葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

神田先生のユニバーサルワクチンの方が良かったと思う

2019-10-07 | 論文

「For women with biopsy-confirmed CIN2+ U40(40歳未満), the rates of single infection of HPV-16, HPV-18, and any of the 12 other HR-HPVs or multiple infections of HPV-16, HPV-18, and 12 other HR-HPV in CIN2+ patients were 18.8% (3/16), 0% (0/16), 68.8% (11/16), and 12.5% (2/16), respectively. 」



子宮頸がんとHPVワクチンについての基礎知識を伝える櫻木範明さん ..... 16型、18型への感染を防ぐだけで子宮頸がんの7割近くを防げることがわかっている
(著作権の問題があるので、写真は同姓者の画像を代用しました)」

同じ北海道なのに、論文では、HPV16型と18型以外のハイリスク型(31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 66, and 68) が70%近く検出されている


「the fact that some cervical lesions progress in young women without demonstrating any overt cytological abnormalities」

「the results of this study suggest that the 12 other HR-HPVs also have a great potential to generate high-grade cervical lesions in young women with low rates of cytological abnormalities.」



グラクソスミスクラインの前科 その7

2019-10-07 | 資料

2002年、グラクソスミスクラインのコスタリカ工場を視察した社員が、製造ラインの管理の杜撰さ、医薬品の品質低下、薬に他の薬の成分が混入していること、薬の容量がパッケージに示される量の倍になっていることなどを上司に訴えたが、有耶無耶にされたので、内部告発したら解雇されたことに対する裁判で、2010年に約100億円の賠償支払い命令が出されました。


CBSニュース

誰がこんな会社を信用できるのか?


生理食塩水をプラセボに使用したガーダシル治験 

2019-10-07 | ガーダシル症例
プラセボ群の重篤有害事象はゼロ

9歳から15歳の少女1781人を、2:1の比率でガーダシル群と食塩水プラセボ群に分けて、2年半追跡調査した結果
ガーダシル群では6人の重篤有害事象が報告されています。
内容は、出血性貧血、潰瘍性大腸炎、虫垂炎、局所感染症、1型糖尿病、四肢疼痛、急性腎障害、機能性子宮出血でした。

ガーダシル1165人中、接種後2年半以内に、出血性貧血、潰瘍性大腸炎、虫垂炎、局所感染症、1型糖尿病、四肢疼痛、急性腎障害、機能性子宮出血を発症した少女が6人いました。

対する食塩水接種群は、584人中、接種後2年半以内にゼロでした。

このプラセボ群の少女たちは、2年半後に、ガーダシルを接種しています。
その接種後から8年後までの有害事象を3人が報告しています。
その内容は、胸痛、半月板損傷、顔面麻痺でした。

この8年追跡を延長した期間に、最初のガーダシル接種群のうちの2人が重篤な有害事象として、交通事故と、Tonic clonic movements を報告しています。

つまり、ガーダシル接種の2年半以降に、Tonic clonic movements (強直間代動作)が発症したことが治験で記録されています。






62歳女性に思春期特有の症状、自己抗体強陽性

2019-10-06 | 糖鎖


抄録

症例は62歳の女性である.上気道感染後に急性発症の自律神経症状,感覚障害,四肢腱反射消失を認め,筋力低下を認めなかったことから,急性自律性感覚性ニューロパチー(acute autonomic and sensory neuropathy; AASN)と診断した.血清中の自己抗体の検索を行ったところガラクトセレブロシド(galactocerebroside; Gal-Cer)とリン脂質(phospholipidic acid; PA)の混合抗原に対する抗体が強陽性であった.AASNについては病態に関連した自己抗体が明らかでなく,病態を考える上で貴重な症例と考えられた.


