もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1733番:ロビンソン・クルーソー(1)

2022-12-06 08:49:23 | 日記

(1)ロビンソン・クルーソー

 

洋食レストラン「土瓶村狂う像軒」

 

 

お客様、お待たせしました.ロビンソン

クルーソーの牛一頭まる焼き料理を

持ってきました.どこに置きましょう?

 

 

あ、あほちゃうか、お前、こんなもんテーブル

に持ってくんな!

 

 

でもお客様の「ロビンソン・クルーソー料理」ですけど…

THE LIFE AND ADVENTURES
OF ROBINSON CRUSOE,² ☮c.



—————————【1】——————————————————
                         
I  was  born in the year  1632,  in the city of York,  
of a good family,  tho'  not  of  that  country,  my
father  being a foreigner of  Bremen,  who  settled  
first  at  Hull :   He  got  a good estate  by  mer-
chandise,  and leaving  off  his trade,  lived  after-
ward  at  York,  from  whence  he  had  married
my mother,  whose relations were named Robinson,  
a very  good  family  in  that  country,  and from  
whom  I  was  call'd  Robinson  Kreutznaer,  but  
by  the  usual  corruption  of  words  in England,  
we  are now call'd,  nay  we call  our selves,  and
write  our name  Crusoe,  and  so  my companions  
always call'd me.  

あのな、ボーイさん、こんな長文、注文した覚え

ないで.もっと消化にええもんもってきて!


—————————(訳)——————————————————
                         
 私は1632年、ヨーク市で生まれた。土地の者で
ななかったが、家柄はよかった。 父は外国人でブ
レーメン*出身でした。初めはハルに定住した:
商業を営んで、そこそこの財産を得ました。そして、
事業はやめて、後にヨーク* 市に移り住んだ。 
そこで結婚したのが私の母だった。母方の親戚はロ
ビンソン姓だった。その州のきわめてよい家柄だっ
た.その姓をもらって、私はロビンソン・クロイツ
ェルと名付けられた。しかし英国風の音声脱落によ
り、そう呼ばずに、そして、読みだけでなく綴りも
クルーソーとなりました。私の周囲もみんな、そう
呼びました。

こんな長いもん、学習ゆわへんわ.こんなんは

もっと変人に読ませておけ!


—————————《語句》—————————————————
                      
Hull ハル(イングランド北西部の港湾都市)     
estate   地所、私有地、 ② 財産   
    ③ 団地   ④(人生の)時期 


————————≪ひとこと≫————————————————————
                     
* ブレーメン(ドイツ北西部、州名及び都市名)
* ヨーク(ヨークシャー州の都市)

 

だから…

 

と、前回はここまで書いて投稿したのでした.しかし、これは

今思えば、たいへん無謀でした.どのように無謀だったか?

それはたとえば、レストランにやってきて、メニューを見なが

ら注文します.

 

 「じゃ、アントレ(1皿目)はビーフにしてくれ」

 

そして、牛一頭がテーブルにやって来て、

おったまげるようなものです.

 

あるいは、人と待ち合わせをしていて、まだ1時間以上

時間がある.目の前は図書館だ.じゃここで何か本を

読んで1時間つぶそう、そう決めて中に入る.そして

手に取ったものが「電話帳」だったようなものだ.

 

とにかく

 

【1回目】の「ロビンソン・クルーソー」は牛一頭まるごとを

食卓にもってきたようなものだから、すこしづつ、ここから

切り取って、みなさまのお皿の上に盛り付けて行きます.

 

給仕人は、私、ゴタぴょんが務めさせていただきます.

 

ではまずこの料理について、ご説明をさせていただきます.

 

まず、なぜ、「ロビンソン・クルーソー」なのか?

 

それは「鳥島」をTV番組でやっていたからです.

「鳥島」によく似た話を思い出しました.それは昔読んだあの
「ロビンソン・クルーソー漂流記」だ.本棚を探してみた.

 

だがそこには、もう
その昔読んだというリライト版はすでになく、あったのは
本家本元のダニエル・デフォーの「ロビンソン・クルーソー」
であった.

さて、ここにある「ロビンソンクルーソー」は本家デフォーの作品なので
英語が古く、あまり学習の役には立たないかもしれない.

ダニエル・デフォーは1660年に生まれた.シェークスピアが没したのが
1616年だから、半世紀も隔てがなく、ほぼ同年期の英語ということになる.

幸いなのが、thou とかの代名詞は使われていない.そこは現代英語である.

日本語に譬えると、近松門左衛門 (1653~1724) や井原西鶴(1642~1693)

の日本語のようなものかも.

それでね、ワンセンテンス学習風にしてみたいのです.

給仕法はこれをカーバー(carver, 肉切り用ナイフ)で

切り分けることです.


つまり、この時代の英語は文章がやたらと長いのです.
なので文の途中でも、ぶっつり切って終わらせます.

