おでかけ大好き

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ムーミン展@静岡県立美術館

2021-03-05 08:53:16 | アート
土砂降りの中、ムーミン展に行ってきました。マダムAとの約束のときは大概雨(というか嵐)、県内最強晴れ女の晴れさんすら叶わないほど。

でもまあ雨の日のほうが、来場者少ないというほうに目を向けよう。

果たして、美術館に近い駐車場が空いていてよかった。さすがに土砂降りの中、いつもの駐車場から、あの登りプラムナードを歩くあいだに濡れネズミになっちゃうわ。




ムーミンは日本人には馴染みというか、人気のあるキャラクターですよね。
ムーミンのイメージ=フィンランドな感じ。

子供の頃、アニメを放送してたと思うのですが、岸田今日子さんのアンニュイなムーミンの声、谷間の陰鬱な雰囲気、スナフキンの哲学みたいなセリフといい、子供心に怖い!意味不明なイメージしかなく。

小説も何度かトライしつつ、1冊くらい読んだかもしれないけど楽しめなかったなぁ。

今回の展示は、ムーミンの始まりから追ってイラストの展示があり、しっかり読んだことのない小説のあらすじも知りました。

トーベ・ヤンソンさんは、やっぱり子供のために書いたわけではないようで、納得。

まず物語の始まりが、洪水の後、はぐれたパパと流されたおうちを探すムーミンとママだし。心細い。

登場人物も、ムーミンパパやスナフキンを始め、大人になっても人生をワンダラーしている風変わりな大きなこどもたちに戸惑い育つムーミン。
なるほど、面白そう!

イラストは白黒で小さくちょこちょこっと描かれていて見にくいのですが。大好きなニョロニョロは少なめ。

キャラクターよりも自然などの背景のダイナミックさに目を奪われました。



この橋の構図もですが、浮世絵の影響があるようです。

浮世絵ってヨーロッパ圏でリクペクトが深いですねぇ。その割に日本人(ワタシ)はあまりよく知らない。

1時間半くらいじーっくり楽しみました。



美術館は企画展のショップを眺めるのも楽しいのですね。

今回はムーミンシリーズの最終巻(家族の終焉に興味があるので)、そして絵葉書を2枚、それから、静岡のチョコレート専門店のコンチェと県美のコラボチョコを友達のお土産に。



マダムAが予約してくれたお洒落なお店「ステイゴールド」へ。




皆さんはピザ!クリスピー!!
マルゲリータもサーモンも美味しそう!