上気道感染後の手足の感覚異常、歩行障害、尿閉、便秘。 
四肢の位置感覚の喪失による歩行障害、および起立性低血圧、便秘、膀胱障害に代表される自律神経障害。

日本 サーバリックス治験 

2019-10-06 | サーバリックス症例
中国のサーバリックス治験で、安全性に懸念が示されるデータが出ていましたので、日本での治験のデータを再検討してみました。



この論文の安全性のデータは、本文には掲載されておらず、Supplemental material としてダウンロードする必要があります。

コントロール群は、A型肝炎ワクチンを接種。両群合計で1060人参加。


サーバリックス接種に、死亡例があります。
「患者は、ワクチン2回目の接種の約21ヵ月後に自殺した」となっています。
2回しか接種していないということが気になります。

サーバリックス2回目の接種の15日後に、自然流産の報告もあります。

最後に、「No apparent congenital anomaly reported.」とあり、先天異常の報告なしとなっています。

中国の治験は、人数が多く、追跡期間が長かったため、プラセボ群と比較して、3倍の先天異常が報告されていました。


他の有害事象では、日本での治験結果のデータから、精神疾患がサーバリックス群で多く報告されています。




日本でのサーバリックスの治験の方法に問題はありませんでしたか?人数や期間は十分だったのでしょうか?

また、抗体価が非常に高くなることが容易に予想された小学校6年生から高校1年生での治験が必要だったのではないでしょうか?

追加の情報 中国 サーバリックス治験 18歳から23歳

2019-10-06 | サーバリックス症例
この治験の副反応の中に、気になるデータがあったので、追記しておきます。

接種の7日以内に起きた症状で、37度以上の発熱と39度以上の発熱を報告しています。
プラセボの水酸化アルミニウムと、サーバリックス群は、37度以上の発熱の人数は変わりませんが、39度以上の発熱の人数(下の表の青で囲んだ部分)は、サーバリックス群が11人、アルミニウム群が2人でした。





40度近い熱がでると身体の中で何が起こるでしょうか。
タンパク質の表面での水素結合に変化は起きませんか?
新しいエピトープが生成される可能性はありませんか?

中国サーバリックス治験 9歳から17歳

2019-10-03 | 論文
中国における若年女子でのサーバリックスの治験
健康な女子750人を、サーバリックス群と水酸化アルミニウム群で二重盲検した結果です
追跡期間は、1回目接種から12ヵ月。

論文は、他の治験2つ、18歳から45歳の健康な女性との比較になっています(26歳以上の治験のプラセボはB型肝炎ワクチン)


有効性は、抗体価で比較しています。成人と比較して、3倍から5倍の量の抗体が作られます。


注射部位の局所反応も、若いほど強くでています。
棒グラフの濃いピンクが、グレード3の症状です。

接種後7日間に発症した症状の報告。
左から、関節痛、疲労、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、発疹、発熱、蕁麻疹
(注:コントロールにアルミ使用)

有害事象

9歳から17歳の重篤な有害事象が5人(1.3%)報告されていて、コントロールの2倍以上になっているのですが、論文の中では、
A small proportion of subjects in each study reported serious adverse events, other medically significant conditions, potential immune-mediated diseases (or new onset autoimmune diseases) during the entire study period to Month 12, and numbers were balanced across vaccine and control groups within each study (Table 4). None of the serious adverse events was considered to have a causal relationship to vaccination by the investigator, and no event had a fatal outcome. 
「少数の被験者が、12ヵ月目までの試験期間に、重篤有害事象、他の医学的に重要な症状、免疫介在疾患の可能性(または新たな自己免疫疾患発症)を報告しているが、人数は、ワクチン群とコントロール群で同等である。重篤な有害事象のいずれも、治験医師からワクチン接種と因果関係があるとみなされず、死亡はなかった。」と説明されています。

具体的な内容を確かめに、治験のページに行ったら、コントロール群は、すべて骨折で、ワクチン群は、リンパ節腫大、腹部癒着、食中毒、気管支肺炎、子宮付属器嚢胞となっていました。
治験は、健康な女子を募集して行い、3回目の注射後の6ヵ月以内に、これらのことが起こりました。




