去年、一昨年と作らなかった(2年ぶり?3年ぶり?手前味噌を、
久しぶりに仕込むことに。
もう4回目のはずですが、なんだか忘れちゃった。
仕込みの2日前から豆を水に浸します。
まんまるだった乾燥大豆が、水を吸ってマメのカタチに戻ります。
ちなみに、煮た後(左)と吸水後(右)で
豆の大きさはほとんど変わりません。吸水時間が大事。
1単位2キロの豆を煮るのですが。
うちの圧力鍋の大きさだと1回1ザルくらいで、2キロを5回に分けて煮ます。
豆は泡がすごくて煮こぼれるので、一度にたくさんできないんですよね。
お水は豆がかぶるひたひた。こげつかない最低限しか入れないという人もいます。
豆の皮が圧力ピン?にひっかかると爆発します。
毎回落し蓋と、この部分の蒸気がでる穴チェックを。
圧力鍋マフラー。
吹きこぼれが激しいので、巻いてます。
それでもその後ガス台の掃除必須ですが。
まあたまにも掃除のきっかけが必要。
しゅっしゅと圧力がかかりだして弱火にしてから15分。
その後、火を止めて圧が抜けるまで10分と。
1回煮るのに30分ほどかかります。
1キロでも2時間半はかかりますね。
難しくないけど、時間はかかる。
煮たあとは、すぐに煮汁と豆を分けたほうが水分を吸い過ぎないそうです。
さて、翌日、今回はたまりーなの実りの里です。
天井が広く、広い土間のある昔の農家の家屋みたいなところです。
たまりーな、駐車場からが遠いのがなんとも。
帰りは1単位でも、煮豆と麹と塩で6キロくらいはありますからね。
複数単位の方は、台車移動してました。
麹を手で揉みほぐして、ぽろぽろにしたところへ、
煮豆を投入。まるで豆ご飯。
今回は大東の麹屋さんの麹だそうです。名前忘れた。
たまりーなの職員さんがマンツーマンで手伝ってくれるので、
私のようなお一人様でも、ラクチンです。
1キロの塩の中から、一掴みの塩を容器の側面、底面に塗りつけます。
といっても側面はほとんどくっつかないけど。
一応、直前にアルコール綿で拭いてあります。
残り、4分の一ほどを残して、あとは全部豆ご飯に投入、
再び、まぜまぜ。
麹は美白効果がありそうだけど、
肌アレや皮膚の弱い人は塩混ぜで刺激があるかもですね。
今回は私の豆の柔らかさにムラがあり、
持参のご汁(煮豆の汁)を100CC位足しました。
いよいよ、にゅるにゅるマシーン登場。
他の人がやってるところを写させてもらいました。
自分のときは、機械のしたに待ち構えていて、
機械からでてきたモンブランのようなものを、
係りの方が味噌玉にしてくれるものを、
容器に叩きつけて空気を抜き(豆も飛び散る)
上からゲンコツパンチで空気抜きをしながら摘めていきます。
透明容器だから見えるのですが、外側が空洞が目立ちます。
詰め作業が終わってからも、特に外側を入念に、
繰り返し押し込んでいきます。
これがなかなかの力仕事です。
最後に残りの塩で上に蓋をして。
ラップで覆います。
家に戻ってから、塩や砂糖で1キロの重しをして、
夏場に水分が浮いてきたら、重しを取ります。
水分はカビのモトになるので、取り除いて、
お醬油のように使ってくださいとのこと。
台所に置くと、暖かいので夏場から色合いもいい具合になってきますが、
食べてみると味が浅いというか、まろやかさがないので、
やはり時間を置いたほうがおいしく感じます。
味噌は涼しくなるまで待て?
作業場には年配の方が多かったですが、
若い親子連れや、若いご夫妻もいて、味噌作りに関心があるのは、
喜ばしいことだなと。
自然食にはまったく興味はないのですが、
料理でも野菜でも自分で作ってみると、
その大変さや自然の理に適っていることに、
食と生の関連の緻密さに驚き、食べ物を大切に~。ひいては命もと。
でもこどもは粘土みた~い!くらいなんでしょうな。
うちの子たちも小さい頃はともかく、もうすっかり興味なし。
やっぱりおかあちゃんになったからこそ、
有難く感じるのですな。