花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「魔王 JUVENILE REMIX」 原作:伊坂幸太郎 漫画:大須賀めぐみ

2009-05-17 23:53:00 | マンガの話とか
少年サンデーで連載中 現在8巻で続刊中


原作は伊坂幸太郎の同名小説・・・に「グラスホッパー」の設定も入り混じってなんかすっかり別物のマンガ。

サンデーで読んでて最初その別物感がどうも・・・だったけどそのうち「あれ?面白いな・・・」と思い出し・・・しばし。んで、今日改めて単行本買って読んでみた次第。

で別物だけど原作の設定や世界観を上手に少年マンガ路線にデフォルメしてて、なかなかわくわくするマンガに仕上がっております。兄ちゃん果てるあたりとか、結構じ~んと来たりしたし。

このままストーリーが進むと・・・どうなるのか?モダンタイムズまで進行する事は無いにしても・・・見えない分ちょっと楽しみ。

原作はどちらも素晴らしいけど、こちらも結構良いです。

「マイ・ブルー・ヘブン ~東京バンドワゴン~」 小路 幸也

2009-05-17 14:44:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


シリーズ4作目

前三作の感想は↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1933.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1936.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1944.html

今回の舞台はぐっと遡って終戦直後。いつもぷかぷか浮かんで家族を見守る今は幽霊のサチばあちゃん、その堀田家への嫁入り秘話。両親に天地をひっくり返すパワーを秘めた秘密の文書を託されて、西へ向かう良い所のお嬢のサチ。GHQに拉致されそうになったところに通りかかったのが勘一で・・・行きがかり上の偽装結婚とサチを守るために堀田家へ終結してきた兵達と・・・東京バンドワゴンのルーツがここに?そんなお話。


連続ドラマ的の特番的な位置づけですか?いやあ良かったです。いつにましてスリリングな設定も、基本は心温まる系のいつもの感じにきっちり収まる。出てくるキャラがことごとくいい奴らで、パワーに満ち溢れたつわものなのもお約束で。若かりしサチばあちゃんと勘一もいい感じで・・・・ほのぼのと極めてホームドラマ的な恋愛模様もまた素敵。

非常に面白かったです。なんと言うか楽しいお話です。