ウソップ流に言うと、「パソコンの前から離れられない病」になってしまった。
(ゆかちん病ともいう)
最近、読書たくさんしてるのに、書いてないなぁ。
読書メーターのほうはつけてるので、
その中から印象的なものを。
「とっぴんぱらりの風太郎」万城目 学さん
待ってましたよ、マキメさん。久方ぶりの新作。
ニートな忍者とひょうたんの精が・・・というだけで、
読んでみたい人が減っちゃうかも。
舞台はやはり関西ではあるけど、
初時代モノなためか、いつもと雰囲気が違う。
お笑い少な目、妙にシリアス。
ラストも仕方ないけど「ちょ・・え・・」って感じ。
相変わらず、ど長いですが、飽きずに読めました。
「プリンセス・トヨトミ」を読んでおいた(読後でもOK)ほうがよりいっそう。
アクションとしてもすごく見ごたえありそうだから、
映画化して欲しいなぁ。
待っていたと言う点では、
「まほろ駅前狂想曲」 三浦 しをんさん
個人的には、図書館の予約本がマキメさんとしをんさんと同時に届いちゃってね。
どちらから読もうかと、嬉しくも苦しい選択でした。マキメ勝ちでした。
ご存知「まほろ」の続編。
映画も第2弾やるのね。そんなに好評だったんだ?
ま、優作の息子に優作のあのセリフに突っ込みさせるんだから、利いてるけど。
「失ったものは再生するのか」とか、
「受け継いでいくものはなにか」という大真面目なテーマなんだけど、
中に挟みこんでいるお笑いセンスがたまらなく好き。
でも愛すべき曲者キャラがみんなよい人化してるっぽいのがイヤ。
イラストもコバルトっぽいのがイヤ。
これがしをんさんの好みなのかしらん(悲)
イヤと好きが混在して複雑だわ。
私は断然本編と第二弾のほうが推し。
上のお二方に関しては、期待が大きすぎて自己バブル崩壊って感じ。
もちろん面白いのですよ。
こちらも期待のわりに・・・ってのが、
「想像ラジオ」 いとうせいこうさん
本屋大賞?候補?なにかと話題になっていましたね。
東北の震災の話、「死者の気持ちに寄り添う」がテーマ?
感動の嵐・・などの感想もありますが、私は???
以前から、せいこうさんの長い文体が苦手なのもあり。
大きく2部構成になっている、その関連がすんなりしない。
しかし、狙いは感動ではなく、想像(考える)きっかけの提供か。
「死者(生者)の気持ちを想像するのは意味があるのか?」
「想像することは、誰のためになっているのか?」
以上は私の想像だけど。
誰かのためでなく、まず傷ついた自分を救うために行動すればいい。
自分が救われたことで、救われる人も必ずいるから。
考えないようにしていることを改めて考えさせてくれるという意味で、
話題の本なのかもしれませんね。
感動はしないけど。興味があれば、読んでみてください。
「沢山読んでるくせに、すっごく面白かった本はないのかよ~」の声が聞こえる。
幻聴?
どれも面白いんですよ。
好き嫌いはともかく、
自分の頭の中にはない思考や世界を体験できるというのは、とても面白い。
いつでもどんなときでも愛すべきその世界へリンクしてくれるのは、
「原稿零枚日記」 小川 洋子さん
世界観が変わらないという点では、一貫してますね。
外界からの情報を変換させる脳内機構が違うんだな。
そんな小川さんの日常がのぞけるエッセイかと思いきや、
穏やかな日常から少しずつズレていって・・・。
賑やかな人ごみの中にいても、周りに人がいても、
深海の、山奥の、小説の言葉の中の、展示ケースの中の世界から眺めている自分。
決して隔たってはいない、日常のどこかスキマにそこはつながっている。
カーテンの裏のようなところに。
ホラーでもないし、サスペンスでもないのに、
なんかゾクゾクするのは筆力ってもんでしょうか。
人気のない理科室をのぞく気分で読んでみてね。
他にも
「予知夢」東野圭吾さん
ガリレオシリーズの昔のやつだった。さらっと。
「ようこそ我が家へ」 池井戸潤さん
あまり経済っぽくないから読みやすいよ。
「倍返しだっ」的な人もいないから安心して。
うちの母も一晩で読むほどさらっと。
そしてばっちり寝不足。
「ハートブレイク・レストラン」 松尾由美さん
「バルーンタウン」シリーズといい、読みやすい好きな推理作家。
安楽椅子探偵系っていうの?
しかし一番の謎がタイトルなんですけど。
「小暮写真館」 宮部みゆきさん
う~ん、長いけど、あんまりかな。
高校生の(小学生も)男の子の心の機微が自分にはわからないっす。
読んでくださる方には???かもですが、
感想を書くということは、私の中でもう読んだ本を一度吐き出して消化させていく作業。
作者が意図やみんなが共感したところをスルーしてしてるかもだけど、
私の中にはこういうことが残ったんだなぁというのが、改めてわかる。
一粒で2度おいしい。消化にもよい。ってことでよし。
そうそう、そういえば、最近「ビブリオバトル」なるものが、
盛んだそうですね。
衆目の前での書評合戦。
自分で紹介したい本を選び、ひとり5分の持ち時間でその書評をし、
その後オーディエンスと2、3分のディスカッション・・・というのを5~7名行い、
最後に「どの本を読みたくなったか」を投票でナンバーワンを決めるという。
読書って、受身的だけど、
一気にオフェンス的な活動に!!
