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対馬仏像盗難事件

2023-02-01 15:08:56 | 日記
対馬仏像盗難事件


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対馬仏像盗難事件(つしまぶつぞうとうなんじけん、ハングル: 쓰시마 불상 도난 사건)とは、2012年(平成24年)に、日本の長崎県対馬市の三つの神社・寺院から、韓国人窃盗団によって重要文化財の仏像2体などが連続盗難された事件。

韓国の裁判所が盗難仏像の日本への返還を事実上拒否する決定を下し、1体は返還されたが未だに1体が未返還なため、日韓間で外交問題となっている。

2014年(平成26年)11月、2019年(令和元年)10月にも、別の仏像盗難事件が起こっている。

事件の経緯[編集]

発生から犯人逮捕まで[編集]


2012年10月8日、対馬の海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」(統一新羅時代)、観音寺の長崎県指定有形文化財の「銅造観世音菩薩坐像」(高麗時代)、多久頭魂神社の長崎県指定有形文化財の「大蔵経」が、8人の韓国人窃盗団に盗まれた[1]。なお、これ以前にも韓国人により日本に所在する仏像や仏画が盗難され韓国に持ち出される事例が多発していた。

2013年1月29日、窃盗と密輸の容疑で韓国人窃盗団5人が韓国警察に逮捕され、韓国国内で仏像2体が回収された(「大蔵経」の行方は不明)[2][3]。


韓国地裁による事実上の返還拒否[編集]


本来なら盗難文化財と判明すれば文化財不法輸出入等禁止条約に基づいて直ちに日本に仏像が返還されるのだが、忠清南道瑞山市にある曹渓宗の浮石寺(プソクサ)が、「観音寺の銅造観世音菩薩坐像は、元々倭寇に略奪された仏像である」と主張して返還しないよう求め、韓国の主要メディアも、元は日本による略奪だったので返還する必要はないとの論調で報じた(後述)。

2013年2月、韓国 大田地裁(朝鮮語版)は、浮石寺の「有体動産占有移転の禁止仮処分申請」を認め、「観音寺側(日本側)が仏像を正当に取得したということを訴訟で確認するまで、日本に仏像を返還してはならない」として事実上の返還拒否を決定した[1]。

2013年6月28日、大田地裁は窃盗団7人のうち6人に懲役1 - 4年の実刑判決を言い渡した[4]。

韓国への搬入を手伝ったとされる1人は無罪が確定した[5]。判決では仏像の所有権関係や返還については言及していない[4]。

テジョン地裁のジャン・ドンヒョク公判判事は「仏像が日本に返還されれば、浮石寺の所有だと最終判断がなされたときにすでに仏像はなくなっていて、浮石寺の所有権を行使できない恐れがある」と語った[4]。

2017年1月26日、大田地裁は「所有権は浮石寺にあり、正常ではない過程で観音寺に移された」として、韓国政府に対し、仏像の浮石寺への引き渡し命じた[6]。
韓国政府は判決を不服として大田高裁に控訴した[7]。

1体のみ返還[編集]


2015年7月18日、海神神社の銅造如来立像については、所有者が名乗り出ていなかったため日本に返還された。

盗難時に右手中指の先端が約2ミリ欠損していた事実が確認されたが元々鋳造時に指先まで銅が届かず欠損していた部分を後年取り付けたか、盗難以前に欠損し修復されていた部分で強度が不足していたと考えられる[8]。

そのために修復には韓国側に説明を求めず、政府が補修費用を半額補助する方針が伝えられた。

観音寺の観世音菩薩坐像については浮石寺が所有権を主張しているため、未だに返還されていない[9]。

2016年7月5日、浮石寺の円牛住職は「日本では、韓国が盗んだ物を返していないと言われているが、そうではない。盗んだ人は逮捕され、処罰された。それで窃盗事件は終わった。」として事件の解決を宣言した[10]。

韓国側の主張[編集]


メディアの主張中央日報は「(日本側が)略奪や強制搬出した事実が確認されれば話が変わる」と主張、ハンギョレは「国宝級仏像は略奪物?」の記事で「返還拒否には流出の不法性を証明しなければならないが、事実上不可能との見解が優勢だ」と指摘、YTN局は文禄・慶長の役の際に仏像が流出した可能性が大きいと主張した[11]。