ワタシはキノコのリゾットにしました。
あのフンギっていうイタリアのキノコの香りが大好きなんですよねー。

色目は地味なんですが、お米がアルデンテでチーズまったりしててお粥じゃなくてリゾット!!でした。

車から出られないほどの土砂降りでしたが、西部に向かうほど雨があがり、マダムAの魔の手を逃れたかと思いきや。

大井川渡ったとたん、故障車のためバイパス片側通行!そこからめっちゃ時間かかりました。まあ、無事帰宅できましたのでめでたし。

ムーミン展のインパクトがあるうちに、ムーミンシリーズを読破できるかしら。







赤羽末吉展@静岡市美術館

2020-10-14 21:11:58 | アート
おへそがえるごん!可愛い❤



「スーホの白い馬」でも有名な赤羽末吉展にきました。美術館の展示ごとのラッピングエレベーター、いつも楽しみです😊



赤羽末吉さんは内蒙古を訪れ、モンゴルの乾いた空気の中、この赤を大事にしていたようです。

今回、入場券とは別に美術館ホームページから日時指定券(無料)を申し込みました。


30分毎に100名の定員に満たなければ、指定券を持たなくても入場できます。

スマホやパソコン使えない年配の方の足が美術館から遠のきそう💦

決して難しいシステムではないのですが、なんせ説明文を読むのすらめんどくさい。すべてが面倒。

でもこれも新コロ時代の新習慣、脳トレだと思って慣れよう。うん。



こどもたちとよく読んだ懐かしい
「だいくとおにろく」

赤羽さんは「鬼の赤羽」と呼ばれるほど鬼が得手らしく、おにろくの表情がユーモラスで、人間の顔より人情味がありますよね。

いつもなら絵本の原画展は絵本コーナーがあり、自由に読めるスペースが居心地がよくこどもたちも楽しめるのですが、やはり絵本の展示だけで手に取れませんでした。残念。

作家の息が触れた原画には、立ち上るエネルギーを感じます。紙質、筆遣い、色の重なり、余白。今風にいうと2次元ではなく2.5次元。

また絵本と見比べるのも面白いものです。

赤羽さんの絵本画家デビューは50歳、80歳でなくなるまで約80冊の絵本を描いたそうです。

赤羽さんが多くを手がけている日本の昔話は暗い色調が多いのですが、日本の湿度のある色合いを大事にしたのだとか。

絵本原画だけでなく、取材旅行先の内モンゴルで撮り、隠して持ち帰った写真資料など展示数も多く、2時間近くゆっくり鑑賞しました。



そして「おへそがえる ごん」のポストカードを買いました。えへへ。



財力のある晴れさんは、ごんの絵本3冊組を憧れの大人買い〜✨素敵✨

さてさて、この後はランチ✨


















みんなのミュシャ@静岡県立美術館

2020-07-15 23:16:06 | アート
意を決して、ミュシャ展に行ってきました。折しも、豪雨予報だったのですが、晴れさんの力で全く傘の出番なく。



左からトパーズ、ルビー、アメジスト、エメラルドの「4つの宝石」というシリーズ。これ原画より明るい色調でよりアニメチックな印象。

1900年制作ですって。動きに新鮮味があって、120年も前の作品に見えないよね。


雨上がりで緑のプロムナードがとても美しい。



ケヤキ並木も。



原画はこの色合いですね。

館内入ると、もちろんアルコール消毒。画面の前でサーモなんちゃらで自動検温されて、画面に体温表示。

しかし、これからの季節、駐車場からの長い坂道を登ってくると熱くなりそう。


ミュシャ展はこれまでいろんな美術館いろんなテーマで、何回か見たことがあります。日本人大好きですよね。

学生時代は、花を背負った女性的なムードに憧れ、4つの花とか、四季のシリーズや、女優のサラ・ベルナールの百合のポストカードとか集めてました。

少女漫画チックですもんね。
ミュシャの影響を受けた内外アーティスト、漫画家、イラストレーターなどの作品の展示コーナーもありましたよ。

モデルに指示して写真を撮って作る魅惑的なポージングや、背中に円環を背負ってる感じもミッシャが生み出したスタイルのようです。

「スラブ叙事詩」は、祖国チェコスロバキアの伝承や歴史を、晩年の18年間を捧げ作り上げた全20作になる大作。ミュシャの総決算的な偉業ですが、やっぱり華やかで軽やかなポスターのような作品が好き。

美術展を見たときのお約束、もし一枚頂けるならどうしよう。あの眼力「ヒヤシンス姫」にしようかな。

すごく女性的で優雅な構図やデザインなのに、東欧の人の特徴なのか、手がごっついんですよね。なんて思ったのワタシだけかしら。

作品数が多く1時間半くらい鑑賞しました。そうそう、鑑賞した日は、折しもミュシャの命日でした。



で、ミュシャのグッズで、ペコちゃんとコラボしてましたよ。


ミュシャの靴下とかあって大受けでした。是非、マダムAに穿いていただきたい一品です。

そしてもちろん、感動するとお腹が空く。

天気が怪しいので館内のレストランでランチすることに。








特別展とのコラボメニューがあるのですが、今回のミュシャはなぜかグリーンカレー。???