いろんな能力が鍛えられそうですが、
やはり発表者自身のその本の消化や愛着度が高まるだろうな。
ちょっとやってみたい、いや上がり症の私には無理。
ここでひとりビブ語りをしてます。
(ゆかちん病ともいう)
最近、読書たくさんしてるのに、書いてないなぁ。
読書メーターのほうはつけてるので、
その中から印象的なものを。
「とっぴんぱらりの風太郎」万城目 学さん
待ってましたよ、マキメさん。久方ぶりの新作。
ニートな忍者とひょうたんの精が・・・というだけで、
読んでみたい人が減っちゃうかも。
舞台はやはり関西ではあるけど、
初時代モノなためか、いつもと雰囲気が違う。
お笑い少な目、妙にシリアス。
ラストも仕方ないけど「ちょ・・え・・」って感じ。
相変わらず、ど長いですが、飽きずに読めました。
「プリンセス・トヨトミ」を読んでおいた(読後でもOK)ほうがよりいっそう。
アクションとしてもすごく見ごたえありそうだから、
映画化して欲しいなぁ。
待っていたと言う点では、
「まほろ駅前狂想曲」 三浦 しをんさん
個人的には、図書館の予約本がマキメさんとしをんさんと同時に届いちゃってね。
どちらから読もうかと、嬉しくも苦しい選択でした。マキメ勝ちでした。
ご存知「まほろ」の続編。
映画も第2弾やるのね。そんなに好評だったんだ?
ま、優作の息子に優作のあのセリフに突っ込みさせるんだから、利いてるけど。
「失ったものは再生するのか」とか、
「受け継いでいくものはなにか」という大真面目なテーマなんだけど、
中に挟みこんでいるお笑いセンスがたまらなく好き。
でも愛すべき曲者キャラがみんなよい人化してるっぽいのがイヤ。
イラストもコバルトっぽいのがイヤ。
これがしをんさんの好みなのかしらん(悲)
イヤと好きが混在して複雑だわ。
私は断然本編と第二弾のほうが推し。
上のお二方に関しては、期待が大きすぎて自己バブル崩壊って感じ。
もちろん面白いのですよ。
こちらも期待のわりに・・・ってのが、
「想像ラジオ」 いとうせいこうさん
本屋大賞?候補?なにかと話題になっていましたね。
東北の震災の話、「死者の気持ちに寄り添う」がテーマ?
感動の嵐・・などの感想もありますが、私は???
以前から、せいこうさんの長い文体が苦手なのもあり。
大きく2部構成になっている、その関連がすんなりしない。
しかし、狙いは感動ではなく、想像(考える)きっかけの提供か。
「死者(生者)の気持ちを想像するのは意味があるのか?」
「想像することは、誰のためになっているのか?」
以上は私の想像だけど。
誰かのためでなく、まず傷ついた自分を救うために行動すればいい。
自分が救われたことで、救われる人も必ずいるから。
考えないようにしていることを改めて考えさせてくれるという意味で、
話題の本なのかもしれませんね。
感動はしないけど。興味があれば、読んでみてください。
「沢山読んでるくせに、すっごく面白かった本はないのかよ~」の声が聞こえる。
幻聴?
どれも面白いんですよ。
好き嫌いはともかく、
自分の頭の中にはない思考や世界を体験できるというのは、とても面白い。
いつでもどんなときでも愛すべきその世界へリンクしてくれるのは、
「原稿零枚日記」 小川 洋子さん
世界観が変わらないという点では、一貫してますね。
外界からの情報を変換させる脳内機構が違うんだな。
そんな小川さんの日常がのぞけるエッセイかと思いきや、
穏やかな日常から少しずつズレていって・・・。
賑やかな人ごみの中にいても、周りに人がいても、
深海の、山奥の、小説の言葉の中の、展示ケースの中の世界から眺めている自分。
決して隔たってはいない、日常のどこかスキマにそこはつながっている。
カーテンの裏のようなところに。
ホラーでもないし、サスペンスでもないのに、
なんかゾクゾクするのは筆力ってもんでしょうか。
人気のない理科室をのぞく気分で読んでみてね。
他にも
「予知夢」東野圭吾さん
ガリレオシリーズの昔のやつだった。さらっと。
「ようこそ我が家へ」 池井戸潤さん
あまり経済っぽくないから読みやすいよ。
「倍返しだっ」的な人もいないから安心して。
うちの母も一晩で読むほどさらっと。
そしてばっちり寝不足。
「ハートブレイク・レストラン」 松尾由美さん
「バルーンタウン」シリーズといい、読みやすい好きな推理作家。
安楽椅子探偵系っていうの?
しかし一番の謎がタイトルなんですけど。
「小暮写真館」 宮部みゆきさん
う~ん、長いけど、あんまりかな。
高校生の(小学生も)男の子の心の機微が自分にはわからないっす。
読んでくださる方には???かもですが、
感想を書くということは、私の中でもう読んだ本を一度吐き出して消化させていく作業。
作者が意図やみんなが共感したところをスルーしてしてるかもだけど、
私の中にはこういうことが残ったんだなぁというのが、改めてわかる。
一粒で2度おいしい。消化にもよい。ってことでよし。
そうそう、そういえば、最近「ビブリオバトル」なるものが、
盛んだそうですね。
衆目の前での書評合戦。
自分で紹介したい本を選び、ひとり5分の持ち時間でその書評をし、
その後オーディエンスと2、3分のディスカッション・・・というのを5~7名行い、
最後に「どの本を読みたくなったか」を投票でナンバーワンを決めるという。
読書って、受身的だけど、
一気にオフェンス的な活動に!!
いろんな能力が鍛えられそうですが、
やはり発表者自身のその本の消化や愛着度が高まるだろうな。
ちょっとやってみたい、いや上がり症の私には無理。
ここでひとりビブ語りをしてます。