嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

自意識中毒症

2004年11月22日 21時24分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
拒否反応だ
全てはアレルギーだ
僕は思考アレルギー体質だ

毒素が欲しい

毒素を下さい

悲哀なんか要らない
僕が欲しいのは
毒なんだ

毒…俺を苦痛に貶め
身体の内側から噛み砕き
俺自身を破壊してしまうほどの強い毒が
今、切実なほど、欲しいんだ

助けてくれ
駄目になりそうなんだ
痛みが
痛みがないんだ

生きてない
俺はここに生きてない
死んでるんだよ
ずっと前から!

ずっとずっとずっと前から!

駄目なんだ…
もう駄目なんだよ!

俺を殺せ
早く殺せ

気が狂うほどの他者の痛みが無ければ
俺はもう自分を認識出来ないくらいに
鈍く鈍く、透明になっていくんだ。

助けてくれ…

俺は何処に居るんだ

自分が欲しい
揺るぎない自分が欲しい

誰かの為に、エゴイストになりたいと思った。
君が好きだった。
ごめんよ、もう好きにならない。

俺が欲しい
君を好きな、俺が欲しい。

アンタさぁ、髪の毛何本あんのよ?いやマジで。

2004年11月22日 18時56分46秒 | Weblog
ぎこぎこ…
ギコ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!

見た時の興奮が冷めやらぬはにゃです、やは!

ハウルの動き過ぎた城…いいですよねぇ。(うっとり。)
やっぱね、世の中悲劇や純愛なんかじゃないっすよ。
妖怪を交えためくるめく官能の以下略。
どう考えても獣◎の方が当社比3.14倍マシでしょうに。

今までの作品とどう違うの?結局ハヤオマスィーンの宮崎節でしょ?
、、と、思ってるそこのあなた!
解ってないっ!

あのロリ監督がついにお婆さんをPiiiiiiiiiii!!!

──まぁ色んな意味でアレ気なアニメでしたが
猫耳の宇宙人が出てこないだけマシでしたよ、うん。

魔法遣いのおばあさんがハウルの動く城に変身するシーンには感動して涙が出ました。
あの麦わら帽子もね、すごくいいんですよ。
ヒゲが生えててね、もうね、ターンエーもビックリなくらい素晴らしいんです。
あのヒゲが瞬間冷却した時の細かなディティールと言ったらもう、
イノセソスを超える勢いの緻密な世界観、
ぼったくりの入場料、
全てがグローバリズムですよ、ハイ。

あーあほらし。
なにがそんなにいいんだか。


「…ううっ、僕も早く見たいよ~。(T-T)」

僕は水を見ている

2004年11月22日 17時16分04秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕は水を見ている
見ている
水を見ている
ペットボトルの水を見ている
ほんのちょっと、気を許すだけで
溶けてしまいそうな気がする
水が溢れそうな気がする

水を見ている
たぷたぷとゆらゆらと満たされない水を見ている
飲んでも飲んでも渇きなど薄まらない
癒せないから渇きなんだ

水が揺れる
僕も揺れる
でも…
本当に?

わからなくなってくる
僕が水なのか
水が僕なのか
僕が揺れているのか?

…本当に?

水が…

違う。これはペットボトルだ
水は見えない

手にとって飲んでみた
余計わからなくなった

これは…水なのか?
揺れている
ただ揺れている

境界が、、。…?

ああ、そっか。わからないのは境界だ
水が解らないんじゃない
水と自分の境界がわからないんだ

もう、考えるのはやめよう。

水が…
水…
水が飲みたい

どうして?

ライ麦食パンつかみどり

2004年11月21日 20時34分36秒 | 読書
やは!
はにゃです。

「全ての手紙は挨拶から始まり
挨拶の無いものは手紙とは呼べない。」

…なんて無茶な暴論なんだ、素敵すぎるよ。
ライ麦食パンめ!

僕が毎日感じているストレスは
自分の気持ちが言語化出来ない事から感じるストレス
…と、似て非なるものなんですが

言いたい事がズバっと言えると気持ちいいよね
例えて言うならツチノコ恐怖症とゴキブリ愛好家の
フェチズムジレンマみたいな。

あるいは客観性を持った男性を批判する女性の
「マァこの人賢そうな事言ってるのに冷たいわね、ふふふん。」
に含まれる鼻息成分みたいな。

違った事を言うなら
『世界の中心でジコチューを叫ぶ』の自己中心主義と個人主義の違いもわからない
その恥ずかしさに全く気付かない自分にウットリ感。

あー、すまんです。
お腹減って言葉が出てきません。
最悪の場合、外科手術によって僕から言霊を取り出して下さい。

アレが…50gって噂はマジかいな?

