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「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)とは |ご存じ?Q&A

2022-08-12 16:25:00 | 日記

「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)とは |ご存じ?Q&A

「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)は、アイヌ民族を初めて先住民族と明記し、従来の文化振興や福祉政策に加えて、地域や産業の振興などを含めたさまざまな課題を解決することを目的とした法律です。

正式名称は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」。

2019年4月19日に国会で成立し、同年5月24日に施行されました。

「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)の成立には国連で採択された宣言が背景にありました。

1899年制定の「北海道旧土人保護法」はアイヌの人びとの保護を目的とし、また「北海道旧土人保護法」に代わって1997年に制定された「アイヌ文化振興法」はアイヌ文化の振興が中心の内容でした。

その後、2007年に国連において「先住民族の権利に関する宣言」が採択されて国内外で先住民族への配慮を求める声が高まりました。

翌年の国会で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が採択され、これを受けて政府が有識者懇談会を設置し、その報告をもとに2009年に「アイヌ政策推進会議」を発足させて、新たなアイヌ施策展開について検討してきました。

その結果として、今回の「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)成立につながったのです。

「アイヌ民族支援法」(アイヌ新法)はアイヌの人びとを日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるとの認識を示し、アイヌの人びとの誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進について国や自治体が責務を負うことを定めています。

例えば、地域の活性化を目指してアイヌ文化を活かした事業を計画する市町村が国の認定を受けて交付金を受給する仕組みや、独自の文化を継承していくためにアイヌ民族の儀式で用いる樹木の国有林での採取や、自治体の許可が必要な川での伝統的なサケ漁の手続きの簡素化などの規制緩和も盛り込まれています。

また国は、北海道白老郡白老町のポロト湖畔にアイヌ文化の復興や創造の拠点となるナショナルセンターとして「ウポポイ」(アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」)を愛称とする「民族共生象徴空間」を2020年7月12日に開業しました。

ここには日本で初めてアイヌを主題とした国立アイヌ民族博物館、アイヌ文化を体験できる国立民族共生公園や慰霊施設が建設されました。

この「民族共生象徴空間」が、将来のアイヌ民族とアイヌ文化の発展や情報発信、国民のアイヌ学習の中心になると期待されています。
(2020/08/26)




私は「教科書の中の人」ではない。アイヌの血を引く大学生、新法成立に対する思い。

2022-08-12 16:16:44 | 日記

私は「教科書の中の人」ではない。アイヌの血を引く大学生、新法成立に対する思い。


「日本人として生きている自分がいて、アイヌとして生きている自分がいます」。

ハフポスト日本版編集部2019年04月22日 16時16分 JST|更新 2019年04月22日 JST

もしかしたら電車で隣に座っている人がアイヌかもしれない。

そうだとしても、自分と「違うもの」だと身構えずに、自然と受け入れて欲しいーー。

そう語るのは、アイヌにルーツを持つ慶應大学二年生の関根摩耶さんだ。

アイヌは主に北海道に住む少数民族。

今、このアイヌに注目が集まっている。

4月19日、アイヌを法律上初めて「先住民族」と明記した「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(以下、アイヌ新法)が成立した。

アイヌ新法では、アイヌへの差別禁止が明記され、アイヌ文化継承や観光振興などにつながる事業を行う市町村へ、交付金制度が設けられた。

ハフポストのネット番組「ハフトーク(NewsX)」に出演した関根さんは、自身のこれまでの経験やアイヌ文化の魅力、そして「アイヌ新法」への思いを語った。
【文・湯浅裕子/編集・南 麻理江】

関根摩耶さんハフポスト

アイヌ語を話すおばあちゃんの口元。

北海道平取町(びらとりちょう)二風谷(にぶたに)という小さな町で育った関根さん。

二風谷は、人口の7~8割がアイヌ民族の血を引いていると言われており、「アイヌ」がマジョリティの環境で育った。

関根さんは、母親がアイヌの血を引いていることから、アイヌ文化に触れて育った。

日本語を母語としながらも、傍らには常にアイヌ語があった。

そんな関根さんが、今でも強く印象に残っているシーンがある。

《小さい頃、むっちゃんと呼んでいたアイヌ文化の伝承者と言われている中本ムツ子さんから、千歳にある彼女の自宅でよく物語を聞かせてもらっていました。

状況はあまり覚えていないのですが、むっちゃんのアイヌ語を話す口元だけがぼんやりと、でも強く印象に残っています。
むっちゃんの思い出は、私にとって大事な思い出であり、温かい思い出です。》

