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読書

2020-01-19 14:17:15 | 本に暮らす
昨日は天気も悪く寒かったので、一日暖房をつけ読書。日頃は太陽の恵みのおかげで、朝晩しか暖房は要らないのです。ありがたや。

「さよならの儀式」は宮部みゆきさんには珍しい時代モノではない短編集。短編だからサクッと読めるとタカをくくっていたら、短いのに濃厚でなかなか読み終えられず。

人間生活の安定のために、社会システムやロボットやAIを導入していくのは現在進行形の未来。自動運転や運搬補助のロボットスーツなど役に立つ技術やアイディアが実用化されると、どんなことが起こりそうか。

宮部さんは社会派でもあるけど、SF作家だったんだなぁと思う。長編を描いて欲しいという題材がいくつも。

新しい技術を実用するということは、例えば異なる生態の生物や、異なる文化を持った人種と共存すること。違いを理解するだけでなく、心情的にも受け入れられるか。その軋轢、不具合、社会的不適合。

結局、今の社会で異なる文化との適合ができなければ、未来技術とも不適合はあるだろうと。

なかなか興味深いそして中身のある短編でした。



宮部みゆきさんを読み終えたので、急いで返却。予約して待ってるヒトはたくさんいるからね〜。

そして予約して届いた、お正月ドラマでハマった「教場」を。こちらは中編なのに、ドラマでストーリーが頭に入ってるためか、ほぼ一日で読めました。

キムタクが扮した風間教官は、ドラマほど苛烈ではなく、もっと穏やかな厳しさ?でした。

原作とはエピソードや配役の変更はありましたが、ドラマのほうが各人のエピソードを掘り下げていて共感しやすかったも。

それにしてもこれがリアルなら警察学校って理不尽極まりないけど、卒後は理不尽な社会の暗部に触れる覚悟は必要だからね。警察学校は社会の縮図で、適応・不適応の篩たるのね。

それにしても審査もあるのに警察学校の学生の変人比率が高すぎる。極度に制限、管理された社会で犯罪が起こり易いという社会実験にもなりそう。

そして適正が紙一重だとしたら、警官が犯罪者になる確率も高そうだわ。うーん、納得。

今日も日差しはあるとはいえ、じっとしてるとやっぱり寒い!洗濯物を取り入れて、喝も入れてきまっす。
















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