谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

ローマです。

2010年02月02日 03時14分54秒 | 活字から広がる
「女王、心に残る一番の滞在先は?」
「ローマです。」
数ある映画の名セリフの中でこれが一番だと思っています。

この映画に無関係ですが、学生時代習った世界史で一番面白かった時代はローマ共和制から帝政へ変わる辺りでした。
王制から共和制へ政体を進化させたローマ人が独裁者が統治する帝政を選択したのは当事の僕にとって時代が逆行したように感じて大きな謎でした。
それをわかりやすく教えてくれたのが塩野七生「ローマ人の物語」です。



建国当事から滅亡まで描ききった大作で、学校では数行で終わってしまうカルタゴ戦争、マリウス、スッラの闘争、ガリア戦記、5賢帝時代、軍人皇帝時代...etc.
めちゃ面白いです。
時代背景や人々の暮らしぶり、社会インフラ、軍制、政体などあらゆる面から描かれています。
現在残る遺跡を昔の遺物として眺めるだけより、いつ誰がどんな理由で建てたんだという事を知って眺めると楽しさ倍増。

ローマ時代を描いた映画といえば、「ベン・ハー」「グラディエイター」「シーザーとクレオパトラ」など大作がありますが、お勧めはTV放送に作られた「ROME」



共和制から帝政へ切り替わる一番面白い時代を、歴史的事件よりエロスと暴力含めた人間に近い側面から描いていて1度見始めたら止められません。
セットや衣装の美術も相当お金かけて本格的ですよ。

というようにローマ好きな私が最近はまったのはこれ!
「テルマエ・ロマエ」



ハドリアヌス帝時代の公衆浴場建築士が主人公のお風呂漫画です。
時々現代日本にタイムスリップして日本の風呂文化に驚愕しローマの浴場建築に活かす。
という内容のお笑い漫画です。
タイムスリップはあくまでお風呂限定です。すべてお風呂中心に話は進みます。

銭湯やお風呂グッズや温泉などの日本人風呂文化が、支配者を自負するローマ人にコンプレックスを与え苦悩させる様子とか、ラテン語を解さないおじちゃんおばちゃんに気の毒なガイジンと思われてあれこれ世話を焼かれる様子とか爆笑しちゃいます。

「ローマ人の物語」著者の塩野七生さんによるとローマ人と日本人はメンタル面でも結構共通する所があるそうで、お風呂好きという共通点に絞った点が妙に面白い。
塩野七生さんに紹介したいです。絶対気に入ると思います。
むしろ共作して欲しい。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テルマエ・ロマエ (tanaka)
2010-02-02 12:45:34
本屋でちょっと立ち読みしましたよ~。

富士山がローマで大人気。

牛乳がローマで大人気

面白かったです。

全部は見れなかったんですけど(お試し版なので)
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おもしろそう ( goshu)
2010-02-02 13:23:38
映画も漫画もすごく面白そうですね!
30年前、小樽にいましたが、小樽では内湯が少なくみんな銭湯。それも沢山あって歩いて2,3分で2,3軒あるんです。いつも行くところ、お客さんが来たら連れて行くところ・・とか(^_^) 銭湯の富士山の絵を集めた本もありますよ。ミニ版は東急ハンズでも売ってるし。おうちのお風呂にも如何?
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はらしま (tanakaさんへ)
2010-02-03 00:04:49
どんどんエスカレートしてゆくんですよ。
老人介護のヘルパーさんに間違われたり、ショールームの最新設備でバイヤーに間違われたり、湯治場で温泉卵と日本酒に感動したり。
ローマではついに皇帝に認められてしまうのですが家庭では大事件が...

今度貸してあげますよ。
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はらしま (goshuさんへ)
2010-02-03 00:10:06
最近銭湯行かなくなりましたが、この辺りは内湯あっても銭湯に通う人は沢山居ます。
東京にしては狭い地域に沢山銭湯がある場所です。
大きなお風呂は気持ちいいですよね。
ほてった体を寄り道しながらかえるのも気持ちよいものです。
自宅だと風呂上りはビールなのですが、なぜか銭湯では牛乳かフルーツ飲料が美味しいのです。
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