兵庫県小野市復井町にあるJR西日本の青野ヶ原駅は、山陽本線の加古川駅と福知山線の谷川駅とを結んでいる全線単線の加古川線(34.6km)の駅です。
もともとは播州鉄道の一般駅である大門口駅として1913(大正2)年8月10日に開業しましたが、その後、播丹鉄道を経て国鉄加古川線の駅となりました。
かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、後に片側の線路が撤去されたので、現在は単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は、加古川線の電化に伴って2004(平成16)年12月にコミュニティホール「ぽっぽAONOGAHARA」を併設した駅舎に建て替えられました。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は328人で、これは起終点駅を除く加古川線の全19駅中10位です。
<青野ヶ原駅の年表>
・1913(大正2)年8月10日:播州鉄道の一般駅である大門口駅として開業
・1916(大正5)年11月22日:駅名が播鉄大門に改称される
・1923(大正12)年12月21日:播州鉄道が播丹鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて国鉄加古川線となり、同線の駅となる
・1943(昭和18)年6月1日:駅名が青野ヶ原駅に改称される
・1962(昭和37)年9月1日:貨物取扱い廃止
・1986(昭和61)年11月1日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1990(平成2)年6月1日:加古川鉄道部の発足により、その管轄となる
・2004(平成16)年12月19日:加古川線の電化と同時に新駅舎竣工
・2009(平成21)年7月1日:加古川鉄道部の廃止に伴って神戸支社管轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる
・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、近畿統括本部の管轄に変更される
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2016(平成28)年3月26日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)
(左は2015年12月29日撮影:谷川方面を望む:右は1996年7月9日撮影)
(加古川方面を望む、2015年12月29日撮影)
(左は現在の駅舎:右は旧駅舎)
(現在の駅舎内)
撮影年月日:2015(平成27)年12月29日、1996(平成8)年7月9日