3歳の時家を直撃した流れ星で両親を失った三つ子=梵天、梵地、梵人。しばらくの間あまり豊かではない親せきのお世話になったが、長男梵天が「俺が働く役目」と中学を出てから働き梵地は学問、梵人はスポーツ・・・梵人は怪我によってその道が絶たれてしまうが・・・まあそんな感じ。大きくなると、兄弟はそれぞれ3秒の力と後に呼び合う異なる特殊な能力を持っている事に気づく。その能力を生かして、フィリピン人の人助けから始まり、ティラノの牙の化石きっかけでついつい犯罪にも手を・・・そんな時兄弟の前に現れた青づくめの謎の外国人女性?犯罪の証拠を元に脅し??で、何故か兄弟は自衛隊に入る。そして入隊一年でまたまた何故かのPKOでのイラク行きが??そしてイラクではさらなる怒涛の出来事が待ち構えていて・・・砂漠の側に沈む謎の都市とかゾンビとか????そんな感じ。
上巻440ページ、下巻490ページの壮大な世界観の長編。それを飽きずに最後まで読まさせるストーリーがすごい。目くるめくスペクタクル?怒涛の展開なエンターテイメントと、積みあがる謎と回収と、人間味あふれるキャラたちの織り成す程よくコミカルなドラマやら葛藤やら矜持やらたっぷり楽しめました。
非常に面白かったです。