ついでに自分読書記録。
伊坂幸太郎さんでは3作。
「マリア・ビートル」
テントウ虫。
昆虫シリーズというか「グラスホッパー」の続編ですね。
相変わらず、好きな人は好き、分けわかんない人はわけわかんない。
死人はたっぷりだけど、理不尽感は少なめかな。
今回のテーマ本は、バージニア・ウルフ「灯台へ」
「砂漠」
伊坂さんの代表作としては、ほとんど挙がらないですけど、
面白かった。
アンチ伊坂派にも、お勧めできる・・・と思う。(自信がないが)
珍しく誰も死なないし。青春だし。
今回のテーマ本は、サン・テグジュペリの「人間の土地」と、
テーマロックは、ラモーンズ。
才能にかかれば、どんな事象も絶妙に絡むのだな。
「首折り男のための協奏曲」
書店にハードカバーが並んでるから最新作なのかな?
これは短編を無理やり?関連をつけたような短編集。
今回の虫は、クワガタ。
伊坂さんの作品を読んだことない人には、
私のこの覚書もとんちんかんでしょう。
作家というのは、たぶんとても読書家で、
たぶん普通の人なら作家名や題名しか知らない古典をたくさん読んでいて、
これはこの作品にインスパイアされて書きました
・・・と明記されてなくても、
必ずそういう影響というか、根っこはあるんじゃないかな。
伊坂さんは、つじつまの合わないようなストーリーの中に、
それらの存在や名言をまるでヒントといわんばかりに、さらりと出してくる。
読者の中には、それでその古典を手に取る人もいるだろうな。
本が好きな人は、他人の本すらも薦めずにはいられないんだね。
ロックや虫も、よくよく紹介されています。
自分が得た感動を、消化して作品として生み出すのが作家なんだね。
宮部みゆきさんを2作品
「楽園」
「模倣犯」の続編というか、関連作?でした。
既読でよかった。
「ペテロの葬列」
これも「誰か」「名もなき毒」の杉村さんシリーズものかな。
話の内容よりも、杉村さんの今後が気になる。
このシリーズも続くということだね。
宮部みゆきさんは、後世に残る偉大な、そしてオールマイティな作家だと思うけど、
最近の私とは感覚がズレてきている。
結末がやさしいのがいいと思ってたんだけど、
最近は、リアルだけど苦渋の人情モノとしての厳しい結末が苦しい。
特に家族間の辛さが。
まったく個人的な見解だし、私も理解しているとはいえないけど、
若者の感覚が違うような気がするんだよな。
リアルな社会問題をばっちり押さえてるだけに、余計に違和感を感じる。
相変わらず巧みなストーリー展開で、
この長編を一息読みさせられちゃう恨みかもしれませんが。
これは今年の1冊に入れようと思ったのは、
直木賞受賞作でしたか。
「恋歌」 朝井 まかて
風変わりなペンネーム(本名?)をつけるのは、女性作家の流行なんですかね?
実在の女流歌人の人生と幕末の歴史がリンクされています。
時代は違いますが、
今の朝ドラのヒロイン村岡花子さんの腹心の友、
柳原白蓮さん(菊池寛さんの「真珠婦人」のモデルです)が浮かびます。
昔の封建時代を打ち破って世に出る女流作家の創作意欲の源泉は、
恋だったんでしょうかね。
現代は違う気がするなぁ。
「満願」米澤 穂信さん
こちらは直木賞候補作でしたか。
短編集なので読みやすいです。
表題作はいい感じですね。映像的にも映画化できそう。
「インシテミル」も読んだことないけど、映画化してたし、
イマ推しな方なのかもな。
コミックのほうは、お休み中です。
お勧めがありましたら、教えてください。
伊坂幸太郎さんでは3作。
「マリア・ビートル」
テントウ虫。
昆虫シリーズというか「グラスホッパー」の続編ですね。
相変わらず、好きな人は好き、分けわかんない人はわけわかんない。
死人はたっぷりだけど、理不尽感は少なめかな。
今回のテーマ本は、バージニア・ウルフ「灯台へ」
「砂漠」
伊坂さんの代表作としては、ほとんど挙がらないですけど、
面白かった。
アンチ伊坂派にも、お勧めできる・・・と思う。(自信がないが)
珍しく誰も死なないし。青春だし。
今回のテーマ本は、サン・テグジュペリの「人間の土地」と、
テーマロックは、ラモーンズ。
才能にかかれば、どんな事象も絶妙に絡むのだな。
「首折り男のための協奏曲」
書店にハードカバーが並んでるから最新作なのかな?
これは短編を無理やり?関連をつけたような短編集。
今回の虫は、クワガタ。
伊坂さんの作品を読んだことない人には、
私のこの覚書もとんちんかんでしょう。
作家というのは、たぶんとても読書家で、
たぶん普通の人なら作家名や題名しか知らない古典をたくさん読んでいて、
これはこの作品にインスパイアされて書きました
・・・と明記されてなくても、
必ずそういう影響というか、根っこはあるんじゃないかな。
伊坂さんは、つじつまの合わないようなストーリーの中に、
それらの存在や名言をまるでヒントといわんばかりに、さらりと出してくる。
読者の中には、それでその古典を手に取る人もいるだろうな。
本が好きな人は、他人の本すらも薦めずにはいられないんだね。
ロックや虫も、よくよく紹介されています。
自分が得た感動を、消化して作品として生み出すのが作家なんだね。
宮部みゆきさんを2作品
「楽園」
「模倣犯」の続編というか、関連作?でした。
既読でよかった。
「ペテロの葬列」
これも「誰か」「名もなき毒」の杉村さんシリーズものかな。
話の内容よりも、杉村さんの今後が気になる。
このシリーズも続くということだね。
宮部みゆきさんは、後世に残る偉大な、そしてオールマイティな作家だと思うけど、
最近の私とは感覚がズレてきている。
結末がやさしいのがいいと思ってたんだけど、
最近は、リアルだけど苦渋の人情モノとしての厳しい結末が苦しい。
特に家族間の辛さが。
まったく個人的な見解だし、私も理解しているとはいえないけど、
若者の感覚が違うような気がするんだよな。
リアルな社会問題をばっちり押さえてるだけに、余計に違和感を感じる。
相変わらず巧みなストーリー展開で、
この長編を一息読みさせられちゃう恨みかもしれませんが。
これは今年の1冊に入れようと思ったのは、
直木賞受賞作でしたか。
「恋歌」 朝井 まかて
風変わりなペンネーム(本名?)をつけるのは、女性作家の流行なんですかね?
実在の女流歌人の人生と幕末の歴史がリンクされています。
時代は違いますが、
今の朝ドラのヒロイン村岡花子さんの腹心の友、
柳原白蓮さん(菊池寛さんの「真珠婦人」のモデルです)が浮かびます。
昔の封建時代を打ち破って世に出る女流作家の創作意欲の源泉は、
恋だったんでしょうかね。
現代は違う気がするなぁ。
「満願」米澤 穂信さん
こちらは直木賞候補作でしたか。
短編集なので読みやすいです。
表題作はいい感じですね。映像的にも映画化できそう。
「インシテミル」も読んだことないけど、映画化してたし、
イマ推しな方なのかもな。
コミックのほうは、お休み中です。
お勧めがありましたら、教えてください。