Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

心の自衛隊Mental self-Defense Force

2017-07-11 | 心理学習

心は外界からの害や刺激に対し

Mind defenses itself initiatively against

自らを率先して守っている

-harm and stimulates from external world

その心の働きを心理学用語では防衛機制といい

The mental function is called Defense Mechanism

-in psychological terms

本能的な自我(イド)と

 3 of them which instinctive ego (id)

超越的な自我(超自我)の間の

-transcendental ego (superego) in between

中間地点的に立つ自我(自己)の3つが

-ego (self) standing at the middle point

認識全般を統制し防衛機能を担っている

These are carrying on defense function

-and control overall cognition

心を守る自衛隊のような組織体系である

They are like an organization system that

 -similar with Self Defense Force to protect mental


防衛規制の活動には

As the activity of defense functions

心が受け止めるには耐えがたい体験や

苦しい記憶、苦痛を伴う経験をした時

-when mind experiencing an unbearable to accept

-or experienced with pain, had painful memory

それらから自らを守る為

-due to protect mind from them

自衛隊(防衛団)が結成される

-the Self Defense Force (defense team) is formed


その自衛隊の構成要因として

①抑圧 ②昇華 ③置き換え ④逃避

①Repression ②Sublimation ③Displacement ④Withdrawal

 ⑤退行 ⑥反動形成 ⑦合理化 ⑧同一化

⑤Regression ⑥Reaction Formation ⑦Rationalization ⑧Identification

⑨投影 ⑩隔離 ⑪不認 ⑫打消しなど

⑨Projection ⑩Isolation ⑪Denial ⑫Undoing

凡そ12項目があるようだ

It seems to have about 12 lists


先ず、①の抑圧とは不快な体験や出来事を

意識させないように無意識に押し込み忘れさせる

First of all, ①Repression is a forgetting for unpleasant experiences

-or episodes so as not to be conscious and push them into unconscious

A≠B


②昇華とは表してはいけないとされる欲求や願望を

社会的、道徳的に望ましい形に転換していく機転である

②Sublimation is a way of wisdom for desires and wishes

-such should not be shown in society and transform them into

-socially acceptable and morally wished forms

A+B=AB


③置き換えとはある人に向けられた特定の感情が

受け容れてもらえない場合に類似した感情を

他の対象に置き換える行動である

③Displacement is a behavioral action that replacing emotions

-in case if a specific emotion is not acceptable to a target person

-it replaced to similar emotion

Negative A → Positive B


④逃避とは現状に向き合うことが困難になり

面倒なことが起きると予想される場合に

それらに目をそらし

別の現実や空想へ目を向ける代案である

④Withdrawal is an alternative plan in case which

-difficult to facing on current situations and it expected

-will cause some troublesome so make it distracted

-to be concentrated to other reality and daydream

Positive≠Negative or Positive


⑤退行とは不安が状況に対し逃避のように

未熟な段階に戻ることによって

不安を避けようとする逆成長行動である

⑤Regression is a reverse growth behavior to avoid anxiety

-by returning to an immature stage against insecure situations

-likely do Withdraw  

Positive Age X → Negative Age Y


⑥反動形成とは内心とは正反対の行動をすることにより

対立を避けまたは好意を得ようとする働きである

⑥Reaction Formation is a function to obtain favor

-to avoid confrontation by an action which is opposite of thinking

±A=±B


⑦合理化とは求めている欲求が満たされない場合

都合の良い理由を付けて正当化していく働きのこと

⑦Rationalization is a justify function which is conveniently

-attached reasons in case seeking desire is not satisfied

(AはきっとBだからCになっているはず)

(A is must be B so it should be C)


