大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

根室本線 尺別駅!

2019年03月11日 | 

北海道釧路市音別町にあるJR北海道の尺別駅は、函館本線の滝川駅から帯広・釧路を経て根室駅までの443.8kmを結んでいる全線単線非電化の根室本線の貨物駅として1920(大正9)年4月1日に開業し、その後、一般駅となりました。

かつて雄別炭鉱尺別鉄道が運用されていたころは、中線を有する相対式ホーム2面2線の他に貨物ホームや引き込み線もありましたが、貨物取扱い廃止後にそれらは撤去されて、現在は相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な無人駅です。
駅舎が上りホーム(滝川方面行きホーム)に健在です。

この尺別駅は、1970(昭和45)年の雄別炭鉱(尺別炭鉱)自主閉山までは、雄別炭鉱鉄道の接続駅として多くの貨物を取り扱っていました。

  <尺別駅の年表>

 ・1920(大正9)年4月1日:国鉄釧路本線の貨物駅(側線の車扱貨物のみ取扱)として開業
 ・1921(大正10)年8月5日:釧路本線が根室本線に改称されたことに伴い、同線の所属となる
 ・1925(大正14)年2月1日:一般貨物の取り扱い開始
 ・1930(昭和5)年4月1日:旅客・荷物の取扱い開始し、一般駅となる
 ・1942(昭和17)年11月3日:軽便運炭軌道を廃止して、専用鉄道の雄別炭鉱尺別鉄道が運転を開始
 ・1961(昭和36)年6月3日:尺別鉄道が専用鉄道から地方鉄道となり、一般旅客扱い及び国鉄との貨物連帯輸送開始
 ・1970(昭和45)年4月16日:雄別炭鉱尺別鉄道が廃止
 ・1971(昭和46)年10月2日:貨物・荷物取扱い廃止、駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
 ・2007(平成19)年10月1日:駅ナンバリングの導入
 ・2018(平成30)年6月20日:JR北海道が釧路市に対して、当駅を2019年3月に実施予定のダイヤ改正で廃止する検討を伝えたと報道される
 ・2019(平成31)年3月16日:利用者減少に伴い廃止予定

 
(駅 名 標)

 
(跨線橋から根室方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(尺別駅駅舎)