比較的短い期間で一気に完結しました。「赤い靴」を観に黒博物館を訪ねてきたフランケンシュタインの作者=メアリー・シェリーがキューレターにその靴にまつわる驚くべき話を語ると言う体で、お金に困っているメアリーに持ち込まれた依頼は、元ロシアの殺し屋の女の身体と村娘の頭をもつ人造人間に舞踏会で女王を守るための教育を施すというもので・・・と言う感じに始まります。何というか本当に藤田さんらしい作品で・・・まあ全作そうか・・・うしおととらの時代から根柢のメッセージは不変ですね。ラストが良いなあ・・・他細かいところでもグッとくるところがたくさんありますね。フランケンシュタインを読んで号泣するエルシィとか、恐怖に雄たけびを上げながらもメアリーとエイダを助けるため突っ込んでくるペネロペとか・・・枚挙にいとまない。ぜひ多くの人に読んでもらいたいマスターピースですね。「また明日!」