津軽そばで体を温めたあと、虹のマートから弘前城の東側にやって来ました。
■2つの教会
明治に建てられた弘前教会です。こちらはプロテスタント(新教)で、近くには、
カトリック弘前教会がありました。こちらも明治期のものです。
弘前は明治になって、英語教育やキリスト教伝道のために多くの洋館が建てられました。B29の飛行距離がここまで届かず空襲を免れたから、今でも残っているんですね。
■最勝院
お城から、南に少し離れたところにやって来ました。
最勝院の参道です。モミジとイチョウ、散り始めていました。先に進むと、
新仁王門です。
門をくぐると、
「東北第一の美塔」と称賛される五重塔の全容が姿を現しました。
築350年を超える国の重要文化財です。その奥には、
本堂がありました。見ていたら、一瞬、西日がさっと当たり、
大イチョウが黄金色に輝きました。間もなく、
空模様が怪しくなってきたので、ここで退散。
落ち葉に足を取られないように注意しながら、駐車場に向かいました。
■旧制弘前高校外国人教師館
最勝院から、さらに南にやって来ました。弘前大学です。
ここにも洋館が残っていますよ。
これこれ、旧制弘前高校外国人教師館。大正期に建てられた外国人教師の宿舎です。
喫茶店が入っていますが、見学はできます。1階にお客さんがいたので、2階をパチリ。
太宰治が下宿していた家が近くに残っていますが、暗くなってきたので見学を諦め、ホテルに引き返すことにしました。
■菊富士
ホテルでしばらく休息したあと、早めのディナーに出てきました。
郷土料理で有名な菊富士です。中に入ると、
ずらっと並んだ色紙。
への次郎 「岸朝子さんも来てる」
奥さん 「じゃ、間違いないよ」
奥に進むと、我々が一番でした。
まずは地酒でカンパイ。手前は黒石市の菊乃井、向こうは弘前の杜來(とらい)。
お酒のあては、郷土料理の貝焼みそ。ホタテの貝殻がお皿に使われていました。
体が温まったところでご飯です。奥さんは、ふるさと定食を注文。
左右両奥は郷土料理。左がいがめんちで、右がけの汁です。
への次郎は、比内地鶏鍋そば。
そばを鍋に入れて温めます。信州のとうじそばに似ていますが、お汁は素朴な味でした。
津軽の地酒と郷土料理、堪能しました。
大通りに出てきました。この日は華金。でも弘前の飲み屋街、人はまばらでした。
つづく