——ぶっつり切ってもいいのか?

——いいのだ.

——文が死なないか?

 

——プラネリアを知ってるか?

 

——知らないよ.

 

——じゃ、ミミズは?

 

——ミミズはそりゃ知っているさ.


——小さい頃、ミミズを切って遊んだことないか?

——ある.

——ぶっつり切ったことないか?

——あった.

——ふたつに切っても両方動いていただろ?

--そうだったかな?

--そうなんだよ.

 

 

—————————————————————————————————

「ロビンソンクルーソー(1)」(古い英語学習)(英語の骨董品)

The Life and Adventures of Robinson Crusoe,

(ロビンソン・クルーソーの冒険生活)



--------(本文)-------------

I was born in the year 1632, in the city of York.

(私は1632年、ヨークで生まれた)

------------------------

本日はここまで.ほなさいなら
春之助



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1732番:サウンドオブミュージック(629)

2022-12-06 08:49:23 | 日記


サウンドオブミュージック(629)


—————————【629】———————————————

 I must admit that the next morning my thoughts
were divided between the receiving of the sacraments 
and the curiosity to see “Father Angel-Face.”


——————————(訳)—————————————————

 私は翌朝になって、自分の考えが、秘跡を受けること
と、天使の神父様のお顔を見たさの好奇心とに、2つに
分かれていたことを告白しなければなりません.

 

.—————————⦅語彙⦆—————————————————
    
sacraments:サクラメント、秘跡

 

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1731番:アルト・ハイデルベルク(178)

2022-12-06 08:45:54 | 日記

 


アルト・ハイデルベルク(178)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌


——————————【178】———————————————


Hofmarschall:Meine Weisheit ist zu Ende.  Was aus diesem
..........................Hofe werden soll,  ich  weiß es nicht.  Mein
..........................Gott,  was  hat  man nicht  von dem jungen 
..........................Herrn  erwartet !   Endlich  ein  Aufatmen, 
..........................endlich  einen Umschwung,  einen  frischen 
..........................Zug von Jugend !  Ich will nicht von großen 
..........................Festen reden und Veranstaltungen,  aber zum
..........................wenigsten  ein freundliches Gesicht hatte man 
..........................erwartet !  Eine Teilnahme  für die Wünsche 
..........................des  Hofes  und  des  ganzen  Landes !


——————————— (訳) —————————————

宮内大臣: この墓場から抜け出す私の知恵はもう終わ
.......................りました.この宮廷の状況から、どうなっ
......................て行くことやら、私にはわかりません.  
.......................まあ、それにしても若い城主に何を期待で
.......................きるのやら!やっと一息はつけるだろうが.
.......................それと、やっとこれで変化が起こることは
.......................ぐらいは期待できよう.私は大きな祭や催し
........................事のことなどは言うつもりはありません.
........................そうではなくて、少なくとも誰もが親しみ
........................あるお顔を期待していたというものだ.
........................宮廷と全領地の人々の願いに関心を(示さ
........................れることを)期待していたのだ.

 

———————————《語彙》——————————————
         
die Weisheit:(弱en、ただし基本的に単数のみで用いる) 
    ❶ 賢いこと、賢明さ; ② 知識、学識    
der Hof:(変E) 宮廷、宮殿、
   (本文は語尾eが添えられているが、この語尾 e 
    は、強変化E型とER型で単数3格に任意に添
       えることができる)   
Mein Gott:おや、まあ、これは困った、驚いた
     ああ、おお、おやまあ、何ということを
          ああ、神様.これはたいへん.何てことだ.
     そんなひどい、どうしよう.         
Aufatmen:名詞化された不定詞で中性扱い、「深い吐息」
     「安堵の息」
     一般に、抽象概念は単数、具象概念は複数で
     用いる.     
auf/atmen:(自) 深く息をつく、[比] ほっとする.
der Umschwung:(変E) ① [体操] 回転
    ❷ (状態・気分など) 急変、激変.
Festen:(強、複、3格) <das Fest (E型) 祭、祝宴 
reden:語る;(+ von 3格について)語る
veranstalten:[fɛr'|anʃtaltən  フェアアンシュタルテン] (他)
   催す、開催する、とり行う 
die Veranstaltung:(弱en) 開催、挙行、催し物、行事     
zum wenigsten:少なくとも      
die Teilnahme:(複ナシ) ① 参加、出席、関与;❷ 関心、興味  
die Wünsche:(複) <der Wunsch (変E) ❶ 願望、望み
    ❷ [複で] お祝いの言葉 
des ganzen Landes:全国の(領民の)


———————————≪語法≫——————————————

was hat man nicht von dem jungen Herrn erwartet !  
この若い城主から何が期待できるというのだ!
 (できないだろう)
  このnicht は無用のnicht と言って、否定のnicht
 ではなく、相手に同意を期待する修辞疑問

