露が、ウクライナ東部地域を併合か?
ロシア、ウクライナ東部支配地域の「併合」画策 米高官:afp 2022年5月3日 9:55
米国の信ぴょう性の高い最新の報告に基づけば
欧州安保協力機構大使カーペンター「露が、5月中旬にもロシア編入の是非を問う住民投票を実施する計画で、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の併合を画策している」らしい。
いずれも、ちまたでは噂されていたことなので、この発言に対して違和感はなく、予測は十分成り立つでしょう。
露の選挙制度に反対しているのではなく(もちろんそれも、明らかにあやしいのですが)、もっとさかのぼった「主権のある異国の住民投票の違法性」について論じています。
露が
この住民投票の形式を整えたいと思っているということは、「少しは法律論」に興味がありそうです。
「露も一応法治国家を夢みている」のでしょうから、
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- 露:プーチンに都合の良い場合にのみ夢みている
- 中:中国共産党に都合の良い場合にのみ夢みている
の違いはあっても、露中という共産国でほとんど同じであり、なおかつレベルが低過ぎるでしょう。
問題なのは
こうして主権のある他国の一部を、露人が多いという根拠で住民投票をおこなうことの違法性でしょうか。
これを認めると、投票の相手先の住民は、たとえ一部といえども、他国に属しているため、まったく国境の意味がなくなってしまうことですね。
たとえ住民投票と言えども、その国が認めた場合にのみ有効性があります。スペインのカタルーニャ、イギリスのスコットランド、などが主張している住民投票権をご覧下さい。
露の場合、異国のウクライナの主権を無視して住民投票させるところがミソですね。そもそも異国のウクライナの主権を無視して武力侵攻したのが間違いでした。
さてさて、皆様はどう思われますか。