1879(明治12)年に創立された政府間組織である国際気象機関(IMO)が発展的に解消し、1947(昭和22)年9~10月アメリカ合衆国のワシントンD.C.で開かれた国際気象台長会議で起草された世界気象機関条約に基づき 1950(昭和25)年の今日(3月23日)、世界気象機関条約が発効して世界気象機関(WMO)が発足しました。
そして、この発足10周年を記念して1960(昭和35)年に、3月23日が「世界気象デー」に制定されました。
世界気象機関では毎年、気象知識の普及や国際的な気象業務への理解を促すキャンペーンを実施しています。
世界気象機関は国際連合に所属する専門機関の一つで、スイスのジュネーブに本部があり、気象観測網の確立について世界的な協力を進めること、気象及び関連情報を迅速に交換するための組織の確立及び維持を図ること、気象及びその関連する観測の標準化を促すとともに観測の結果及び統計の統一的な公表を確保すること、航空・海上交通・農業その他の人類の活動に対する気象学の応用を促進すること等を目的としています。
同機関の組織は、最高決議機関が4年に1回開催される世界気象会議で、その下に執行理事会、専門委員会、地区気象協会、事務局があります。
日本は1953(昭和28)年9月10日に加盟し、2015年3月現在で世界の185の国と6の地域が参加しています。