この日の朝、新幹線に乗って故郷に向かいました。
名古屋駅でひかりに乗車して3時間、
福山駅に着きました。南口方向です。左は地元百貨店の天満屋。
への次郎 「5年ぶりかぁ、この駅」
街には出ず、すぐ福塩線のホームに移動しました。
背後は福山城。この光景、高校通学時によく見ていました。
この府中行きに乗って30分、車窓の風景の変化を見逃すまいと絶えずキョロキョロ。
■戸手駅
戸手駅で下車。高校生のとき、毎日乗り降りしていた駅です。
電車を見送って、目線を左に向けたら、
廃棄されたホーム。当時はこれが府中方面のホームでした。
振り向いたら、
への次郎 「えっ!!」
まるでバス停のような簡素な駅舎!
高校生のころの戸手駅は・・・
福山行きと府中行きの二つのホームがあり、列車の交換も行われていました。こちらが府中方面、向かいが福山方面。その向こうに駅舎があって、駅員も複数。1970年代のことです。
駅舎の外に出てみました。
ポストの向うに数軒、屋内駐輪場を経営する家もあったんですが・・・。変貌のさまに驚きながら、当時の痕跡を探していたら、迎えが来ました。
このあと、妹に連れられ、両親の墓と昨年亡くなった同級生の墓に参りをしました。
■母校中学校
墓参りのあと、ランチを済ませ、母校の中学校に行ってみました。
左に正門の石柱、ロータリーに植わったソテツ。当時のままです。ただ背後の校舎、木造からコンクリート製に代わっていました。
への次郎 「ここだ」
本館棟(管理棟)前の石段、ここで卒業アルバムのクラス写真を撮りました。
いもうと 「そう?」
二人で話し合っていたら、背後から声。休日部活をしていた後輩が挨拶をしてくれました。
への次郎 「少ないなぁ、人数」
いもうと 「過疎化に少子化よ」
■自由軒
夕方、福山駅前に戻って来てホテルにチェックイン後、すぐ街に繰り出しました。
オープン前、行列ができていた自由軒です。吉田類さんも来たとか。
店内には、コの字型のカウンター、
15名ほどがやっと座れる狭さ。数分で満席となりました。
まず熱燗で冷たくなった体を温めることに。
酒のあては、子供のころよく売りに来ていたシャコ、それにしめ鯖。
客は吞み続けていましたが、への次郎は一合吞んだあと、食事に転換。
ここの売りはおでん、それを定食にしてもらいました。一番人気のロールキャベツに、大根、豆腐。上にかかっていたのは甘い味噌でした。
への次郎 「うまかったー!」
客の中で最初に暖簾をくぐって出てくると、火照った頬に冷たい風。
ダウンジャケットのポケットに両手を突っ込んで、
への次郎 「明日は、同窓会だ!」