中国サーバリックス治験 18歳から25歳の女性

2019-10-03 | 論文

中国の18歳から25歳の女性、追跡期間6年間の効果と安全性の報告です
サーバリックス3回接種群と、水酸化アルミニウム3回接種のコントルール群 

ワクチン接種群のCIN2+は11人でHPV型の内訳は
HPV検出無し(n = 2); HPV‐33 (n = 2); HPV‐35 (n = 1); HPV‐39 (n = 2); HPV‐51 (n = 1); HPV‐52/58 (n = 1); HPV‐58 (n = 1); HPV‐58/66 (n = 1)

ワクチン接種群のCIN3+は2人でHPV型の内訳は
HPV‐58 (n = 1); HPV‐39 (n = 1)

中国の女性の場合、ガーダシル9でもカバーされていないHPV型のCIN2+が25%を占めることがわかります。




安全性のデータですが、
水酸化アルミニウムを3回接種した群で死亡3人
その内訳は、胃腫瘍1人、自殺2人。
サーバリックスの死亡はゼロ。

妊娠した数が、サーバリックス837人、コントロール群853人で
先天異常が、サーバリックス5人、コントロール群ゼロ
その内訳は、口唇口蓋裂2児、筋性斜頸2児、卵円孔開存1児。







この論文の元になっている治験のデータです

水酸化アルミニウムを接種した群は、感染症が、サーバリックス群の3倍になっているのが気になりました。接種されたアルミの量が、論文を調べても見つかりませんでした。




以上のデータは、治験開始7年目までのデータですが、これ以前の論文(2014年)で、治験開始3年目までのデータが発表されています


表中、1*となっているのは、サーバリックス群と水酸化アルミニウム群のどちらかで1人なのですが、ダブルブラインド中なのでどちらかわからないように両方の群に1と書いてあります。


推進派の産婦人科医はこの結果についてどう思うのでしょうか?
最終的なデータで、サーバリックス群の方6人、コントロール群2人



HPV陽性の中咽頭扁平上皮癌は予後がよい

2019-10-02 | 論文

HPV陽性中咽頭扁平上皮癌は、HPV陰性中咽頭扁平上皮癌よりも予後がはるかに良い。

HPV陽性中咽頭扁平上皮癌の中にも、HPV型により違いがある。

中咽頭扁平上皮癌患者のクオリティオブライフは、強い放射線治療により、スピーチや嚥下の障害で低下するので、予後の良いHPVの型がわかれば、治療を軽いものに変えることができ、クオリティオブライフが改善する。

HPVのヒトの生物学の中での役割を研究している中で、従来発癌と関係があると考えられていたHPV遺伝子E6、E7ではなく、E1、E4が、ヒトの発癌過程に関わっていることが解りかけてきた。

論文


デング熱ワクチン薬害事件 その8(完) 

2019-10-01 | 資料
黄熱ワクチンについて

デングワクチンに使用される抗原は、黄熱ウイルスとのキメラなので、黄熱ワクチン薬害について最近の事件をまとめておきます。

(1) 映画が作られています。


BBCの報道記者であったマルコム・ブラバントさんが、黄熱ワクチン接種後、精神疾患を発症し、凄まじい幻覚を起こした様子を、同じく報道記者であった妻のトリーンさんが撮影したドキュメンタリーフィルムです。


(2) 著名な医師もなくなっています
2019年1月のガーディアン紙の記事。
黄熱ワクチンは60歳以上は禁忌だと思っていたので驚きました。



(3) アフリカで研究中だった女子学生は、幻覚で飛行機から飛び降りました




デング熱ワクチン薬害事件 その7

2019-10-01 | 資料August18
政治的背景

2019年4月の英語記事から
抄訳
フィリピンの子どもたちの死は、デングワクチンに関連しているのか?
  • 製薬会社の欲望と政治的腐敗とが、サノフィーのデングワクシアに関連する一連の死亡事件の原因である
  • フィリピンの国民のワクチンに対する信頼は失われ、麻疹の発症につながっている

