立川志らくが2018/04/07(BS朝日)で
10人に好かれるのは偽善者
10人に嫌われるのは悪党
5人に好かれ、5人に嫌われるのが本物
と色紙で言っておりました。同じ意味で
- 世間では、立川志らくの師匠である立川談志(たてかわだんし 1936-2011)に対する好き嫌いも多く、「なみかぜを立てる人を支持するのが本物の理解者だ」と信じている人たちが、まだいるようです。私は「必ずしもそうではない」と思うのですが・・・・・・
- 人間国宝だった桂米朝(かつらべいちょう 1925-2015)も、関東では「桂米丸よねまる・源頼朝よりとも」の記憶からか、「かつら・よねとも」とされたらしい。米朝会談も2018年5月にありそうで、夏場の「怖くない」米朝怪談も懐かしく、また関東で「上方落語」が「土方落語」と勘違いされたこともあったようです。
- 北野武や明石家さんまなどの芸人を嫌う人も多いらしく、全員に好かれる人は避けられる時代になっているのでしょうか。
- これは渡辺プロしかなかった時代の「押しつけられた人気」への反省と思われ、興味が多様化していった時代に合致するようです。
- 尤も中国・朝鮮では権力維持のため「一色に染まる」のが理想らしく、文字通り弾圧制度・報道規制・独裁国家・一極集中・中央集権が当然とされ、いまだにこれらの地域が信頼性を得ているとは言えません。
そう言えば
山本七平「全会一致の議決は無効」
に似ているような気がしますが、尤もこの著作者名や内容に疑問があるとの指摘もあるようです。
私のささやかな考えですが・・・・・・
- 民主主義とは、いろんな人が意見を出し合い、最後は数の多い人の意見を採用する、という制度ですから、「混乱」は前提の上なんですね。これをいかにして乗り越えるか・・・・・・
- よって「死守」は相応しくないどころか、民主主義という仮面をかぶった危なくて異質な思考で、まるで全体主義ですね。
- この意味では、1~3割くらいの反対者がいるほうが最も健全であり、49%-51%も「やむを得ずこれに含まれる」のでしょう。
- 裁判制度で「3審制」を採用している国があったり(異なる側が控訴上訴できる)、「2院政制」を採用している国(日本の衆議院と参議院・アメリカの上院と下院などなど)が多いようです。私はねじれ状態のほうが「混乱がある」ものの健康的で、どちらかの側が両方を支配するほうが「混乱はない」ものの危ないと思うのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。