韓国の大学教授らは銅造如来立像は神功皇后が、観世音菩薩坐像は倭寇(または豊臣秀吉)が、朝鮮から日本に略奪したと主張し、日本が返還を求めるならば入手経路を明らかにしなければならないという世論を形成していった[11][12]。

瑞山市の主張2013年2月、忠清南道瑞山市は日本への返還に反対した[13]。曹渓宗評議会の主張韓国最大の仏教宗派曹渓宗瑞山市住持評議会は「文化財の不法略奪、不法流出、盗難経行為ついては、歴史的・時代的状況を遡及して適用すべきだ。窃盗団は法に従い厳重に処罰されるべきだが、仏像は過去の(朝鮮半島からの)流出経路が明らかになるまで日本に返還してはならない」としたうえで「調査の間は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の仲介を通じて、遺物を第三国に預けることを検討すべき」と主張した[13]。

韓国浮石寺の主張窃盗された仏像を所有する忠清南道瑞山市にある曹渓宗の浮石寺(プソクサ)は、この仏像は元々は韓国の寺院浮石寺のものであり倭寇に略奪されたという理由で日本の寺院への返還を拒否している[4][1][14]。

また浮石寺は大田地方裁判所に返還差し止めの仮処分申請(有体動産占有移転の禁止仮処分申請)をし[4]、裁判所は「観音寺側が仏像を正当に取得したということを訴訟で確認するまで、日本に仏像を返還してはならない」という決定を下した[1]。

裁判で浮石寺は500年 - 600年前に倭寇が強奪した仏像だと主張する根拠を求められたが、「根拠を示す鑑定書は仏像を失ったときに、思い出すのが悲しいので捨てた」と主張し、根拠は提示できなかった[14]。

2013年3月14日には持ち去られた浮石寺の僧侶と国会議員、市民団体ら6人が来日し、観音寺にも訪問したが、観音寺では門前払いとなった[14]。

浮石寺の僧侶らは記者会見で、観音寺側に来日前に知らせたにもかかわらず出迎えもないと批判し、「この問題の解決には日韓ともに偏ったナショナリズムにとらわれないことが重要だ」と述べた[14]。

浮石寺の創建に登場する人物のマスコットキャラクターの人形や小型の仏像も持参したが、観音寺は「まずはうちの仏像を背負って一刻も早く持ってきて欲しい」として受け取らなかった[14]。

金額に換算すれば、このマスコット人形は850円であるのに対し、盗まれた仏像は数億円に相当する[15]。

浮石寺は「韓国は日本に仏教や仏像を伝えました。それなのに日本人は寺を燃やし仏像を奪っていきました。過去の歴史を日本は認める姿勢はあるのかということです。返還して欲しければ略奪ではなく友好的に贈られたことを日本側が証明すべきだ」と語った[4]。


日本側の反応[編集]


観音寺の田中節孝前住職は、仏像は李氏朝鮮時代の仏教弾圧から守るために対馬に持ち込まれ、大切に守ってきたもので、韓国人から感謝されることはあっても、「略奪」呼ばわりするとは、開いた口がふさがらない、と語っている[16]。

対馬市では、市の人口の約半数の16803人分の仏像の早期返還を求める署名が集まり[17]、2018年1月25日、観音寺は韓国政府に仏像の早期返還を働きかけるよう求める要望書を外務省や県などに送付した[18]。

その一方で、朝日新聞は韓国に盗まれた仏像を日韓の共有財産にすることでの解決を求めている[19][20]。

対馬市厳原港では、毎年8月の第1土日曜日に「厳原港まつり」を開いているが、1988年から祭名に「アリラン」を加え「厳原港まつり対馬アリラン祭」としていた。

しかし仏像盗難事件が起こったため、2013年に、祭名から「アリラン」を削除し、1980年から行われていた朝鮮通信使行列も中止した[21]が、行列を主催する「朝鮮通信使行列振興会」の働きかけにより、翌年には日韓国交50周年を理由に再開されている[22]。

観音寺は裁判に参加するための書類を提出していて、2021年11月24日に行われた裁判で観音寺の参加が認められた。次回の裁判は2022年1月26日に開かれる予定[23]。


2014年11月の対馬仏像盗難事件[編集]

摘発された仏像と経典

2014年11月24日、梅林寺 (対馬市)から誕生仏と大般若経を盗み大韓民国に持ち出そうとした韓国人の男5人が対馬南警察署に逮捕された[24]。


2019年10月の対馬仏像盗難事件[編集]