2018年9月の時点で、法医学の専門家Erfe医師は、過去数カ月の間、毎週2~3件の検死を行ってきた。小さな子どもたちは、特に脳や肺に内出血があり、内臓が腫大している。

Erfe医師と同僚は、デンワクシアが原因だと信じている。132件の検死を行った結果は、死因はおそらくワクチンであることを示している。

一部の子どもたち、とくに免疫が不全である子どもたちは、注射のすぐあとに亡くなり、他の子どもたちは、注射の数か月後に感染した。

ほとんどの子どもは貧しい地域からで、病院に行くことが困難であった。

合計で、約600人の子どもたちが Public Attorney’s Officeの調査対象となっている。


デングは、世界中に急速に広がっており、毎年3億9千人が感染し、そのうち1億人に症状が現れ、50万人が出血熱を罹患し、2万人が死亡する。死亡のほとんどが子どもと妊婦である。

デングウイルスは、蚊を媒介して広がり、骨を破壊する熱として知られる、その理由は罹患者は骨が破壊されるように感じるからである。死因は、内臓不全か出血過多により、通常は消化管の出血である。

フィリピンではこの疾患は大きな経済的負担となっており、それ故、2016年4月から2017年11月まで、デングワクシアが国中で80万人以上の子どもたちに接種された。

プログラムが始まって1年後に、子どもの死亡の噂が絶え間なく広がり、医療専門家の内部告発者の警告があった。サノフィー社は、治験の結果を再検討した。2017年11月、サノフィー社は、「デングウイルスに感染したことがない人の解析の結果、ワクチン接種により長期的により重篤な疾患が増加しうることが判明した」という声明を発表した。数日後、国民がパニックに陥る中、ワクチンプログラムは中止となった。

2019年2月、フィリピンはデングワクシアを永久に禁止した。

フィリピンの8万人から12万人の子どもたちは、もしデングに感染したら、ワクチンを接種しなかった場合よりも、死のリスクが増加したことになる。そして、誰にそのリスクがあるのかを保健省は知るすべがない。

この混乱だけでなく、デングワクシアには、他の副作用がある。死亡した子どもの中には、内臓疾患が死因だったケースがあり、これはワクチンに含まれるある成分の影響である。ワクチン販売前に、フィリピン保健省へ提出された書類で、サノフィー社はこのリスクについて述べているが、デングワクシアの治験では観察されなかった。

フィリピンの医師で統計学者のDans医師は、デングワクシアの治験を調査し、治験が小さな不正確さ、データの欠如、リスクが計算されていないなど、謎だらけであったと述べている。まるで、上司におべっかを使う統計学者による仕事のようだった。


2016年3月、WHOは、血清陰性の人でリスクが高くなる可能性があるという評価を公表したが、それでも、流行地域での使用を認可している。

ワクチンを販売する同じ会社が、治験のデザインをし、それを実行し、それを評価し、最終報告を書くことには、大きな利益相反がある。このシステムを変えなくてはいけない。

サノフィー社は、シンガポールやタイを含む他の20国では問題が起きていないと自社を防御している。しかし、ブラジル以外での使用は、私営のクリニックのみであり、ブラジルでのキャンペーンの年齢は、15歳から27歳であった。


2014年に販売を開始したとき、サノフィー社のプレスリリースによると、2千億円をかけた20年の研究の成果として発表された。

実際には、デングワクチンは、米国のSaint Louis大学のチームが開発し、英国のバイオテック会社Acambisがワクチン開発の権利を獲得し、ワクチンの成功が見込まれた2008年に、サノフィーが550億円で購入した。

またサノフィーはフェイズ3が始まるはるか以前から、リヨンの新しい工場に480億円を投資している。

しかし、フランス政府はその海外のテリトリーでのデングワクシアの使用を推奨していない。安全性だけでなく、有効性にも問題があり、アジアの子どもたちの治験で2年後にも有効だったのは56%だけであり、その後効果は急速に消えていった。

