一生懸命に何かを言っていますが、どうもおかしいと思うことがあります。異論を絶対に認めない、自分の考えを死守する、そういった人たちをどう扱うかでしょうか。
乱射事件の「恥ずべき政治問題化」を非難 全米ライフル協会:afp 2018年2月23日
全米ライフル協会(NRA)は、銃保持は自然発生的な権利だとみなしているようで、世界中をアメリカ並みの大混乱社会・無法地帯にしたいのでしょうか。
しかしこれだけ多くの人の命を奪っている銃乱射が「政治問題ではない」とするほうに、かなりの無理があると思います。
銃乱射事件を政治問題化するトランプの苦境:newsweek 2016年06月14日
冷泉彰彦は、トランプが銃乱射事件をイスラム移民停止へ利用しようとしている、と主張しています。確かに大統領就任前からトランプは、移民の排斥を訴えていたようですね。
しかし、この2つを並べるとがぜんおもしろくなってきます。
- NRAは、銃乱射は政治問題ではないとします。
- トランプは、銃乱射事件を、直接政治問題にせずに移民排斥の政治問題とします。
つまりトランプは、銃乱射事件そのものを政治問題としてはいませんが、これを移民排斥に利用することで政治問題化しているのです。
まるで「水車小屋の粉ひき職人が川の研究を始めた」というトルストイの話(「人生論」序)そっくりですね。
私としては
米憲法が改正されたあと、NRAがどう主張を変えるのか、気になります。
アメリカで、この件でまだ憲法改正の徴候は見られませんが、近い将来、最大の献金団体ではなくなっているであろうNRAが、「それでもまだ銃を最後の心のよりどころ」としている団体であるのか、それとも「一部の分派が地下へ潜ってロシアと同じような陰湿な国家になり果てる」のか、興味があります。
NRAもトランプも、言う資格のないことを、信念にしたがって平気で言えるようです。
「メリーランドに来て、空港から出た時、私が息が自由にできると感じた。中国では、外出の時にはマスクをしないといけなかった。そうしないと病気にかかった。民主主義や表現の自由も、当たり前のものだと思ってはいけない。キレイな空気のように、戦って勝ち取るべき価値あるものである」。:2017-05-24
こう述べた中国人留学生が
「売国奴」とののしられ、謝罪させられることになったようです。
日本人で、国外に関心がないと分りにくいのですが・・・・・・
- 日本では、反日や親韓・親中の表明をしても国賊・売国奴とはされませんし、親日的な表明をしても英雄視されません。多様性があり、それも1つの意見なのでしょう。
- 中国・韓国では、親日的な表明をすると国賊・売国奴とされますし、愛国的な表明をすると英雄視されます。価値の多様化が尊重されない社会なんでしょう。
- 要するに、中国・韓国では二元論になり勝ちなんでしょう。これは「うぬぼれ」がなければできないことです。
- 別の表現をすると、事実をありのままに言えず、偽るのが常識だとする国があり、それに違反すると「国賊・売国奴」とされてしまうのでしょう。しんどい世界ですが、それにどっぷり浸かっている人には、何でもないことですね(笑)。
- むしろ、本当のことを述べさせないようにする政府ヨイショ派こそが「国賊・売国奴」なんでしょうし、そういった人たちを跋扈させてきた中国共産党・韓国社会が諸悪の根源なのでしょう。
- こういった争いのことを「目くそ、鼻くそを笑う」と言うのでしょうか(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。