大して本数観ているわけではないですが、2014年の個人的な映画10選など記しておきます。
『レゴムービー』
多様性の共存、創造することの素晴らしさをテーマに、クライマックスでそれらを訴えかけるワイルドガールの演説に涙。最後はみんなハチャメチャになって、がむしゃらにレゴ世界を駆け巡るエメットが凄く輝いていて、「君よ君たれ」と背中を押してくれるような、観ている人の気持ちを暖かく、前向きにしてくれる。お互いが認め合うラストに喝采を。そしてあのオチも大好きだ。
今更言うまでも無いが映像も素晴らしく、CG処理されているものの、すべてにおいてきちんとレゴのパーツをベースに使用し、“稼動部以外も無駄に曲げちゃう”とかやらかさない徹底っぷりに脱帽。
音楽も良い。テーマ曲はもちろん、バットマンのあの歌も。すべては最高。
『イコライザー』
また一人、歩く死亡フラグオヤジが爆誕!なのであった。
デンゼルパイが“前の職場”の仲間に大暴れの許可を取りにいくあたりで、もう終わったなと、敵に憐れみを感じざるを得ない。ホームセンター勤務のデンゼルパイによる正しい工具の使い方、電子レンジを使った楽しい即席爆弾作りなど、フルボッコアクションの宝石箱。なめたらあっか~ん~♪映画の傑作である。
共演のクロエさんもよう育っておりまさぁ。個人的にキックアス2がうんこちんちんだったので、これでクロエさんは救われたとおもう。
『ゴーン・ガール』
結局これが今年最後に観た映画。フィンチャー作品の傑作。ネタバレっぽいこと書くから未見の人は流しておくんなまし。
例の嫁が案の定すぎて、あの車で開放感満載のところですげえ笑った。あと、あのスカしてたらDQNカップルに襲われるところも堪らんよなあ。終盤のサイコパスVSサイコパスというコメディ映画のような展開にも拍手。
あとは、主人公の妹さんが良いんだよ。“ザ・バー”で朝から一緒に酒くらいたい。
全体として画が凄く引き締まっていて好み。夫婦ないしカップルという一種の契約状態に潜在する虚構や欺瞞やらを上手く扱っている。年配夫婦の感想を訊いてみたいところ。
『ニンフォマニアック』
実はラース・フォン・トリアー監督作品は食わず嫌いで、本作品が初だったのだが、素晴らしいコメディ映画監督じゃないの。(ちゃうの……?)
Vol.1とVol.2に分けての公開だったけど個人的には幼少期~若さ真っ盛りのVol.1が笑いどころが多くて好み。Vol.1のエロ列車で行こうは友人Bにお世話になりたいよね。Vol.2は黒人二人がカメラの前でポコチンおっ立てながらケンカするところは一枚絵にしたいくらい美しい。「鬱三部作」だか何だか知らんけど、あのオチで完全にコメディ映画決定。(ちゃうの……?)
『イントゥ・ザ・ストーム』
ソフト出てからで良いか~とスルーせずにいて良かった。
引火トルネードの断末魔シーンで傑作入り確定。そしてトルネードチェイサーの装甲車「タイタス」ね。あの男の子が大興奮しちゃう魔改造装備の数々、燃えるよなあ。トルネードが大量発生して、最後は超巨大になって主人公たちを襲う。文字通りバカでか過ぎてもう笑うしかない。そして、ピートのおっさんよ、あの最後が美しすぎて謎の感動を覚えたのだった。
『インターステラー』
これはなんというか、壮大な美しい宇宙空間のCGを観るのが目的だったので満足。そこにノーラン的な要素も合わさって特にあのデカイ波が来るとことか、5次元世界の感じとかも好き。親父宇宙行き決めんの早すぎだろとか、そういうのはもうどうでもいいんだ。
あとはTARSとCASEに尽きる。最後はまさにXウィングに乗るR2-D2の姿そのもの。ユーモア設定もできちゃうなんて可愛すぎる。
『ポリスストーリーレジェンド』
毎度お馴染みジャッキーのアクションやめるやめる詐欺。
本作はアクションとシリアスとバランスが良く、ストーリーものとして普通に楽しめる。独りよがりのお兄ちゃんに振り回されて結局それかよーってね。シリアス展開の中でもジャッキーが金網に押さえつけられた時にはご自慢の顔芸も健在でホッとさせてくれる。
『エクスペンダブルズ3』
アクション映画ファンの礼儀として、今回も二度観に行ったよ。はっきり言って前作より勢いは落ちた。しかし、出獄番長、バンデラス、ロンダ・ラウジーの姉御、メルギブは最高だった。中でもお喋りバンデラスの「道があるだけマシ」発言や、スライ隊長に仲間のことや身の上話をちゃんと聞いてもらってたくだりなんか泣かせるじゃあないの。そして個人的にロバート・ダヴィが久しぶりに大きなスクリーンに登場してくれて嬉しかったぜ。
『ローン・サバイバー』
なんだかかなり前だよなあとおもってTwitterのログみたら春くらいの映画かあ。
これはまあ、一々痛々しくて堪らんかった。確か指が飛んだシーンとかもあって、そんなとこ撃たれんといてという。まあ、あとは最後のアパッチ最強ね。ヴァーーーッてあれ牛乳瓶くらいの弾頭ばら撒いてんだろ?鬼だよなあ。この映画観た後youtubeでアパッチの赤外線狙撃動画みて更に凍り付いた。あんなの逃げられんて。アメさんにおいたはあかん。
『泣く男』
10本目は迷った。『ザ・レイドGOKUDO』とかシュワちんの『サボタージュ』なんかも候補だけど、とりあえずこれでいこうか。
これはまあ、話狙いすぎじゃんとかおもわなければね。アクションが良質。車の影に隠れたチャン・ドンゴンを一斉射で狙ってくる傭兵さんが好きね。バババーって突撃して行って、片腕撃たれたら教科書通り太股に銃身挟んでマグチェンジの手際の良さ。ラストの男臭い美しさも教科書通りの演出にて。
そんなこんなで、とりあえず私的10選はこのようになりやした。
その他、今年観たやつだとキネカ大森で観たヴァーホーベン御大のトリックなんかもあったけど、今年の作品じゃあないし、そもそも別格なので外してます。
しかしまあ、こういうのまとめるときにTwitterのログは取って置くもんだなあ。脳の経年劣化とアルコールの副作用でどんどん記憶が飛んでいくんだから。
あ、そうだ、オマケに男優賞と女優賞的なものをば。男優賞は悩むけど、とりあえずデンゼルパイかなあ。女優賞はロンダ・ラウジー姐さん一択!前も言ったけど、ゴリラゴリラ言ってた秘宝の糞ライターは許さないんだからなっ!
ところで、ここにきて滅多にやらない映画の年間ベスト的なものを何故ブッ込んだのかというと、実は今年の初めに当スペースの更新ノルマなんぞを課してしまったからなのです。
とういうわけで、5回の更新ノルマ見事達成!来年も宜しくだゾ☆彡(残すところあと9時間ちょい……)
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