アイヌは、文字を持たない民族と言われている。

現在では、カタカナやアルファベットを用いて表記されるアイヌ語だが、それまでの術は、口伝えだ。

アイヌは多くの物語を持ち、子や孫へと伝承してきた。

二風谷の風景(関根摩耶さん提供)

アイヌ民族は「教科書の中の人」
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その後、札幌市内の高校に進学。生まれ育った二風谷を出ると、アイヌの血を引く関根さんはマイノリティになった。
《家族から話は聞いていましたが、大人になるにつれて、アイヌの人たちが差別や偏見の対象となっていることを意識するようになりました。

自分が直接いじめを受けていなくても、アイヌじゃない人たちが多い中では、次第にアイヌであることに引け目を感じるようになっていきました。》

アイヌは長きにわたって、結婚や就職などの際には根強い差別や偏見に晒されてきたと言われている。

関根さんは、それまで何も思わなかった自分の出自について、周囲に隠すようになった。

同時に、周囲のアイヌに対する考え方に違和感を募らせるようになっていったという。

《学校の教科書でアイヌの話が出てきても、アイヌは「教科書の中の人」「歴史の中の人」という雰囲気が教室中にあって、違和感を感じていました。

アイヌの血を引いている自分が同じ教室にいるのに、いないみたいに扱われていると感じました。

私自身も、そういう時はなるべく教室の中で目立たないように意識していました。》

アイヌの血を引く人たちの中には、自らの出自を隠して生活している人も多くいると言われている。関根さんも、同じだった。

「アイヌってかっこいいじゃん!」がきっかけに。
自分の出自に対してモヤモヤを抱えたまま過ごしていた関根さん。

高校3年生の時、友達との何気ない会話の中で、自分がアイヌであることを口にした時だった。

《友達に「私アイヌなんだよね」ってポロっと言ったら、「えっ!いいね!かっこいいじゃん!」と言われたんです。

「自分の守りたいものがあるっていいじゃん」とまで言ってくれた人もいて。

みんな偏見を持っていると思っていたので、正直、驚きました。

同世代の人たちは意外と偏見がないんだなと思いました。

同時に、アイヌを知らない世代なんだなって思いました。》
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関根さんは、アイヌ文化やアイヌ語など、自分の根源となっている「アイヌ」に対して誇りを感じるようになった。

自分に自信が持てるようになったことで、自然と自分の出自についても周囲に素直に話せるようになっていったという。

アイヌについて知らない世代が多いからこそ、ネガティブなことだけを伝えるのではなく、自分が思うアイヌ文化の良さを伝えていきたい。

使命感のようなものが生まれていった。
アイヌ文化は日本の魅力のひとつ。

関根さんはその後、慶應大学に進学。今では、日常生活でもアイヌ語を話すという。

《大学では、友達といる時にアイヌ語を話すこともあります。

例えば、「良い」という意味の「ピリカ」(※リは小文字)というアイヌ語があります。

かわいいと思った時には「ピリカ!」って言ったりしますね。

相手が言葉の意味を知らなくても、言葉は自分のものなので、自分がその言葉を使いたい時に使うようにしています。》

アイヌ語は、アイヌの文化が反映されているからこそ残していくべき言語だと関根さんは話す。

《例えば、「こんにちは」という意味の「イランカラプテ」(※プは小文字)というアイヌ語には「あなたの心にそっと触れさせてください」という意味があると言われています。

アイヌ民族は、人に対して想いを伝える民族だなと感じていて、それが言葉にも表われているんです。

そういった言葉の深い意味を知ると素敵だなって思いますし、知れば知るほどハマっていきます。

アイヌ文化を伝承していくという意味でも、残す必要のある言語だと考えています。》

アイヌ民族の持つ、相手を大事に敬う文化。これは、人に対してだけではなく、物に対しても同様だという。

《例えばコップは、人間が手にずっと水を貯めておくことができないことを、代わりにやってくれているという考えから、魂が宿るものとして大事に敬うようにしています。

だから、物を大切に長く使います。

これは世界から見ても大切にして良い文化なんじゃないかなと思っています。》

関根さんは、そんなアイヌ文化の魅力を、等身大のスタイルで伝え続けていこうとしている。

アイヌ語のラジオ講師を務めた経験もあり、平取町内を走る路線バスでは、アイヌ語での車内放送を担当した。

最近では、アイヌ文化を伝える新たな活動としてYouTubeでの発信も始めた。

《日本人として生きている自分がいて、アイヌとして生きている自分がいます。

自分にたくさんの色を与えてくれているのが、アイヌ文化です。

ですが、まだまだアイヌであることを誇れる時代ではないと感じています。

現代に合った方法で、私だからこそ残せるアイヌ文化を発信していくことで、みんなが自分の考えるアイヌを発信できるようになったらいいなと思っています。》

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《海外の人が日本に来た時に、日本の伝統的なものや地方の文化のものがたくさんあった方が魅力的だと思っていて、そのためには、まずは自分たちの文化の魅力に気付いて、発信していく必要があるんじゃないでしょうか。

