悪ふざけにもほどがある!ファーストにしてラスト!発売日未定!アンチジャスラック!
最近観た馬鹿映画。
まずは、スネーク・フライト。CMやってたときからこいつはやばいなと思ってたけど、本当にやばくて、コテコテのB級アメリカ映画好きな人がみたら堪らないだろう。全編大爆笑シーンの連続。
マフィアの殺人現場を見てしまったガキを殺すために、そいつの乗った飛行機にヘビさんをこれでもかってほど乗せるマフィアの発想にまず度肝を抜かれる。そして、こういう映画はどう作るべきかって基本をおさえているのがよろしい。まず初めに死ぬのはセックスしてるバカップル。ここで偉いと思ったのが、きちんと乳首を出していること。そしてヘビが噛み付くところも実にさまざまで、観客が「ここだ!」と思ったところをしっかりガブリとやってくれる。たとえばバカップルだと丸出し乳首に噛み付いたり、小便してる男には…ってネタバレだからあんま言わないほうがいいな。そんな中で一番壮絶なくたばり方するのが、むかつくオヤジだったりして、とにかく観客が望むものを見せてくれる。そしてヘビさんがこんだけ暴れたら人間様も反撃しなきゃいけません。消火器、スタンガン、果ては電子レンジまで駆使しバラエティー豊かに奮闘する。
あと、この映画は役者もいいですな。スチュワーデスのおねえちゃんがエロカワイイのだよ。黒人ミュージシャン御一行もいい味を出している。なによりも良かったのは主演のサミュエル・L・ジャクソン。ついにヘビたちにぶち切れたときの台詞に大爆笑。マザーファッキンスネーク!マザーファッキンプレイン!あまりにも名台詞なので携帯に録音。ただ、本作一つ残念だったのはヘビのCGが少々安っぽすぎたこと。アップで撮るときなんかは、どうにか本物やパペットを使ってほしかった。
次に、東京湾炎上。馬鹿映画大好きなOBの方にDVDを送っていただきついに観てしまった。この原作書いた奴の発想がすごい。テロリストの要求である石油備蓄庫爆破を特撮をつかってごまかそうとする政府…。こんな馬鹿なことったらあるのか。まあ、とにかくタイガー田中と本郷猛が出ているってだけでもう興奮するわけです。タンバラル様は本当にかっこいい。フジオカーンはなぜか煩悩な青年で、嫁とセックスしてるところを思い出すシーンは一体何なんだろう。テロリストの黒人の演技がこれまた馬鹿馬鹿しい。ほぼ全編カタコトの日本語喋られたらシリアスなシーンも笑いに。しかしまあ、特撮を本物の爆発に見せようとするくらいだから、この映画の特撮自体はとてもよくやっております。実際の撮影は15秒ほどで1000万かけたっていうんだから気合十分。現実にこういうことが起きたら、政府は東映に頼んでみたらどうだろう。なんて、そんな馬鹿な!