アレがすぐにわかったあなたはもはや病的な知識主義です。
ちょっとくさやの臭いを嗅いで発酵力学や発酵政治について
考え直した方がいいとおもいますけん。

そんじゃぁばってん!

知らないよ、そんなこと。

2004年11月21日 05時42分53秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕は気付いたよ

僕は毎日どんどん馬鹿になっていってるんだ

いいかい、僕は生まれた時は天才だったんだ。
だけどね、何かを知るたび。
例えば猫の名前を知っただけで
もうそれだけで僕はどんどん馬鹿になっていくんだ。

気付かなかったよ。
いや、これもさっき気付いたばかりなんだよ。
つまりね、僕が馬鹿になっていってる事に今まで気付かなかったよ、って
そういうことに、さっき気付いたんだ。

なんでかっていうとね
僕は今まで一度だって真剣に馬鹿について考えた事は無かったんだ
いや、もちろん馬鹿が何かは考えた事はあるぜ。
だけどね、それはすごく、あまりにも単純で馬鹿な答えだったんだ
だからそういうことなんだ、きっとね。

僕の言ってる事、わかる?
わからないよね。
僕は馬鹿だからね
うまく君に説明出来ないんだよ
なんでかな、言葉がこう、出てこないんだよ
いつのまにかね、俺の事を食ってる奴がいるんだ

そう、何か知るたびにね、何かを失うんだ
俺は、そうやって生きてるんだ
俺はね。

君はどう?
ま、いいか。
君の話なんてどうでも。

だけどさ、君にどうしても
言っておきたかったんだ。
僕が馬鹿だって事をね。

なんでかっていうとさ
それはすごくすごく長い話になるんだけど
僕の生まれた家はそりゃぁ貧乏でさ
教科書なんて買えなかったんだ、って書けばお涙頂戴だよね
でも違うんだ。

うちはいたって普通の家で
普通の家庭で育って
普通に姉貴が死んで
普通に爺ちゃんが死んで

そんで普通に僕は駄目になっていって
落第したんだ
だからね、ようするに、そういうことだよ。
僕を見てる奴の目がいつも笑ってたのは
きっとそういうことだったんだろうな。

どうしたらいいのかな。
おれ、もうだめかな?

だけどさ
もしかしたら僕が馬鹿なんじゃなくて
世の中の僕以外の奴が、みんな馬鹿だって可能性も
考えられるんじゃないかな。
その程度の言い訳しか、今は思い付かないんだよ
僕は馬鹿だからね

そういえば、こんな話は知ってるかな。
子供を馬鹿だ馬鹿だと親が言うたびに子供の知能指数が1下がるんだ
だからね、たとえばIQ200の天才が居たとして、
そうだな、麒麟児でもいいや
親が毎日馬鹿だって言うんだ
そしたらね、
ほら、そうだろ
一年も経たないうちに、そいつはただの馬鹿になるんだ

子褒め教育ってあったよね
あれを信じて実践してる奴もまた、馬鹿だよね
馬鹿な話だよね

だけどさ、俺が言いたいのはこんな事じゃないんだ
いやもちろん、俺が言いたい事の一つは俺が馬鹿だってことなんだけどさ
だけどそれだけじゃないんだ
みんな馬鹿なんだ
馬鹿しかいないんだ
俺の周りにはね、
俺の周りには、だぜ。
君の周りはどうだい?
ま、いいかどうでも。
君の話なんか、聞いてもしょうがないしな。

とにかくこの世の中って奴はさ
じつにインチキに出来ていてさ
馬鹿が馬鹿なりに賢そうに偉そうなごたくを並べてんだよ
全く困っちゃうよね

だからさ、きっとこんな事言ってる僕も
その馬鹿の一人だからさ
全然問題ないって事かも知れないんだけど
だけどだけどだけどだよ
こんな馬鹿でもさ
何か一つくらい、誰かの為に何か出来るんじゃないかって
そう思う事だって少しくらいはあるんだよ
少し、だよ。
もちろんほんのすこしだけだよ

