カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 87 「ケリー」「ライス」

2018年02月24日 14時07分57秒 | 海外

米大統領トランプの迷走がますます続き、モラー特別検察官も動き始めました。批判されても、指摘された内容に触れることなく、関係のないところで反逆的・非愛国者と切捨てる手法はアメリカ大統領として史上最悪ですね。仲間とみれば擁護し、敵とみれば容赦なく攻撃する姿は、そのへんの街のチンピラと同じで、尊敬に値することなどまずありません。トランプが2年目に入りましたが、今年中に弾劾されると私は見ています。


ケリー米大統領首席補佐官:秘書官の元妻虐待疑惑でショック受けた:2018年2月8日 

ケリー首席補佐官の更迭否定=顧問「大統領が信頼」:時事ドットコム 2018/02/12 


2018/02/07に辞任したホワイトハウスのロブ・ポーター秘書官で

直接ケリー首席補佐官の秘書官ではなかったらしく、ホワイトハウス入りして初めて知り合ったようです。

秘書官は元妻を虐待していたとされ辞任しましたが、虐待は否定しています。

ただしトランプ大統領は信頼しているとして、ケリーの更迭は考えていないとしています。  

それにしてもトランプによる解任や、それを事前に察知した辞任などが、多すぎるようです。

しかし、「あの」トランプなら大いにあり得ることですね。 


日本語では同じ「ケリー」ですがアメリカには2人いるようで

現トランプ時代の首席補佐官ケリー(Kelly)

前オバマ時代の国務長官ケリー(Kerry) 

つづりは違うようです。 


ジョン・フランシス・ケリー(John Francis Kelly, 1950年5月11日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。アメリカ合衆国大統領首席補佐官。:Wikipedia

秘書官が元妻虐待の噂で辞任したけれども、トランプは更迭しないとしているほうのケリーです。 

ジョン・フォーブズ・ケリー(John Forbes Kerry, 1943年12月11日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。第68代アメリカ合衆国国務長官。:Wikipedia

オバマ大統領時代の国務長官(国務省は、日本の外務省に相当)で、2017/1/20にトランプが大統領に就任した時、退任しました。

なお似たような名前として、アメリカでは「ライス(Rice)」があります。


コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice、1954年11月14日 - ):Wikipedia

子ブッシュ時代の国務長官。

なお今のトランプ政権下の国務長官はティラーソン(Tillerson、1952年3月23日 - )。

スーザン・エリザベス・ライス(Susan Elizabeth Rice、1964年11月17日 - ):Wikipedia 

オバマ時代の国連大使。

なお今のトランプ政権下の国連大使はヘイリー(Haley, 1972年1月20日 - )。 


さてさて、皆様はどう思われますか。


ロシアの醜聞49 2回目の薬物違反か

2018年02月24日 11時18分40秒 | スポーツ

2014年7月18日にWADAが発表しました。

ロシアが組織的に、スポーツ選手へ薬物を与えていたのに「国家ぐるみで隠ぺいしていたこと」が発覚したのです。

私たちは、陰で・・・・・・

  • スポーツを国威発揚のために利用しようとする人たちがいる
  • 自分だけが薬物を使用して試合で勝とうとする人たちがいる
  • 薬物検査の裏で薬物使用の痕跡を消そうとする人たちがいる
  • 検体をこっそり入れ替えるなど、検査妨害する人たちがいる
  • 被害者ぶり、すべて欺瞞的な行動だと否定する人たちがいる
  • 国家ぐるみや組織ぐるみで偽造やワイロに走る人たちがいる

残念なことですが、華やかに見えるスポーツの表だけではなく、こういった裏をも知っておかねばならないようです。


「ロシアなしでは五輪でない」 IOC決定に激しく反発:2017年12月6日  


これは

IOCがロシアの「としての平昌五輪参加を禁止」したことに対する当然の反発で、IOCや私としても、十分予想の範囲内でした。

厳しいIOC基準を満たした個人に限って参加が認められることになりましたが、たとえ優勝してもロシア国旗をかかげることはできず、フィギュアスケート女子の「1ザギトワ 2メドベージェワ」の場合もこれに準じ、オリンピック旗がかかげられました。   

