はちみつブンブンのブログ(伝統・東洋医学の部屋・鍼灸・漢方・養生・江戸時代の医学・貝原益軒・本居宣長・徒然草・兼好法師)

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養生一言(14)

2017-09-29 16:25:16 | 養生一言

今日の一言」で連載中の、養生に役立ちそうな言葉を、週ごとにまとめておきました。

ヒゲ長く 腰曲るまで いきたくば 背と三里に 煙たやすな

(沢庵禅師)

鍼をさすは

気血の滞りをめぐらし

腹中の積をちらし

足の頑痺をのぞく

(貝原益軒『養生訓』「鍼」より)

灸すべき所をえらんで、要穴に灸すべし。

みだりに処多く灸せば、気血をへらさん。

(貝原益軒『養生訓』「灸法」より)

お灸する場所は、する必要ある所に、適切な数だけしましょう。

健康であるということは…

喜びと苦しみの中にあって生命を感じうること…

(イヴァン・イリッチ『脱病院化社会』「文化的医原病」金子嗣郎訳より)

自分を征服できない人に限って、

思い上がって他人の意志を自分の思い通りにしようとするのですから……

(ゲーテ『ファウスト』高橋義孝訳より)

自然の力で治ってゆくのを医者は監督しているに過ぎぬと医者は云うが、

そんなバカげた医学があるものですか。

(代田文誌『鍼灸真髄』より)

明治から昭和にかけての鍼灸の名手、沢田健の言葉。

人に自然治癒力があるからといって、ただ見守っているだけでは、医学でもなんでもありません。

時には積極的な働きかけが必要です。

病あるときに、或は薬を服し、或はくさぐさのわざをしてこれを治むるも、又みな神の御しわざ也、…

神のみたまによりて病は治まる也。

(本居宣長『答問録』より)

今まで健康だったのに、突然難病に苦しむことがあります。

他の人には効いた薬や治療法が自分には効果がなくて悩むことがあります。

いくら考えても、自分が悪くなく、病になった理由を思いつかないときがあるものです。

そういうときは、自分を責めなくて良いのです。

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養生一言(13)

2017-09-27 10:27:45 | 養生一言

今日の一言」で連載中の、養生に役立ちそうな言葉を、週ごとにまとめておきました。

文明。それに比べれば、死はさしたることではない。

われわれは星に向かって消えた音楽である。

(サン=テグジュペリ『手帖』より)

徳とは一種の健康であり、美であり、魂のよい在り方である。

(プラトン『国家』より)

恬憺虚無なれば、真気これに従い、精神内に守る。

病いずくんぞ従い来たらん。

(『黄帝内経素問』「上古天真論篇」より)

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテヰル

それは

丈夫ナカラダヲモツ

秘訣です。

若し人、心神快からざれば、そのとき茶を喫し、心蔵を調へ、万病を除愈すべし。

心の蔵快きときは、諸蔵病有りと雖も強く痛まざるなり。

(栄西『喫茶養生記』より)

病は口より入り、禍は口より出ず。

(『太平御覧』「人事」より)

口より出入りするものにご注意あれ。

すべての人間らしいあやまちを

清い人間性がつぐなう

(ゲーテ「クリューゲルへ、1827年3月31日、「イフィゲーニエ」について」高橋健二訳より)

五つの知恵

・からだは健康になりたがっている

・治癒は自然の力である

・からだはひとつの全体であり、すべての部分はひとつにつながっている

・こころとからだは分離できない

・治療家の信念が患者の治癒力に大きく影響する

(アンドルー・ワイル『癒す心、治る力』上野圭一訳より)

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養生一言(12)

2017-09-11 08:22:57 | 養生一言

今日の一言」で連載中の、養生に役立ちそうな言葉を、週ごとにまとめておきました。

いいえ昨日はありません

今日を打つのは今日の時計

昨日の時計はありません

今日を打つのは今日の時計

 (『三好達治詩集』より)

日に一日を慎む

(『淮南子』「主衛訓」より)

百戦百勝は、善の善なるものに非ず。

戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり。

(『孫子』「謀攻篇」より)

それは病と闘うときも。

老人病あらば、先ず食治すべし。

(貝原益軒『養生訓』「養老」より)

衰老の人は、薬治、鍼灸、導引、按摩を行ふにも、

にはかにいやさんとて、あらくすべからず。

あらくするは、是即効を求むる也。

たちまち禍となる事あり。

若当時快しとても後の害となる。

(貝原益軒『養生訓』「鍼」より)

限りある 露の身をもて はかりなく 胸ニまかセバ はやくこぼれん。

(曲直瀬道三『養生誹諧』より)

常の呼吸のいきは、ゆるやかにして、深く丹田に入るべし。急なるべからず。

(貝原益軒『養生訓』「総論下」より)

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