京都府京都市西京区にある嵐山駅は、全線単線の阪急電鉄嵐山線(4,1km)の終着駅です。もともとは新京阪鉄道の駅として、1928(昭和3)年11月9日に開業しました。
開業時は嵐山への観光客を見込んで6面5線でしたが、予想に反して乗客が少なかったことから戦後に縮小され、現在は櫛型の頭端式ホーム3面2線を有します。
開業時に建てられた駅舎は、2010(平成22)年に京町屋をイメージした外観に改装されました。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は8,713人です。
この嵐山駅は、京都を代表する観光地の一つ「嵐山」への大阪・神戸方面からの玄関口であり、また第2回近畿の駅百選にも選定されています。
当駅は阪急電鉄の最北端の駅で、北西へ渡月橋を渡って約600mの所に京福電鉄嵐山本線の嵐山駅があり、さらに北へ約1kmの所にはJR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅と嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅があります。
<嵐山駅の年表>
・1928(昭和3)年11月9日:新京阪鉄道嵐山線の駅として開業
・1930(昭和5)年9月15日:京阪電気鉄道が新京阪鉄道を合併したことにより、京阪電気鉄道の駅となる
・1943(昭和18)年10月1日:阪神急行電鉄が京阪電気鉄道を合併して京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)となり、同鉄道の駅となる
・1944(昭和19)年1月9日:太平洋戦争の戦局悪化に伴う物資の欠乏による金属供出の対象となり、不要不急線として全線が単線となる
・1973(昭和48)年4月1日:社名が阪急電鉄に改称されたことに伴い、同社の駅となる
・2004(平成16)年8月1日:ICカードPiTaPaの利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:ICカードICOCAの利用が可能になる
・2010(平成22)年10月30日:駅舎を改装
・2011(平成23)年9月1日:喫煙コーナーを除いて駅構内終日全面禁煙化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(嵐山駅駅舎)
撮影年月日:2015(平成27)年11月22日