しかし私の考えでは

  • ロシアなしでは五輪でない」と言いますが・・・・・・
  • 薬物使用でもロシアを参加させる」わけにはいかない。
  • 薬物があるからこそロシアなしでは五輪でない」と言える。

尤も、ロシア国民が直接薬物隠ぺいに荷担していたとは言えません。

しかし庶民の声のふりをしてロシアメディアが何でもかんでも西側の陰謀だとするところに、ロシアの陰湿さが見られます。

そして、それに何の疑いももてないロシア国民が、あわれなんです。

国家やメディアを疑う勇気のある人は、ロシアでは拘束されることを覚悟しておかねばならないようです。ロシア・中国だけではなさそうですね。  


ロシア、平昌五輪参加169選手を発表 IOC基準クリア:2018/1/26

平昌五輪開会式ぎりぎりになって、ロシアが参加予定の選手を発表したようですが、 翌日1月27日に平昌で開かれる予定のIOC会議で、出場選手が決められることになり、この169人選手の参加が認められたようです。 


OARカーリング選手、ドーピングで失格 銅メダル返上

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は22日、ロシアからの五輪選手(OAR)として平昌五輪カーリング混合ダブルスで銅メダルを獲得した男子のアレクサンドル・クルシェルニツキー選手が、ドーピング検査で競技力向上効果のある禁止薬物メルドニウムに陽性反応を示したため失格処分にしたと発表した。これを受け、世界カーリング連盟は同日、4位だったノルウェーが銅メダルに繰り上がったと発表した。 :2018年2月22日  

IOC基準を満たしたロシア選手だけが認められたはずでしたが、なぜか「スポーツ仲裁裁判所(CAS)」が失格処分にしたようです。


OAR選手、またドーピング陽性反応 ボブスレー選手:2018年2月23日 


こういった段階なのに

またまたロシア2例目のドーピング違反が発覚したようです。判定のためのA検体に続いて、24日に予備のB検体検査結果が出るとのことで、今日(24日)に平昌で開催が予定されているIOC会議で「ロシアの参加資格停止が解除されるか、部分的な制裁が続くのか」に大きな影響を与えることでしょう。

人員の問題で2~3年経過してからやっと違反かどうかの判定が出ることが普通でしたが、今回はそうは言えない段階です。

しかし、そう簡単に

「国家ぐるみの薬物隠ぺい工作」はなくならないように思います。

ソ連が崩壊しても、共産主義時代が69年と長かったので、20年~30年でそう簡単になくならないの、と同じです。

中国建国から今年2018年で「69年」なのも意味深長ですね。

これは韓国の脱軍事政権も同じで、20年程度でまともな国家になることは無理なんです。

もちろん中国・北朝鮮はそれ以前の状態です。これら中国・朝鮮半島国家からみると、日本とアメリカが一緒に見えてしまうのでしょうね。

自分たち(中国・韓国・北朝鮮)の違いは大きいけれども、敵(日本・アメリカ)は同じに見えるのでしょう。

これは一般化できそうですね。

日本の野党からすれば、自民党も公明党も同じですが、自分たち立憲民主党・民進党・社民党・共産党などは大きくことなり、与党から見ると、自民党や公明党は大きくことなりますが、野党は一色に見えてしまうようです。

家族でもそうで、自分たちはまったく異なっていると自覚していても、外から見ると家族は同じように見えるのです。

日本からは中国・韓国・北朝鮮はまったく違うけれども、アフリカ諸国は同じにみえ、アフリカ諸国ではみな異なっていると分っていますが、日・中・韓・北はみな同じに見えるのです。

ロシアも韓国も、まだ全体主義国家なんですね。そのドーピングで知られたロシア選手が個人資格でのみ韓国平昌で五輪に参加するのも、異なものですね。

ロシア・韓国・IOCとなると、まともなのは最後だけですか(笑)。

いなもの【異な物】かわったもの。妙なもの。へんなもの。不思議なもの。:広辞苑第六版


ロシア国旗、閉会式で掲げられるか IOC、24日協議:2018年2月23日

さて今日(2018/02/24)平昌で開かれる予定のIOC会議で、無事ロシアへの制裁が解除されるか、部分的に残るか、興味が増します。

2例目の再検査結果も同じ日だそうで、気になります。

さてさて、皆様はどう思われますか。