その日本の魅力を伝える一部にアイヌがあっても良いんじゃないかって思っています。》

関根さんの横顔には、アイヌを誇りに思うと同時に、日本への誇りが滲み出ていた。
ハフポスト

「アイヌ新法」はあくまで第一歩

そんな関根さんに、今回の「アイヌ新法」について率直に意見を聞いてみると「正直、法律については良し悪しをジャッジできる立場にはないのですが・・・」と前置きして、こんな風に語った。

《私はこれがスタートになればいいなと思っています。いかにアイヌの人たちと、アイヌではない人たちが、共に素晴らしいところを認め合って日本を盛り上げていけるか。

その第一歩だと思っていますので、私はアイヌ新法をポジティブに捉えています。》

《これってアイヌに限った話ではないと思うんです。日本にはいろいろなアイデンティティを持っている人がいます。

自分とは違うアイデンティティを持つ人をお互いに認め合って、生きやすい社会にしていきたいです。》

北海道が実施した調査(平成29年)によると、北海道には1万3118人のアイヌ(※1)がいるとされている。

2007年の国連決議で「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択されて以降、世界中で先住民族への配慮を求める動きが進んでいる。
リオデジャネイロやバンクーバーなど過去の五輪では、先住民が開会式に登場した。

東京オリンピック・パラリンピックの開会式では、アイヌ民族の文化を披露しようという動きが出ている。

2020年4月には、北海道白老町にアイヌ文化発信の拠点として「民族共生象徴空間」がオープンする予定だ。

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には「訪日外国人旅行者4千万人達成」の目標を掲げている日本政府。今回の「アイヌ新法」成立は、民族と共生する社会を世界にアピールする狙いがあるとみられている。

今後の関根さんの活躍に注目したい。

(※1)地域社会でアイヌの血を受け継いでいると思われる方、 また、婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる方。

純血アイヌ、杉村京子さんの言葉

2022-08-12 16:00:59 | 日記
純血アイヌ、杉村京子さんの言葉

筆者: 山本昌輝 執筆: 2006年
 
私は専門が臨床心理学、特に心理療法を研究していることもあって、「苦」の問題についてここ10年あまり思索・研究を続けてきている。

「苦」の問題は、単に臨床心理学としてばかりでなく、人間そのものの生き様と「救い」といった、より根源的な援助の姿についての示唆に満ちている。

大雑把に言って、医療や福祉が「苦」を除き「楽」に生きられるように援助するのに対して、心理療法においては「苦」を如何に生きるかといった姿勢、すなわち必ずしも「苦」を除くことを第一としないところに、その援助に対しての姿勢の違いをみることができる。

事実、私のような深層心理学的な接近を試みる心理臨床家にとっては、そもそも「苦」を生きる援助の方法は持ち合わせていても、「苦」を除く援助方法を持ち合わせていない場合が大半なのである。その点、医者やケースワーカーとは大きな隔たりがある。

 「苦」を生きている患者さんとの面接から多くのことを学ぶのは当然として、それ以外の研究方法として、沖縄や北海道に赴き、現地の人を訪ねてインタビューすることをこれまでしてきた。

彼らは多くの「苦」の経験を生き抜いてきた人たちである。

その「苦」は個人的なものというよりも、そこに居住していた人々が味わわねばならなかったものである。

沖縄が戦争での「苦」であるのに対して、北海道・アイヌの場合は民族的な差別のそれであった。今回はそのアイヌの方の印象深い言葉を取り上げたい。

 杉村京子さんはすでに故人となられている。

彼女とは8年ほど前にお宅を訪問して、お話を伺った。

彼女は「シャモ(和人)が憎い」とはっきりと仰った。

残りわずかな純血アイヌとしての誇りがそう言わせたのは当然である。

その際に、滅び行くアイヌを憂えて我々に一つの問いを投げかけた;

 「種を滅ぼすにはどうしたらいいと思うか?」

我々の誰も正解を答えることはできなかった。彼女は笑みを浮かべながら次のように答えた;

 「保護すればいいさ!」

「差別・弾圧をすれば、選りすぐりの強い種が残る。だけど、保護すれば一気に生きる力さえ失って、保護に甘んじるために、自分の文化も捨てて迎合するさ!」

当時の私には、彼女の魂の叫びとして、胸を打った。

まさに保護によって今、純血種が滅ぶことを免れ得ない痛みを、彼女は激しく訴えていた。

そのときの彼女の痛みを胸に、心理臨床家として、「援助とは何か?」「援助とは如何にあるべきか?」を、深く考えるようになったのは言うまでもない。

少なくとも筆者の立場である心理臨床家が援助を提供する場合は、援助を受ける人が自らの血や魂を損なわれることなく、遠く未来から振り返ったときにも助けられたと彼ら自身が判断するような、援助でなくてはならない。