 

———————————≪感想≫———————————————

国王の地位を継いだカール・ハインリヒですが、周囲
の期待には応えてくれない陰気な君主のようです.
普通、こういう物語では、誰もが愛する君主になりま
した.おしまい.となるはずなのですが、宮廷内の
陰気さは、前の大殿下の統治の頃と、変わらないよう
です.失意のうちにハイデルベルクから引き戻された
のだから、明るく陽気に、というわけには行かないよ
うです.私たち読者も、この先どうなるのか、不安で
すが…

 

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1730番:さすらいの青春(237)

2022-12-06 08:34:12 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(237)

 
—————————【237】————————————————

Autour  des  pieds  de  la  bête,  on  entendait  comme 
un  clapotis  d'eau.   Un  ruisseau  coupait  le  chemin. 
En  été,   ce  devait   être  un  gué.    Mais  à  cette  
époque   le  courant  était   si   fort   que  la   glace 
n'avait   pas  pris   et   qu'il  eût  été   dangereux  de 
pousser  plus  avant.  


——————————(訳)—————————————————

馬の脚回りで水の流れる音がしていました.小川が道を
分断していたのです.夏にはこの小川は浅瀬に違いなか
った.しかしこの時期は流れがあまりにも速いので、氷
も張らなくて、これ以上前に押し進んでいくのは危険だ
った.


..—————————⦅語句》—————————————————
            
clapotis:(m)[クラポティ] (波などの)ひたひたいう音
       (波などの)ざあざあいう音     
ruisseau:(m)[リュイソー] 小川  
coupait:(半過去3単) <couper (他)         
gué:(m)[ゲ] 浅瀬   
époque:(f) 時代、時期、~頃 
      à cette époque / その頃は      
courant:(m) (水や空気などの)流れ      
pousser:(他) 押す;(仕事などを)押し進める、推進する

 

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1729番:ハリエット嬢(2)

2022-12-06 08:34:12 | 日記


ハリエット嬢(2)
Miss Harriet (2)

 

———————————【2】—————————————————

   Partis  d'Étretat  dès  l'aurore,  pour  aller visiter 
les  ruines de Tancarville,  nous  somnolions  encore,
engourdis  dans  l'air  frais  du matin.  Les  femmes 
surtout,  peu  accoutumées  à  ces  réveils  de  chas-
seurs,   laissaient  à  tout  moment  retomber  leurs
paupières,   penchaient  la  tète  ou  bien  bâillaient,
insensibles  à  l'émotion  du  jour  levant.

———————————《訳》—————————————————

  タンカルヴィルの町の遺跡を訪ねるため、夜明けと
ともにエトルタの町を出発したので、私たちは朝の涼
しい空気の中でずっとまどろんでいました.特に女た
ちは馬車での目覚めには殆ど慣れていなかったので、
始終瞼を閉じて、頭をたれ、大きなあくびをしたり
で、朝日が登る感動にも麻痺していた.


———————————〘語句〙—————————————————

Étretat  エトルタ. セーヌ・マリティーム県の町(ル・アーブル海岸沿い)
      (イギリス海峡に臨む北フランスの海水浴場)
aurore (f)[orɔ:r] ❶ 明け方、曙; ❷ 初め、黎明期
       se lever à l'aurore / 夜明けに起きる
dès (前) ~からすぐに、~の時から早速
      dès ce moment / この時からすぐ         
Tancarville  タンカルヴィル [Seine-Maritime県西部、セーヌ川河口の町]
  pont de Tancarvilleはヨーロッパ有数の吊り橋
somnolions (半過去1複) <somnoler (自) うとうとする、まどろむ    
encore  まだずっと
engourdis (過去分詞、複数) <engourdir (他)❶麻痺させる、しびれさせる
          ❷けだるくさせる、まどろませる、鈍らせる
accoutumées (過去分詞、女複) <accoutumer (他) ❶[à に] 慣らす、習慣づける
   ❷ être accoutumé à qch [à + 不定詞] ~[すること] に慣れる
      J'étais accoutumé à me lever tôt. / 私は早起きに慣れていた.
chasseur (m) ❶猟師、 ❷戦闘機、 ❸(古)馬車の後部に立つ従僕  
réveil (m) ❶目覚め、 ❷目覚まし時計、 ❸覚醒、夢想から覚めること
paupière (f) まぶた、眼瞼
penchaient (半過去3複) <pencher (他/自) 傾ける、傾いている 
     se pencher  身をかがめる        
bâillaient (半過去3複) <bâiller (自) あくびをする       
insensible (形) 無感覚な、麻痺した、❷感じられないほどの、ごくわずかな
l'émotion
levant. (形) (日が) 昇る、 soleil levant  朝日、 au soleil levant  夜明けに 
émotion (f) 感動、

 

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