そばを食べた里山茶屋むろやは、地図の「魚帰りの滝」の近くにありました。
そばを食べたあと、来た道を荘川インターまで戻り、道の駅桜の郷荘川に寄りましたが、ここも臨時休業でした。
このあたりを富山湾に注ぐ庄川(しょうがわ)が流れています。庄川沿いに北に向かって走ると、川にぽつんぽつんと何人もの太公望が出ていて、釣り糸を垂れていました。
向こうが川下、富山湾の方向です。
「きれいな清流だなぁ。落ち鮎釣かぁ ??」
●そばの里荘川
やがて左手に、大きな水車が目に飛び込んできました。スピードを落として駐車場にイン。よく見ると、水車は一つではなく、五つが連なった五連水車でした。
近づくと、シャッシャッと音を立てて回る大水車から、水しぶきが飛んでいました。
「ひえ~っ! 冷たい」
説明書きによると、大水車は直径13メートル。大水車の左にある水車小屋の中で、水車の動力を使って、そばの製粉が行われているそうです。右の四つ水車は直径5メートル前後。一番右の水車の動力を使って、小屋の中で精米が行われているようです。
この五連水車の向かいに、そば処心打亭(しんうちてい)がありましたが、ここも臨時休業中でした。五連水車とそば処心打亭のあるここをそばの里荘川といいます。
●荘川桜
さらに走ると、ダムによって庄川がせき止められてできた御母衣湖(みぼろこ)にやって来ました。
「御母衣ダムは、向こうにありますよ」
その御母衣湖の左岸に、大きな桜の木が植えられていました。これが有名な荘川桜です。
「大きな古木が、手前に一本、左奥にもう一本」
説明書きによると、水没した地区に寺が二つあって。その寺にあった桜の大木を一本ずつ、ここに移植したそうです。種類は、淡いピンクの花をつけるアズマヒガンザクラ。樹齢500年、樹高20メートル、幹回り8メートルだそうです。
「花の時期に、一度来たいなぁ」
つづく