だからさ、
そんなときはさ
そんなときにはさ
そんなときだけはさ
そんなときくらいはさ
俺の話、少しだけ聞いて欲しいんだ

少しだけ、聞いてくれないか?
少し
少しだけ

う、
やっぱり
いいよ

やめとくよ、今日は
ごめん、俺もう寝る
いつか、いつかきっと
俺、俺の話を

ごめん、俺の事、殴ってくれ!
ごめん、

本質に触れた人なんかいない、気が触れた人がいるだけさ

2004年11月20日 02時13分34秒 | 駄文(詩とは呼べない)
餅米ヒッチハイカーの

純粋な贅沢願望が

親指を噛めば噛むほど

それは性癖なのだから

僕には決して

治せはしない


首都高迷路の
時間のひび割れよりも
チャバネゴキブリの
触覚の動きの方が
世界をしっかり計るから

ある意味彼の黒さは
僕にとって大きな意味を持つと思うんだよ。

だからね、
君がどれだけ腹黒くても

ゴキブリ程度に尊敬してやるよ?

天才に会いたい。

2004年11月19日 02時03分33秒 | 駄文(詩とは呼べない)
自らの世界に天才が出現しないのは
誰もが深淵の中に潜む真実に辿り着いていないからではなく
心の内側を全て外界に伝えきる事が出来ない
その不完全な構造の持つ特質なのだと思う

もしも全ての心象が完全に表面化されてしまえば
誰よりも深い思想は理解を超越しない限りに置いて
浅い思想を凌駕する恐怖性を持った知として
強制的な広がりを持つだろう

ならばこそ、それを理想と掲げる限りにおいて
防衛機制として本音は機能する
肉体の壁を超える言葉が発明された時
強制力は知性の不均衡を浮き彫りにする

誰も知らない言葉は語り続ける
届かぬ他者へ向けて
言葉は生まれ続ける

もしも目が覚めた時、
全ての言葉を失ったとしても
きっと我々には未来があるだろう

過去の抑圧から、解放されない自分でありたい。

歴史は機能しない。
世界の本質は闇である。
夜よさようなら。

また明日、どこかで会おう。

最後の逃避行

2004年11月19日 00時32分42秒 | 駄文(詩とは呼べない)
逃げ道を探していた
退路は断たれた
行く手を遮る物は何もない
それは全ての終わりの兆候だった

逃げて逃げて逃げて逃げ続ける
それが僕の生み出したもっとも確実で安全なやり方だった

逃げ道を探した
目の前に開ける視界
何もない
行く手を遮る物が無い
僕には逃げる道が無い

元来た道を引き返すか?

無駄だ。
時間は逆戻りしない
いや、もしかしたら…?

僕はポケットから砂時計を取り出し
逆さにした。

頷く、一人頷く。

だけどいい、もう決めたんだ──

広く開けた視界に
精一杯の期待を込めて
灰色の世界に──

飛び立つ勇気を持ち
力強く生きる術を僕は知らない

僕に出来るのは
灰色の世界に身投げする為の
ほんの少しのイタズラ心

腕をちぎる
これで少しは軽くなる

足をもいで
これで助走も出来なくなる

いいんだ、もういいんだ。

灰色の世界に身を投げて──



今日、一番高いビルで靴と一緒に見つけた小説。
彼の思いがどこへ吸い込まれたのか見当もつかない
出来る事は多分、これしか無い。
紙飛行機を折って街に向けて飛ばす。

作者には届かない
作者には届かない
作者には届かない

きっと誰かに届く。

コーラの名前すらわからない

2004年11月18日 16時38分41秒 | 物語
日常の色んな事が
過去の辛い出来事を忘れさせてくれる──

忘れる?
忘れるものか。

俺は忘れない。
俺はアイツが俺にした仕打ちを絶対に忘れない
いつかきっと仕返ししてやる──

俺は昔いじめられていた。
よく殴られたり蹴られたりした。
頭からコーラをかけられた事もあったな。
具体的な事はどうだっていい。
忘れられないのは俺を虐めている時のアイツの目だ。
あの目つきがずっと焼き付いていて
俺を焦がしていく。
いつだって俺を焦がしていく。
いつかきっと復讐してやる──


十年ぶりの同窓会の日、アイツは来なかった。
風の噂では高校で女と遣って、膣中に出して
出来ちゃった結婚、
今はもう毎日必死で働いてるとか。

それを聞いた俺はアイツを許す事は出来なくても
なんだかすごく寂しかった。
アイツを哀れに思っている自分と
子供のために必死で働くアイツがなんだか目に浮かぶようで
もうアイツに復讐する事が
自分にとってほとんど意味を成さない事に気付いてしまった。