 私が追究する心理療法とは、まさにこの援助観によって成り立っている。

米国防次官、「ロシア軍の死傷者、7万~8万人水準」

2022-08-12 15:09:26 | 日記
米国防次官、「ロシア軍の死傷者、7万~8万人水準」

登録:2022-08-10 10:10 修正:2022-08-10 10:23

先月中旬の米情報機関推定値より最大2万人多い 

「装甲車は最大4千台損失、精密誘導ミサイルも不足」
 
ロシアの兵器に450個の外国製電子部品の使用が明らかに

ロシアのウクライナ侵攻から約5カ月の間に発生したロシア軍の死傷者は7万~8万人に達すると、米国防総省次官が推定した。

首都キーウ近くの道路沿いに放置されたロシア軍戦死者=キーウ/ロイター・聯合ニュース

 米国防次官が8日(現地時間)、ロシアのウクライナ侵攻から約5カ月間、ロシア軍で7万~8万人の死傷者が発生したものと見られると主張した。

これは先月中旬、米中央情報局(CIA)が推定した被害規模6万人より1万~2万人多い推定値だ。

 米国防総省のコリン・カール政策担当次官は同日、記者会見を開き「6カ月足らずの間にロシア軍の死傷者が7万~8万人に達したとみて差し支えないと考える」と述べた。

また「ロシア軍は装甲車を3千~4千台失い、巡航ミサイルを含め精密誘導ミサイルも不足している可能性がある」と推定した。

カール次官は「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が戦争初期に立てた(ウクライナ)全域占領などの目標を、ロシア軍が全く達成できなかったことを考慮すると、このような損失はかなり注目に値する」と述べた。

 先月20日、CIAのウィリアム・バーンズ長官は、ロシア軍の死傷者が死亡1万5千人、負傷4万5千人程度と推定されると明らかにした。

バーンズ長官はウクライナ軍の死傷者もかなり多いが、ロシア軍よりは少ないと推定した。

ロシアの独立メディア「メディアゾナ」と英BBCがメディアの報道など公開資料を追跡して集計したロシア軍の死亡者数は先月29日まで5185人。

ウクライナの民間人被害は、国連集計基準で先月25日現在、死者5237人、負傷者7035人。

 ロシア軍が莫大な被害を受けた中、ロシア軍が使用する兵器に米国、欧州、アジア企業が作った電子部品が多く使われていたという分析もある。

英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)とロイター通信はこの日、ウクライナで確保したロシアのミサイルなどの兵器システム27個を分析した結果、米国、欧州、アジアなど外国で作った半導体などの電子部品450個が使われていたことを確認したと明らかにした。

このうち、米国企業が作った部品が317個で最も多く、日本34個、台湾30個、スイス18個、オランダ14個、ドイツ11個、中国と韓国6個、英国5個、オーストリア2個だった。

 個別企業別では、米企業「テキサス・インスツルメンツ」と「アナログ・デバイセズ」の部品が特に多く使用されていたことが分かった。

ロシアの最新兵器である巡航ミサイル9M727には、テキサス・インスツルメンツ、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)、サイプレス・セミコンダクター等の電子部品が確認された。

 450個の部品のうち、米政府がこれまで軍事兵器用として輸出を統制した部品は18%だったとRUSIは指摘した。

米政府はロシアが2014年にウクライナのクリミア半島に侵攻した以後、軍事用部品のロシアへの輸出を禁止した。

軍事用として使われていないと評価される部品の場合、ロシアの今年のウクライナ侵攻前までは輸出承認が必要なかったが、輸出企業は自社製品が軍事用に転用されないということを保障する義務があった。

 ロイターによると、アナログ・デバイセズはロシアの事業を中断してロシアに対する自社製品の供給も中止したと明らかにし、テキサス・インスツルメンツはロシアの兵器から出た自社製品は商業用に製作されたものだと説明した。

 RUSIは、西側がロシアに対する輸出統制を強化した場合、ロシア軍が先端兵器と通信システムを維持できなくなり、軍戦力に長期的な打撃を受けることになると指摘した。

また、ロシアはこれを避けるために、西側の制裁を迂回して電子部品を確保する方法を積極的に模索しており、多くの部品は香港などアジアの流通会社を通じて供給されていると明らかにした。

シン・ギソプ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)