花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「推理大戦」似鳥 鶏

2021-09-04 21:13:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


ある老人の死。老人は遺言で遺産の一つを賭けたゲームを提案していた。商品はカトリックの貴重な文化財。各国のカトリックの団体からに呼びかけ「推理ゲームに勝利したもの」に商品を渡すと。そして各団体の威信をかけた戦いに、依頼を受けた特殊能力を持った「名探偵たち」が・・・米国、ウクライナ、日本、ブラジルから・・・ゲームの地北海道に終結。しかして、そこでのゲームの幕開けは「実際の殺人事件」の発生だった??そんなです。

それぞれの名探偵たちの活躍が1話づつできっちりキャラを印象付けてのいざ対決と言う構成。名探偵に限らず、ドリームマッチ的な対決物はやはり上がりますね。各探偵たちのエキセントリックぶりも程よく、後半の仕掛けも効いてます。

面白かったです。

「ヤスの本懐 ヤッさんファイナル」 原 宏一

2021-09-04 11:30:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


シリーズ第5弾で完結。過去作の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/2278.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/4439.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5165.html
https://moon.ap.teacup.com/hanao/5628.html

オモニと共に姿を消したヤッさん。ヤッさんに頼れない中、店を立て直した新機軸の鯖サンドの百貨店出店を巡って決断を迫られる2番弟子のマリエ。鮨まなをめぐる多店からの嫌がらせと思われるトラブルの相談を従業員から持ち掛けられ、奔走するタカオ。そしてヤッさんオモニのために矜持あるホームレスを辞め、新天地で苦悩を・・・と言う感じですか?

分かり易いですね。嫌なやつが分かり易く嫌なやつ、社会生活を送ってると身の回りにも大量に居るタイプをデフォルメしたやつらと言うのが共感しやすいポイント?そして頑張って、読者が望む決断をして報われると言う分かり易さ。その分深みは無いけど、これはこれできっと良いのだ。


ベタですがちゃんと面白かったです。