そして俺の身体の中にはポッカリと得体の知れない空洞ができ
それは俺の中にあった未来が一つ失われた事を意味していた。

決意はあった。色んな物を捨てる覚悟もあった。
俺は復讐を自分の胸に刻んだ。
だけどほんの小さな噂話が
もうこんなにも俺の中に浸透し
奇妙な確信と共に何かを奪っていった。

俺が失った物はなんだったろうか。
俺が失ったのは過去だろうか未来だろうか

きっと違う。
俺が失ったのは俺の意味と意欲だ。

なんのために、なんのために──

アイツは何かを手に入れたろうか
俺は何かを手に入れるだろうか

思い出さなければならない、小さかった頃の自分の名前を。
思い出さなければならない、小さかった頃のアイツの表情を。
「許さない、許さない」
小さな声だけが胸の中でこだましていた。
それは空洞を反射している響きだった。

もう声は届かない──
俺は道端の石ころを向こう側へ蹴ってくるりと向きを変えた。

向かい風が吹いていた。
寒さに身震いしながら夜の街を帰路につこうとして気付いた。

俺の家はどこにあるのだろうか。

脈打つ視界の中で

2004年11月18日 14時43分08秒 | 駄文(詩とは呼べない)
心臓が鼓動し脈打つ事で揺れている
視界が揺れる
地球が揺れる
なのに何故我々は何かを見続ける事が出来るのか

何故我々は同じ主体を規定した境界線を引くのか

我々は一度たりとも同じものを見た事も
見下ろした事も無いというのに

変化する現実から目をそらして
永遠を夢見るからこそ世界は同じで包まれる

永遠の言葉が無いように
変化もまたありはしない

起きて見る夢
眠った現実

真実はどちらに?

僕は願う。
どうか僕が、僕でいられますように‥、、。

誰か俺を止めてくれ

2004年11月18日 01時21分10秒 | 駄文(詩とは呼べない)
洪水のような言葉の渦はそれ自体が意味を成すわけではない
むしろ現象に近い物理的人間は
衝動に近い動物的人間と
仲良し過ぎて馴れ合い言葉になる。

例えて言うなら埴輪と人形は非常に仲良しの位置にあるが
決して水と油には例えられない。
これは直喩と暗喩の関係を持ち出すまでもなく
それ自身が言葉の意味空間から抜け出せず
謎の個性を叫びすぎているからである。

あちこちに発散される言葉の濁流は
ピークを超えた土石流と近いが
唯一マシなのは地球規模でも世界規模でもなくて
机上の空論と全く同じ位置に固定されている事である。

馬鹿を露呈するのはこれぐらいにして
「さっさと寝ろよ!」
という他者の言葉を求める俺は
非常に自虐的なマジックピエロだろうか。

あー、どうしようか。
眠くないが何かに疲れた。
そして言葉に憑かれた。

寓話の終わり

2004年11月18日 01時10分11秒 | 駄文(詩とは呼べない)
飽きる事によって埋め込まれた寓話から抜け出す私は
私自身を見つめる目を獲得したわけではない。
生きる事に飽きた僕を冷たく見下ろす私は決して客観にはなれない。
僕の寓話に登場する人は
人であるが故に人を超えられない。

飛行した寓話は着地出来ずにバラバラになって
あちこちに拡散していく。
終わりを求めた寓話は始まる事が出来ない。

僕は話に飽きる。
そしてこの話は、終わる。

突き刺す為の針

2004年11月17日 16時58分56秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕を突き刺す針を
僕を切り裂く剣を
僕を絞める縄を

探している。

火花がゴミのように棄てられる街で
空を見上げればそこには太陽しかなくて

そこには夜なんか無くて
夜だけが僕を癒してくれるのに
夜が見つからなくて

僕は自分の手を見つめる。

長すぎる生命線を
彫刻刀で削って
無理矢理延長させれば

そこにはどうしようもない夜が来て

僕はあまりの寒さに
ガタガタ震える

震えてカチカチ言う歯の間から
聞いた事もない火花が生まれる

そしてまた僕は
熱にうなされ
針を探す

目が回る
時間が流れない
ここは寒すぎる

針を探して
早く針を探して
見つからない
針が見つからない

針を探して
僕が見つからない