2014年11月、当時のアキノ大統領とサノフィーのアジア副社長が北京のフィリピン大使館で会っている。その数週間後、サノフィー社はフィリピンのFDAにデングワクシアの承認を申請している。

その数か月後、アキノ大統領の子飼いである保健省のGarin所長がパリとリヨンを訪問した。

ワクチンの1本の値段は、私営のクリニックで 5,000ペソ、政府は1,000ペソで100万人の子どもたちに3回接種する予定であった。

これは、驚くべき程にふっかけられた値段であった(特に、いくつかのワクチンは有効期限が迫っているものであったことを考慮すると)。

2016年1月、Garinは、デングプログラムを3500億ペソで実施すると発表した。

この値段は、麻疹、ポリオ、日本脳炎、HPVなどすべての他のワクチンプログラムを合計したものよりも多かった。そして、デングによる死因は、フィリピンのトップ10にすら入っていないことから、驚きであったと、Dans医師は言う。

この契約は多くの規則違反があった。ワクチンは、正式な契約を交す前にすでにフィリピンに送られてきていた。

Garinは、サノフィーのリヨンの工場に招待を受ける10日前に、自らをFDAの所長に任命している。  

デングワクチンプログラムの公式な予算は3500億ペソであるが、サノフィーとの契約は3000億ペソであった。2年間、差額の556億ペソは行方不明となっていたが、新聞社が問い質した後、2018年1月に保健省の予算に国立病院の改善のためとして現れ、行方不明の理由は、「トランジット」であったというものであった。

同じ月に、サノフィーは未使用のワクチン代として1200億ペソを払い戻している。サノフィーはこの払い戻しが、フィリピンでのデングワクチンの印象を改善してくれることの望んでのものであり、製品の品質の悪さを反映するものではないとしている。

Rueda-Acostaは、サノフィーの代表者を含む39人を訴えている。

行政監察省は、Garinとアキノ元大統領を、公的資金の略奪と汚職行為で取り調べている。

金銭的利害関係以外にも、政治的な観点でワクチンプログラムが利用されたと信じられている。

2016年の大統領キャンペーン中に、ワクチンプログラムは開始しなければならなかったことが明らかになっている。プログラムは、3つの県で開始されたが、それらはもっとも流行している地域ではなかった。それらは、流行している地域の中で、有権者が最も多い地域であった。2016年4月4日のプログラム開始日、ワクチンを接種した子どもたちに、黄色いTシャツが配られ、マスコミの写真におさまった。それは、与党であるリベラル党の色である。


本当なら、新しいワクチンは、2から3年かけて準備され、最初に4万人程に接種される。

医療従事者は、免疫不全な子どもたちを選り分けるよう訓練されていなかった。ループス、白血病、他の重篤な慢性疾患の子どもたちにワクチンが接種されてしまった。

デング熱を発症しても、すぐに治療されれば救われた子どもたちもいたはずである。

地域によっては、重症な患者を受け入れる病院がなかった。

このスキャンダルは政治の問題となった。ワクチンを恐れて、親が他のワクチンを接種させず、麻疹が流行し、汚職が問題となっている保健省は、麻疹の流行の責任も問われている。



デング熱ワクチン薬害事件 その6

2019-10-01 | 資料
デングウイルスには、4種類の血清型(セロタイプ)があり、以前は流行地域ごとに異なる血清型が流行しましたが、今は、一つの地域での流行で多種類の血清型が検出されています。

米国テリトリーのバージンアイランドでの血清型
1つの型に感染すれば、その型に対する免疫は一生続くということです。



デング熱の問題は、1つの型に感染した後に、他の型に感染したときに、デング熱が重症化することで、この重症化は、最初の型に対する抗体価が中途半端だとリスクが高くなるということでした。

サノフィー社のデングワクシア薬害事件から、血清陰性者にワクチンを接種するとその後のデング熱が重症化することが明らかになりましたが、血清が陽性になる年齢が以下のグラフにみられるように年々高くなっているということです。