⑧同一化とは理想の人や尊敬する人の振る舞いや

言動を真似て自分の体験であるかのように思うこと

⑧Identification is imitating someone’s behavior

-who is idealized or respected and reckon them as if one’s own

A+Ax≒B+Bx


⑨投影とは自分の感情や衝動が受け入れるには

都合が悪い場合、それを相手の感情だと思うこと

⑨Projection is a thinking way in which regarded inconvenient

-to accept one’s emotion or impulses so replace as opponent’s emotion

A=B’A B=A’B


⑩隔離とは自分と関連している事実について

受け入れては困ることに対し

感情を意識しないようにするか切り離すこと

⑩Isolation is a trying not be conscious or cut the emotion off

-against a fact that related oneself and aware

-it would be troubled when if it is accepted

A=0≠B=0


⑪否認とは認めたくない現実や不快な体験を

無かったことにして存在していないようにすること

⑪Denial is an action against an unpleasant experience or

-unwilling reality to admit make it was not existed or was not happened

(A or Bはゼロである)

(A or B is Zero)


⑫打ち消しとは意識されては不愉快になる不安や

罪意識に対し反対の行動をとることで

無効にしていくこと

⑫Undoing is invalidating against unpleasant anxiety or

-guilty feeling when if it comes conscious

-so, take opposite action and make it invalid

(AはBやCによって忘れられる)

(A can forget by B or C) 


上記の12項目はネットから拾った情報で

Above 12 lists information I picked up from Websites

それらを私なりの解釈で書いていると

And while I was writing them with my own interpretation

これら防衛規制とその防衛過程が

-these defensing mechanisms and its process are

仏教でいう煩悩そのものではないかと思われた

-seemed to be thought they are agony itself in Buddhism


 自らを防衛していく過程で

In the process of defending oneself

それ以上の苦しみを作っているのだ

-making suffering more than them


ふっと、坐禅を行えば

Instantly, if do Zazen

それらの面倒で苦しい工程を

-those process troublesome and painful

一気に無くせるだろうと閃いてきたのだが…

-I had flash insight that would be removed at once but…


反面では、坐禅の近道だけでは

On the other side, the shortcut alone in Zazen ways

心の自衛隊ができる自発的なケア過程のように

-like the spontaneous mental care which

-can do by Mental Self Defense Force

怪我した心に包帯を巻き

-bandage on wounded mind

切られた傷に絆創膏を当てるような

-like treating bandage on a cut wound

細かい作業はできないだろうと思った...

I thought that Zazen can’t do such detailed works... 

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60 Comments

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新記事を開けながら (蓮の花)
2017-07-12 08:25:55
今回の記事は
通訳の精密性を試す実験台である。
前回の記事のコメントから
私の英訳のミスについてTやEによって
指摘があった。

ミスに図太い私なのに
それが気になって
やがて恥になってきたので
私もそう捨てたもんではないと思った次第である。
私も恥が分かる人間であるようだ。
救いの一つであろう。

その不祥事を改善すべく
今回は通訳に念入り根入り
考えに考えて仕上げた。
今朝8時から始めたのに
今もう7時を過ぎている。

疲れたが
やり投げと違って
達成感が確かにある。

こんな私もTからEから
学んでそれを実践しているのだ。
救いである。
返信する
Unknown (T)
2017-07-12 16:10:50
ははは、あまり無理しないでね・・・

実の処、誰か日本人の作家の(日本語の)本を英語に翻訳するとしたら、Tは悶絶するだろうと思って居た。

絶対起きるであろうミスがあったまま出版する事は不可能だから、
シッカリした現地人にプルーフ リーディングしてもらう必要があるのだろうと思って居た。
たしかな教養がある(=校閲が出来る能力がある)現地人が必要だろうと思って居たものだ。

日本人の作家が日本語の本を出版するのでさえ、
編集者は校閲部(こうえつぶ)を通して単語、語法、内容的事実に対して間違いがないか検閲するのだから、

それはアメリカ人が英語の本を出版する場合も同じだろうと思う・・・・・。
返信する
Unknown (Eric)
2017-07-12 20:53:36
I learned much from this post. I had heard of many of these defense mechanisms could only describe a few of them.
I liked very much the little equations you invented to represent each process. Very creative.
The translation is very clear.
I can tell a lot of work went into this blog post. But it is very good and I imagine all of your readers will find it interesting and want to absorb all the details. I certainly do!!!!!
返信する
体の自衛隊 (T)
2017-07-13 00:04:22
米国留学では何種類かの英語コースを取った(取らされた…43年程前の話)。
スピーチ系統(Eng1B&2B)は今の処、記憶エピソードに無いが、
Writing(作文)系統のEng1A,2Aは大学(Undergraduate)での履修必須科目だった(たぶん?)。