2019年10月17日、円通寺から県指定有形文化財「銅造薬師如来坐像」を盗みだした疑いで神戸市長田区の飲食店従業員の男ら3人を逮捕した[25]。

対馬の盗難仏像 控訴審で日本への返還命じる=韓国

2023-02-01 14:53:44 | 日記
対馬の盗難仏像 控訴審で日本への返還命じる=韓国

2/1(水) 14:26配信


大田の裁判所=(聯合ニュース)

【大田聯合ニュース】

長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像の所有権を巡る訴訟の控訴審判決で、大田高裁は1日、日本への返還を命じた。

一審判決では原告の韓国・浮石寺(忠清南道瑞山市)への引き渡しを命じたが、原告勝訴の判決を覆した。

   対馬市の観音寺から2012年に盗まれた仏像は「観世音菩薩坐像」で、浮石寺側は数百年前に日本の倭寇(わこう)に略奪されたものだとし、所有権を主張。

17年1月の一審判決では、仏像の中から見つかった記録などを根拠に同寺の主張が認められた。

対馬で盗まれた仏像、2審は韓国の寺の所有権認めず…韓国で逆転判決

2023-02-01 14:49:23 | 日記
対馬で盗まれた仏像、2審は韓国の寺の所有権認めず…韓国で逆転判決

2023/02/01 14:19

【 大田テジョン (韓国中部)=溝田拓士】

2012年に長崎県対馬市の観音寺から韓国人窃盗団に盗まれた県指定有形文化財の「 観世音菩薩坐像かんぜおんぼさつざぞう 」を保管する韓国政府に対し、韓国の 浮石プソク 寺が所有権を主張して引き渡しを求めた訴訟の控訴審で、大田高裁は1日、浮石寺の所有権を認めた1審判決を取り消し、原告の請求を棄却する判決を下した。

「観世音菩薩坐像」(対馬市教育委員会提供)



サムスン電子の半導体部門、10-12月営業利益は衝撃の97%減

2023-02-01 11:57:48 | 日記
サムスン電子の半導体部門、10-12月営業利益は衝撃の97%減

2/1(水) 11:23配信

 サムスン電子が31日発表した2022年第4四半期(10-12月)決算で、半導体部門の営業利益が前年同期比97%減の2700億ウォンにとどまり、衝撃が走った。

市場予想(4000億ウォン台)を大きく下回った。

世界的な景気低迷の影響で中核事業であるメモリー部門は赤字だったと推定される。

サムスン電子は「生産ラインのメンテナンス強化と設備の再配置を進め、(先端製造プロセスの)試験生産の割合を増やす」とし、事実上の減産を表明した。

 「メモリー不況」の影響で半導体部門の業績が不振だったため、第4四半期の同社の売上高は前年同期比8.2%減の70兆4646億ウォン、営業利益は60.3%減の4兆3061億ウォンだった。

四半期ベースで営業利益が5兆ウォン以下に落ち込んだのは14年第3四半期以後8年ぶりだ。

半導体だけでなくテレビ・家電事業も7年ぶりに赤字転落するなど主な事業部門の業績が全て悪化した。

通期決算は売上高が前期比8.1%増の302兆2314億ウォン、営業利益が16.0%減の43兆3766億ウォン。 
 サムスン電子の31日の株価は前日比3.6%安の6万1000ウォンだった。

 ■半導体部門のネガティブサプライズ  

サムスン電子の半導体部門が第4四半期に「ネガティブサプライズ」レベルの業績となったのは、主力のメモリー半導体の在庫が急増し、第3四半期から価格が急落した影響が大きい。

同社は半導体部門の業績をメモリー、ファウンドリーなど細分化して公表していないが、市場ではメモリー部門が第4四半期に赤字に転落したとみている。

半導体部門の通期売上高は98兆4600億ウォンで、台湾積体電路製造(TSMC)を上回り、世界首位の座を守った。

  テレビ・家電部門は第4四半期に600億ウォンの営業損失を記録し、15年第1四半期以来の赤字となった。

サムスン電子は「需要減と原材料費・物流コストの上昇による影響が大きかった」と説明した。

スマートフォン事業も新製品発売効果が低下したなどで、営業利益が前年同期比36%減少した。

ただ、ディスプレー、電装部門は営業利益が前年同期に比べ小幅ながら増益となり、それぞれ1兆8200億ウォン、3700億ウォンだった。