デングワクシアの適用年齢が9歳から16歳ですが、9歳で血清陽性は、2006年には80%だったのが、2015年には25%まで下がっています。

WHOは、80%が陽性だったら、その年齢に適用可能だとしていますが、3,4年毎に検査しないと、陽性率が大きく変化する可能性があるので怖いですね。

現在、武田薬品もデング熱ワクチンのフェイズ3治験を行っていますが、
「当社におけるこれまでで最大規模の介入臨床試験であるTIDES試験では、デング熱流行地域に居住する4~16歳の健康な小児・若年被験者20,000名以上を組み入れました。本試験は、デング熱の感染歴の有無いずれの被験者においてもTAK-003を2回接種した際の有効性、安全性および免疫原性を評価するために計画されました。 」

HPVワクチンを推進する異常な人たちを心配する人たち

2019-10-01 | 資料

オーストラリアのジャーナリスト、エリザベス・ハートさんが、ハイジ・ラーソンに宛てたメールが公開されています。

2015年にネイチャーに掲載されたハイジ・ラーソンの日本におけるHPVワクチン接種率の低下を批判する記事に関して、HPVワクチンによる異常に高い抗体価に対しての懸念を表明しています。

FYI, please see below my recent email to a self-appointed 'HPV vaccination expert', Dr Heidi Larson of the Vaccine Confidence Project, who I suggests pontificates on HPV vaccination without any idea of the workings of these products.

自薦した「HPVワクチン専門家」であるハイジ・ラーソンは、ワクチンの作用に対してのなんの理解もなしにHPVワクチンを宣教している

 (Other 'doctors' who use their status to promote these products without genuine authority on the subject include Sense about Science John Maddox Prize winners Dr Riko Muranaka and Dr David Robert Grimes.  Another exampleis Dr Michael Head, an academic funded by the Bill & Melinda Gates Foundation.  See my comments on David Healy's recent article 'Outsourcing Fascism' for more background: https://davidhealy.org/outsourcing-fascism/ )

本物の職権なしに、これらのワクチンを宣教するために地位を利用する他の「ドクター」には、センス・アンド・サイエンスのジョンマドックス賞を受賞した村中璃子医師とデイビッド・ロバート・グライムズ博士が含まれる。




デング熱ワクチン薬害事件 その5

2019-10-01 | 資料
2019年6月に開かれた米国予防接種諮問委員会(ACIP)の目的は、米国のテリトリーであるプエルトリコでのワクチンキャンペーン実施を推奨するためのものなので、プエルトリコでのデング熱のデータが提示されました。

これは、2007年から2018年にデング熱、チクングンヤ熱、ジカ熱の発症報告のグラフです。


同じフラビウイルス属のウイルスが流行すると、デングウイルスの流行は小さくなるようです。これは、クロスリアクティビティでしょうか。

フラビウイルスについての日本語の総説があります

(シェーンフェルト医師が、何か新しいことを閃いたとき、既に誰か他の人が発表しているかどうかチェックすると、たいてい日本人の論文を見つけると、講演で言っていました)

さて、2018年にプエルトリコでのデング熱はどうだったか調べてみました。
こんなツイッターがみつかりました。
忙しくて、検査できなかったのでしょうか。no confirmed cases だったようです。
まだ45週なので、予断を許さない状況ですが。




線維筋痛症が自己免疫疾患である可能性が示唆されている

2019-10-01 | 資料
以前の記事、知的財産権の侵害が適用されましたので、写真の部分を削除して再投稿します。

副題:子宮頸がんワクチンの副反応を心因性としたい人たち

原因がわからないと喚いているグループがある一方、科学的に原因を究明するグループもある

リバプール大学で、線維筋痛症の患者さんから自己抗体がみつかっており、その研究が進められている



研究者のDavid Andersson教授の講演


抗体をマウスに移行したら、マウスで痛みが発生したという報告