で、そのEng2Aだかのクラスで、
ある時Tの書いた作文の題は、
キリスト教生死論に対する新解釈法提起だった。

キリスト教論理に於いては(=むしろユダヤ教【創世記】に於いては、という事だが・・・)、

人は初め死なない体に創られた(=人は不死の体だった)が、

エデンの園に於いてアダムとイブが、
神の命令に背いて・・・
悪魔の誘惑に負けて・・・
リンゴの木の実(知恵の木の実)を
食べてしまった事の結果として・・・・・
【死】という属性が新たに付加された(=原罪論)
…と説く。

しかしTの提唱は、
人間は元々、
死ねる様な体に神が設計したのであるが、
神は同時に、
人間がずっと生き続けられるような、
体の自衛隊、体と心の自衛作用を設計しておいた・・・
のだと論じた。

人が神の掟を破らなければ、
永久にその機能が続く訳であるが・・・

人が神の掟を破った故に、
永遠に生きれる為の機能が取り去られた、
・・・・のだと論じた。

つまり従来のキリスト教の生死論は、
【足し算】(=後追いで、死という機能が人体に付け加わったという説)であるが、

T説としては、
【引き算】(=永遠に生きるという機能が人体から取り去られたとする説)を主張した訳だ。

人間の体の機能・心の機能は自衛隊で守られている事を思うと、そう考える事(=T方式)が順当の様に思る。

自衛隊が正しく機能し続ければ、永遠に生きる(=不老不死)が、
機能障害を起こせば、人は死ぬ!!のだのだ野田元首相!!!
返信する
心の慰労隊 (T)
2017-07-13 00:08:24
慰労隊長は老体マジカのいいひといいさん!!

マジか?まじだよ…お体オイタワリくんなまし!!
返信する
心の愚連隊 (T)
2017-07-13 00:51:20
愚連隊長はグレた心のダメなひと・・・ダメ人の茶!!

あっちこっちで茶々入れる!!

(なんだっけ??すねてるとか、ひねてるとか、いじけてるとか、mmm、なんだっけ??・・・ほらねやっぱり愚連隊!!)
返信する
「坐禅隊」崩壊の兆し、いと恐ろし (T)
2017-07-13 01:20:56
今回のレン記事は~~の兆し??
関レンあっか??有っか、悪化、さてまた、圧巻か、悪漢、mmmmm・・・・??
(=細かい作業が出来ないと・・・ど~なるの??)


他方、●っちでは、謀反のきざし無きに霜あらず・・・・
曰く;
『坐禅の目的はただ一つなり
・・・・それは実証的に・・・・
【自意識】は仮設のもの、暫定的な事象に過ぎぬ・・・
と認識する為』(by●山説)。

そこで反問登場・・・、
現代人はそんな事、誰でも知ってるよ・・・
で坐禅でそう知ったからって、それが何か??・・・
それを知ってれば、もはや坐禅はイランってことかね??

mmmmm、イランってイラク(=イクラ)なんでもねェ~・・・
そういう事じゃあね~だろォ!!・・・とか
座禅の危機!!

で起こる
返信する
訂正 (T)
2017-07-13 01:24:27
前文最後の「で起こる」・・・・>「が起こる」に変更
返信する
でもまあ・・・ (T)
2017-07-13 01:30:19
K記事では、
>一気になくせる・・・・

との仮説(予測・予想)をいれてるが・・・

●やまさんっちでは、
最終定理的に、
もっと適用範囲を狭めているよね。
返信する
道具はよく使い方を知らねば怪我をする (T)
2017-07-13 02:28:39
●コメでたかはしさんは●ちゃんの過去記事を引っ張り出して来てはしょっちゅう反芻(はんすう)している。

2012, 06-06 の●記事『17年目の氷解』はかなり●さんの人格の本質をよく描写しているようだ。(まあ力作記事の様だ…赤裸々な・・・)。
(記事を読んだが、まだコメは読んで無い。これから読むつもり・・・)。
返信する

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