊張しました。 6分間練習もないし、自分で入ってきて 自分のタイミングで 演技しましたけど  今日たぶん、なんか…なんだろう、家族の演技を見て、きっと みんながこうやっているからこうやらなきゃとか ノーミスしなきゃ、とか、いろんな「しなきゃ」があると思います。そんなの全然なくたって、確かに 優勝したい、ノーミスしたい… 先生が、お父さんが、お母さんが、おじいちゃんおばあちゃんもいるかもしれないけど ね、 そういった人たちに、喜んでもらいたいなって、ほめてもらいたいなって、すごく思うと思います。

けど、みんながこれまでに練習してきたことは、絶対に(※すごく強調)なくなりません。

僕も、ここに…4歳のときからここまで練習してきて、一時期ここから離れてしまったけれども、でも、ここでずっと練習してきたことは、絶対に(また強調)なくなりません。

ちっちゃい(小さい)頃にここで、シングルアクセルを練習したことも、スリーターンの練習をしたことも、なんか、シングルループを何回もやったことも、何一つなくなっていません。
だから、今日は自信を持って! 緊張するかもしれないけど、緊張したら緊張したで、その都度また強くなれるから。しっかり。

先生の言うことを聴いて、先生に 姿勢を良くしない、と言われたら、しっかり それをしていったら、絶対にうまくなれるし、絶対にしっかりオリンピックに出れるから、これからもどうか頑張ってください。それでは今日、まず1日、頑張ろう!僕も頑張るから、一緒に頑張っていきましょう!どうもありがとうございました。」

「先生方、本当に改めまして、プロになりました、えー、本当にありがとうございました。これからも一生懸命頑張っていくんで、ここで練習して滑っています。あの、本当、自分が さっき子供たちに言ったように ここで練習してきたことは 何一つ捨ててないし 先生方に習ってきたこと、プログラムたち、全部全部、僕の宝物です。 本当に自分の作品を 今まで作ってくださって 本当にありがとうございました!」