グリーンカレー食べたいけど、辛すぎてゲホゲホしちゃったら、この時期みんなの視線が厳しかろう。と、考える人。



あまり混んでない。





レストラン再開して一週間なんだね。
テーブルは一つおきに。テーブルには各自マスクを入れる封筒。そしてグループの代表者が連絡先を記載(感染者が出た場合連絡がくるとか)



ワタシはスキレットでハンバーグ。



スープカップ、スプーン置きもついててオシャレなんだけど。スプーンが計量スプーンっぽくてとっても飲みにくい!!



ブラックマダムなAさんは、人生の辛さを求めてブラックカレー。



晴れさんはブラックカレーのハンバーグのっけ。

ブラックカレー、どんなに辛いかと思いきや、すごく甘くて後味がピリピリなんだって。

ブラックAさんの親戚話は、全く甘くなく始終ピリピリ。

豪雨に備えて早めに解散しましたが、全く降られず帰宅しました。晴れパワーに感謝。












おうちで美術鑑賞

2020-04-03 21:48:52 | アート


美術館では、(基本)おしゃべりしないし、触らないので感染しにくいとか。しかし、市内の美術館は閉館継続中。

資生堂アートハウスのホームページで今回の展示の動画を発見。

ワタシのお気に入りの「梅化粧」のお人形もみれます。お時間ある方どうぞ。

🌸🌸🌸🌸🌸

「一住所に2枚の布マスクを郵送」の決定に「1人2枚じゃなくて?」とか「なんで布?とか」思いましたが。

これ読んでわりと納得しました。
使い捨てマスクは、病院に優先して回されるのはよいと思います。

布マスクを使い回す人が増えれば、使い捨てマスクの品切れも緩和されるかもしれないし。

これが正解かはわかりませんし、いろんな考え方や感じ方があるのですが。

こういう時期だからこそ、いろんな考え方を知って、悲観したりパニックを起こさないようにしたいです。

ベストは無理でもベターを選んで、生き延びたいと思います。









工芸を我らに@資生堂アートハウス

2019-10-02 15:54:18 | アート
日中は蒸し暑くて、外にでるのが嫌になりますー!

が、今日はアートハウスへ。
大好きな「工芸を我らに」のシリーズ。

もうこの資生堂書体からして格調高くてたまらない。
小村雪岱が元を作った書体とは納得。日本画の流麗な美人画みたいな字体だと思っていたので。

化粧品にお金をかけないワタシが言う資格なしですが、資生堂の美意識の高さは受け継がれて欲しいわぁ。

ワタシが大好きな「工芸を我らに」シリーズは、工芸品を生活に取り入れてみようの試み。


実際に食べ物を載せ、花を活けた写真と共に、四季折々の行事食のセッティングなどを展示しています。

贅沢ではないけど、こういう丁寧な生活、毎日は無理でもたまには、自分ご褒美に心掛けてみたいですね。

買ってきたお菓子を、お皿を選んで載せる、花も挿してみようか‥といった自己演出は、日常の美、歓び、化粧なんかの根本に、通じるのですね。

第2展示室は、アンティークな家具の展示。写真撮影オッケーで、キャーキャーして撮りました。










椅子の布張りがブルーで素敵。







盛り上がったこの鳥の布張り。ワタシは野苺ブルー推し、とも母さんはお花レッド。





このアイスブルーに金模様のカバーもノープル。



猫脚可愛い。




とも母さんお気に入りの、ガラスの片口。食器としても花器としても素敵。





和の室礼は落ち着きます。この提灯のようなランプ素敵。

アートハウスの警備員さんは、展示物についてとても勉強していて、色々説明してくれます。

彫刻は見タイトルをみてじーっと眺めるの見えてくるモノがあるなぁと。

いつも???だった馬に乗った裸のご婦人の彫刻、実際にヨーロッパの逸話に基づいているそう。この逸話に感銘を受け、ベルギーのゴディバのパッケージデザインも選ばれたという話もへぇ〜でした。

アート満喫でも腹ペコ。